THE STREET SLIDERS「40th Anniversary Final Special GIG 「enjoy the moment」」日比谷野外大音楽堂
今日は日比谷野外大音楽堂へ、THE STREET SLIDERS「40th Anniversary Final Special GIG 「enjoy the moment」」を観に行く。
40周年記念ファイナルツアー中のスライダーズ。今日はSpecial GIGとして、日比谷野音のステージに立つ。
野音でスライダーズ・・・2024年になって、こんな日が来るとは思っていなかった。感無量である。
春の野音。心配していた天気もなんとか持ちそう。思っていたほど寒くもなく、最高の野音日和。
日比谷公園は花盛り。ほぼ満開の桜の花も、色とりどりのチューリップもみんなキレイ。
16時40分過ぎに会場へ到着。友達としばらく公園をブラついてから、入場列に並ぶ。
本人確認もあって少し並んだけど、17時過ぎに会場入り。今日の席はB7列82番。
ステージ上手の端だけど、Bブロックだからステージは近いし、メンバー四人が重なる事なく見られるポジション。
チケットはソールドアウトで立見まで出る盛況ぶり。客席は異常なまでの期待感に包まれている。
予定より少し遅れて、17時35分ごろ開演。
ビートの効いたSEが流れる中、Drums:ZUZU、Bass:JAMES、Guitar:蘭丸、Vocal&Guitar:HARRY が登場。
HARRYが右手を天に突きあげて「Hello!」と叫ぶと、「SLIDER」から演奏はスタート。
「どうもこんばんわぁ~スライダーズです」とHARRYは言って「おかかえ運転手にはなりたくない」。
「Angel Duster」「Let's go down the street」「のら犬にさえなれない」「Dancin' Doll」と演奏は続いていく。
四人の奏でる音が、空高く吸い込まれていく。心地よい響き。野音ならではの醍醐味。
まだ空が明るいので、演奏に合わせてお客さんが波打って踊っている様子がよくわかる。
今日の席はHARRY側。そうなると逆に、HARRYとアイコンタクトしようとする蘭丸の表情がよく見える。
ステージ中央に出てきてギターソロを弾く蘭丸。弾きながらチラッとHARRYを横目(流し目?)で見るところを目撃。
蘭丸の思いや二人の関係性がいろいろと感じられて、個人的には本日のハイライトと呼べるシーン。
MCが一切ないのはいつも通りだけど、HARRYの声が次第にガラガラになっていくのがわかる。
寒暖差が激しい今日この頃、体調を崩しているのか? それともツアーで喉を酷使しているからか?
みんなの心配をよそに、演奏は淡々と続いていく。「すれちがい」から「ありったけのコイン」。
「それじゃあ新しいヤツをひとつふたつ」とHARRYは言って、「曇った空に光放ち」「ミッドナイト・アワー」を演奏。
このあたりからHARRYも調子を取り戻したようで、ちょっとひと安心。途中で中止とかはイヤだから。
いつもならここでメンバー紹介になるところだけど、今回はナシでそのまま「カメレオン」が始まる。
HARRYと蘭丸がひとつのマイクで唄う。しかも野音のステージで・・・本当にたまらない。
そしてZUZUの重たいビートに合わせてJAMESがベースを唸らせながら「Rock On」を唄う。
続いて蘭丸ヴォーカルで「ROCK'N ROLL SISTER」。これは新しい展開。まさに野音Specialという感じ。
ここでホーンセクションがステージに。紹介は無かったけど、“BLOODEST SAXOPHONE”のメンバーらしい。
甲田ヤングコーン伸太郎、青木ケイタ、それともう一人。友達に訊いてもネットで調べてもどうしてもわからん。
始まったのは「Oh! 神様」、そして「BADな女」へと続く。ホーンが入ったスライダーズは後期のイメージ。
自分的にはあまり馴染みが無いのだけど、こうして聴いてみると目茶目茶カッコいい。
「それじゃあラストね」とHARRYは言い、「Back To Back」を演奏して本編は終了。
アンコール、メンバーが再びステージに登場。ホーンセクションは無し。
HARRYは「Thank You!」と言って、「いつか見たかげろう」が始まる。アンコールの選曲はツアーと同じ。
そして「最後に・・・」という紹介で「風の街に生まれ」。今のスライダーズを表しているような歌詞。
いつものようなSEが流れる事はなく、思い思いに握手をしながらステージを去っていくメンバー。
最後はHARRYと蘭丸が手を取り合ってステージ下手で客席に手を振る。なんだかジーンと来た。
こうしてライブは19時25分ごろ終了。
終演後は、友達と打ち上げ。
土曜日だからどこも満席かと思いきや、「おねぎ」に滑り込むことが出来た。
今夜のライブの感想を語り合いながら、思い思いに呑み喰いする。
呑むペースがみんな同じだから、気兼ねなく楽しむことが出来る。最強のメンツ。
楽し過ぎてラストオーダーまで粘ってしまい、23時前にはおひらき。
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