高中正義「TAKANAKA SUPER BEST LIVE 2023 ULTRASEVEN-T」日比谷野外大音楽堂
今日は日比谷野外大音楽堂へ、高中正義「TAKANAKA SUPER BEST LIVE 2023 ULTRASEVEN-T」を観に行く。
ULTRASEVEN-T=Seventy、70歳の古希を記念するツアー。「SUPER BEST LIVE」というのもそそられる。
雨男・高中らしく、朝から怪しい雲行きだったけど、なんとか天気は持ちそうな雰囲気。
そんな中、16時過ぎに会場に到着。今日は立見が出るほどの大盛況で、会場前はたくさんの人。
これまで見たことが無いぐらい入場列が長く伸びていて、入場するまでに15分ぐらいかかってしまった。
今日の席はC1列19番、Cブロックの最前列。気兼ねなくビールを呑みながら観ることが出来る。
「古希席」ということで、入場時に「Happy 70th」のペンライトとグリーンのフォンタブを受け取る。
予定より遅れて、17時10分過ぎに開演。
Drums:宮崎まさひろ、Bass:澤田浩史、Keyboards:宮崎裕介、Keyboards:井上 薫、
Percussion:斉藤ノヴがステージに登場。ベースはいつもの岡沢 章でなく澤田浩史なのか。
そして古希らしくパープルのスーツに身を包んだGuitar:高中正義を、大歓声で迎えるお客さん。
演奏は「Blue Lagoon」から始まり、「Thunder Storm」「Saudade」へと続く。いきなりのハイスパート。
たまらない選曲にお客さんは早くも総立ち。入場時に配布された「Happy 70th」の赤いペンライトが輝く。
「憧れのセーシェル諸島」を演奏したあと、高中はステージ下手の縁台に腰かけて「伊豆甘夏納豆売り」。
効果音として流れてくる虫の音と、会場の周辺から聴こえる鈴虫の声が交じり合って不思議な雰囲気。
次の「渚・モデラート」からChorus:AMAZONS(大滝裕子・斉藤久美・吉川智子)が加わるいつもの展開。
三人の登場によりステージがパァッと明るくなって、お客さんみんなで振付を真似して盛りあがる。
「Illusion」「Sexy Dance」「Brasilian Skies」と、ダンサブルなナンバーが続いたところでMC。
古希や野音100周年にちなんだボヤきに近い話をいくつか。そんなところがいかにも高中らしくてイイ。
サプライズで「Happy Birthday」が流れて、高中は「70」の文字が輝くメガネをかけて応える場面も。
メンバー紹介をはさんで「Taj Mahal」「Shake It」「Jumping Take Off」「Guitar Wonder」。怒涛の演奏は続く。
座ってのんびりとビールや酎ハイを呑みながら観ようと思ったのに、ずっとノリっ放しでそんな余裕は無い。
「Finger Dancin'」「An Insatiable High」「Early Bird」「Tropic Birds」、古希を記念した大盤振る舞いの選曲。
とっぷりと暮れた夜空に、高中のギターの音色が吸い込まれていく。たまらないひととき・・・至福。
あっと言う間にステージは終盤に差し掛かり「Ready To Fly」。このあたりは定番のパターン。
本編最後は「黒船(嘉永六年六月四日)」。ひたすらギターを弾きまくる高中が、少年のように見えた。
アンコール、大歓声に包まれて、メンバーが再びステージに登場。
まずは「Blue Stripe」。軽快な曲調のナンバー。高中のギターの音色が素敵。
そして最後は「You Can Never Come This Place」。あぁ、この曲を演るとは・・・。
「黒船」と双璧を成す、壮大なスケールのスローテンポのナンバー。聴いているうちに胸がジーン。
満足げな表情でステージをあとにする高中。こんな70歳、見たことがない。
歌詞の無い音楽だけど、そこにある思いと意思と優しさと喜びを感じた夜。
これからも元気でそのギターを聴かせてくれぃ! 19時25分ごろ終了。
終演後は有楽町の隠れ家「きくのこ」へ。
土曜日だから街は賑わっていたけど、ココは落ち着いて呑むことが出来る。
自分の娘よりも若い女性が、ひとりでテキパキと切り盛りしている。
お客さんもそれをわかってるから、お皿を片付けたり、おかわりのジョッキを持っていったり。
そういうところが、なんとも好きなんだなぁ~。ついつい応援したくなる。
21時に閉店のためおひらき。そのままおとなしく帰宅。
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