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2025年2月20日 (木)

仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time DJ」南青山MANDALA

今日は南青山MANDALAへ、仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time DJ」を観に行く。
今回は1月・2月・3月の三回行われるCHABOのDJ “Season5”、今日はその二回目。
ゲストに立川直樹さんを迎えるという事もあり、チケットはソールドアウトになっているらしい。
だから入場時に並ぶかな?と思って、18時10分過ぎに会場へ。ところが誰も並んでいない。
客席もかなり余裕があるレイアウトでちょっと拍子抜けしたけど、いつも通りの雰囲気でイイ。
今回はパスタディナーSeatにしたので、白ワインと明太子パスタをチョイス。
整理番号はA-9、ステージ正面の二列目。CHABOと正面から対峙する感じの位置。
客入れBGMはTrini Lopezの「Sinner Not A Saint The Complete King And Dra Recordings 1959-1961」。

予定より遅れて、19時04分に開演。いつもよりちょっと早め。
CHABOは麦わら帽子をかぶってメガネをかけ、ダウンコートを着て登場。いきなりの厚着(笑)
ステージ下手に置かれた椅子に腰かけ、いつものように話し始める。

OpeningSE. Hey Mr. DJ [Van Morrison]
 ⇒オープニングはもちろんこの曲。CHABOは「先輩だから失礼が無いように」と言いつつ、立川さんを呼び込む。
  立川さんはステージ上手の椅子に座り、赤ワインを呑みながら話し出す。まずは清志郎とやった番組の話題。
  変わらぬ毒舌を交えながらも、「CHABOはビートニクな人だ」と大絶賛。まんざらでもなさそうなCHABO。
M01. The House Of The Rising Sun [The Animals]
 ⇒今夜は立川さんの選曲が中心で、話の流れやその時の気分で選んでいく感じの進行。
  そのためステージ下手のスクリーンに投影される映像は、ステージ横のブースをスマホで写すスタイル。
  スタッフの早川さんがステージからCDジャケットを借りて、そこまで持っていって写し出す。なんだか大変そう。
M02. Wild Is The Wind [Nina Simone]
M03. Wild Is The Wind [David Bowie]
 ⇒Eric Burdonの話が延々と続く中、「何かかけないと・・・芸人なんだから」と立川さん。
  「Nina Simoneを聴いたことが無い人は聴いてほしい」と言い、続けてDavid Bowieがカバーしたバージョンを。
  David Bowieが来日した時のエピソードを話して、「彼は美意識が高い」とコメント。
M04. You Really Got Me [Kinks]
 ⇒自分が好きなアーティストの事を延々と話す立川さんを制して、CHABOは立川さんの高校時代の事に触れる。
  「自分とは違ってアーティスティックな不良だった」と言うCHABO。確かにいろいろな事をよく知っている。
  二人の共通項として新宿の話題。「アートシアター 新宿文化」という本をもとに、当時の話をいくつか。
  立川さんから「ここで何を選ぶか?」と言われて、「ラジオから流れてきて、“イカれてる”と思った曲」ということで。
  本当は「All Day And All Of The Night」をかけようとしたところ、こちらがかかってしまった。
 ⇒ここで開始から1時間ちょっと経過。お店のスタッフからクッキーと紅茶がCHABOに差し入れられる。
M05. Heart Of Stone [The Rolling Stones]
 ⇒「更にその回答を」ということで、立川さんが選曲。CHABOもStonesならコレをかけたなとポツリ。
  「これを10代の中頃に聴いていた僕らは幸せだな。Brian Jonesみたいになりたかった」と立川さん。
  立川さんは世界中のアーティストのお墓を巡ったことがあるそうで、Brianの墓碑銘を確認したとのこと。
 ⇒ダウンコートを着て登場したCHABOだったけど、早々にダウンコートを脱ぎ、
  グレーのボーダーのカーディガンを脱ぎ、柄物のシャツにTシャツといういつものスタイルになる。
M06. You're Under Arrest [Serge Gainsbourg]
 ⇒「僕はあまり知らないけど、立川さんの友人関係から紹介してもらおう」とCHABO。
  シャンソン系かと思いきや、ものすごくFunkyな演奏。「ジャンルは嫌い」「垣根は要らない」と立川さん。
M07. Almost Like The Blues [Leonard Cohen]
 ⇒「僕は死亡記事が好き。死亡記事は詩だなと思う。“死”を嫌なことと思わない方がイイ」と言う立川さん。
  そんな立川さんが大好きだというLeonard Cohenの曲をプレイ。CHABOも好きみたい。
  立川さんが「CHABOと一緒にポエトリーリーディングをやりたい」と言うと場内は大拍手。
 ⇒曲がかかっている途中、立川さんのところまで行って何やら耳打ちしたり、
  マイクから離れて喋ってしまう立川さんを注意したり、先輩に何かと気を遣うCHABO。
M08. My House [Lou Reed]
 ⇒「それに対する僕の回答はこれですよ」という曲をかけてくれという立川さんのリクエストに応えて。
  昨年10月のEX THEATER ROPPONGIのライブに立川さんが来られなくなったという電話をした時、
  「浮世絵の世界でなかなかの人なので」と言う立川さんに「関係ねぇーよぉーそんなの!」とCHABOは
  キレたそう。そんなCHABOを「ROCKな人だ」と認めて、立川さんは都合をつけてやって来たらしい。
  「CHABOの声で歌詞を聴きたい」と言う立川さんに応えて、CHABOは歌詞を朗読してからプレイ。
M09. Le Pollen [Pierre Barouh]
 ⇒Bob Dylanの映画「名もなき君」が公開される事に伴い、3月17日にCHABOとトークイベントをやるとのこと。
  もちろん映画を観て欲しいけど、CHABOとのトークも楽しみにしていて欲しいと立川さん。
  「自分が影響を受けたものをどのように伝えていくか?」ということで、立川さんがプロデュースしたこの曲を。
  3杯目の赤ワインを呑みほした立川さん、CHABOに「酒は吞まないの? 紅茶は禁止だよ」とプチ絡み(笑)
M10. Sing Me Back Home [Marianne Faithfull]
 ⇒桐朋学園の森井翔太郎がメジャー入りするという話から、学生時代の話で盛りあがる二人。
  「先輩はあまり居なくなってしまったけど、隣に立川さんが居てくれて嬉しい」とCHABO。
  「CHABOと逢えて良かった。何か一緒にやろう」と言う立川さんに、思わずジーンとしてしまった。
  人生の先輩の話には思うところあった。そしてその選曲は「美しい」と感じた。
  「ミスターロックンロール! 俺の大先輩、立川直樹!」とCHABOは言い、21時24分ごろ終演。

DJナイトのあとは、ひとりで余韻に浸りたい。
晩ごはんは済ませたけど、代々木八幡の「アシタマ」でちょっとだけ呑む。
この店は相変わらず混んでいるけど、その喧騒の中でぼんやりと過ごすのも悪くない。
さすがにあまり食べられないので、つまみはガツポンとタコピーで軽く。
ドリンクは生ビール、酎ハイ、タコハイ・・・けっこうしっかりと呑んだ。
23時にはおひらきにして帰宅。

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