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2024年7月 4日 (木)

STARDOM「STARDOM NIGHTER in KORAKUEN」後楽園ホール

今日は後楽園ホールへ、「STARDOM NIGHTER in KORAKUEN」を観に行く。
通常は週末に試合が行われるのだけど、“ナイター”ということで平日夜の開催。
アリーナ席以外は全席5000円という良心的価格。今月から定期的に開催されるみたい。
足の具合が心配なので、水道橋駅から会場へ。隣の東京ドーム、今夜は何も行われない模様。
閑散としている東京ドームというのもまたイイ。なんとなく異空間という感じがする。
18時10分ごろ会場入り。エレベーターはそれほど並んでいない。明らかに人が少ない感じ。
今日の席は指定A席 南側A列31番。南側スタンド席の最前列。赤コーナー花道に近い位置。
観衆は796人。北側雛壇席と南側スタンドに空席が目立つ。仕方ないのかな。

開始予定時間の18時30分よりフライング気味に開始。
第1試合は、中野たむ vs 梨杏 のシングルマッチ。
新人の梨杏に中野が胸を貸すという感じの試合。梨杏の良さを充分に引き出そうとする中野。
だけどやはり実力差は歴然。実力というより、基礎体力が圧倒的に違うような気がする。
それでも梨杏はよく食らいついていたと思う。丸め込みの連発には、さすがの中野も舌を巻いていた。
最後はバイオレットシューティングからの片エビ固めで、中野が貫録勝ちをおさめた。

第2試合は、月山和香&HANAKO vs 吏南&稲葉あずさ のタッグマッチ。
稲葉あずさは“JUST TAP OUT”の所属。吏南と同世代になるのかな? 他団体ながら息がピッタリ。
対する月山とHANAKOは安定した連携プレイを駆使して、稲葉を追い込んでいく。
ところが月山組は連携プレーを崩され、最後は稲葉が月山をババーキラー2号で固めてみせた。
試合後もやり合う4人、なかなか刺激的なぶつかり合いで今後に期待。

第3試合は、羽南&葉月&向後 桃 vs 水森由菜&さくらあや&玖麗さやか の6人タッグマッチ。
“STARS”と“Cosmic Angels”とのベビーフェイス対決。パァーッとリングが華やかに彩られる。
さくらと玖麗はまだまだ新人ではあるけれど、コズエンの一員としてすっかり独り立ちしている感じ。
だけどココでも体力的な差が歴然。“STARS”の三人は攻めてもイイけど、なにより打たれ強い。
そんな中で気を吐いたのが水森。さすが“熊本の不沈艦”。パワフルなファイトで相手を追い込んでいく。
けれども最後は玖麗が捕まってしまい、羽南のブロックバスターホールドでフォール負け。

第4試合は、AZM&星来芽依 vs 白川未奈&ジーナ のタッグマッチ。
新ユニット結成に向けて動くAZMと星来、“E neXus V”の白川とジーナ、おもしろい組み合わせ。
アメリカ帰りの白川のニューコスチュームが刺激的。セクシーを通り越して、目のやり場に困る。
だけどファイト自体は相変わらずのハードヒット。華やかさの中にも一本スジが通っている。
対するAZMと星来は、素早い動きで相手を翻弄。このハイスピードタッグ、何回でも観てみたい。
最後は星来がジーナを必殺の流れ星でフォール。イイ感じの仕上がり。これはもう組むしかないだろ。

第5試合は、“God's Eye” 朱里&小波&鹿島沙希&八神蘭奈&妃南 vs
“大江戸隊” 刀羅ナツコ&渡辺 桃&テクラ&琉悪夏&フキゲンです★ の10人タッグマッチ。
先日のゴッデス・オブ・スターダム戴冠のあと、“God's Eye”に喧嘩を売った“大江戸隊”。
“Queen's Quset”を強制脱退させられた妃南を含む“God's Eye”と早くも全面対決。
“大江戸隊”は相変わらずハチャメチャなんだけど、反則しなくてもみんな強いから始末に悪い。
特にテクラの活躍ぶりはすさまじく、今日も毒グモ・デス・ドロップで朱里からフォールを奪ってみせた。

第6試合は、岩谷麻優&コグマ vs スターライト・キッド&天咲光由 のタッグマッチ。
鈴季すず&星来芽依と共にキッドが立ち上げた新ユニットが「週刊プロレス」の表紙を飾ったことを受けて、
SNSを通じて「週プロを掲げて!」とキッドから指令。その通りに掲げると、こちらを見て頷いてくれた。
乗りに乗っている感じのキッド、ユニット加入に対して明確な答えを出していない天咲とのタッグ。
対する“STARS”の岩谷&コグマ。同じユニットながら、二人だけのタッグはちょっと珍しいかも。
ものすごくスウィングした闘い。それぞれの持ち味を活かしつつ、お互いに一歩も引かない展開。
最後は岩谷が一日の長を見せ、スタンディングのドラゴンスリーパーで天咲からギブアップを奪った。

セミファイナルは、安納サオリ&なつぽい vs 岩田美香&愛海 のタッグマッチ。
6・22代々木でワンダー・オブ・スターダム王座から陥落してしまった安納サオリ。
なつぽいからの問いかけにも一切答えず、意気消沈したまま本日の対戦を迎えてしまった。
その因縁の相手は岩田美香。同じ“センダイガールズプロレスリング」の愛海と共に対角に立つ。
いつものようにリングに上がったものの、どこか心配な安納。とにかく立ち直って欲しいと祈る。
岩田にボコボコにされながらも、立ち向かっていく安納。その身体に闘志が蘇ってくるのがわかる。
最後は攻勢に転じながらも、20分を告げるゴングが鳴り、時間切れ引き分けとなった。
それでも安納サオリ完全復活!という感じ。もう大丈夫だ。見ているだけで涙が溢れてきた。
ずっと支え続けてきたなつぽいも良かったし、岩田のパートナー 愛海が思っていた以上に良かった。
試合後、安納は「岩田、なつみ、みなさん、ごめん。もう一回わがまま言っていい? 次は勝つ。
岩田美香に勝つ! そのスターダムのワンダーのベルト、私が取り返す!」と宣言。
岩田も「やっと戻ってきたな。安納サオリはそうでないとなあ、いけねえんだよな」とニヤリ。
7月15日の仙女・後楽園では、両者でワンダーと仙女ワールド王座の2冠戦が決定。これは見逃せない。

メインイベントは、舞華&上谷沙弥&飯田沙耶 vs 稲葉ともか&壮麗亜美&レディ・C の6人タッグマッチ。
ひとり“Queen's Quest”の上谷が、舞華と飯田と組むことで黄金世代トリオを結成。
対するは“God's Eye”の壮麗&稲葉に、元“Queen's Quest”ののレディ・Cが加わったトリオ。
当然ながら上谷とレディの闘いに注目が集まる。そんな期待に応えるかのように暴れまわるレディ。
正直言って、ここまでやるレディは初めて観た。いつも優しさが試合に出てしまう感じだけど、今夜は徹底していた。
最後は黄金世代トリオの連携プレイに屈してしまったけど、この試合の主役は間違いなくレディだった。
試合後、レディは「今日でQQへの未練は絶ちます。私はショートカットでデビューして、
この伸びた分の髪の毛は全部QQとの思い出です」と、ハサミで髪をバッサリ。「これが私の決意です」と宣言。
シメは上谷。「いまを信じて明日に輝け、誰を信じるかは自分で決めろ、Bow down to The 黄金世代!」とコール。
21時20分過ぎ全試合終了。けっこうボリュームたっぷりだったな。

試合終了後は、ちょっと久しぶりに「串だおれ」で打ち上げ。
今夜は東京ドームのイベントが無いので、ほどよい感じの混み合い方。
いつものように串カツとおでんをつまみに、生ビールと黒ホッピー。
23時には閉店のため、おひらきにして帰宅。

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