伊藤 蘭「50TH ANNIVERSARY TOUR STARTED FROM CANDIES 追加公演」日比谷野外大音楽堂
今日は日比谷野外大音楽堂へ、伊藤 蘭「50TH ANNIVERSARY TOUR STARTED FROM CANDIES 追加公演」を観に行く。
8月の横浜から始まった蘭ちゃんのデビュー50周年記念ツアー、本日の野音までいよいよ千穐楽を迎える。
早めに行って日比谷公園でのんびり・・・といきたいところだけど、公園が改装工事中なのでそれも出来ず。
というわけで16時半ごろ会場入り。今日の席はB3列3番。Bブロックのステージ下手側。
ステージが近いのは良いのだけど、かなり端なのでスピーカーでステージ後方が見切れている。
蘭ちゃんは問題なく見えそうだけど、コーラスの二人が見えないのはちょっと残念。
キューブ模様のステージセット。左側のキューブには「RAN ITO」、右側のキューブには「Candies」の文字。
本日のチケットはソールドアウト、立見まで出る大盛況。年齢層高めの男性が多い客席。
客入れBGMとしてゴキゲンなFunkチューンが流れる中、17時05分過ぎに開演。
ステージ下手からKeyboards:佐藤 準、Percussion:notch、Chorus:高柳千野+渡部沙智子、
Trumpet:鈴木正則、Sax:竹野昌邦、Drums:そうる透、Guitar:是永巧一、Bass:笹井BJ克彦がスタンバイ。
まずはインストで「Open Sesami」を演奏して、「Jupiter」のイントロと共に蘭ちゃんがステージに登場。
ものすごくFunkyな演奏。ホーンセクションがバリバリと鳴り響いて、あの頃の“MMP”を彷彿とさせる。
ちょうど陽が沈みかけてきて、客席の赤いペンライトが映える。野音ならではの最高の演出。
「Play That Funky Music」を唄い終わったところで、蘭ちゃんは羽織っていたシルバーのコートを脱ぎ去る。
そしてグレーと黄色の迷彩柄のワンピース、黒のロングブーツに変身して「春一番」。
客席からは激しいコールの嵐、お客さんはもちろん総立ち。鳥肌が立つほどに最高の瞬間。
「日比谷野音100周年、おめでとうございます! 野音は私にとっては忘れられない場所です」と話したあと、
7月に発売されたニューアルバム「LEVEL 9.9」のナンバーを次々に披露していく。
「Dandy」から始まって「Shibuya Sta. Drivin' Night」、そしてMCをはさんで「明日はもっといい日」。
このあたりから雨がポツポツと降り出す。「急いでやらなくてイイ?」と気を遣う蘭ちゃん。
バンド・メンバー紹介をはさんで、蘭ちゃんが作詞したという「FUNK不肖の息子」。
お客さんとコール&レスポンスをして、蘭ちゃんはひとまずステージを下りる。
ここでちょっと小休止・・・と思いきや、「SUPER CANDIES」が始まる。全員で「C・A・N・D・I・E・S!」の大合唱。
赤いミラーが付いた赤のワンピースをまとった蘭ちゃんが登場して、キャンディーズ・コーナーが始まる。
「ハートのエースが出てこない」「その気にさせないで」「危ない土曜日」「年下の男の子」「やさしい悪魔」・・・
「ファイナル・カーニバル」の曲順に倣っているというセットリスト。コールや手拍子にも熱が入る。
「野音の解散宣言からの私たちを温かく見守ってくれた皆さんと、キャンディーズに感謝します」と蘭ちゃん。
そしてデビュー曲「あなたに夢中」から、「どれがいいかしら」「哀愁のシンフォニー」「悲しきためいき」。
この頃にはすっかり雨もあがり、「やみましたね? 私たちの熱気で!」と蘭ちゃんは嬉しそうに話す。
「年齢などは恐れずに、これからも前を向いて歩んでいきたいと思います。一緒に完走してください」と言う蘭ちゃん。
その言葉に思わず熱いものがこみ上げる。水を飲む蘭ちゃんに「かわいい~」の声があちこちから飛ぶ。
「暑中お見舞い申し上げます」から「微笑がえし」を唄ったところで、キャンディーズ・コーナーはおしまい。
ソロのレパートリーから「恋するリボルバー」をノリノリで披露したあと、
「これで終わってしまうのは名残惜しい」と言いながら「美しき日々」を唄って本編は終了。
「キャンディーズ!」コールが鳴り響く中、バンド・メンバーが再びステージに登場。
黒いパンツに黒のツアーTシャツを着て、ピンクのロングコートを羽織った蘭ちゃん。
「実は今日、スペシャルなゲストが・・・最初から言いたくてウズウズしていたんですよ」との言葉にどよめく客席。
「えっ!」「もしかして?」「とうとう?」とみんなが思っているところに、登場したのはトータス松本と奥田民生。
“カーリング・シトーンズ”の衣装だという白のセーラー服で登場した二人、曲作りにまつわるエピソードを披露。
民生に「まずなんか書いてよ」と言われてトータスが曲を書き、それに民生が歌詞をつけていったとのこと。
三人で唄うのはもちろん「春になったら」。ほんわかとした雰囲気で、とっても楽しそうに唄う三人。
トータスと民生は一曲のみで退場し、蘭ちゃんは「キャンディーズみたいで楽しかったです」と感想を漏らす。
そして「Dancing Jumping Love」でコール&レスポンスして、「さよならのないカーニバル」で踊りまくる。
蘭ちゃんは「新装野音で逢えるのを楽しみに」と言って、最後の曲は「ネガフィルムの青空」。
蘭ちゃんはひとりづつバンドメンバーを紹介したあと、トータスと民生をステージに呼び込む。
全員でステージ前方に並んで三方礼。まさに大団円という感じのフィナーレ。
終演後の場内アナウンスも蘭ちゃん。大きな拍手と共に、19時20分ごろライブは終了。
終演後は有楽町の隠れ家「きくのこ」で打ち上げ。
土曜日なのにけっこう賑わっていたけど、いつものポジションで呑み始める。
今夜はつまみをちょっと変化球にして、ビールとホッピーをグビグビと呑む。
相変わらずてきぱきと切り盛りするお姉さん・・・本当によく働くよなぁ~。
21時ラストオーダーのためおひらきにして、千代田線に乗って帰宅。
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以下、自分のための覚え書き。
今夜はもともとスライダーズ横浜のチケットが取れていて、その後で蘭ちゃん野音が発表に。
蘭ちゃんにとって思い出深い野音でのステージ、改修前に観るのはラストチャンス。
かなり迷った挙句、CD購入特典の抽選に申し込んで当選。こちらもハズレた方はたくさん居た模様。
その後もどちらへ行くかずっと迷っていて・・・まさに究極の選択。本当に迷った。
最終的にスライダーズは今後も活動する事を期待して、最後と思われる蘭ちゃん野音を選択。
という事で問題はスライダーズのチケットだ。事務所から厳しい転売禁止令が出ている以上、
友達やフォロワーさんに譲るわけにはいかず、公式トレードに出してみた。
掲載まで半日以上「審査」があったけど、掲載されて5分後には譲り先が決まった。
それは良かったけど、何故か手数料を1500円近く取られた。定価販売だから痛い出費。
転売で儲けるなと言いつつ、お前らが儲けてどうする?と思ったのはココだけの話。
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