人見元基「GENKI SESSION 2024」東京キネマ倶楽部
今日は東京キネマ倶楽部へ、「GENKI SESSION 2024」を観に行く。
前回開催されたのは2019年、もう5年も前になる。それには理由がある。
ひとつはコロナ禍。2019年まで毎年のように開催されていたのに、2020年から開催出来なくなった。
もうひとつはギタリスト:大谷令文との別れ。2022年に再開予定だったのが流れてしまった。
そんな「GENKI SESSION」が今年になって嬉しい再開。これはもう行くしかないでしょ。
というわけで鶯谷へ行くのも久しぶり。いつものように地下鉄を乗り継いで、入谷駅からアプローチ。
向かう途中でとんでもない事に気づく。到着時間が開場時間の18時過ぎになってしまうという事だ。
最近は余裕を持って1時間前ぐらいに現地入りするようにしているのだけど、見事に勘違いした。
せっかく16時過ぎに仕事を切り上げたのに、まだまだ余裕があると思い込み、出かけたのは17時ごろ。
完全に時間を1時間読み違えていた・・・。だけどどうにか17時10分ごろ会場に到着。
既に入場は始まっていたけど、整理番号が271番と遅かったので助かった。まだまだ大丈夫。
1階の待機スペースに列が作られていたので、そこに並んでエレベーターで会場へ。
フロアには椅子が並べられているので、ステージ下手側の7列目に座る。271番だからこんなもん。
かなり端の席でムムムと思っていたら、隣の二人が席をリリースしたのでやや中央寄りにシフト。
ここなら申し分ない。椅子はどうやら350ぐらいある模様で、お客さん全員座ることが出来ている。
予定より少し遅れて、19時過ぎに開演。
Drums:ロジャー高橋、Bass:松本慎二、Guitar:日下部"Burny"正則、Keyboards:難波弘之、
そして“Led Zeppelin”のTシャツにアロハを羽織ったVocal:人見元基 がステージに登場。
メンバーは変わっているものの、こうして演奏が聴けるだけでも嬉しい。まさに感無量である。
一曲目は「Hallelujah I Love Her So」。いきなりお客さんとコール&レスポンス。初めから飛ばしていく。
「久しぶり! 鶯谷はやっぱりイイねぇ~」と言い、「今日は大谷令文の事を少しづつ話そうと思う」と元基。
今日来ているアロハは、渋谷Eggmanの楽屋で令文から5000円で売ってもらったモノらしい。
選曲はいつも通りという感じ。「I Got The Fire」から“Led Zeppelin”メドレーで「Communication Breakdown」
「How Many More Time」「Whole Lotta Love」、そして「Move Over」「Ain't No Sunshine」。
元基の唄はやっぱりスゴイ。高音でのシャウトだけでなく、本当に唄が上手いんだな。
「70年代ロックを演っていると言っているけど、これからは年齢的に70代ロックだ」と難波さん。
そして「令文と出会った頃にやっていた“NOIZ”の曲を演ります」と元基は言い、
スローテンポのナンバー「樹の歌」と、お馴染みのレパートリー「いつものように」を続けて披露。
“NOIZ”の曲を唄う元基・・・日本語で唄う元基も大好き。20時10分過ぎに第1部は終了。
休憩をはさんで、20時30分過ぎに第2部が始まる。
まずは難波さんヴォーカルで「花、太陽、雨」、続いてロジャーが「難聴」を唄う。
ひとりひとりの持ち味を活かした演奏。だからこそ「GENKI SESSION」なんだな。
元基のトークも相変わらず長く、ビールと水を交互に呑みながら上機嫌に令文との思い出を話す。
次の曲は「Cry Me A River」。ハードロックでもなくロックでもない、こういうスタンダードまで唄いこなす元基。
「同じバンドでこのレパートリーは無いだろ!」と言うのも納得。だけどそこが「GENKI SESSION」の醍醐味。
そして再び“NOIZ”のレパートリーから未発表曲の「Hey Bro.」、そのまま続けて「ガンガンガン」。
「『ガンガンガン』は正味2分しかないんだけど、なんでこんな曲を作ったんだろう」と元基。
「Sweet Sweet Surrender」をじっくりと聴かせたあと、「好きさ 好きさ 好きさ」をハードなアレンジで唄う。
「30 Days In The Hole」のイントロでは、全員で息の合った美しいコーラス。本当に凄腕揃いのメンツ。
「Gimme Some Lovin'」で盛り上げたあと、本編最後はこれまたお馴染みの「All Or Nothing」。
元基はステージを下りて、お客さんにマイクを向けながら練り歩く。コロナ禍を経て、再びこの光景が見られるとは。
そしてステージ下手の入場口から何度も出入りするパフォーマンス。お決まりとはわかりつつ大興奮のまま終了。
アンコール、まずは難波さんのピアノをバックに、元基が「Imagine」を唄いあげる。
元基の英語はさすがの発音で、英語がよくわからない私の胸にも伝わってくるものがある。
そしてバンドが合流して「Going Down」。ここで元基から許可が出て、お客さん全員スタンディングに突入。
盛りあがるお客さんを「もっと欲しいか?」と煽る元基。このあたりはさすがロックスターという感じ。
「一緒におまじないをしなきゃいけない」と言いながら、最後の曲は「アッコちゃん」。
「GENKI SESSION」のエンディングはやはりコレでないと。再びステージを下りて、お客さんにマイクを向ける。
本当に楽しかった久しぶりの「GENKI SESSION」、「また来年」と約束して22時45分ごろ終了。
会場裏の居酒屋へ行けば、御一行様の打ち上げに立ち会えるのはわかっているけど、
かなり遅くなってしまったので、そのまま帰ることにする。
せめて牛丼でも食べようと思ったのに、入谷駅前の「吉野家」は営業終了。
代々木公園駅まで戻って、「富士そば」でプチ打ち上げして帰宅。
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