リクオ/仲井戸麗市/梅津和時「リクオ presents KANREKI HOBO CONNECTION ~ JIROKICHI編 第1夜」高円寺 JIROKICHI
今日は高円寺 JIROKICHIへ、「リクオ presents KANREKI HOBO CONNECTION ~ JIROKICHI編 第1夜」を観に行く。
今年の9月17日に還暦を迎えるリクオ。その記念として今日から3日間、JIROKICHIでセッションを繰り広げる。
その一日目のゲストは仲井戸麗市と梅津和時。JIROKICHIでCHABOが観られるとはまたと無い機会。
チケットは激戦だったけど、なんとか無事にゲットする事が出来た。チケットの神様、本当にありがとう。
早めに仕事を切り上げて、17時半ごろ高円寺に到着。久しぶりの高円寺の街をちょっとだけ散策。
相変わらずディープな雰囲気ではあるけれど、かなり変わってしまった感じもするな。
開場時間が近づいて来たので会場へと向かう。久しぶりに会う友達がたくさん居てホッとする。
予定通り18時30分に開場。整理番号は13番だけど、通し券の人が30人居るので実質43番目。
フロアに下りると既に椅子は埋まっていて、「あぁ~今夜は立ち見か・・・」と覚悟を決める。
ところが店員さんが「席取り禁止!」と言ってくれて、まるでモーゼの十戒のように2列目へ通される。
ステージやや上手のポジション。ステージが低いので、前の人の頭でよく見えないけど文句は言うまい。
本日はソールドアウトという事もあり、立ち見も含めてフロア内はお客さんでイッパイ。
予定通り19時30分に開演。
まずはリクオがひとりステージに登場して「イマジン」をピアノで弾き語り。
そして早くも梅津さんを呼び込み、出会った頃の話をしたあと「新しい町」「グレイハウンドバス」。
梅津さんはサックスを使い分けながら、リクオの唄うメロディーに彩りを添えていく。
残念ながら私の席からは二人の姿がよく見えないけど、音だけに集中して聴くのもまたイイ。
還暦を迎える気持ちを表しながら、「Forever Young」「満員電車」「同じ月を見ている」を唄うリクオ。
それに寄り添う梅津さんのサックス。二人の音がJIROKICHIのディープなステージに沁み込んでいく。
「ソウル」に続いて「満月の夕」。リクオが唄うこの曲もまた違った味わい。梅津さんが合いの手を入れる。
ここで梅津さんは退場して、入れ替わりにCHABOがステージに登場。
JIROKICHIのステージでCHABOが観られるとは! 私の席からはCHABOがしっかりと見える。
リクオのホンキートンクなピアノに乗せて、まずは肩慣らしで「Fox, trot」を演奏。
続いて「君が僕を知ってる」をお客さんと一緒に唄う。「CHABOさんと一緒に演るのは5年ぶり。
いまだに魔法が解けない。CHABOさんと一緒に演奏するとティーンエイジャーに戻る」というリクオに、
CHABOは「ティーンエイジャー」を一節唄ってプレゼント。なんだかとってもイイ雰囲気。
Bobby Charlesのカバー「I Must Be In A Good Place Now」をCHABOが唄ったあと、
「いろいろなモノを受け取って作品をアウトプットしている」と言いながらリクオが「リアル」を唄う。
有山じゅんじのリクエストで歌詞を書いたという「Ol'55」、リクオのピアノをバックに唄うとまたイイ。
「オマージュ - ブルーハーツが聴こえる」はお客さんも交えて大盛りあがり。「あれからもう30年」だ。
「じゃあ全員集合したいと思います!」とリクオが言い、梅津さんが再びステージに呼び込まれる。
始まったのは「BLUE MOON」。CHABOのギターと梅津さんのクラリネットとリクオのピアノがユニゾン。
「こうして演奏していると、ココに居る人だけじゃなくて、いろいろな人と繋がっている気がします。
考えてみると、それは贅沢な事だと思います」とリクオ。清志郎への思いを胸に「胸が痛いよ」。
「リクオは清志郎より年上になっちゃったんだよね。なんかその辺からふらっと出てきそうだよね」とCHABO。
「ガルシアの風」を唄ったあと、「ミラクルマン」「Hungry Heart」とアップテンポなナンバーが続く。
続いて「ずっと音楽を好きで良かった。音楽の魔法はくたばるまで解けへんね!」と「永遠のロックンロール」。
この何とも言えない多幸感。リクオのライブは久しぶりに観るけど、この多幸感はやはり唯一無二。
これで本編は終わりかと思いきや、CHABOがオモチャのエレキを手に取って「雨あがりの夜空に」。
お客さんは総立ち。立ち上がるとステージの方が低いように感じる。大盛りあがりのうちに本編は終了。
アンコール、闘魂タオルを首に巻いて猪木モードになったリクオが乾杯の音頭をとる。
土曜日に共演するチャールズ清水の話をしばらくしたあと、CHABOと梅津さんをステージに呼び込む。
そしてリクオのライブでは定番のラストナンバー「アイノウタ」。みんなで唄ってまさにハッピーエンド。
ところが今夜はこれで終わらない。「いい事ばかりはありゃしない」を三人で交互に唄う。
梅津さんのサックスが泣かせる。中央線沿線のシチュエーションがその思いを増幅させる。
22時20分過ぎ終演。心に沁みる良いライブだったな。
せっかく高円寺に来たので、久しぶりに「炭火焼鳥とんきち」で呑む。
ちょうど良い混み具合。カウンター席に居場所を見つけて、まずは生ビールから始める。
閉店まであまり時間が無いので、ホッピー飲み放題はNGと言われたけど、
1時間もあれば元が取れると思って飲み放題にした。もちろんそれで大正解。
隣の席に座っていたカップルの女性がフレンドリーに話しかけてきて、なんだか楽しかった。
24時前にはおひらきにして、電車に乗って帰る。
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