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2023年9月16日 (土)

夏木マリ「祝・日比谷野音100周年 MARI NATSUKI 50 Jubilee LIVE」日比谷野外大音楽堂

今日は日比谷野外大音楽堂へ、「祝・日比谷野音100周年 MARI NATSUKI 50 Jubilee LIVE」を観に行く。
夏木マリのデビュー50周年記念ライブ。野音のCHABOがお目当てだけど、それ以外のアーティストも楽しみ。
16時30分開場のところ、17時ごろ会場入り。ムシムシと暑い中、入場列にちょっとだけ並んで会場内へ。
今日の席はB-12列63番。ステージ上手、Bブロックの最後列。ステージが観やすくて、なかなかの好ポジション。
立見も出るぐらいの大盛況。みんな扇子でパタパタ扇ぎながら、のんびりと開演を待っている。

予定通り17時30分ちょうどに開演。まずは石野卓球がステージに登場。
ステージ中央にセッティングされたDJブースを前に、夏木マリのナンバーをプレイしていく。
お客さんも立ち上がって踊り出す。なんとも自由な空間、ビールを呑みながらのんびりと楽しむ。

「続いてお待ちかね、本日の主役・夏木マリさんの登場です!」という卓球の紹介で、夏木マリがステージへ。
Drums:Chris Parker、Guitar:佐橋佳幸、Keyboards:松本圭司、Bass:川崎哲平、Percussion:斉藤ノヴ、
Trumpet:エリック・ミヤシロ、Trombone:中川英二郎、Sax:庵原良司という編成のバンドをバックに
「CRY BABY」「深夜高速」を唄う。モヒカンヘアに赤い衣装のマリさん、その唄声が青い空に吸い込まれていく。
続いてChorus:浦嶋りんこ+MARUが加わり、Rock'n'Rollにアレンジされた「おそうじおばちゃん」。
そして「2023年の新曲を聴いてください」という紹介で「東京ブギウギ」。このあたりのセンスはさすが。
早くも最後の曲となり、これまでの半生を綴った「スワサントンBLUES」。まさにBLUESという感じで良かった。

続いてステージに呼び込まれたのは高中正義。ブルーのラメのストラトで「BLUE LAGOON」を披露。
白い長尺の衣装が怪しいけど、夏の野音で聴くこの曲はやはり最高。高中のギターは色気がある。
「ナマステ、ゴミステ、ウバステ」と挨拶した後、「10年くらい前にマリさんのナンバーを作詞・作曲した
レジェンドの素晴らしい・カッコいいギタリスト」とCHABOをステージに呼び込む。
CHABOはマスクをして登場。演奏前にはずしていたけど、その代わりにサングラスを装着。
マリさんを加えて「キャデラック」。ものすごくカッコいい演奏に心が弾む。

次は上白石萌音。転げるようにしてステージに出てきたのが可愛かった。
マリさんと一緒に舞台「千と千尋の神隠し」のワンシーンを再現。会場内は拍手喝采。
まずはLeon Russellの「A Song For You」をしっとりと唄う。初めて観るけど、ものすごく歌が上手い。
テレビでは観たことあっても、ナマで聴くと一層。女優さんの唄は、表現力や説得力が高いような気がする。
ここで“GLIM SPANKY”が加わる予定だったけど、ヴォーカルの松尾レミが体調不良により欠席。
ギターの亀本寛貴のみが加わって、“GLIM SPANKY”のナンバー「大人になったら」を演奏。

続いては“ゆず”のサブリーダー・岩沢厚治のステージ。
アコースティックギターを弾きながら、まずは“ゆず”のナンバーから「飛べない鳥」。
一時期はしょっちゅう観ていた気がするけど、岩沢さんの唄を聴くのは久しぶり。
透き通った伸びやかな声は、聴いていると自然と心が晴れやかになるような気がする。
そして夏木マリの歌詞に曲をつけたという「朝はリンゴを食べなさい」をマリさんとデュエット。

次に[Alexandros]のヴォーカル・川上洋平がステージに登場。
演奏は「Helter Schelter」からスタート。川上洋平は初めて観るけど、なかなかロッキンな雰囲気。
マリさんとはドラマや舞台で共演した事があるそうで、「Uber Eatsのコマーシャルで共演したい」と漏らす。
[Alexandros]のナンバー「ワタリドリ」は聴いたことがある。なかなかロッキンな演奏で好きなタイプ。

「次は久保田利伸」と紹介されると、明らかに会場の空気が変わる。なんとも言えない期待感。
ミディアムテンポのリズムに乗せて、夏木マリのナンバー「絹の靴下」をカバー。Funkyでカッコいい。
お客さんとコール&レスポンスしたあと、始まったのは「LA・LA・LA LOVE SONG」。
まさかこの曲をナマで聴くことになるとは! ソウルフルな唄声に圧倒されまくり。
自分を含めてロンバケ世代と思われるお客さん、爆発的な盛りあがり。心がワクワクした。

そんな大盛りあがりの中、グリーンのカーディガンを羽織ってステージに登場したCHABO。
すっかり出来上がった雰囲気に飲み込まれないかと心配したけど、まったくの杞憂に終わる。
「Green Onion」を軽くセッションして挨拶。「久保田利伸は今日初めて会ったけど、すげぇ良いヤツ!」と話す。
バンドメンバーを紹介して、「日比谷野音にRock'n'Rollを捧げるよ!」と「Rock And Roll Music」。
「人見知りだから、いろんな奴が出るライブは苦手で、一日中車の中に居ました」とCHABO。
「マリに対するみんなの気持ちじゃないかな」と言って、Bob Dylanのカバーで「Forever Young」。
マリさんに捧げる歌詞と演奏、心が揺さぶられた。ステージ横で聴いていたマリさん、涙を拭っていた。
音楽は自分の「思い」を伝えるもの。CHABOのマリさんへの「思い」が、野音の隅々まで響き渡っていった。

最後はマリさんが出演者全員をステージに呼び込み、“CCR”の「Proud Mary」をセッション。
CHABOはバッキングに徹する感じ。しっかりマスクをするのも忘れない。
ミディアムテンポから始まり、演奏は次第にヒートアップして、お客さんと一緒になって唄う。
マリさんを祝おうとするみんなの気持ちがひとつになった瞬間。とっても素敵なひととき。
ステージ中央で横一列に並んで大団円。19時50分に終了。

終演後、会場内で偶然会った友達と打ち上げ。
有楽町産直横丁にある「中国四国食市」という店で楽しく呑み喰いする。
今夜のライブはやっぱり久保田利伸だったねぇ~というのが共通の感想。
中国四国地方の名物をたくさん食べることが出来て大満足。
すっかり長居してしまい、23時半過ぎにおひらき。

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