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2023年12月24日 (日)

STARDOM「STARDOM YEAREND CLIMAX 2023」後楽園ホール

今日は後楽園ホールへ、STARDOM「STARDOM YEAREND CLIMAX 2023」を観に行く。
月に一度のSTARDOM、今回は休日の後楽園ホール夜興行。クリスマス・イブにプロレス観戦。
いつものように神保町駅で下車して、「タクト」等の中古盤屋を覗きながら水道橋へと向かう。
18時ごろ会場入り。休日の興業の割にエレベータは並んでいなくて、すんなりと入ることが出来た。
クリスマスだから奮発して、今日はアリーナS席 南側ろ列11番。リングサイド二列目真正面。
リングまで近くてすごく観やすいけど、一列目の人の頭がちょっと邪魔だったりする。
観衆は765人。この席からはよくわからないけど、ちょっと空席が目立つかもしれない。

18時30分ちょうどに試合開始。
第1試合は、新人の弓月がハイスピード王者の星来芽依に挑むシングルマッチ。
11月にデビューしたばかりの弓月が、ドロップキックを主体としたハツラツファイトで星来を追い込む。
だけどパワーや試合運びではまだまだかなわないという感じ。技の粗さでヒヤッとする場面も。
最後はネックブリーカーからのドロップキックで、星来が貫録のピンフォール勝ち。

第2試合は、羽南 vs HANAKO のシングルマッチ。
気がつけばHANAKOも今年デビューしたばかりだけど、安定感のあるファイトは安心して観ていられる。
今夜も体格を活かした攻撃で羽南を攻め込んでいくが、羽南はしっかりとその技を受け切る。
羽南は髪の毛の色とコスチュームを変えることによって、完全に一皮むけた感じがする。
HANAKOの大技 アルゼンチン・バックブリーカーを切り返し、ブロックバスターホールドで勝利。

第3試合は、桜井まい&テクラ vs 葉月&飯田沙耶 のタッグマッチ。
葉月と飯田は南側客席後方から登場。サンタクロースのコスチュームを着て、客席にプレゼントを投げ込む。
対抗して桜井はいつものように貴婦人マネーをばら撒く。今夜はたくさん頂戴することが出来た。
葉月はサンタクロースのコスチュームのままで試合。さすがに暑いのか?思わず「暑い~」と声を漏らす。
試合は葉月と飯田がテンポの良い攻撃で、イニシアティブを取りながら進んでいく。
桜井とテクラはそれをガッチリと受け止めて反撃。最後は桜井がマイパンロールで飯田をフォールした。
試合後の超貴婦人様のマイクパフォーマンスは、「今日はクリスマスイブだっていうのに、
恋人との約束をわざわざ蹴ってまでお越しいただき、ありがとうございます!」と割と普通の内容。

第4試合は、鹿島沙希 vs 水森由菜 vs 白川未奈 の3WAYバトル。
鹿島はレフェリー気取りの動きで自分は闘いに参加せず、水森と白川の対戦を中心に試合は展開。
しばらく場外に避難していたり、徹底的に要領よく振る舞う鹿島。そういうプロレスラーが居てもイイ。
だけど最後に笑ったのは鹿島。水森を起死回生で丸め込んで勝利を奪ってみせた。
激怒する水森と白川を尻目に、勝利者コールも受けずに逃げ帰る鹿島が最高だった。

第5試合は、高橋奈七永&優宇 vs 朱里&壮麗亜美 のタッグマッチ。
久しぶりに登場の奈七永と優宇の“7Upp”、巨体を活かした攻撃でガンガン攻め込んでいく。
対する朱里と壮麗も負けてはいない。朱里はもちろん、壮麗の頑張りにも心を動かされた。
奈七永と朱里は感情が先立つケンカファイト。朱里のこの緊張感がたまらなく好き。
“7Upp”のダイナミックな攻撃を受け切った壮麗だったけど、最後はナナモモダイバーでマットに沈んだ。
試合後は朱里が岩谷麻優の持つIWGP女子王座への挑戦をアピール。
今日は試合の無かった岩谷は私服でリングに登場。ポンコツぶりで笑いを誘いつつ、挑戦を受諾。

第6試合は、林下詩美&上谷沙弥&レディ・C&AZM&妃南&天咲光由 の“Queen's Quest”と、
刀羅ナツコ&スターライト・キッド&渡辺桃&琉悪夏&フキゲンです★&吏南 の“大江戸隊”との対戦。
12人によるイリミネーションマッチということで、“Queen's Quest”の急襲から始まる波瀾の展開。
場外のあちこちで乱闘が繰り広げられ、誰を観て良いのかわからないぐらい混沌とした状態。
勝敗としては“Queen's Quest”がやや優勢。最後は上谷が渡辺をフランケンシュタイナーでOTR勝ち。

第7試合は、ジュリア&舞華&MIRAI vs メーガン・ベーン&鈴季すず&安納サオリ の6人タッグマッチ。
12・29両国で行われる ワールド・オブ・スターダム王座決定戦(舞華vs鈴季)、
ワンダー・オブ・スターダム王座戦(MIRAIvs安納)、STRONG女子王座戦(ジュリアvsメーガン)の前哨戦。
それぞれの思いが交錯し合って、ピリピリとした緊張感の中をバチバチの闘いが繰り広げられる。
特に舞華と鈴季の闘いはほとんどケンカ。感情むき出しでやり合う姿は、魂を揺さぶられる。
最後はメーガンがジュリアをF5でピンフォール。その強さをまざまざと見せつける形になった。
試合後のマイク合戦も、それぞれの相手を激しく挑発し、髪の毛を掴みながらにらみ合う。
女の情念というものを感じて、こういうところも女子プロレスのおもしろさなんだな。

MIRAIが「恒例のあれ、振り返り、今年もやりましょうか。選手のみなさま、リングに上がってください」と
呼びかけると、“大江戸隊”を除く選手全員がリングに集合。
2023年を振り返る映像がスクリーンに映し出され、それをみんなで観て今年一年を振り返る。
映像が終わり、誰かが喋らなければならない雰囲気になると、「アイコン」コールに乗せられて岩谷がマイク。
これでシメるかと思いきや、12・29両国大会でメインイベントを務める舞華と鈴季に「一言ずつ・・・」と話を振る。
鈴季の言葉に舞華が反応して、つかみ合いが始まる。そしてそのまま場外乱闘。唖然とする選手たち。
ジュリアが「マジで(締めるのが)誰かいないの?」と言いながら、あらためてマイク。
「おかしいよ、この流れ! OK、きっと撤収時間が押すから、もう締める」と言ってシメの挨拶。
こうして21時15分過ぎに全試合終了。

今日は隣の東京ドームで“SEXY ZONE”のコンサートがあったらしく、水道橋界隈は大賑わい。
駅前の店はどこも満員なので、神保町方面で呑み屋を探す。だけど混んでいたり、もう閉店時間だったり。
おまけに今日は日曜日なので、最後の望みの「紅とん」も閉まっているじゃないか・・・。
仕方が無いので初台駅まで戻って、駅前の「磯丸水産」で打ち上げ。
クリスマス・イブの日曜日、さすがに空いていてゆっくりと呑むことが出来た。
それでも明日があるので、24時前にはおひらきにして帰宅。

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