若林"Waka"一彦 TRIBUTE BAND、LOUD MACHINE「LOUD MACHINE最後のライヴとワカさん一周忌」下北沢 Flowers Loft
今日は下北沢 Flowers Loftへ、「LOUD MACHINE最後のライヴとワカさん一周忌」を観に行く。
“LIZARD”や“LOUD MACHINE”で活躍したベーシスト・ワカさんが亡くなって早一年。
ワカさんに捧げるために結成されたバンドと、最後に在籍したバンド“LOUD MACHINE”のライブ。
月初日で忙しかったけど、なんとか18時前には仕事を切り上げて下北沢へと向かう。
開場時間の19時ギリギリに会場に到着。入り口前には既にたくさんの人が集まっている。
予定通り開場して、整理番号32番で入場。それでもステージ下手端のガードフェンスを確保。
割と空いているかと思いきや、開演時間が近づくにつれてフロアはビッシリと埋まる。
19時30分過ぎに開演。まずは西村茂樹がひとりステージに登場。
ワカさんが亡くなった時の話から、本日のライブを開催するに至った経緯を話す。
西村さんの紹介を受けて、まずは“若林"Waka"一彦 TRIBUTE BAND”の演奏が始まる。
ドラム、ベース、ギター×2という編成。 “krishnablue”というバンドが母体になっているらしい。
最初のヴォーカルは“MADAME EDWARDA”のZIN。黒づくめの衣装に髑髏の杖をついている。
「セブレーション」から始まって、「TVマジック」「マーケットリサーチ」と立て続けに演奏。
正直言ってZINがヴォーカルってどうなの?と思っていたけど、意外とイイ・・・いや、すごくイイ!
もちろんモモヨの唄とは違って、ゴシックサイケな雰囲気だけど、曲にピッタリとマッチしている。
「まっぷたつ」「ガイアナ」を唄ったところでZINは退場して、バンドだけでインスト「王国」を演奏。
ベースがものすごくメロディアスで、あぁ~これがワカさんのベースなんだなと実感。
ステージ下手、つまり私の目の前にはワカさんが使っていたサンバーストのプレシジョンベース。
ここでヴォーカルが“RAP”のROUGEに交代。ミディアムテンポのナンバー「エイシャ」を唄いあげる。
そして更に“犬神サアカス團”の犬神 明が、バリバリのメイクとコスチュームでステージに登場
これは意外な人選と思いきや、“LIZARD”の後期に本名でドラムを叩いていたのだそう。
ワカさんの思い出話を披露したあと、“LIZARD”のキラーチューン「サ・カ・ナ」。
“LIZARD”はリズム隊+ギター+キーボードだけど、今回のバンドはリズム隊+ツインギター。
それでも全然違和感は無くて、ふたりのギターの音色が絶妙に絡み合ってイイ感じ。
最後は久保田慎吾がヴォーカルで「ロッククリティック」を演奏して、20時20分過ぎに終了。
セットチェンジをはさんで、20時35分過ぎから“LOUD MACHINE”の演奏が始まる。
Drums:大島 香、Guitar&vocal:加藤 健、Vocal&Guitar:西村茂樹 に加えて、Bass:Jun Grayがサポート。
演奏は“THE LOODS”の「Revenge」から始まり、“LOUDS”の「Broken Flag」へと続く。
ギターの加藤さんがレスポールで奏でるサウンドがカッコいい。加藤さんはすっかりギタリストという感じ。
だけど次は「日本人」。言うまでもない“えび”の代表曲。今宵はメンバーそれぞれの歴史を辿る夜でもある。
続く「Hung The King」までノンストップ。ここでようやくブレイク。「歌詞とか聴き取れてますかね?」と西村さん。
聴き取れているどころか、次から次へと胸に響いてくる。「反社会的ですいません」・・・これが本当のパンク。
そしてROUGEをヴォーカルに加えて、“THE GROOVERS”のナンバーから「Rock'n'Roll 90」。
続いてゲスト・ドラムとしてKeithがステージに呼び込まれる。どよめくフロアのお客さん。
Keithのドラムをバックに「さらば相棒」を唄う西村さん。ワカさんに捧げるため、Keithがリクエストしたらしい。
KeithはTRIBUTE BANDにフル参加する計画もあったけど、この曲のみを叩くことになったとのこと。
次の曲は「Hope」。気がつけば、“LOUD MACHINE”としてのナンバーはこの曲のみ。
加藤さんヴォーカルで「永田町爆破計画」を演奏したあと、“bloodthirsty butchers”の小松正宏がドラムで加わる。
ツイン・ドラムで、まずは“bloodthirsty butchers”の「フランジングサン」。初めて聴く曲だけどカッコいい。
そして「Heaven」「Scars 08」を続けて演奏して、最後はもちろん「Loud Machine」。
ツイン・ドラムの重たいビートに乗せて、叫ぶ西村さん。終わりのはじまり。ひたすら音に身をゆだねる。
鳴りやまないアンコールの拍手の中、21時40分過ぎに“LOUD MACHINE”は幕を閉じた。
終演後、加藤さんにセットリストをいただき、ご本人から“えび”のアルバムを買う。
本人を目の前に、自分の“えび”愛を伝える事が出来たので良かったな。
会場をあとにして、久しぶりに「もつ焼き ばん」で呑む。
いつもは混んでいて諦めるのだけど、何故だか空いていてラッキー。
というより、今夜は下北沢にあまり人が居ないような気がする。どうして?
黒ホッピーを呑みながら、マカロニサラダとガツ刺し、もつ焼きを食べる。
美味しくて大満足。これで2,860円というのだから人気が出るわけだ。
すっかり遅くまで呑んでしまった。24時過ぎに帰宅。
| 固定リンク
コメント