仲井戸麗市「仲井戸麗市ファンクラブ・ギャラリーONLY LIVE New ALBUM「Experience」を全曲演りますソロLIVE」南青山MANDALA
今日は南青山MANDALAへ、「仲井戸麗市ファンクラブ・ギャラリーONLY LIVE
New ALBUM「Experience」を全曲演りますソロLIVE」を観に行く。
昨年の12月にリリースされたCHABOのニューアルバム「Experience」。
アルバムはバンドの演奏になっているけど、今回のライブはソロで全曲演奏するという。
仕事を早めに切り上げ、いつものように表参道駅で下車して、18時30分ごろ会場へ。
チケットはソールドアウトという事もあり、予想通り入口にお客さんの列が出来ている。
座席番号は92、ステージ正面の一番奥のエリア。だけど一段高くなっているので観やすい。
今夜は立見まで出ていて、フロアは本当にギッシリと埋まっている。
ステージ後方の壁には、アルバム「Experience」のジャケットがディスプレイされている。
予定より遅れて、19時10分ごろ開演。
風の音のSEが流れる中、アコースティックギターを弾きながらCHABOがステージに登場。
演奏は「幻想の旅人の歌」から始まり、「New Morning」へと続く。どうやらアルバムの曲順通りに演るみたい。
「ホームストレッチ」のイントロでは、“Rolling Stones”の「Honky Tonk Women」のフレーズを弾く。
「Experience」というタイトルからすればとりわけ重要な意味を持つと思われる曲「新宿 Swamp」。
マチャミさんが叩くタンバリンに合わせて、ギターをかき鳴らしてソロを弾きまくるCHABO。
今夜はMCは無く、「Disc1 M4」という感じの紹介だけで、続々と演奏が続く。まさにアルバムを聴いているみたい。
「アフターマス」はソロライブでも何回か演奏されてきたけど、「yeah! yeah! yeah! の光」はライブではおそらく初めて。
曲の途中でテンポが変わり、サビの部分はお客さんと一緒に「yeah! yeah! yeah!」の大合唱。
エンディングでは“The Beatles”の「She Loves You」が流れる。「このとてつもない響き」とCHABO。
「安らぎcafe」は既にお馴染みのナンバーだけど、この流れで聴くとちょっと新鮮に感じる。
次の「夏の夜の夢」ではMarianne Faithfullの名前をしばしば口にする。「この胸のときめき」とも。
都会のノイズのSEが流れて「ブルース、ハウハウ part II」が始まる。フランジャーのかかったギターが幻想的。
間奏ではトランペットの音が重なり、演奏はよりDeepな色合いを増していく。これぞCHABOの世界。
学生運動の実況中継が流れる中、CHABOはギターをつま弾き「逃亡者 '69(ある戦士達の愛の詩)」。
オクターバーを効かせてギターソロを弾き、歌詞を噛みしめるように朗々と唄いあげるCHABO。
エンディングでは“The Everly Brothers”の「Wake Up Little Susie」が流れ、そのまま「行こう!(戦友へ)」へ。
リズムボックスに合わせて唄うCHABO。深いところにハマっていた気分が、ちょっと救われたような気がした。
「これでDisc1は終了。CD入れ替えるよ」と言って「会いたかった人」。CHABOはこの曲だけチェットアトキンスCEを使用。
それ以外の本編はYairiオンリー。それでも曲によっていろいろな表情を使い分ける。CHABOのギターはやっぱり凄い。
続いて「わらべ歌」。曲の終わりには「勝って嬉しい花いちもんめ」と、童謡「花いちもんめ」を口ずさむ。
鳥のさえずりが聞こえてきて、「最近、あまりスズメを見なくなったな」と言いながら「ジャマイカ」。
「on トランペット、渡辺隆雄!」とCHABOは紹介し、トランペットの音が流れる中を「Something」。
もともとソロで演奏していた曲が、アルバムではバンド演奏となり、その完成度は頂点を極めたように思った曲。
それをもう一度ソロで演るとどうなるかと思ったけど、これがまたもの凄くて・・・マチャミさんのトライアングルも良かった。
最後の曲は「音楽」。このところCHABOの言葉や演奏に『死』というものを個人的に感じていたけど、
それでも前向きに歩いていこうという『意思』を感じた。ありがとう、CHABO。人生の先輩。
「ひとりで演ったんだよ。もちろんボーナスも演るよ。ちょっと待っててね」とCHABOは言い、5分ほどの休憩時間。
そして再びCHABOがステージに登場。アンコールではお馴染みの麦わら帽子、赤い花が飾られている。
これまでずっと喋らなかったCHABOだけど、ここからはいつも通りの雰囲気という感じ。
CHABOはチェットアトキンスSSTを手に取り、マチャミさんのレインメーカーをバックに「Photograph」。
間奏でステージ下手に置かれたオモチャの赤いピアノを弾くCHABO。これは初めて観た。
「はやく寝たい」とCHABOは言って、チェットアトキンスCEを弾きながら「二人のシーズン」。
それからPONTAと一緒に演りたかった曲という紹介で、インストのナンバー「Memory (ballad of P)」。
ギターのコードストロークの音源をバックに、丁寧にギターをつま弾くCHABO。音色が美しい。
「みんな挑戦しようぜ!俺も挑戦したんだ」とCHABOは言い、アルバム最後の曲「LO-FU-FU」を唄う。
「紅茶にしますかと唄っていたのに。打破!なんて唄っていたのに。こんな夜にイッパツ決めてと唄っていたのに。
こんな歌を書く時まで唄っているとは思わなかった。だけど嬉しいんだ」というCHABOの言葉が沁みた。
アルバムに収録された20曲全てを唄いあげたCHABO。「おやすみ」が流れる中、21時25分ごろライブは終了。
【セットリスト】
M01. 幻想の旅人の歌
M02. New Morning
M03. ホームストレッチ
M04. 新宿 Swamp
M05. アフターマス
M06. yeah! yeah! yeah! の光
M07. 安らぎcafe
M08. 夏の夜の夢
M09. ブルース、ハウハウ part II
M10. 逃亡者 '69(ある戦士達の愛の詩)
M11. 行こう!(戦友へ)
M12. 会いたかった人
M13. わらべ歌
M14. ジャマイカ
M15. Something
M16. 音楽
アンコール
EN1. Photograph
EN2. 二人のシーズン
EN3. Memory (ballad of P)
EN4. LO-FU-FU
今夜は友達もたくさん来ていたけど、余韻を噛みしめたいので打ち上げはパス。
代々木公園駅まで戻って、駅前の「アシタマ」でひとり打ち上げ。
この店は今月3回目だっけか? 値段はちょっと高いけど、ほど良い感じで呑めるからイイ。
相変わらず混んではいるけど、カウンター席に滑り込めたのでラッキー。
お腹が空いていたので、たくさんツマミを食べてしまった。シメの辛麺までフルコース。
イイ感じだったので、ついつい長居してしまった。日付が変わるころにおひらき。
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