KERA「KERA presents カバー&コピー曲限定ライブ RUN UP to 2025」渋谷 La.mama
今日は渋谷 La.mamaへ、「KERA presents カバー&コピー曲限定ライブ RUN UP to 2025」を観に行く。
カバー曲とコピー曲しか演奏しないという趣向のライブ、これは見逃す手は無いでしょう。
というわけで師走の街をバスで渋谷へ。2024年最後の土曜日、街はものすごい賑わい。
渋谷駅から会場へ向かう急な坂道、寒さが身に沁みる。いつ頃からかこの坂をよく上るようになった。
予定通り18時15分に開場。整理番号35番で入場して、ステージ真正面4列目の席を確保。
今回は椅子席+立見席。チケットはソールドアウトという事もあり、いつもよりギッチギチという感じ。
予定より遅れて、19時05分ごろ開演。まずはKERAさんがひとりステージに登場。
「今日は忘年会的なライブだけど、問題なのは僕が忘年会を好きじゃないんですよ」とKERAさん。
いきなりアカペラで「この木なんの木」「夜明けのうた」を唄い、Piano:佐藤真也、Guitar:伏見 蛍、
Drums:佐久間 亮をステージに呼び込んでBrian Enoの「GOLDEN HOURS」を唄う。
続いてDaniel Johnstonの「TRY TO LOVE」。初めて聴く曲だけど、佐藤さんのピアノが沁みる。
更にBass:なるけしんご、Sax:ハラナツコが加わって、“ヒカシュー”の「うわさの人類」、
“フールズ”の「空を見上げて」を続けて演奏。このあたりはとってもKERAさんらしい選曲。
「コマーシャル・ソングだけでライブをやっても良かった」とKERAさんが言うと、
メンバーがお気に入りのCMソングを発表し合い、そのまま「明治チョコレート」を即興で披露。
“フリッパーズ・ギター”の「恋とマシンガン」に続いて、太田裕美のカバーで「木綿のハンカチーフ」。
これは意外な選曲。ちょっとねじれた感じのアレンジが、KERAさんのヴォーカルにマッチしている。
ここでハラさんとなるけさんが抜けて、Bass:クボブリュ、Guitar:コウ がステージに登場。
カジュアルな服装で演奏する二人は珍しい。“新月”のナンバー「鬼」をプログレッシブに淡々と演奏。
そして佐藤さん・佐久間さん・伏見さんを送り出し、Drums:ジンとVocal:森若香織を呼び込む。
ジンはメイクをバッチリ決めて、キラキラ光る衣装を着こんでいる。森若さんは変わらず元気ハツラツ。
ここからはKERAさんの代わりに森若さんがヴォーカルで「東京ブギウギ」「Saturday Night」「恋のダイヤル6700」。
こうして聴くと、ジンのドラムのパワーに圧倒される。クボさんのベースも相変わらずブリブリで強力。
続いてKeyboards:杉山圭一、そして再びKERAさんがヴォーカルで「有頂天のドレミの歌」「アローン・アゲイン」。
キーボードが杉山さんから三浦俊一に交代し、久しぶりに揃うメンツで“P-モデル”の「フローズン・ビーチ」。
「この曲は37年ぶりに弾きますよ」と三浦さん。杉山さんが当時の音を再現するよう燃えたとのこと。
そしてそのまま「心の旅」へ。このメンツで聴くこの曲は、なんとも言えず感慨深いものがあった。
三浦さんはひとまず退場して、“あぶらだこ”の「アンテナは絶対」。これがものすごくカッコ良かった。
最後は杉山さん・三浦さんのダブル・キーボードにハラさんのサックスで“リザード”の「王国」。
いかにもKERAさんらしい、ちょっとひねった選曲が最高。あっと言う間に本編は終了。
アンコール、「こういうライブはどうですか? 年に何度もやるものではありませんが」とKERAさん。
そしてDrums:ジン、Bass:クボブリュ、Piano:佐藤真也、Guitar:コウ をバックに
“The Beatles”の「Strawberry Fields Forever」。イントロの佐藤さんのキーボードが完璧。
バンドメンバー総入れ替えで、更に森若さんが加わって“プラスチックス”の「COPY」。
KERAさんと森若さんのツイン・ヴォーカルが、オリジナルの“プラスチックス”っぽくてとてもイイ。
最後は出演者全員がステージにあがり、「コミック雑誌なんかいらない」で大団円。
冒頭で「最後に盛りあがる曲はやらない」と言っていたけど、今日ばかりはこれで良い。
まさに2024年を締めくくる忘年会のようなライブ、21時20分過ぎに終了。
終演後、土曜日だから混んでいるだろうと思ったけど、ダメ元で「山家」へ。
店内は賑わっていたものの、カウンター席はラッキーなことに空いている。
というわけで黒ホッピーを呑みながら、あん肝と鳥もりをつまむ。
にごり酒もいただいて、言うことナシの幸せ。完璧な夜だな。
いつもより遅くまでやっているのかと思いきや、23時前にはバタバタと閉店。
なんだか追い出されるような感じになっちゃったけど、すっかり満足した夜。
渋谷駅からバスに揺られて、23時過ぎには帰宅。
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