センダイガールズプロレスリング「SENDAI GIRL'S PRO-WRESTLING in 後楽園ホール ~SENJO Chronicle~」後楽園ホール
今日は後楽園ホールへ、センダイガールズプロレスリングを観に行く。
人生初の仙女観戦。安納サオリが白いベルトを取り返してくれる事を信じて・・・。
水道橋駅から会場へアプローチ。隣の東京ドームは、巨人対阪神のデーゲームが行われる模様。
野球のときは物販を買うのに朝早くから長蛇の列!なんて事は無いんだな。
並ばずに品物をゆっくりと選べて、なんだか羨ましい。というわけで、ちょっとばかり覗いてみる。
Tシャツ・タオルは定番として、うちわ・ペンライト・アクスタ・スマホケースなんてアイドル並みの品揃え。
首の周り冷やすモノは、グッズとしては初めて見た。ライブグッズとしても良さげだ。
あと、いまだに王・長嶋グッズがあるのには、ちょっと驚いた。
11時10分ごろ会場入り。エレベーターはそれほど並んでいない。誘導係のスタッフすら居ない。
今日の席は指定席A 西側B列4番。西側雛壇席の最前列。青コーナー花道に近い位置。
STARDOMではこちらが赤コーナーだけど、今回ばかりは青コーナーがちょうどイイ。
予定通り11時30分ごろ開始。
まずは団体の代表 里村明衣子がリングにあがって挨拶。
まだ現役なのかな? いずれにせよ、新人時代の里村を思い返すと感慨深い。
そして第1試合は、YUNA vs 鈴木ユラ のシングルマッチ。
両方とも初見の選手。YUNAは団体所属、鈴木はフリーの選手らしい。
デビュー間もないYUNAが、鈴木の胸を借りる感じの試合展開。独特の間合いを感じる。
最後はバズソーキックからの片エビ固めで、鈴木がフォール勝ちをおさめた。
第2試合は、シン・広田さくら vs 優宇 のシングルマッチ。
これまた久しぶりに観る広田。相変わらずの人を食ったパフォーマンスがおもしろい。
対する優宇は、自慢の体格を活かした安定の試合運び。本当に強い選手だと思う。
そんな優宇を広田が巧みに操って、トップロープ渡りをさせたりするのだからプロレスって凄い。
だけど最後は予想通りと言ってはなんだけど、優宇がふらふらどーんで快勝。
第3試合は、アジャコング&松本浩代&ZONES vs VENY&ミリー・マッケンジー&高瀬みゆき の6人タッグマッチ。
アジャの試合をナマで観るのは久しぶり。2024年の現在も現役バリバリというのは恐れ入る。
というわけでどうしてもアジャの動きに注目してしまうけど、対角のVENYがかなり良かった。
見た目は華やかな雰囲気だけど、そのファイトから気持ちが伝わってくるような気がした。
かなりの混戦の中、最後はアジャがダイビングエルボードロップで高瀬を仕留めてみせた。
第4試合は、ニナ・サミュエルズ&レナ・クロス vs Sareee&Chi Chi のタッグマッチ。
Sareeeはとてもイイ選手だと思うし、Chi Chiもすごく頑張っていて好感が持てる。
だけど対角のニナとレナ、外国人コンビが自由奔放に暴れまわっていく展開。
圧倒的な体格差を活かして、SareeeとChi Chiを追い込んでいく。
最後はKross Breakerからの片エビ固めで、レナがChi Chiをピンフォール。
第5試合は、DASH・チサコ vs 渡辺 桃 のハードコアマッチ。
リング上にラダーや机・椅子が持ち込まれ、試合前から異様な雰囲気。
その中で「プロレス頭」を駆使しながら、さまざまな凶器攻撃で闘う二人。
いつものように微笑みを浮かべながら有刺鉄線バットを振り回す渡辺も凄いけど、
ラダーを利用して投げ技や飛び技を決めるチサコもまた凄かった。
最後はチサコがラダーからのホルモンスプラッシュを決めて、渡辺にフォール勝ち。
第6試合は、橋本千紘 vs ジョーダン・グレイス のシングルマッチ。
試合前の挨拶で里村が「橋本にふさわしい相手を探してきた」と紹介したジョーダン。
その話の通り、筋肉モリモリで見事にビルドアップされた肉体を駆使して橋本を攻め込む。
もちろん橋本もやり返すけれど、最後はジャガーノートドライバーでマットに沈んだ。
セミファイナルは、「センダイガールズワールドタッグ選手権試合」。
王者“愛海と水波”愛海&水波 綾 に挑戦者“ボブボブモモバナナ”岡優里佳&桃野美桜 が挑む試合。
会場人気がやたらと高い“アニキ”水波と、先日初めて観て意外と出来るなと思った愛海。
対する“ボブボブモモバナナ”は岡がバナナ、桃野がモモのコスチューム。アイドル的な立ち位置。
実力では圧倒的に王者組という感じだけど、岡と桃野が試合を大いにかき回す。
そして最後は岡が愛海をオカティカで葬り、第19代王者となった。
メインイベントは、「センダイガールズワールド選手権 ワンダー・オブ・スターダム選手権 ダブルタイトルマッチ」。
6月のスターダム代々木大会で岩田に敗れて、ワンダーのベルトを失ってしまった安納。
敗戦ショックから意気消沈して不甲斐無い試合を続けていたが、7月4日のタッグによる前哨戦で見事に復活。
岩田はその気持ちに応えて、センダイガールズワールド選手権のベルトも賭けることになった試合。
“Cosmic Angels”をセコンドに従え、盤石の態勢で岩田に挑む安納。どうか勝ってくれよ!
会場の声援は半々という感じ。こういう場合は挑戦者に思い入れる人が多いけど、岩田の人気も根強い。
序盤は安納優勢。いきなり極楽固めを決め、そこから馬乗りになってエルボー連打。更に首4の字を決める。
しかし中盤からは岩田が盛り返す。腕十字固めで右腕に集中攻撃を仕掛け、側頭部へのキックで安納を追い込む。
安納は蹴りをもらい過ぎ。意識朦朧としてふらつく安納に、代々木の悪夢がフラッシュバックする。
しかし安納は不敵な笑みを浮かべながら頭突きで反撃。ロコモーション式ジャーマン3連発を決めてみせる。
さらにタンタンドル(変型ネックブリーカーからの押さえ込み)から、盟友なつぽいの必殺技フェアリアルギフト
(変型ダイビングボディープレス)。このシーンには本当に痺れた。安納の気持ちが伝わってきた。
そして最後はジャパニーズオーシャンスープレックスホールド。見事に3カウントを奪ってみせた。
安納は晴れて二冠王者。ロープにもたれかかったまま動かない岩田に、「岩田は私にとって最強で最高で・・・
やっぱり思いつかんわ。うちらの関係性を表す言葉なんていらないよな。また戦おうよ。これからもずっと」と呼びかけ。
そんな中、リングにあがって挑戦を表明するDASH・チサコ。今回の隠れた主役は間違いなく彼女だろう。
安納は「やるよ。やろうチサコ」と即答。そして「私、プロレス好きやわ。だからスターダムも仙女も別の団体も
もっとたくさんの方に、そしてプロレスを知らん人に届けたい。このベルトを持って!」と力強く宣言。
こんな安納のマイクは初めて聴いた。なんだかすごくグッと来た。安納を好きになって良かった。
そしてなつぽいとロープをはさんでにらみ合い。盟友でありライバル。二人の闘いは次のステージへ。
14時05分ごろ全試合終了。すごく満足した。
試合終了後、「しんぱち食堂」という店でランチ。
普通の定食屋だけど、生ビールジョッキが165円というのだから驚き。
オーダーがタブレットというのはもはや常識だけど、会計がセルフレジというのは初めて。
ちょっとあたふたしてしまった。世の中はどんどん変化していることを実感。
| 固定リンク
« 鳴瀬喜博「鳴瀬喜博 presents 「Fun9loud」 ~Hot Fun In 目黒夏日~」目黒 BLUES ALLEY JAPAN | トップページ | 浅香 唯・大西結花・中村由真「唯・結花・由真 三姉妹コンサート2024 ~夢の続きを...~」ヒューリックホール東京 »
コメント