仲井戸麗市×立川直樹「『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』×立川直樹 SUPER TALK EVENT」立川 CINEMA CITY シネマ・ワン
夜になって出かける。
今日は立川 CINEMA CITY シネマ・ワンへ、
「『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』×立川直樹 SUPER TALK EVENT」を観に行く。
2月28日に公開された『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』は、ボブ・ディランの若き日を描いた伝記映画。
映画の公開に合わせて3週連続で行われる、立川直樹とゴージャスなゲストによる濃密なボブ・ディラン語り。
2週目の今夜のゲストはCHABO。このところ頻繁に共演している立川さんとのトークが楽しみ。
というわけで17時に仕事を切り上げて、京王線と南武線を乗り継いで立川駅へと向かう。
時間が時間なので、電車はとても混んでいる。特に分倍河原駅での乗り換えは地獄!
それでも18時過ぎには立川駅に到着。せっかくなので駅前の「HMV」を覘いて時間調整。
18時40分ごろ会場入り。席はB-10、最前列のド真ん中。二人の座る椅子が目の前に見えてドキドキ。
予定より少し遅れて、19時05分ごろCHABOと立川さんが登壇。
CHABOはダウンコートを着て、コーヒーを片手に登場。立川さんは相変わらず飄々としている。
映画に関する事を中心に、1960年代の音楽について語り合う二人。興味深い話がたくさん。
CHABOはまだ映画を観ていないのにもかかわらず、立川さんはネタバレ的な内容を平然と話す。
それでも立川さんは憎めない人。CHABOも苦笑しながら、熱心に耳を傾けて相槌を打つ。
トークに続いて、トートバッグやポスターが5名に当たる抽選会。CHABOがプレゼンターを務める。
奥津光洋さんの弟さんが客席に居るのを知って、CHABOは大興奮! さながら桐朋学園の同窓会。
最後にみんなで記念撮影をして、CHABOと立川さんは退場。客席から映画は一緒に観るみたい。
19時40分過ぎから映画が始まる。
物語はボブ・ディランが1961年の冬、わずか10ドルだけをポケットにニューヨークへ降り立ったところから始まる。
恋人のシルヴィや音楽上のパートナーである女性フォーク歌手のジョーン・バエズ、
そして彼の才能を認めるウディ・ガスリーやピート・シーガーら先輩ミュージシャンたちと出会ったディランは、
時代の変化に呼応するフォークミュージックシーンの中で、次第にその魅了と歌声で世間の注目を集めていく。
やがて「フォーク界のプリンス」「若者の代弁者」などと祭り上げられるようになるが、
そのことに次第に違和感を抱き、高まる名声に反して自分の進む道を思い悩む。
そして1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルでのエレクトリック・ロック・パフォーマンスで頂点を極める。
ストーリーはそんな感じだけど、この手の映画にありがちな悲壮感があまり無いのが良かった。
それに加えてディラン役のティモシー・シャラメを始めとする俳優陣の素晴らしさ。
最初はそうでもなかったけど、観ているうちに本人が演じているような錯覚を覚える。
ディランの苛立ちやピート・シーガーの良い人ぶり、ディランとジョーン・バエズとの関係。
そしてディランの恋人シルヴィがディランへの思いを断ち切るシーン・・・その表情にはグッときた。
ニューポート・フォーク・フェスティバルで周囲の反対を押し切ってロックを演奏したディラン。
その覚悟は真剣に音楽に向き合っている人にしか持てないものだよな。(上映時間:140分)
映画が終わったのは22時過ぎ。
分倍河原駅で途中下車して、「とりいちず」で打ち上げ。この店は朝4時まで営業しているらしい。
終電の時間があるのでそれほどゆっくり出来ないけど、カウンター席に座って呑み喰いする。
「とりいちず」だけに鶏料理が中心。「名古屋フェア」をやっていて、味噌カツや天むすまである。
短期に鋭く楽しんで、23時半過ぎにはおひらき。分倍河原駅23時47分発の終電に乗って帰宅。
| 固定リンク
コメント