STARDOM「STARDOM YEAREND CLIMAX 2023」後楽園ホール
今日は後楽園ホールへ、STARDOM「STARDOM YEAREND CLIMAX 2023」を観に行く。
月に一度のSTARDOM、今回は休日の後楽園ホール夜興行。クリスマス・イブにプロレス観戦。
いつものように神保町駅で下車して、「タクト」等の中古盤屋を覗きながら水道橋へと向かう。
18時ごろ会場入り。休日の興業の割にエレベータは並んでいなくて、すんなりと入ることが出来た。
クリスマスだから奮発して、今日はアリーナS席 南側ろ列11番。リングサイド二列目真正面。
リングまで近くてすごく観やすいけど、一列目の人の頭がちょっと邪魔だったりする。
観衆は765人。この席からはよくわからないけど、ちょっと空席が目立つかもしれない。
18時30分ちょうどに試合開始。
第1試合は、新人の弓月がハイスピード王者の星来芽依に挑むシングルマッチ。
11月にデビューしたばかりの弓月が、ドロップキックを主体としたハツラツファイトで星来を追い込む。
だけどパワーや試合運びではまだまだかなわないという感じ。技の粗さでヒヤッとする場面も。
最後はネックブリーカーからのドロップキックで、星来が貫録のピンフォール勝ち。
第2試合は、羽南 vs HANAKO のシングルマッチ。
気がつけばHANAKOも今年デビューしたばかりだけど、安定感のあるファイトは安心して観ていられる。
今夜も体格を活かした攻撃で羽南を攻め込んでいくが、羽南はしっかりとその技を受け切る。
羽南は髪の毛の色とコスチュームを変えることによって、完全に一皮むけた感じがする。
HANAKOの大技 アルゼンチン・バックブリーカーを切り返し、ブロックバスターホールドで勝利。
第3試合は、桜井まい&テクラ vs 葉月&飯田沙耶 のタッグマッチ。
葉月と飯田は南側客席後方から登場。サンタクロースのコスチュームを着て、客席にプレゼントを投げ込む。
対抗して桜井はいつものように貴婦人マネーをばら撒く。今夜はたくさん頂戴することが出来た。
葉月はサンタクロースのコスチュームのままで試合。さすがに暑いのか?思わず「暑い~」と声を漏らす。
試合は葉月と飯田がテンポの良い攻撃で、イニシアティブを取りながら進んでいく。
桜井とテクラはそれをガッチリと受け止めて反撃。最後は桜井がマイパンロールで飯田をフォールした。
試合後の超貴婦人様のマイクパフォーマンスは、「今日はクリスマスイブだっていうのに、
恋人との約束をわざわざ蹴ってまでお越しいただき、ありがとうございます!」と割と普通の内容。
第4試合は、鹿島沙希 vs 水森由菜 vs 白川未奈 の3WAYバトル。
鹿島はレフェリー気取りの動きで自分は闘いに参加せず、水森と白川の対戦を中心に試合は展開。
しばらく場外に避難していたり、徹底的に要領よく振る舞う鹿島。そういうプロレスラーが居てもイイ。
だけど最後に笑ったのは鹿島。水森を起死回生で丸め込んで勝利を奪ってみせた。
激怒する水森と白川を尻目に、勝利者コールも受けずに逃げ帰る鹿島が最高だった。
第5試合は、高橋奈七永&優宇 vs 朱里&壮麗亜美 のタッグマッチ。
久しぶりに登場の奈七永と優宇の“7Upp”、巨体を活かした攻撃でガンガン攻め込んでいく。
対する朱里と壮麗も負けてはいない。朱里はもちろん、壮麗の頑張りにも心を動かされた。
奈七永と朱里は感情が先立つケンカファイト。朱里のこの緊張感がたまらなく好き。
“7Upp”のダイナミックな攻撃を受け切った壮麗だったけど、最後はナナモモダイバーでマットに沈んだ。
試合後は朱里が岩谷麻優の持つIWGP女子王座への挑戦をアピール。
今日は試合の無かった岩谷は私服でリングに登場。ポンコツぶりで笑いを誘いつつ、挑戦を受諾。
第6試合は、林下詩美&上谷沙弥&レディ・C&AZM&妃南&天咲光由 の“Queen's Quest”と、
刀羅ナツコ&スターライト・キッド&渡辺桃&琉悪夏&フキゲンです★&吏南 の“大江戸隊”との対戦。
12人によるイリミネーションマッチということで、“Queen's Quest”の急襲から始まる波瀾の展開。
場外のあちこちで乱闘が繰り広げられ、誰を観て良いのかわからないぐらい混沌とした状態。
勝敗としては“Queen's Quest”がやや優勢。最後は上谷が渡辺をフランケンシュタイナーでOTR勝ち。
第7試合は、ジュリア&舞華&MIRAI vs メーガン・ベーン&鈴季すず&安納サオリ の6人タッグマッチ。
12・29両国で行われる ワールド・オブ・スターダム王座決定戦(舞華vs鈴季)、
ワンダー・オブ・スターダム王座戦(MIRAIvs安納)、STRONG女子王座戦(ジュリアvsメーガン)の前哨戦。
それぞれの思いが交錯し合って、ピリピリとした緊張感の中をバチバチの闘いが繰り広げられる。
特に舞華と鈴季の闘いはほとんどケンカ。感情むき出しでやり合う姿は、魂を揺さぶられる。
最後はメーガンがジュリアをF5でピンフォール。その強さをまざまざと見せつける形になった。
試合後のマイク合戦も、それぞれの相手を激しく挑発し、髪の毛を掴みながらにらみ合う。
女の情念というものを感じて、こういうところも女子プロレスのおもしろさなんだな。
MIRAIが「恒例のあれ、振り返り、今年もやりましょうか。選手のみなさま、リングに上がってください」と
呼びかけると、“大江戸隊”を除く選手全員がリングに集合。
2023年を振り返る映像がスクリーンに映し出され、それをみんなで観て今年一年を振り返る。
映像が終わり、誰かが喋らなければならない雰囲気になると、「アイコン」コールに乗せられて岩谷がマイク。
これでシメるかと思いきや、12・29両国大会でメインイベントを務める舞華と鈴季に「一言ずつ・・・」と話を振る。
鈴季の言葉に舞華が反応して、つかみ合いが始まる。そしてそのまま場外乱闘。唖然とする選手たち。
ジュリアが「マジで(締めるのが)誰かいないの?」と言いながら、あらためてマイク。
「おかしいよ、この流れ! OK、きっと撤収時間が押すから、もう締める」と言ってシメの挨拶。
こうして21時15分過ぎに全試合終了。
今日は隣の東京ドームで“SEXY ZONE”のコンサートがあったらしく、水道橋界隈は大賑わい。
駅前の店はどこも満員なので、神保町方面で呑み屋を探す。だけど混んでいたり、もう閉店時間だったり。
おまけに今日は日曜日なので、最後の望みの「紅とん」も閉まっているじゃないか・・・。
仕方が無いので初台駅まで戻って、駅前の「磯丸水産」で打ち上げ。
クリスマス・イブの日曜日、さすがに空いていてゆっくりと呑むことが出来た。
それでも明日があるので、24時前にはおひらきにして帰宅。
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