« 予習のため | トップページ | STARDOM「STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Oct.」後楽園ホール »

2025年10月26日 (日)

MARIGOLD「GRAND DESTINY 2025」両国国技館

今日は両国国技館へ、MARIGOLD「GRAND DESTINY 2025」を観に行く。
“MARIGOLD”2025年最大のビッグマッチ。注目のカードが目白押し。
両国国技館へ行くのは何年ぶりだろう・・・もちろん両国へ行くのも久しぶり。
都営新宿線と総武線を乗り継いで、13時過ぎに両国駅に到着。意外と交通の便がイイんだな。
13時45分には会場へ。既にたくさんのお客さんで賑わっていて、どの列が何の列だかわからない。
ポートレート以外の売り場は空いていたので、観戦記念にパンフレットを購入。
ポートレート売り場は長蛇の列。全選手がサインを入れてくれるのだから無理もない。
しばらく並んで14時ごろ会場入り。今日の席は、2階Aシート 正面イス席 2階2列13番。
大会場ではこのあたりがベストポジションだと思う。臨場感にはちょっと欠けるけど。
観衆は3,450人。人数的にはいまひとつだけど、マス席は2人利用で快適な空間になっている。

試合開始予定時刻の10分前、先日亡くなった笹崎勝巳レフェリーに黙祷が捧げられる。
本来なら今日も試合をさばいていたのかもしれない。あまりにも突然過ぎる別れに言葉を失う。

予定通り14時30分に試合開始。
第1試合は、田中きずな vs 心希 のシングルマッチ。
田中のセコンドには府川唯未、心希のセコンドには大向美智子、つまり母子対決という要素もある。
心希は今年の5月にデビューしたばかりということで、試合は田中のペースで進んでいく。
気持ちは感じられたけど、やはり田中との実力差は埋めがたく、ブロックバスターホールドでマットに沈んだ。

第2試合は、6チーム参加によるガントレッドタッグマッチ。
試合は勇気みなみ&橘 渚 vs 石川奈青&ハミングバード から始まり、負けたチームと交代に次のチームが入場。
その後、南 小桃&山﨑裕花、ちゃんよた&山中絵里奈、野崎 渚&瀬戸レア、越野SYOKO.&ギガトン の順に
戦線に加わる。入場シーンが印象的だったのは、本日デビューの越野。ハンドマイクで唄いながら入場。
そのパートナーはギガトン。こちらもド派手な入場シーン。試合運びは“謎”なところが多くて理解不能。
ひとつの試合ではあるけれど、実質的には5試合分のボリュームで、ちょっと冗長な感じがしたかな。
最後は越野が瀬戸にダイビング・ボディープレスを決めてフォール勝ち。デビュー戦にして初勝利を飾った。

第3試合は、大物M vs メガトン のシングルマッチ。
入場するまでシークレットとなっていた大物Mの正体は鈴木みのる。場内からどよめきが起こる。
鈴木の鋭い眼光に、目を合わせることも出来ないメガトン。それでも一矢報いようと得意技を畳み掛ける。
しかし、蹴りと関節技でメガトンを追い込む鈴木。その実力差は歴然たるもの。当然といえば当然。
最後は鈴木がゴッチ式パイルドライバーの体制になったところで、メガトンが早々にギブアップ。

第4試合は、大物S vs 後藤智香 のシングルマッチ。
こちらも入場するまでシークレットとなっていた大物S、正体はSareee。テーマ曲が鳴った途端に空気が一変。
後藤も一気に戦闘モードになり、コスチュームを脱ぐ前のSareeeに襲いかかる。その心意気がイイ。
体格的には上回る後藤。その体格を活かしたダイナミックな攻撃でSareeeを攻め込んでいく。
だけどSareeeはどこか余裕でその攻撃を受け止め、説得力のあるダイビング・フットスタンプでフォール勝ち。

第5試合は、川畑梨瑚&Maria vs 松井珠紗&CHIAKI の「ツインスター選手権試合」。
“Marvelous”所属の王者組“マゼンタ”に、“Darkness Revolution”の二人が挑む試合。
ヒール同士の対戦ということで、序盤から場外で激しくやり合う。ひとまずこの場外戦はDRに軍配。
“マゼンタ”の二人は体格差を活かして、巧みな連係プレーで松井を追い込んでいく。
しかしMariaがエクスカリバーを決めたところを、松井がヨーロピアンクラッチで切り返して3カウント。

第6試合は、山岡聖怜 vs 橋本千紘 のシングルマッチ。
共にアマチュアレスリング出身のふたり。9月の仙女新木場大会で山岡が対戦を直訴して実現した試合。
その気持ちは伝わってきたけど、デビューしてまだ1年にも満たない山岡にとって橋本の壁は高くて厚かった。
橋本は山岡を俵返しやブレーンバスターでぶん投げ、サンセットフリップやスピアーでダメージを与える。
必殺のオブライトまで繰り出し、山岡を追い込む橋本。徹底的にやるところが橋本らしくてイイ。
それでも冷蔵庫爆弾や俵返しで反撃する山岡を、橋本はラリアットからの股裂きで仕留めてみせた。

第7試合は、王者・桜井麻衣にビクトリア弓月が挑む「ユナイテッド・ナショナル選手権試合」。
今更こんなことを言うのはなんだけど、“MARIGOLD”に移籍してとっても成長したふたり。
どちらも「泥水をすすってきた」というだけあって、その努力と葛藤は大変なものだったであろう。
そんなふたりの思いとタイトルを賭けた闘い。ハードな攻防に目が釘付けになる。
20分を超える熱戦。技の掛け合いに息が詰まる。最後はビクトリア・サンセットという新技で弓月が勝利。
もうすぐデビュー3年目を迎える弓月。試合後は桜井が弓月の腰にベルトを巻いてあげていた。

セミファイナルは、王者・林下詩美に青野未来が挑戦する「マリーゴールド・ワールド選手権試合」。
“STARDOM”から移籍して“MARIGOLD”のトップを走る林下、それに対してZEROからスタートした青野。
そんなふたりの死力を尽くした一進一退の攻防。お互いに得意技を繰り出し、お互いに受け切って返す。
体格的に勝る林下を、投げ技や関節技で追い込んでいく青野。それをイッパツの破壊力で切り返していく林下。
25分を超える消耗戦。林下の攻撃を耐え抜いた青野が、掟破りのハイジャック・ボムで林下を仕留めた。
気がつけば今日は3タイトルすべてが移動。“MARIGOLD”は新時代に突入したということか。

リング調整の時間をはさんで、メインイベントは岩谷麻優 vs イヨ・スカイ のシングルマッチ。
“STARDOM”から“MARIGOLD”に移籍した岩谷、“STARDOM”から“WWE”へ移籍したイヨ、7年半ぶりの一騎打ち。
当時の闘いはリアルタイムで観ていないけれど、二人の関係性、特に岩谷のイヨに対する思いは知っている。
だけどふたりとも当時より進化しているわけで。岩谷は女子プロレスのアイコン、イヨは世界のスーパースター。
というわけでイヨの試合は初めて観るけど、動きがスピーディーなだけでなく、とことん冷静でえげつない。
岩谷も持ち前のテクニックとハードな攻撃で反撃するけど、試合はイヨのペースで進んでいる感じ。
しかし岩谷もドラゴンスープレックスホールドやムーンサルトプレス、ドラゴンズ・レイで反撃していく。
25分を経過して時間切れ引き分けかと思いきや、ツームストンパイルドライバーからのムーンサルトプレス2連発で
イヨが岩谷をピンフォール。説得力のある勝ちっぷりに、心を撃たれた。これぞ魂のプロレス。
イヨの試合後のマイクも良かった。自分たちの未来、“MARIGOLD”の未来、女子プロレスの未来を感じさせた。
それを受けた岩谷の「アウェイのイヨさんにばかり声援して」という妹感まる出しのマイクもまた良かった。
次があるなら“サンダーロック”、そんな未来を描く岩谷はやはり女子プロレスのアイコンなんだな。
最後は全選手がリングにあがって、弓月と青野を中心にシメ。18時55分ごろ試合終了。

【対戦カード/試合結果】

<第1試合:二世showdown 15分1本勝負>
○田中きずな&セコンド府川唯未
(6分00秒 No.6)
心希&セコンド大向美智子

<第2試合:ガントレッドタッグマッチ 20分勝負>
○勇気みなみ&橘 渚(2分58秒 南の風)石川奈青●&ハミングバード
○南 小桃&山﨑裕花(4分31秒 スペシャル・コモクラッチ)勇気みなみ&橘 渚●
ちゃんよた&○山中絵里奈(5分07秒 ノーザンライト・スープレックス・ホールド)南 小桃&山﨑裕花●
○野崎 渚&瀬戸レア(6分42秒 ノアールランサー・ハイ→エビ固め)ちゃんよた&山中絵里奈●
○越野SYOKO.&ギガトン(6分00秒 ダイビング・ボディープレス→片エビ固め)野崎 渚&瀬戸レア●

<第3試合:シングルマッチ 15分1本勝負>
大物M=○鈴木みのる
(6分27秒 ゴッチ式パイルドライバーの体制になり→ギブアップ)
メガトン●

<第4試合:シングルマッチ 15分1本勝負>
大物S=○Sareee
(12分50秒 ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め)
後藤智香●

<第5試合:ツインスター選手権試合 30分1本勝負>
《王者組》川畑梨瑚&Maria●
(10分33秒 ヨーロピアン・クラッチ)
《挑戦者組》○松井珠紗&CHIAKI
※王者組が2度目の防衛に失敗。挑戦者組が第6代王者となる

<第6試合:ザッツ・レスリング 15分1本勝負>
山岡聖怜●
(11分34秒 ラリアット→股裂き)
○橋本千紘

<第7試合:ユナイテッド・ナショナル選手権試合 30分1本勝負>
《王者》桜井麻衣●
(20分36秒 ビクトリア・サンセット→片エビ固め)
《挑戦者》○ビクトリア弓月
※王者が7度目の防衛に失敗。挑戦者が第3代王者となる

<第8試合:マリーゴールド・ワールド選手権試合 30分1本勝負>
《王者》林下詩美●
(26分25秒 ハイジャックボム→片エビ固め)
《挑戦者》○青野未来
※王者が5度目の防衛に失敗。挑戦者が第3代王者となる

<第9試合:The Dream Destiny 30分1本勝負>
岩谷麻優●
(26分28秒 ムーンサルト・プレス→片エビ固め)
○イヨ・スカイ

久しぶりの両国、そして帰りも楽に帰れそうなので、駅前をブラブラして打ち上げの店を探す。
両国と言えばちゃんこ屋だけど、さすがに一人では・・・というところで「ニュー加賀屋」を発見!
まさにあの「加賀屋」だ。カウンター席で旨いものをつまみながら、ゆっくりと呑むことが出来た。
両国に来たときはリピート確定かなぁ~。スタンプカードも貰ったし(笑)
21時過ぎにおひらき。二次会へ行きたかったけど、お腹イッパイなのでそのまま帰宅。

|

« 予習のため | トップページ | STARDOM「STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Oct.」後楽園ホール »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 予習のため | トップページ | STARDOM「STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Oct.」後楽園ホール »