VA「毎年恒例! 1月2日に新宿ロフトでやってやる! 仲野茂 生誕64周年!!」新宿 LOFT
正月二日目。
すっかり正月気分が吹っ飛んでしまった感じもする朝。
それでも残り二日の正月休み、思いは思いとして楽しまないと。
午後になって出かける。
今日は新宿 LOFTへ、「毎年恒例! 1月2日に新宿ロフトでやってやる! 仲野茂 生誕64周年!!」を観に行く。
毎年シゲルの誕生日に行われているライブ、一時期中断していたけれど、このところ毎年開催されている。
ライブというより新年会に顔を出すという感じで、お正月気分そのままでLOFTへと向かう。
15時開場のところ、15時15分ごろ会場入り。フロアはまだまだ空いていて余裕がある。
振る舞い酒と「加賀屋」の煮込みをいただきながら開演を待つ。BGMには“頭脳警察”が流れている。
予定時間の15時30分を少し過ぎたころ開演。
“G.D.FLICKERS”のDEBUがMCを務める予定のところ、入院中のため稲田JOEが代わりに登場。
そして本日の主役であるシゲルをステージに呼び込むと、シゲルは足を怪我している模様・・・。
それでもチャイナドレスを着ていつもの調子のシゲル。なんだかよくわからないけど、とにかくスタート。
トップバッターは例年通り“ニューロティカ”。一曲目は「DRINKIN' BOYS」。2024年の冒頭を飾るにふさわしい曲。
今年あっちゃんは還暦なのだそう。相変わらず元気で楽しいパンクロックを聴かせてくれる。
お客さんのノリも良くて、とってもイイ雰囲気。あっちゃんもメンバーもなんだか嬉しそう。
最後にシゲルが加わって「アイキタ」を演奏して、“ニューロティカ”のステージは30分ほどで終了。
16時20分過ぎから大木温之のステージ。
今回はソロではなく“Theピーズ”としての演奏。ハルも「バンドで演れることになりました」と嬉しそう。
Drums:茂木 左、Guitar:安孫子義一、Vocal&Guitar:大木温之という、いわゆる“三人ピーズ”の編成。
パンクというよりメロディアスなロックという感じのサウンド。ベースがものすごく唄っている。
それでも「デブ・ジャージ」が演奏されるとやっぱりアガる。自分が好きになった頃の曲は絶対。
最後はシゲルと一緒に「肉のうた」を唄って、16時55分ごろ終了。
続いて17時10分ごろから早くも“LTD EXHAUSTⅡ”が登場。
Drums:茂木 左、Bass:西田代洋海、Guitar:越川和磨のバンドのみで「せんそー」を演奏したところで
Vocal:仲野 茂が加わって「LTDⅡテーマ」。続いて「3・3・3」「缶詰」と、“亜無亜危異”のナンバー。
1stアルバムが発売されてオリジナルが続くかと思いきや、バランスよく“亜無亜危異”の曲が入っている。
ミディアムテンポの「黒いカバン」をじっくりと聴かせたあと、「パワー」というハイスパートなナンバーが続く。
そして「ちゃうちゃう」「あんぐりはんぐり」という短い曲を二曲続けて演奏して、お馴染みのナンバー「教訓Ⅰ」。
最後は新曲の「いざ居酒屋」。“LTD EXHAUSTⅡ”がバンドとして動き出した感じがした30分だった。
17時50分からは“a flood of circle”佐々木亮介のステージ。
黒いライダースを羽織り、アコースティックギターをかき鳴らしながら、しゃがれ声で唄う。
とにかく唄がダイレクトに心に響いてくる。唄う事に対する真摯な思いが感じられるというか。
前半は座って唄っていたけれど、途中からスタンディングになって唄う。その姿がまたイイ。
最後はシゲルと「天国の扉」。これがまた良かった・・・。ちょっと長めの約35分の演奏。
続いて18時40分ごろから“OLEDICKFOGGY”の演奏。
ドラム、ベース、ギター、アコーディオン、バンジョー、ヴォーカル&マンドリンという編成。
持ち味であるラスティックなナンバーと共に、ハードで速いナンバーも織り交ぜて演奏。
かなり荒っぽいノリのファンが多い印象だけど、今日のステージ前はそれほど混乱していない。
このバンドからステージ上手の最前列ガードフェンスで観ていたので、これぐらいのノリが丁度いい。
中盤の「月になんて」はシゲルが加わって大合唱。この曲は本当に名曲。それは間違いない。
こちらも30分ほどで演奏終了。
そして19時20分過ぎから“アニマルズ”のステージ。
ドラム、ベース、ギター×2、サックス×3、トランペット、ヴォーカルという変わった編成。
とにかくルックスが怖いし、フロアに飛び込んで一緒にサークルモッシュするし、とにかくスリリングなライブ。
だけどサウンドはしっかりしていて、スカパンクのビートが心地良く響く。
最後はシゲルが加わり、「ゴッドスレイブフロム'89」からの「ノット・サティスファイド」で20時過ぎに終了。
20時20分ごろから本日のトリ“仲野茂バンド”の演奏が始まる。
Drums:坂詰克彦、Bass:岡本雅彦、Guitar:佐々木亮介、Sax:竹内理恵、Vocal:仲野 茂というメンツ。
シゲルは黒いロングTシャツを着て、シックに決めている。“THE ROCK BAND”と同じイメージ。
だけどサックスが入っているのがポイント。彼女は“頭脳警察バンド”に居たそうで、PANTAの置き土産。
シゲルの野太い声がビートの効いたROCKサウンドに乗って心地良く響く。やっぱりシゲルの唄は最高。
35分ほどで“仲野茂バンド”の演奏は終了して、アンコールに突入。
わざわざ来てくれたというコバンをドラムに迎えて、西田代洋海がベース、越川和磨がギター、
“アニマルズ”のヒッチャメン、イズミがヴォーカルに加わって「ノット・サティスファイド」。
いつまでたっても満足できない。このスタンスだけは死ぬまで変わらないんだろうな。
「来年は元気な姿でココに立ちたいと思います」とシゲルは言い残して、21時ごろ全て終了。
終演後はどこかで呑んでいきたいところだけど、正月気分で浮かれる人々でどこの店も超満員。
かろうじて入れそうな店もあるけど、ワサワサした中で呑むのもなんか違う気がして・・・。
というわけで「よもだそば」で新年発外食。これはこれで良かったかもしれない。
それほど寒くないので、ブラブラと歩いて帰宅。
2024年が始まったばかりだというのに、またもや大変な事件が・・・。
羽田空港で日本航空の旅客機が着陸した直後、海上保安庁の航空機と滑走路上で衝突して炎上。
不謹慎な言い方だけど、まるで映画のワンシーンを見ているような出来事。
昨日の能登半島地震に続いて、とんでもない正月になってしまった。
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