CHABO BAND「Music From CHABO BAND 2024 Experence」EX THEATER ROPPONGI
今日はEX THEATER ROPPONGIへ、CHABO BAND「Music From CHABO BAND 2024 Experence」を観に行く。
“CHABO BAND”のライブ、先週の大阪に続いて今週は東京。東京では昨年の10月以来、一年ぶりのライブとなる。
先行物販が15時から16時45分までというので、16時20分ごろ会場へ。グッズは大阪で買ったというのに。
お目当てはガチャ。大阪の開演前・今回の終演後と合わせて7回チャレンジしたけど、ダブりが多くていまいち。
会場前で友達と遭遇したので、2階の「EX GARDEN CAFE」で待機。そのまま開場時間の17時を迎える。
だんだんみんなが集まり始め、17時30分ごろ会場入り。今日の席はアリーナD列21番、ステージ正面の四列目。
ステージには大阪では無かった花や樹木がディスプレイされている。樹木は以前のライブでもあった演出。
CHABOのマイクスタンドを囲むように咲いている花。おかげでドラムがちょっと見にくい。
チケットはソールドアウトということで、2階のスタンド席までお客さんでイッパイ。
予定時間の18時を少し過ぎたころ開演。
Jimi Hendrixの「Are You Experenced」が流れ終わったところで、Vocal&Guitar:仲井戸麗市 がステージに登場。
ひとりマイクに向かって、Charlie Hadenの「Shenandoah」をバックに「ガルシアの風」を朗読。
読み終わったあと、CHABOは天高くピースサイン。大阪ではコブシを突きあげていたような記憶。
そしてDrums:河村"カースケ"智康、Bass:早川岳晴、Keyboards:Dr.kyOn が加わり、
「Green Onions」の演奏に合わせてバンドメンバー紹介。CHABOはテレキャスを弾きまくる。
続いて「ホームタウン」から“RCサクセション”のナンバーで「お墓」。なかなか意表を突いた選曲。
「このあいだ久しぶりに忌野くんが夢に出てました」とCHABOが言ったあと「Little Wing」。
魂のこもった演奏。テレキャスから発せられるひとつひとつの音が、会場全体に深く沁み渡っていく。
「新旧とりまぜて演るよ。カバーもやるよ。一年ぶりだ」とCHABOは言い、ニューアルバムから「New Morning」。
「ホントに一年ぶりなんだよ」と嬉しそうなCHABO。次は「今回一番古い曲」という紹介でニューアレンジの「打破」。
エンディングで曲調がシブいBluesに変わり、「今日も元気でゴハンが旨い!」でシメ。
花に囲まれて唄うCHABOは不思議な感じ。どこか違う世界にいるような感覚を覚える。
ステージの下から写真を撮ったら素敵だろうなと思っていたら、三浦麻旅子さんがしっかりとその位置に。
今夜ステージに花を飾っているのは、Donovan Philips Leitchを真似ているとCHABOは説明。
ここで去年好評だったというアコースティック・コーナーに突入。
ステージ前方に四人が並び、kyOnはフラットマンドリンを弾いて「You Gotta Move」。四人でヴォーカル回し。
続いてニューアルバムから「新宿 Swamp」。早川さんはアップライトベース、kyOnはアコーディオン。
もう一曲アコースティックで「BLUE MOON」。ここでEX THEATER ROPPONGI の不思議。
ステージからの音がよく聴こえるのは当然だけど、後のお客さんの声が必要以上によく聴こえる。
この曲の後半で「オーオーオーオー♪」とみんなで唄うくだりは、その声の大きさに鳥肌が立った。
一方、横からの声があまり聞こえないのが不思議。なんだかひとりで観ているような錯覚を覚える。
エンディングでは菅原都々子の「月がとっても青いから」が流れる。2コーラス目に入るところで「もういいんじゃない」。
再びエレキ・セットに戻って、「アフターマス」「行こう!(戦友へ)」「逃亡者'69(ある戦士達の愛の詩)」と、
ニューアルバムからの曲が続く。それぞれの曲に込められた思いを話しながら、一曲一曲丁寧に唄っていく。
次に「やせっぽちのブルース」を演奏したあと、軽快なテンポに乗せて「明日も元気でゴハンが旨い!」と叫ぶ。
さっきは「今日も元気で」、今度は「明日も元気で」。いずれにせよ「ゴハンが旨い」というのは大切。
続いて「Hungry Heart」を演奏してから、本編最後に唄われたのは「My R&R」。
kyOnのキーボードに乗せて自分の思いを吐露したあと、チェットアトキンスSSTであのフレーズを弾く。
CHABOの思いがそこに凝縮されていて、とっても大切なものを受け取ったような気がする。
アンコール、ツアーTシャツに着替えてメンバーが再びステージに登場。
「個人差はあるけど、60代はまだ全然突っ走れるぜ!70代はちょっと手ごわいぞ!」とCHABO。
60代に差し掛かろうとする今の自分にとって、その言葉はすごく励みになった。
以前、私の年齢を言ったら「まだまだだな」と言ってくれた。その言葉もいつも胸に刻んでいる。
大好きな憧れのミュージシャンというだけでなく、ひとりの人間として追いかけていきたい。
そして始まったのはNeil Youngの「Forever Young」。サビの部分はkyOnが声を重ねる。
“CHABO BAND”の魅力は、そのサウンドや世界観もあるけど、私にとってはDr.kyOnの存在が大きい。
それは“BO GUMBOS”で感じていた感覚。ちょっとぐらい何かあっても、kyOnが居ればなんとかしてくれる。
しばし交わされたCHABOとkyOnのアイコンタクト、そしてこの曲でのコーラス。忘れられない名場面。
続いて清志郎の「オーケー!CHABO!!」の掛け声と共に「雨あがりの夜空に」。お客さんは総立ち。
ヴォーカルはメンバー全員でまわし、エンディングはマチャミさんがジャンプしてフィニッシュ。
「もうちょっと演るから座ってくれよ」とCHABOはみんなを座らせて、ニューアルバムから「音楽」。
「Feel Like Going Home」はkyOnのキーボードから始まって、CHABOのスライドギターが重なるアレンジ。
最後は「おまけ」ということで「家路」。メンバーを紹介しながら、ほのぼのと「イエー イエー」と唄ってフィナーレ。
「エデンの東」をバックにメンバーはステージから退場して、最後にCHABOがひとりステージに残る。
バンドアレンジの「Something」が流れる中、CHABOは『ひとり』でじっとたたずみ、コブシを天に突きあげる。
“CHABO BAND”のライブなのに、最初は『ひとり』で「ガルシアの風」をリーディング、突き上げられたピースサイン。
そして最後も『ひとり』でコブシを突きあげている。『ひとり』の意味・・・コブシの意味・・・CHABOの意思。
「What A Wonderful World」と共に、22時20分ごろ終演。最新型“CHABO BAND”、そして「今」のCHABOを感じた。
ライブ終了後はファン仲間で打ち上げ。総勢14名。
あまり大勢集めると面倒なので、仲間内という感じにしたけど、それでも14名となると店選びも大変。
六本木という土地柄なのか、ちょっとイイなと思う店は値段も高い。だからリーズナブルな「赤札屋」にした。
ものすご賑わっていて、会話をするにもひと苦労という感じだったけど、まあまあ良かったんじゃないかな。
23時半にひとまずおひらきにして、遠征組と家が近い人たちで二次会。
24時ごろ解散。終電にギリギリ間に合うかもという感じだったけど、面倒なので久々のタクシー帰り。
| 固定リンク
コメント