Char「FOR ANOTHER 100 YEARS」日比谷野外大音楽堂
神保町駅から都営三田線に乗り込み、日比谷駅へと向かう。
今日は日比谷野外大音楽堂へ、Char「FOR ANOTHER 100 YEARS」を観に行く。
恒例となっているCharの野音。今回はミッキー吉野とCHABOがゲスト出演。
雨男のCharだけに天気が心配なので、雨具をバッチリ準備して来たけど、どうやら持ちそうな予感。
しばらく日比谷公園を散策。すっかりリニューアルされているけど、花が無くなって芝生になっている。
16時半ごろ会場入り。今日の席はC6列101番。Cブロックだけど、通路際なので観やすい。
ほぼ予定通り、17時過ぎに開演。
Drums:Tully Ryan、Bass:澤田浩史、Keyboards:小島良喜、Vocal&Guitar:Char がステージに登場。
インスト「I Feel Free」「Jeff ~Soliloquy~」から始まり、ヴォーカル曲「Livin' In Tokyo」「Merry-Go-Round」と続く。
Charはバーガンディミストのストラトキャスターをメインに使用して、変わらないChar節を聴かせる。
澤田さんのベースも小島さんのキーボードも、いつも通りに安定した響き。Charのギタープレイを支える。
ドラムのTully Ryanは初めて観る。パワフルでスピード感あふれるドラミングだけど、ちょっと大味な感じかも。
ミディアムテンポの「夢の中の夢」「Gojimade Matenai」をはさんで、ゲストのKeyboards:ミッキー吉野が加わる。
Funkyなアレンジで「Monkey Magic」を少し演奏してから「かげろう」。このあたりからお客さんはスタンディング。
50年以上の付き合いだというCharとミッキー、出会った当時の事や日比谷野音の思い出を話す。
「The Leading Of The Leaving (Loneliness)」「Future Child」をじっくりと演奏したあと「Wondering Again」。
この曲はアルバム「THRILL」に収録されている。そのレコーディングメンバーだったミッキーとの共演。たまらない。
続いて「Uncle Jack」をFunkyに演奏したところでミッキーの出番は終了。
「バン・バン・バン」をセッションする中、ミッキーと入れ替わりにCHABOがステージに登場。
会場内の雰囲気がガラリと変わる。テレキャスを弾きながら「雨 ~Rain Fall Down~」を唄うCHABO。
「絶対に雨が降ると思って雨の曲を選んできたのに、なんで降らないんだ~」とボヤくCHABOに、
「雨に~濡れながらぁ~♪」と唄うChar。二人の変わらない関係性が垣間見られる会話。
続いてもSTONESナンバーで「Don't Stop」。もちろん歌詞は日本語。あくまでもCHABOらしく。
弾いているテレキャスには、今回手に入れたと思われる「JLC」のステッカーが2枚貼られている。
「野音はたくさんの思い出で一杯だよ。今日は清志郎も来たがっていたと思うよ」と話すCHABO。
そして「いい事ばかりはありゃしない」。もうすっかり暗くなった野音の夜空に吸い込まれていく。
あっと言う間にCHABOのパートは終了し、Char曰く「退場の音楽」に乗ってCHABOは退場。
ここからは再びメンバー4人に戻って、いつものように「TOKYO NIGHT」「Shinin' You, Shinin' Day」。
最後はもちろん「Smoky」。ちょっと不揃いな感じもしたけど、やっぱりこの曲の疾走感は素晴らしい。
アンコール、バンドメンバーと共にミッキーがステージに登場。
「子供の頃から呼び捨てだから、先輩に『さん』をつけられない」とChar。それはわかるような気がする。
そして始まったのは「空模様のかげんが悪くなる前に」。この曲をミッキーと演奏しているところを観られるとは。
続いてCHABOがステージに呼び込まれる。「Charが屋根裏にライブを観に来てくれたのが自信につながり、
“Johnny, Louis & Char”の武道館に出演させてくれたことは感謝している」と話すCHABO。
「雨あがりの夜空に」が始まり、CHABOとCharがヴォーカルをまわす。お客さんも大盛りあがりだけど、
振り上げるコブシのタイミングがバラバラなのが、Charのライブだなぁ~という感じでまたイイ。
日比谷野音で何度も聴いたこの曲を、いまの日比谷野音で聴けるのは最後かなと思ったりして。
ここでミッキーとCHABOは退場。メンバー4人で「Rainbow Shoes」を演奏してひとまず終了。
2回目のアンコールは「Apple Juice」。いつも通りの展開だけど、それが心地良い。
Charはお客さんを盛り上げようというのではなく、自分が楽しむために音楽をやっていると感じた。
それは最後の「あんまり先が長くないんだから、やりたい事をやらせてくれよ! これがやりたい事でした」
という言葉に如実に表れていた。それで良いと思う。19時55分ごろ終演。
終演後は友達と有楽町の「トロ政」で打ち上げ。
ライブの感想や音楽話で盛りあがる。気兼ねなく話せる関係が嬉しい。
2時間制ということで、22時半過ぎにおひらき。千代田線に乗って帰宅。
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