VA「PUNK LIVES! 2023」川崎 CLUB CITTA'
今日は川崎 CLUB CITTA'へ、「PUNK LIVES! 2023」を観に行く。
コロナ禍で打撃を受けた音楽業界、その中でもPUNKはかなり窮屈な思いを強いられてきた。
「PUNK LIVES!」も昨年9月に三年ぶりに開催されたけど、たくさんの制約の中で行われたようで。
というわけで久しぶりに制約なしで開催される「PUNK LIVES!」、チケットはソールドアウトとのこと。
期待は膨らむばかりだけど、12時から21までのロングラン。ペース配分を考えて、途中参加する事にした。
小田急線と南武線を乗り継いで川崎駅へと向かう。このルートはやはり懐かしさを感じる。
14時過ぎに川崎駅へ到着。街はお祭りのようで、路上にはたくさんの出店が並んでいる。
14時40分ごろ会場入り。フロアへ入ると、メインステージで“JUNIOR‟が演奏中。
チケットはソールドアウトということもあり、立錐の余地が無いぐらいにフロアは超満員。
仕方が無いのでドリンクカウンターの前で観ることに。ステージまではちょっと距離がある。
“JUNIOR‟はバグパイプやティン・ホイッスルを取り入れたアイリッシュ・サウンドが持ち味。
落ち着いて観始めた時には既に最後の曲で、あっという間に演奏は終了。
“PUNK LIVES”は二つのステージで交互に切れ目なく演奏していくのが特徴。
サブステージでは14時50分ごろから“THE PRISONER”の演奏が始まる。
久しぶりに観る“THE PRISONER”、ツインヴォーカルのはずがJUNICHILOWが居ない。
女性ヴォーカルのNANA GNAR GNARのみがフロントに立って、いつも通りに演奏を繰り広げていく。
「今日は大きい人が居ないけど、その穴を空けたままココに立っています」としか説明は無かったけど、
NANAがド迫力の唄声でその穴を見事に埋めてみせてくれた。なんだかものすごくイイものを観た。
15時10分過ぎに演奏は終了。持ち時間は30分ぐらいという感じなのかな。
15時20分ごろ、メインステージで“ニューロティカ”の演奏が始まる。
この頃にはステージ前までたどり着くことが出来たので、じっくりとステージを楽しむことにする。
演奏は「DRINKIN' BOYS」が始まり、「ア・イ・キ・タ」を経て「チョイスで会おうぜ」で終わる黄金コース。
あっちゃんは相変わらず元気ハツラツで、観ているだけで楽しくなってしまう。
まさに「明るく楽しいパンクロック」。15時45分ごろ終了。
間髪を入れずに、サブステージでは“THE→CHINA WIFE MOTORS”の演奏がスタート。
ドラム・ベース・ヴォーカル&ギターという編成のスリーピースのバンド。
以前にも観たことがあるような気がする。パンクよりも“MOTORHEAD”とかの影響を受けているのかな。
ものすごい爆音でひたすら演奏していくストイックなスタイル。こういうのも嫌いじゃない。
約30分間のステージ、見事に走り抜けたという感じの演奏。
そして16時20分から、メインステージで“RYDERS”。
ステージ前はモッシュの嵐になりそうなので、ステージ上手の前方でじっくりと観る。
“RYDERS”はあまり聴いたことが無いのだけど、ノリの良いストレートなサウンドは心が躍る。
とっても熱い演奏だけど、ヴォーカルのJ.OHNOがクールなところも好きだな。
J.OHNOが時計を気にしているのでどうしたのかと思いきや、「時間があるのでもう一曲」と嬉しい展開。
この時点で完全にオンスケジュールというのは確かにスゴい。だから“PUNK LIVES”大好き!
16時50分からサブステージで“OLEDICKFOGGY”の演奏が始まる。
サウンドチェックかと思っていたら、そのまま本番に突入していた。
久しぶりに観る“OLEDICKFOGGY”、メンバーがかなり変わった印象。
中でもアコーディオンが変わったのは大きかったけど、変わらぬサウンドを届けてくれた。
「月になんて」はやはり名曲。イントロのアコーディオン・ソロは一世一代の晴れ舞台という感じ。
この時はメインステージの上手三列目ぐらいに居たけど、やたらと人口密度が高くなってきた。
17時20分過ぎから“SA”の演奏が始まると、ものすごい圧がかかってステージサイドの柵が捻じ曲がる。
身の危険を感じたので、ちょっと後へ避難。だけど久しぶりなので、モッシュの嵐に身をゆだねる。
演奏は「DELIGHT」から始まり、「サマーホリディズスカイ」「KIDZ IGNITE」と続いていく。
「去年は暴れられなかったから、今年はパァーッとやりましょう!」というTAISEIの言葉に応えて、
「隣のヤツと肩組めよ~」でオーディエンスは一体化。やっぱり最高だなぁ~“SA”。
そんな「GO BARMY KIDS」から「DON'T DENY, GIVE IT A TRY!!」へと続き、最後はバラード。
こいつが沁みた・・・前に立っていた女性が号泣しているのを見て、思わずもらい泣きしてしまった。
こうして17時50分に“SA”の演奏は終了。次はサブステージで“THE MONSTERS”だけど、いったん休憩。
ロビーに出てビールを呑みながらひと休み。盛りあがり過ぎてさすがに疲れてきた・・・。
それでもライブは続いていく。18時25分からはメインステージで“THE STAR CLUB”。
久しぶりに観るHIKAGEは、チェックのシャツを着ている。それでもカッコイイのだから不思議だ。
先程までとは反対のステージ下手側で観る。演奏をじっくりと観ることが出来るナイス・ポジション。
“THE STAR CLUB”はあまり曲は知らないけど、HIKAGEの唄にはやはり魂を揺さぶられる。
18時50分に演奏終了。なんと予定より10分も前倒しになっている。
18時55分過ぎからサブステージで“so-cho PISTONS”。
スリーピースのバンド。「ワンツースリーフォー!」の掛け声と共に、超高速な演奏を展開。
いわゆる“RAMONES”スタイル。そのバンド名といい、こういうバンドが居ること自体が嬉しい。
ひたすらハードにひたすらスピーディーに繰り広げられる演奏は、突き抜けた爽快感を感じた。
そして19時30分、メインステージには“亜無亜危異”が登場。
「NO FUN」のリフでサウンドチェックをしているうちに、旗を掲げながらシゲルがステージへ。
演奏は「東京 イズ バーニング」から始まり、「第二の悪者」「馬鹿とハサミは使いYO!」
「3・3・3」「缶詰」「プレイランド」と新旧織り交ぜた選曲。こういう時の“亜無亜危異”はやはり強い。
この時はステージ下手の三列目ぐらいで観ていたけど、お客さんも心得ているのでじっくり楽しめる。
「戦争小唄」「屋根の下の犬」と続いて、最後はもちろん「ノット・サティスファイド」。
エンディングでは再び「NO FUN」を演奏して、19時55分に終了。
あまりにも前倒しになってしまったからか? ここでちょっとインターバル。
20時ちょうどからサブステージで“THE LET'S GO's”の演奏が始まる。
以前から名前はよく耳にしていたけど、観るのは初めてな女性三人のバンド。
スピーディーなサウンドに乗せて、黄色い感じの唄声が炸裂。嫌いじゃない。
プレシジョンベースをダウンピッキングでひたすら弾き続けるところは感動すら覚える。
コール&レスポンスまで飛び出した約30分間のステージ、満喫することが出来た。
そして20時35分過ぎ、メインステージに本日の大トリ“LAUGHIN' NOSE”が登場。
ドラムとギターが変わってから初めて観る。PONとCHARMYは相変わらずという感じ。
どちらかと言うとポップなサウンドだけど、「戦争反対」のメッセージを織り込んでくるところはさすが。
「BROKEN GENERATION」「FALLIN' FALLIN' INTO YOUR HEART」「PARADISE」と、
お馴染みのナンバーが続いたあと、最後はもちろん「GET THE GLORY」。
なんだかんだ言って、この曲は永遠のパンク・アンセム。そして“LAUGHIN' NOSE”も最高。
21時05分ごろ終了。アンコールを求める声が延々と続いていたけど、サプライズは無し。
というわけで奇蹟の定時終演。せっかくなので川崎で呑んでいく事にする。
ものすごく久しぶりなのでどの店に入ろうか迷ったけど、入りやすそうな雰囲気の「トロ匠」へ入店。
カウンター席に座って、のんびりと呑み喰い。この店はレモンサワー推しなのでそれに従う。
料理も美味しかったけど、すぐにお腹イッパイになってしまったので22時半ごろおひらき。
南武線と小田急線を乗り継いで、家に帰ったのは24時過ぎ。
このルートだと時間がかかってしまうけど、品川経由で帰るのも面倒なので仕方ない。
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