薬師丸ひろ子[ Concert Tour 2023 ~愛しい人~」市川市文化会館
神保町駅から都営新宿線に乗って本八幡駅へと向かう。
今夜は市川市文化会館へ、「薬師丸ひろ子 Concert Tour 2023 ~愛しい人~」を観に行く。
ひろ子ちゃんのコンサートを観るのは5年ぶり。今回のツアーは今日から12月まで続くけど、
キャパが大きい東京国際フォーラムは避けて、初日の市川を観ることにしたのだ。
本八幡駅に着いたのは16時をかなり過ぎた頃。意外と遅くなってしまった。
駅から少し歩いて、16時40分ごろ会場入り。今日の席は、1階5列38番。
ステージ上手の5列目。ちょっと端っこだけど、ステージがよく見えるゴキゲンなポジション。
チケットはソールドアウトということで、2階席までお客さんでビッシリ。
ほぼ予定通り、17時ちょっと過ぎに開演。
まずはステージ上手に置かれたドラムセットにスポットが当たり、ドラム・ソロが始まる。
そこにギター、ベース、オルガン、ピアノ、四人のストリングスが加わって演奏スタート。
「セーラー服と機関銃」のイントロに乗せて、オレンジ色のドレスを着たひろ子ちゃんが登場。
ほんわかとした雰囲気の「Come Back To Me ~永遠の横顔」を唄ったところでMC。
台風接近でお客さんが来れるか心配していたと話すひろ子ちゃん、温かい人柄がにじみ出す。
ヒット曲の「あなたを・もっと・知りたくて」、8月にリリースした配信シングル「素敵をあつめて」、
「映画やドラマのテーマ曲をお送りしたい」ということで「コール」「語りつぐ愛に」を披露。
ひろ子ちゃんの唄は歌謡曲やポップスというより、もはやオペラのような趣を感じる。
そして「あまちゃん」の挿入曲「潮騒のメモリー」。この曲を聴けるとは思わなかったので嬉しい。
第1部のラストは「うるわしの白百合」。朗々と唄いあげるひろ子ちゃん、思わず鳥肌が立った。
50分ほどで第1部は終了して、15分間の休憩時間に入る。
18時05分過ぎに第2部が始まる。
クリーム色のドレスで登場したひろ子ちゃん、竹内まりやのカバー「もう一度」を唄う。
「みなさん休憩から無事に戻っていらしたでしょうか?」と言って、お客さんの笑いを誘うひろ子ちゃん。
楽屋のモニターから客席を見ていて、開演10分前にはみんな着席していたので驚いたと話すのが可笑しい。
ここでメドレーコーナーとなり、「星紀行~キャメルの伝説~」「うたかた」「100粒の涙」「雨は止まない」
「過去からの手紙」を続けて披露。あまり馴染みが無い曲ばかりだけど、どの曲もひろ子ちゃんぽくてイイ。
「元気を出して」を唄ったところで、バンドメンバー紹介。オルガンとコーラスが佐々木久美さん、
ピアノが野崎洋一さんというのがわかり、ちょっと驚いたけど嬉しかった。
そしてここからは出演した映画の主題曲ということで、「探偵物語」「メイン・テーマ」「Woman "Wの悲劇"より」。
第2部の最後はツアータイトルにもなっている「愛しい人」。伸びやかに唄いあげるひろ子ちゃんが印象的。
アンコール、カジュアルな衣装に着替えてひろ子ちゃんが再びステージに登場。
バンドメンバーもお揃いのツアーTシャツに身を包み、アルバム曲の「バンブー・ボート」を演奏。
コンサートをやる時に不安になるけど、まわりの皆さんに背中を押されてやってきたとひろ子ちゃんは話す。
最後に来年の1月に発売されるアルバムから「時の道しるべ」を披露。ひろ子ちゃんの唄声に酔いしれる。
じっくりゆったりと素敵な音楽に身を委ねたひととき、19時10分過ぎにコンサートは終了。
ちょうどいい時間に終わったけど、昼食が遅かったのでさすがにまだ呑み喰いする気になれず。
とりあえず都営新宿線に乗り込む。本八幡駅から45分、そろそろお腹も空いてきたので幡ヶ谷「みやび屋」で呑む。
土曜日にこの店に来るのは珍しい。それなりに混んでいるけど、カウンター席がうまいこと空いている。
今シーズン初となるサンマ焼を食べながら、ビールと黒ホッピーで喉を潤す。
すっかりイイ気分になって八海山を吞み干し、シメは「我武者羅」で背油生姜ラーメン。
ちょっと羽目を外し過ぎたかなぁ~。だけどとっても楽しい一日だった。
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