2025年6月21日 (土)

STARDOM「STARDOM THE CONVERSION 2025」国立代々木競技場 第二体育館

今日は国立代々木競技場 第二体育館へ、「STARDOM THE CONVERSION 2025」を観に行く。
STARDOM一年ぶりの代々木大会。家から近い事もあり、毎年楽しみにしている大会。
そうは言ってもうだるような暑さなので、バスに乗って渋谷区役所前バス停まで行く作戦。
ちょっと早めに行って時間調整して、15時20分過ぎに会場入り。入場できるまで少し並んだ。
今日の席は2階スタンドB正面席 スタンドLブロック7列5番。リングはちょっと遠いけど真正面なので観やすい。
観衆は主催者発表2,521人 満員札止め。確かにアリーナ・スタンド席ともにギッシリと埋まっている。

試合開始は16時だけど、その前に15時40分からダークマッチが始まる。
第0試合は、月山和香 vs 姫ゆりあ のシングルマッチ。
“STARS”入りを希望して、向後 桃とのタッグでNEW BLOODタッグ王座取りをめざす姫。
月山はHANAKOと共にNEW BLOODタッグ王座を保持しており、この一戦は7・4王座戦に向けての前哨戦。
姫はビッグブーツの連発から、執拗な首4の字固めで月山を追い込んでいく。あわやスリーカウントの場面も。
だけど最後はムーンライトドリームを決めて、月山がフォール勝ち。ココ一発の破壊力の違いを見せつけた。

ここで試合開始時間まで束の間のインターバル。ゲスト解説の舞華が登場すると、大きな歓声が飛ぶ。
右手のギプスが痛々しいけど、歓声に応えて手を振る笑顔は相変わらず素敵。
そんな中、予定通り16時試合開始。第1試合は、妃南 vs 梨杏 の「フューチャー・オブ・スターダム選手権試合」。
王者・妃南の3度目の防衛戦。梨杏は持ち前のがむしゃらファイトで果敢に攻め込んでいく。
このところ心境著しい梨杏。体つきから変わってきたような気がする。梨杏を応援する空気の中で試合は進む。
それでも妃南は安定したファイトを見せ、最後はマッドスプラッシュでピンフォールを奪ってみせた。
試合後の「梨杏に言いたいのは、別に若いからってプロレスを長く続ける保証なんてどこにもないから。
この若い期間を無駄にしないで、上にどんどん上がっていってほしい」という妃南のマイクが良かった。

第2試合は、水森由菜&さくらあや&玖麗さやか vs 向後 桃&儛島エマ&古沢稀杏 の6人タッグマッチ。
“COSMIC ANGELS”の三人と、向後率いる新人2人の闘い。新人デビューでカード編成も変わってきたな。
実力的には断然コズエンだけど、新人2人も必死に食らいついていく。そのファイトに心を動かされる。
中でも古沢の関節技を主体にした攻撃が目に付く。空中戦が主体の試合の中、独特な光を放っている。
最後はトラースキックでさくらが古沢を仕留めてみせた。

第3試合は、葉月&コグマ vs 刀羅ナツコ&琉悪夏 のタッグマッチ。
“STARS”から離脱した“FWC”の2人。それでも自由奔放な雰囲気は変わらない。
しかし入場シーンの最中に“H.A.T.E.”から襲われ、いきなり場外乱闘で痛めつけられてしまう。
葉月とコグマは反撃を見せるも、試合は完全に“H.A.T.E.”のペース。凶器攻撃と巧みな連携プレーが冴える。
コグマは刀羅から毒霧を浴びせられ、最後は琉悪夏の冷凍庫爆弾でマットに沈んだ。

第4試合は、HANAKO vs 世羅りさ のスペシャルシングルマッチ。
STARDOM入門前の学生プロレス時代に“フェラりさ”という名前で活動していたHANAKO。
リングネームのモチーフとなった世羅と何度か対戦したことがあるけど、今回はプロになって初めての対戦。
HANAKOは恵まれた巨体を活かして世羅をガンガン攻め込んでいく。そのパワーはさすがとしか言いようがない。
世羅も女子プロレスラーとしては大きい部類に入ると思うけど、HANAKOは圧倒的なパワーを見せつける。
一進一退の攻防を繰り広げた末、世羅が羅紗鋏でピンフォール勝ち。

第5試合は、壮麗亜美&レディ・C&八神蘭奈&虎龍清花 vs 上谷沙弥&渡辺 桃&小波&吏南 の8人タッグマッチ。
負傷により長期欠場していた壮麗亜美の約1年ぶりの復帰戦。まずはお祝いムードに包まれる場内。
それでも対角の“H.A.T.E.”はおかまい無しで、鬼のような攻撃を繰り広げていく。
小波は壮麗に黒スプレー、手荒い歓迎の儀式。これはちょっと見ていられない。場内大ブーイング。
最後は上谷がスタークラッシャーで壮麗を仕留めた。復帰戦とは言え、現実は厳しいものだな。
試合後のマイク合戦、「必ずオマエらH.A.T.E.全員ぶっ潰してやるから! オマエ(上谷)の地位もしっかり奪ってやる!」
という壮麗のマイクが良かった。これからが楽しみ。

ここで10分ほどの休憩時間が入り、18時から試合再開。
第6試合は、羽南&飯田沙耶 vs なつぽい&安納サオリ の「ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合」。
“wing☆gori”の羽南&飯田に挑む“なつ&さおりー”。デビュー11年目に入った2人はタイトルが欲しいところ。
持ち前のテクニックで王者組を追い込んでいくけど、羽南と飯田のパワーを前にいまひとつ攻めきれない。
最後はなつぽいがトラースキックを放ったところを羽南がかわして丸め込み、3カウントを奪ってみせた。

セミファイナルは、“NEO GENESIS” スターライト・キッド&AZM&星来芽依&天咲光由
vs “Mi Vida Loca” 鈴季すず&山下りな&青木いつ希&鉄アキラ の8人タッグマッチ。
因縁浅からぬ両ユニット、反則裁定のないNODQノータッチルール。刺激的な闘い。
華麗な技で魅せる“NEO GENESIS”だけど、パワーに勝る“Mi Vida Loca”を前にやや苦戦。
AZMは鉄に照準を絞って攻め込んでいくと、フードを目深にかぶった謎の人物がリングイン。
AZMを持ち上げてバックフリップを決め、助けに入ったキッドと天咲にラリアットを食らわす。
大柄なこの乱入者は誰?となったところで、フードをはずすと正体がボジラ! どよめく場内。
キッドがつかまってしまい、青木のフロッグスプラッシュ、山下のスプラッシュマウンテン、
ボジラのラストライド、鈴季のジャーマンを立て続けに食らって3カウントを奪われてしまった。
「NODQルールは何をやってもいい。何を使ってもいい。人間凶器だって使ってもいい」というマイクに納得。

メインイベントは、朱里 vs Sareee の「IWGP女子選手権試合」。
“モノが違う女”朱里のIWGP王座2度目の防衛戦。挑戦者は“女猪木”Sareee。おもしろくないわけがない。
両者の力と技、気持ちがぶつかり合って試合はスウィング。手に汗握る攻防とはこのことだ。
「これは朱里の勝ちか?」「これはSareeeの勝ちか?」という試合のヤマが何度も訪れるけど、
それでも決着は着かない。二人の執念・情念が交錯して、試合時間は30分を超える。
最後は朱里がカウンターのハイキックからヘッドバットで攻め込んだところをSareeeが裏投げで捕獲。
ダメ押しのリストクラッチ式裏投げを敢行して、Sareeeが朱里を完璧に葬ってみせた。
「私はリングの上で嘘はつかない。この涙も叫びも全部闘いの魂なんですよ」というSareeeの言葉は泣けた。
20時05分ごろ全試合終了。

【対戦カード/試合結果】

<第0試合:シングルマッチ 15分1本勝負>
○月山和香
(9分17秒 ムーンライトドリーム)
姫ゆりあ●

<第1試合:フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負>
≪王者》○妃南
(12分33秒 マッドスプラッシュ→片エビ固め)
≪挑戦者》梨杏●
※第12代王者が3度目の防衛に成功

<第2試合:6人タッグマッチ 20分1本勝負>
水森由菜&○さくらあや&玖麗さやか
(8分47秒 トラースキック→片エビ固め)
向後 桃&儛島エマ&古沢稀杏●

<第3試合:タッグマッチ 20分1本勝負>
葉月&コグマ●
(9分59秒 冷凍庫爆弾→片エビ固め)
刀羅ナツコ&○琉悪夏

<第4試合:スペシャルシングルマッチ 20分1本勝負>
HANAKO●
(14分54秒 羅紗鋏→片エビ固め)
○世羅りさ

<第5試合:壮麗亜美復帰戦 8人タッグマッチ 30分1本勝負>
壮麗亜美●&レディ・C&八神蘭奈&虎龍清花
(16分29秒 スタークラッシャー→片エビ固め)
○上谷沙弥&渡辺 桃&小波&吏南

<第6試合:ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
《王者組》
○羽南&飯田沙耶
(17分08秒 セブンティーン)
《挑戦者組》なつぽい●&安納サオリ
※第35代王者組が4度目の防衛に成功

<第7試合:NEO GENESIS vs Mi Vida Loca 8人タッグマッチ NODQノータッチルール 時間無制限1本勝負>
スターライト・キッド●&AZM&星来芽依&天咲光由
(22分44秒 ジャーマンスープレックスホールド)
○鈴季すず&山下りな&青木いつ希&鉄アキラ

<第8試合:IWGP女子選手権試合 60分1本勝負>
《王者》朱里●
(32分49秒 リストクラッチ式裏投げ→片エビ固め)
《挑戦者》○Sareee
※王者が2度目の防衛に失敗。挑戦者が第5代王者となる

試合終了後は渋谷駅まで出て、どこかで呑んでいこうと店を探す。
だけど土曜日のこの時間、どこの店も大混雑・・・とてもじゃないけど入れそうもない。
仕方が無いのでバスに乗って地元まで戻り、駅前の「磯丸水産」で打ち上げ。
このあたりは週末の方が空いているかな。何気にビジネス街だったりする。
21時過ぎから23時過ぎまで、たっぷりゆっくりじっくりと堪能。良いひとときだった。

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2025年6月17日 (火)

MARIGOLD「Burning Desire 2025」後楽園ホール

今日は後楽園ホールへ、MARIGOLD「Burning Desire 2025」を観に行く。
2024年5月20日に旗揚げしたMARIGOLD、その旗揚げ1周年記念シリーズ。
17時過ぎに仕事を切り上げて、電車を乗り継いで水道橋駅へ。いつも通りにまずは東京ドームの様子窺い。
今夜はプロ野球ナイターがある模様。今年もそういう季節になったんだなぁ~としみじみ。
ちょっと時間調整して、18時10分ごろ会場いり。エレベーターは拍子抜けするほど並んでいない。
物販も空いていたので、岩谷麻優選手が表紙のパンフレットと岩谷麻優選手のポートレートを購入。
今日の席はBシート 南B列32番。リング正面側の左寄り2列目。コーナーポストがちょっとばかり邪魔。
観衆は主催者発表912人。リングサイドのパイプ椅子は少ないけど、雛壇席はほど良く埋まっている。

試合開始予定時間より少し前から前説が始まる。放送席のゲスト解説は先日引退した高橋奈七永。
英語での実況もあるというのが驚き。対戦カード発表に続いて、予定通り18時30分試合開始。
第1試合は、翔月なつみ&橘 渚 vs ハミングバード&咲村良子 のタッグマッチ。
一生懸命に闘っている事は感じるけど、どこかチグハグな印象が否めなかった一戦。
大会後の発表で、翔月と咲村は長期欠場に入るとのこと。それが理由なのかしら? ちょっと残念。

第2試合は、ビクトリア弓月&田中きずな vs 瀬戸レア&南 小桃 のタッグマッチ。
弓月と田中はさすがの攻めを見せるけど、瀬戸と南の頑張りも目立った。
お互いの気持ちが見えるような闘い。最後は田中がRe:Dreamで南を仕留めた。

第3試合は、天麗皇希&メガトン vs 松井珠紗&CHIAKI のタッグマッチ。
“Darkness Revolution”を追放されたメガトンが、何故か天麗とチームを組んでDRと闘う。
それだけに松井とCHIAKIの攻撃はハンパなく、メガトンはボコボコにされてしまう。
それなりに反撃はするものの、最後は松井のダイビング・フットスタンプでメガトンは完敗。
「組んでもつまらないヤツは闘ってもつまらない」という言葉は、妙に納得感があった。

第4試合は、MIRAI&山崎裕花 vs 後藤智香&勇気みなみ のタッグマッチ。
山崎は14日にデビューしたばかり。小柄ながらに元気ハツラツで、新人らしからぬ存在感。
MIRAIとのタッグもハマっていたし、後藤と勇気のアグレッシブな攻撃も受け切っていた。
驚異の新人とは言えないまでも、おもしろい存在ではあるなー。今後に注目したい。
それでも最後は後藤がチョークスラムを完璧に決めて、山崎からフォールを奪ってみせた。

第5試合は、青野未来 vs 山中絵里奈 のシングルマッチ。
高橋奈七永の引退試合の相手を務め、正統派プロレスの道を突き進んでいる感じの青野。
それに対する山中は女王様キャラのヒールで、“ベストボディ・ジャパン”所属の選手。
実力も拮抗している感じで、なかなか見応えがある試合。個人的には青野を応援。
最後はスタイルズクラッシュで、青野のピンフォール勝ち。

セミファイナルは、“マーベラス”川畑梨瑚&Maria に 桜井麻衣&ちゃんよた が挑む「ツインスター選手権試合」。
川畑&Mariaはタッグチームとしては初めて観るけど、ヒールらしいラフファイトと巧みな試合運びを見せる。
対する桜井&ちゃんよたも安定した攻めを見せるけど、いまひとつペースを掴み切れない感じ。
最後は桜井が川畑のムーンサルト・プレスを食らって、まさかのピンフォール負けという衝撃の結末。
桜井は自らが保持するUN王座を賭けて、川畑と闘うことになった。

メインイベントは、マリーゴールドvsマーベラス団体対抗戦。
“マリーゴールド”林下詩美&岩谷麻優&山岡聖怜 vs “マーベラス”彩羽 匠&彩芽蒼空&暁 千華 の6人タッグマッチ。
彩羽は何度か観たことあるけど、彩芽と暁は初めて観る選手。青と赤の昔ながらのコスチュームが目を引く。
二人とも昨年末にデビューしたばかり。それだけにぎこちないところもあるけど、がむしゃらファイトが印象的。
対する山岡も今年1月デビュー。その新人3人が中心となった闘い模様。おもしろくならないわけがない。
その中で林下と岩谷が安定した闘いを見せ、彩羽の動きを巧みに封じ込んでいく。
最後は林下がトーチャーラックボムで暁をマットに沈めた。もはや貫録の勝利。
それでも暁は根性を見せ、試合後にDREAM STAR参戦を直訴。“マリーゴールド”の若手選手もそれに呼応。
新時代の幕開けを感じさせる展開。これからが楽しみ。21時ごろ全試合終了。

【対戦カード/試合結果】

<第1試合:タッグマッチ 15分1本勝負>
翔月なつみ&橘 渚●
(7分33秒 変型逆さ押さえ込み)
○ハミングバード&咲村良子

<第2試合:タッグマッチ 15分1本勝負>
ビクトリア弓月&○田中きずな
(11分05秒 Re:Dream)
瀬戸レア&南 小桃●

<第3試合:タッグマッチ 15分1本勝負>
天麗皇希&メガトン●
(7分54秒 ダイビング・フットスタンプ→体固め)
○松井珠紗&CHIAKI

<第4試合:タッグマッチ 15分1本勝負>
MIRAI&山崎裕花●
(12分35秒 チョークスラム→片エビ固め)
○後藤智香&勇気みなみ

<第5試合:シングルマッチ 15分1本勝負>
○青野未来
(10分13秒 スタイルズクラッシュ→エビ固め)
山中絵里奈●

<第6試合:ツインスター選手権試合 30分1本勝負>
《王者組》○川畑梨瑚&Maria
(14分53秒 ムーンサルト・プレス)
《挑戦者組》桜井麻衣●&ちゃんよた
※第5代王者組が初防衛に成功

<第7試合:マリーゴールドvsマーベラス団体対抗戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
○林下詩美&岩谷麻優&山岡聖怜
(18分21秒 トーチャーラックボム→体固め)
彩羽 匠&彩芽蒼空&暁 千華●

会場の外へ出るとたくさんの人。東京ドームのプロ野球ナイターが終わったらしい。
これはどこの店も混んでいるかなと思いきや、少しだけタイミングが早いのか意外と空いている。
ということで久しぶりに「合掌」へ。カウンター席に座れたけど、店内はあっという間に満席に。
この店はちょっと変わった感じの料理が美味しい。鶏レバテキとうずら卵串揚げが最高!
その結果、生ビールと黒ホッピーに続いて冷酒まで堪能。いやぁ~大満足。
そろそろラストオーダーのようなので、22時半ごろおひらきにして帰宅。

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2025年5月21日 (水)

STARDOM「STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN May.」後楽園ホール

今日は後楽園ホールへ、「STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN May.」を観に行く。
月に一度と言いつつ今月は二度目のスターダム、今回はお手頃価格な後楽園ナイター。
いつものように早めに水道橋駅に到着。まずは恒例の東京ドームの様子うかがい。
今日は“NCT 127”なる韓国のボーイズグループのコンサート。空いていると思ったら既に始まっている。
18時10分過ぎに会場入り。エレベーター前はなかなかに長蛇の列。それでも程なくして入場。
今日の席は指定A席 南側C列31番。やや赤コーナー寄りの位置。コーナーポストがちょっと邪魔。
観衆は1,176人。平日にしてはまずまずの入りという感じ。

18時30分になる少し前、いつも通りフライング気味に対戦カードが発表される。
そして第1試合は、儛島エマ vs AZM のシングルマッチ。
儛島エマ(まいしまえま)はこれがデビュー戦。ガチガチに緊張している感じが初々しい。
それでもドロップキックやスワンダイブ式ボディーアタックで、先輩のAZMを攻め立てていく。
丸め込み技の連発でヒヤリとする場面はあったものの、AZMはあずみ寿司でしっかりとピンフォール。

第2試合は、古沢稀杏 vs 羽南 のシングルマッチ。
こちらも古沢稀杏(ふるさわききょう)のデビュー戦。黒と赤のコスチュームが新人離れした雰囲気。
ドロップキックやボディースラムといった基本技だけでなく、ヒールホールドやヒザ十字固め、卍固めまで繰り出す。
新人らしからぬ動きに翻弄される羽南。だけど最後は強力な逆エビ固めでギブアップを奪ってみせた。

第3試合は、葉月&コグマ&鉄アキラ&姫ゆりあ vs 八神蘭奈&稲葉ともか&鹿島沙希&虎龍清花 の8人タッグマッチ。
“STARS”を離脱した“FWC”の2人が新人2人とタッグを組み、“God's Eye”の4人と対戦する試合。
葉月はベースボールシャツにキャップをかぶり、コグマはクマの着ぐるみのようなコスチューム。
試合は鹿島と姫の対戦からスタート。いきなり鹿島の起死回生が決まりそうになり、チーム総出でカット。
“FWC”と新人2人のコンビネーションがかなり良く、打撃中心の攻めを見せる“God's Eye”とも手が合う。
最後は姫がつかまってしまい、稲葉の稲葉落としでフォールを奪われてしまった。

第4試合は、星来芽依&天咲光由&飯田沙耶&向後 桃 vs
上谷沙弥&刀羅ナツコ&稲葉あずさ&フキゲンです★ の8人タッグマッチ。
“NEO GENESIS”と“STARS”との連合軍に対して、鉄壁のチームワークを見せる“H.A.T.E.”。
連合軍は入場時のポーズからしてバラバラ、コンビネーションプレイもやはりどこかチグハグ。
対する“H.A.T.E.”は流れるようなチームプレイを見せて、最後は刀羅が天咲をダイビングボディプレスでフォール。

第5試合は、朱里&妃南&レディ・C vs 水森由菜&さくらあや&玖麗さやか の6人タッグマッチ。
着々とキャリアを重ねていく“God's Eye”の3人と、心境著しい“COSMIC ANGELS”の3人。
先日の後楽園でシングルマッチを闘った朱里とさくらの対戦からスタート。必死に食らいつくさくらがイイ。
レディと水森のパワーとパワーのゴツゴツしたぶつかり合い、妃南と玖麗の闘いもまたスウィング。
玖麗がスリーパーホールド、スイングネックブリーカー、ときめきスピアで妃南を追い込むが、
ファルコンアローを狙ったところを妃南が切り返して、外道クラッチで3カウントを奪ってみせた。

第6試合は、なつぽい&安納サオリ vs 月山和香&梨杏 のタッグマッチ。
“COSMIC ANGELS”と“E neXus V”の対戦。中野たむが居ないコズエン、白川未奈と舞華が居ないEXV。
デビューして1年、いまひとつ殻を破れない梨杏。高い壁になって、徹底的に叩き潰す安納となつぽい。
月山は懸命のフォロー。試合のペースを必死に取り戻そうとするけど、コズエンの牙城は崩れない。
お客さんはみんな梨杏を応援。大「梨杏」コールが巻き起こる。なつぽいに対してエルボーを何発も叩き込む。
そんな梨杏の気持ちを受け止めたうえで、なつぽいはフェアリアルギフトでキッチリとフォール勝ち。

セミファイナルは、「次期アーティスト・オブ・スターダム選手権挑戦者決定戦」。
スターライト・キッド&AZM&天咲光由が保持するアーティスト王座の挑戦権を賭けて、
“Mi Vida Loca” 鈴季すず&山下りな&青木いつ希 と、“H.A.T.E.” 小波&琉悪夏&吏南 が対決。
一癖も二癖もあるメンツ。当然ながら試合は荒れ模様。ド迫力の総力戦が繰り広げられていく。
お互いにヒートアップした挙句、両軍入り乱れての場外乱闘となり、両チームリングアウト引き分け。
試合後、AZM&天咲がリングにあがり、5・24大阪のタイトルマッチは3WAYマッチで行われる事が決定。

メインイベントは、「ワンダー・オブ・スターダム選手権試合」。
スターダムランブルに優勝したHANAKOが、《王者》スターライト・キッド に挑む一戦。
身長181センチのHANAKOに対して、キッドの身長は150センチ。その差はなんと31センチ。
HANAKOはその体格差を活かして、パワフルでダイナミックな攻撃でキッドを攻め込んでいく。
しかしキッドはその猛攻をかいくぐり、HANAKOの脚に照準を当ててじわじわと痛めつける。
身長を活かした攻めを見せるHANAKO、相手の身長を逆利用して攻めるキッド、一進一退の攻防。
20分を超える激しい闘いは、キッドの完璧な黒虎脚殺でピリオドが打たれた。
「小さくたってデカいヤツは倒せる。これがあるから無差別級の女子プロレスは楽しいよね」とキッド。
ものすごく感じるところのある試合だった。21時20分過ぎに全試合終了。

【対戦カード/試合結果】

<第1試合:新人デビュー戦 シングルマッチ 15分1本勝負>
儛島エマ●
(10分49秒 あずみ寿司)
○AZM

<第2試合:新人デビュー戦 シングルマッチ 15分1本勝負>
古沢稀杏●
(8分21秒 逆エビ固め)
○羽南

<第3試合:8人タッグマッチ 20分1本勝負>
葉月&コグマ&鉄アキラ&姫ゆりあ●
(9分07秒 稲葉落とし→片エビ固め)
八神蘭奈&○稲葉ともか&鹿島沙希&虎龍清花

<第4試合:8人タッグマッチ 20分1本勝負>
星来芽依&天咲光由●&飯田沙耶&向後 桃
(11分30秒 ダイビングボディプレス→エビ固め)
上谷沙弥&○刀羅ナツコ&稲葉あずさ&フキゲンです★

<第5試合:6人タッグマッチ 20分1本勝負>
朱里&○妃南&レディ・C
(11分36秒 外道クラッチ)
水森由菜&さくらあや&玖麗さやか●

<第6試合:タッグマッチ 20分1本勝負>
○なつぽい&安納サオリ
(13分37秒 フェアリアルギフト→片エビ固め)
月山和香&梨杏●

<第7試合:次期アーティスト・オブ・スターダム選手権挑戦者決定戦 30分1本勝負>
△鈴季すず&山下りな&青木いつ希
(15分50秒 両軍リングアウト)
△小波&琉悪夏&吏南

<第8試合:ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
《王者》○スターライト・キッド
(21分25秒 黒虎脚殺)
《挑戦者》HANAKO●
※第24代王者が4度目の防衛に成功

終了後はいつものように「ニュー神田屋」へ・・・と思ったけど、満席のため断念。
神保町駅へ向かいながら店を探していたところ、「鳥一番」という店を発見。
こじんまりとした店なので、それほどうるさくなくてイイ。カウンター席でのんびりと呑む。
料理とお酒もまずまず。生ビール・黒ホッピーを呑んだうえに、日本酒まで呑んでしまった。
終電の時間も気になり出したので、23時半ごろおひらきにして帰宅。

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2025年5月11日 (日)

STARDOM「STARDOM in KORAKUEN 2025 May」後楽園ホール

今日は後楽園ホールへ、「STARDOM in KORAKUEN 2025 May」を観に行く。
月に一度のスターダム、今回は後楽園大会昼興行。すっかりお馴染みという感じ。
いつものように早めに水道橋駅に到着。まずは恒例の東京ドームの様子うかがい。
今日はG-DRAGONなる韓国のラッパーのコンサートがあるらしい。早くも物販には長蛇の列。
11時過ぎに会場入り。エレベーター前は長蛇の列。これまで来た中で最長かもしれない。
今日の席は指定A席 南側D列20番。ほぼリング真正面の位置だけど、いつもよりリングは遠い。
だけど写真を撮るにはロープが邪魔にならずにイイかも。実際、一眼レフカメラを構えるお客さんが多い。
観衆は1,503人。東西北の雛壇席はお客さんでビッシリ。ほとんど満員御礼という感じ。

11時30分になる少し前、いつも通りフライング気味に対戦カードが発表される。
そして第1試合は、月山和香&HANAKO&梨杏&姫ゆりあ vs
鈴季すず&山下りな&青木いつ希&鉄アキラ の8人タッグマッチ。
“Neo Genesis”を離脱した鈴季が結成した新ユニット“Mi Vida Loca”、4人揃っての試合は本日が初めて。
対する“E neXus V”は白川未奈が離脱し、舞華が長期欠場中。残りのメンバー3人には頑張ってほしいところ。
今日はその3人に姫が加わる形になったけど、百戦錬磨の“Mi Vida Loca”相手ではどうにも分が悪い。
HANAKOが巨体を活かした攻撃で一矢報いるも、山下や鈴季は真っ向からパワーで切り返す。
試合終盤は梨杏と鉄の闘いとなり、仲間からのアシストを受けた鉄がハーフハッチスープレックスホールドを決めて
梨杏からピンフォールを奪ってみせた。早くも先輩越え。梨杏の奮起に期待したい。

第2試合は、なつぽい&安納サオリ&水森由菜 vs 刀羅ナツコ&稲葉あずさ&フキゲンです★ の6人タッグマッチ。
中野たむを失った“Cosmic Angels”と、上谷沙弥がトップをひた走る“H.A.T.E.”との新たな闘いのはじまり。
それでも実力派揃いの両チーム、試合はものすごくスウィング。目まぐるしい試合展開に、一瞬も目が離せない。
特に水森の頑張りが目立ったなぁ~。最後はフキゲンを丸め込んでフォール勝ち。貴重な一勝を挙げた。

第3試合は、羽南&飯田沙耶&葉月&コグマ&向後 桃 vs 鹿島沙希&妃南&稲葉ともか&虎龍清花&八神蘭奈 の
10人タッグマッチ。岩谷麻優が退団して微妙な感じの“STARS”と、ユニットとしては充実している“God's Eye”の対戦。
いつも通り華やかで明るく楽しく激しい攻撃の“STARS”、息の合った連携で相手チームを翻弄する。
対する“God's Eye”はハードヒットな打撃とサブミッションで対抗。メチャメチャ白熱した試合展開。
最後は“STARS”が流れるような連携を見せ、羽南が八神をバックドロップホールドで仕留めた。
試合後、羽南がマイク。「“FWC”のお二人には対角に立って闘って欲しい」とアピール。
葉月も「うちらとあんたらは考えが違い過ぎる。これからは世界に羽ばたいていく」と宣言。
これで“FWC”の“STARS”離脱が確定。涙の決断となった“STARS”の3人の今後に注目。

第4試合は、朱里 vs さくらあや のシングルマッチ。
先日の横浜アリーナ大会でワールド王者となった朱里。仙女のジュニア王座ベルトを腰に巻くさくら。
さくらにとっては大チャンスとなる試合。開始直後から大「さくら」コールが巻き起こる。
試合は打撃とサブミッションを中心としたバチバチの展開。だけどこうなると朱里の強さが際立つ。
さくらも必死の反撃を見せて、蹴りを何発も朱里にお見舞いするけど、がっしりと受け切る朱里。
それでも粘るさくらを、流れるような関節技の連続からのグラウンド式朱雀で朱里が仕留めた。
試合後、Sareeeが登場して、朱里が持つIWGP王座への挑戦をアピール。
それなのにアレックス・ウィンザーなる選手の挑戦VTRが流れ、「誰だよ?」と戸惑う二人。
「いつなんどき、誰の挑戦でも受けたい」と朱里は言い放ち、6月のIWGP王座防衛戦がほぼ確定した。

第5試合は、スターライト・キッド&天咲光由&梅咲 遥 vs 小波&琉悪夏&吏南 の6人タッグマッチ。
アーティストのベルトを強奪した“H.A.T.E.”の3人、堂々とベルトを掲げての登場。
そんなことをキッドと天咲が許すわけもなく、“ワールド女子プロレス・ディアナ”の梅咲の力を借りて闘う。
試合開始早々の場外乱闘でペースを握った“H.A.T.E.”、悪いけど巧い試合運びを見せる。
キッドが小波に攻め込まれる場面が続いたけど、最後はムーンサルトプレスで小波に雪辱。
アーティストのベルトを奪い返して、“H.A.T.E.”の3人へ正式にタイトルを賭けての対戦を迫る。
ところがそこに“Mi Vida Loca”が横槍。5月21日の後楽園で挑戦権を賭けて両チームが闘う事になった。

セミファイナルは、ジュビア vs 星来芽依 の「CMLL日本女子選手権試合」。
メキシコのルチャドーラであるジュビア。「CMLL日本女子選手権」王者とはこれ如何に。
華やかなルチャの動きだけでなく、激しい場外乱闘でやり合う二人。白熱した攻防。
鈴季との確執でこのところザワザワしていた星来だけに、ここは新たなベルト獲りを狙いたいところ。
素早い動きでジュビアを翻弄するも、一瞬の隙を突かれてラ・マヒストラルを決められてしまった。

そしていよいよメインイベント、上谷沙弥 vs 玖麗さやか の「ワールド・オブ・スターダム選手権試合」。
シンデレラ・トーナメント初優勝を遂げた玖麗が、横浜アリーナで赤いベルトへの挑戦を表明。
上谷との闘いに敗れて引退した中野たむの想いを背負い、上谷とのタイトル戦に挑む。
実力的にはどう見ても劣る玖麗。だけどがむしゃらに攻め込んでいく姿には思わずグッと来た。
上谷は場外戦を交えながらも、玖麗の攻撃を真正面から受け止める。その姿もまたたまらない。
中盤までは上谷が一方的に攻める場面が多かったけど、徐々に玖麗が上谷を追い込んでいく。
しかし上谷は玖麗のスピアを受け止め、スタークラッシャーからの二段蹴りを決める。
更に旋回式スタークラッシャーを見事に決めて、上谷が王座防衛に成功した。
試合後、「これが赤いベルトだ。赤いベルトの挑戦が決まって、いろいろ言われたかもしれないね。
私なんかじゃ無理かもって思ったかもしれないね。でも、誰かの代わりになんてなろうとしなくていいんだよ。
今日みたいに玖麗さやかっていう存在をこのリングで証明しつづけろ」と、上谷は玖麗に言葉をかける。
玖麗が握手を求めるも上谷にあしらわれてしまうが、玖麗は「絶対戻ってきてやるから!」と言い放ち退場。
上谷の「スターダムはいままでも、いまも、これからも、一番最高で最悪な団体だ!」という言葉に、
妙に納得してしまうのであった。何があってもスターダムはおもしろいのだ。
14時10分過ぎに全試合終了。

【対戦カード/試合結果】

<第1試合:8人タッグマッチ 20分1本勝負>
月山和香&HANAKO&梨杏●&姫ゆりあ
(10分24秒 ハーフハッチスープレックスホールド)
鈴季すず&山下りな&青木いつ希&○鉄アキラ

<第2試合:6人タッグマッチ 20分1本勝負>
なつぽい&安納サオリ&○水森由菜
(8分17秒 エビ固め)
刀羅ナツコ&稲葉あずさ&フキゲンです★●

<第3試合:10人タッグマッチ 20分1本勝負>
○羽南&飯田沙耶&葉月&コグマ&向後 桃
(11分26秒 バックドロップホールド)
鹿島沙希&妃南&稲葉ともか&虎龍清花&八神蘭奈●

<第4試合:シングルマッチ 15分1本勝負>
○朱里
(12分19秒 グラウンド式朱雀)
さくらあや●

<第5試合:6人タッグマッチ 20分1本勝負>
○スターライト・キッド&天咲光由&梅咲 遥
(10分58秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め)
小波●&琉悪夏&吏南

<第6試合:CMLL日本女子選手権試合 時間無制限1本勝負>
《王者》○ジュビア
(9分40秒 ラ・マヒストラル)
《挑戦者》星来芽依●
※第4台王者が2度目の防衛に成功

<第7試合:ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
《王者》○上谷沙弥
(22分00秒 旋回式スタークラッシャー→片エビ固め)
《挑戦者》玖麗さやか●
※第20代王者が3度目の防衛に成功

試合後は打ち上げ。
東京ドームLIVEの前呑みの人が多いらしく、どこの店も賑わっている。
ちょっと歩いて「大庄水産」へ。なんとか居場所を見つけて吞み出す。
相変わらず武骨な店員さんが多いけど、お酒も料理も美味しいからイイか。
シメは「がっつりちゃーはん なりたけ」という店で、にんにく醤油背脂ちゃーはん。
三日連続で呑み過ぎ食べ過ぎ・・・

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2025年5月 4日 (日)

MARIGOLD「MARIGOLD Rising Spirit 2025」後楽園ホール

今日は後楽園ホールへ、MARIGOLD「MARIGOLD Rising Spirit 2025」を観に行く。
先月末にSTARDOMを退団した岩谷麻優が、MARIGOLDに電撃移籍して早くも後楽園大会に登場。
あまりにも急な展開にファンとしては戸惑いつつも、ここはやはり現実を確かめておきたい。
というわけで、ちょっと複雑な気持ちで水道橋駅へ向かう。いつも通りにまずは東京ドームの様子窺い。
今日は「RIZIN 男祭り」をやっている模様。なんでも11時45分試合開始で20時頃まで続くとのこと。
いまは17時半だというのにやけに賑わっていると思ったら、ちょうど休憩時間ということらしい。
ちょっと時間調整して、18時10分ごろ会場いり。エレベーター待ちの列はそれほどでもない。
だけど物販は長蛇の列。試合終了後の岩谷麻優サイン会が目当てらしい。さすがアイコン、大人気だ。
今日の席はBシート 南F列15番。リング正面側のやや右寄り6列目。ロープが邪魔にならずに観やすい。
観衆は主催者発表1,210人。かなりビッシリと入っている印象。

試合開始予定時間より少し前から前説が始まる。放送席のゲスト解説は負傷欠場中の天麗皇希。
前回観たような派手な演出はなく、普通に対戦カードが発表されて、予定通り18時30分試合開始。
第1試合は、ハミングバード&瀬戸レア&○南 小桃 vs 勇気みなみ&咲村良子&橘 渚 の6人タッグマッチ。
知らない選手ばかりだなと思ったら、勇気は2024年8月デビュー、咲村と橘は2024年12月デビュー、
ハミングバードは2024年10月に突如現れた謎のマスクマン。瀬戸と南は観た事あるけど、キャリアはまだ浅い。
各選手の頑張りは感じるものの、試合内容としては物足りない感じ。まだまだこれからの新人という印象。
試合は南がフィッシャーマンズ・スクリューを決めて、橘からフォールを奪ってみせた。

第2試合は、石川奈青 vs 山中絵里奈 vs リアラ の3WAYマッチ。
今日は石川のデビュー5周年記念日。なぜか約2ヶ月ほど出場していなかったらしく、期待の歓声が飛ぶ。
山中は“ベストボディ・ジャパン”所属、リアラはフリーの選手。ともにバリバリのヒールキャラで場内を沸かす。
どうしても山中&リアラ vs 石川奈青という構図になり、石川には不利な展開。ロープ際で徹底的に痛めつけられる。
だけどリアラのシャンパンボトルが山中に誤爆したところを、石川はヘッドシザース・ロールからのN.A.Oで
リアラから3カウントを奪取。三人三様だけど、それぞれに良い選手だと思った。

第3試合は、翔月なつみ&後藤智香&ちゃんよた vs 野崎 渚&CHIAKI&メガトン の6人タッグマッチ。
正統派スタイルの三人とヒール道を貫く三人の対戦。場外乱闘でペースを掴んだヒール軍団が有利に試合を進める。
野崎とCHIAKIの動きがものすごくイイ。特にCHIAKIは実力派ヒールとして成長した感じ。
メガトンは噂には聞いていたけど、本当に何も出来ない・・・バタバタと動いているだけに見える。
最後も後藤のグラウンド・コブラツイストであっさりとギブアップ。もうちょっとなんとかならないものか。
試合後、後藤は放送席の天麗に対戦要求。5・24代々木大会での対戦が決定した。

第4試合は、青野未来 vs 田中きずな のシングルマッチ。
このあたりから試合が俄然白熱。二人のバチバチとしたファイトに会場が沸く。
青野はルックスが良い上にプロレスラーとして芯が通っている感じがして好き。
プロレス界のサラブレット田中も頑張りを見せるけど、いま一歩力及ばずという感じ。
父親直伝のHEATクラッチを繰り出すも、青野は切り返してラリアットで叩き伏せる。
最後はバズソーキックからスタイルズ・クラッシュを決めて、青野がピンフォールを奪った。

第5試合は、桜井麻衣 vs 松井珠紗 の「ユナイテッド・ナショナル選手権試合」。
久しぶりに観る“超貴婦人”。ギミックに頼ること無く、プロレスラーとして成長した感じ。
対する松井はヒール軍団“Darkness Revolution”入りしたばかりなのか? いまいち流れがわからず。
だけどそのファイトはラフありテクニックありパワーありで、とっても良いと思った。
徹底的に桜井を追い込んで、ひょっとして勝つのかもという期待感が場内に渦巻く。
しかしそこは桜井も大したもの。STKで追い込んだところでグロリアス・ドライバー。
桜井はカウント2で自ら松井を引き起こし、最後は新技のロマネコンティタン(右足で相手の足を
4の字にロックし、左足で首を固めながらのチキンウィング・アームロック)でギブアップを奪った。
試合後は練習生の心希がデビュー戦の相手に桜井を指名。心希は大向美智子の長女とのこと。
女子プロレスというドラマは、未来に向かって延々と続いていく。

セミファイナルは、林下詩美&ビクトリア弓月 vs MIRAI&山岡聖怜 のタッグマッチ。
元STARDOMの三人にレスリング出身のスーパールーキー山岡が加わったカード。
とはいえ2025年1月デビューの山岡は、三人のハイスパート・レスリングにはついて行けず。
それは仕方が無いこと。とりわけデビュー間も無く移籍した弓月の頑張りは身を見張るものがある。
林下とMIRAIのパワー対決を軸に、弓月の華麗な空中殺法が繰り出されていく試合展開。
最後は林下がラリアット2連発からトーチャーラック・ボム、立て続けのハイジャック・ボムでMIRAIをフォール。
この試合はマリーゴールド・ワールド王者・林下と挑戦者・MIRAIの前哨戦でもあり、林下が一歩リードする形になった。

そしていよいよメインイベント、岩谷麻優 vs 高橋奈七永 のシングルマッチ。
高橋の「パッションカウントダウン」ではあるけれど、注目はやはりマリーゴールド初参戦の岩谷。
メインイベントの赤コーナーという大役、アレンジこそ変わっているけれどテーマ曲「THE SAVIOR」はこれまで通り。
ものすごい大歓声に包まれて試合はスタート。まずは刺殺戦からロックアップ。気合に溢れた攻防。
高橋のパワーに岩谷が押されてやや劣勢に。岩谷のトペ・スイシーダをイスで迎撃して場外戦。
高橋は岩谷を南側客席上段まで連れ込んで、激しいチョップ合戦を展開。ものすごい迫力。
高橋が岩谷を蹴落とすと、岩谷はゴロゴロと階段を転がり落ちて大ダメージを負ってしまう。
ここから岩谷はゾンビ・モードに突入。どんなに攻められても、フラフラになりながら立ちあがる。
トペ・スイシーダ、ミサイルキック、フロッグ・スプラッシュ、ムーンサルト・プレス・・・飛び技で活路を見出す。
25分を超えたところで「時間切れ引き分けか?」という空気が流れだしたところで、
トラースキックとラリアットの打ち合いから一瞬の隙を突いて、岩谷がウラカン・ラナでフォール勝ち。

試合後、「スターダム辞めて、3日後に会見やって・・・置いてきぼりにしちゃったファンの皆さん、ごめんなさい。
これからも一緒に、一緒に色んな夢を見ていきたい。皆さん!これからも付いてきてください!」と岩谷。
高橋は「プロレスを長くやってると、頑張ってきたらまた岩谷とこうやって試合ができて・・・
なんか、天使みたいだなお前。正直、私が辞めたあととか大丈夫かなってちょっと心配してたけど、
なんか私以上にでっかくなってさ、麻優がさ、マリーゴールド来てくれてさ、良かったよ!ありがとうッ!
岩谷麻優のプロレス、最高だったよ!」と返す。その言葉にジーンと胸が熱くなった。
弓月が自らが持つスーパーフライ王座の挑戦者に岩谷を指名し、青野が高橋の引退試合の対戦相手に立候補。
ここでも女子プロレスの新しい時代が始まったことを感じる。なんだかおもしろくなってきたぞ。
大会の締め方を知らない岩谷に高橋がレクチャーしながら、「シャイン・フォーエバー!マリーゴールド!
パッショォーーンッ!」で、21時20分ごろ本日の大会は終了。

【対戦カード/試合結果】

<第1試合:6人タッグマッチ 15分1本勝負>
ハミングバード&瀬戸レア&○南 小桃
(7分29秒 フィッシャーマンズ・スクリュー→片エビ固め)
勇気みなみ&咲村良子&橘 渚●

<第2試合:3WAYマッチ 15分1本勝負>
○石川奈青
(7分09秒 N.A.O→エビ固め)
リアラ●
※もう一人は山中絵里奈

<第3試合:6人タッグマッチ 15分1本勝負>
翔月なつみ&○後藤智香&ちゃんよた
(9分31秒 グラウンド・コブラツイスト)
野崎 渚&CHIAKI&メガトン●

<第4試合:シングルマッチ 15分1本勝負>
○青野未来
(11分52秒 スタイルズ・クラッシュ→エビ固め)
田中きずな●

<第5試合:ユナイテッド・ナショナル選手権試合 30分1本勝負>
《王者》○桜井麻衣
(16分42秒 ロマネコンティタン)
《挑戦者》松井珠紗●
※第2代王者が4度目の防衛に成功

<第6試合:タッグマッチ 20分1本勝負>
○林下詩美&ビクトリア弓月
(15分55秒 ハイジャック・ボム→片エビ固め)
MIRAI●&山岡聖怜

<第7試合:パッションカウントダウン 30分1本勝負>
○岩谷麻優
(26分19秒 ウラカン・ラナ)
高橋奈七永●

会場の外へ出るとたくさんの人。東京ドームの「RIZIN」が終わったらしい。
格闘技を観た直後は自分も強くなったと勘違いしているので、水道橋界隈は殺気立っている(笑)
そんな中、いつものように「ニュー神田屋」へ。ところがラストオーダーがちょうど終わったところ・・・。
仕方が無いので神保町駅まで歩いて、地元に戻って「串カツ田中」で打ち上げ。
この店は24時迄なので、ゆっくり出来る。カウンター席に座って、串カツをつまみに呑む。
それでも23時を過ぎると他のお客さんがみんな帰ってしまい、さすがに焦る。
そんな時、新たなお客さんが! どうやら外国の方みたい。ありがとう~ホッとしたよ。
というわけで、23時半過ぎまで充分に満喫して帰宅。

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2025年4月27日 (日)

STARDOM「ALL STAR DREAM QUEENDOM 2025」横浜アリーナ

今日は横浜アリーナへ、「STARDOM ALL STAR DREAM QUEENDOM 2025」を観に行く。
上谷沙弥と中野たむの引退を賭けた闘い。それを見届けるために横浜へと向かう。
これまでは小田急線の町田駅から横浜線で行くことにしていたけど、今回は東横線で行ってみた。
元町・中華街行から新横浜行に途中で乗り換える必要があるものの、この行き方はかなり便利。
12時20分ごろ会場に到着。グッズの先行販売は終わっていて、FC先行入場は13時からというハンパな時間。
新横浜プリンスペペで時間調整して13時過ぎに会場入り。入場はスムーズ。ファンクラブの力は偉大。
グッズ販売とお渡し会はそれなりに並んでいるけど、それ以外は空いていてゴキゲン。
クジを引いたり、アンケートに答えたり、パンフレットを買ったり・・・お祭り気分を満喫。
13時30分になると一般入場が始まり、あっという間に大混雑。お渡し会に並び損ねてしまった。
第0試合の時間が近づいて来たので自分の席へ。今日の席はセンターB席 西9列33番。
リング正面の前から9列目。とはいえ座席前後の間隔が広いので、リングまでの距離はかなりある。
段差はあるものの2列で1段。8列目と9列目が同じ段なので、前に座った人の頭に視界を遮られてしまう。
アリーナ席・スタンド席もイイ感じに埋まっている。観衆は7,503人(満員)との発表。

14時から第0試合の「スターダム管理王座挑戦権争奪スターダムランブル」が始まる。
総勢15人参加のランブル。HANAKO・鉄アキラ・姫ゆりあ・琉悪夏の4人からスタートして、
その後1分ごとに選手が入場してきて闘う。優勝者にはスターダム管理王座への挑戦権が与えられる。
というわけでお祭り的な要素がありながらも試合は白熱。それぞれの持ち味を活かした熱戦が繰り広げられる。
その中でも突出していたのがHANAKO。巨体を活かしたダイナミックなファイトで試合を引っ張っていく。
22分を超える熱闘の末、最後はHANAKOが天咲をJPコースターでピンフォール。
「私が挑戦するベルトはワンダー・オブ・スターダム、白のベルトだ!」と高らかに宣言。

しばらくのインターバルのあと、15時から試合開始。放送席のゲスト解説は大江 慎と壮麗亜美。
そして第1試合は、いきなりの「フューチャー・オブ・スターダム選手権試合」。
王者・妃南 に挑戦者・八神蘭奈 が挑戦する。“God's Eye”の同門対決でもある。
妃南の左腕に照準を絞り、ストンピングやキックで痛めつけて、関節技でギブアップを迫る。
もしかしてと思わせる場面もあったけど、最後はマッドスプラッシュで妃南が王座防衛に見事に成功。

第2試合は、玖麗さやか vs テクラ のスペシャルシングルマッチ。
テクラが負けたらコズエン入り、テクラが勝ったら岡田社長とのシングルマッチを賭けた一戦。
いつものようにテクラは場外乱闘でペースを握り、玖麗を徹底的に痛めつける。
やはり実力的にはテクラが上なのか?と思いきや、玖麗は必死の反撃を見せる。
得意技のときめきスピアを繰り返し放ち、ファルコンアローの連発でテクラを葬ってみせた。
岡田社長がテクラにコズエン入りを促すとテクラは逆上。社長のシャツを引き裂き、レザーベルトで滅多打ち。
社長はテクラをクビにすることを宣言。その様子を呆然として見ていた玖麗が印象的だった。

第3試合は、堀田祐美子 vs 吏南 のスペシャルシングルマッチ。
ちょっと唐突な感が否めない対戦。上り調子の吏南がレジェンド・堀田にどこまで食らいつくか?
というところだったけど、堀田の圧倒的な強さだけが目立つ展開。とにかく身体が頑丈なのだ。
吏南の打撃にビクともせず、全てを受け切ったうえでスリーパーホールドで仕留める。完全なる貫録勝ち。
試合後、堀田は「吏南、オマエに魂あんのかコラ。もっと思いきり来いよ!」と叱責。恐るべき58歳。

第4試合は、なつぽい&安納サオリ&さくらあや vs 里村明衣子&岩田美香&YUNA の6人タッグマッチ。
“Cosmic Angels”の三人が、因縁浅からぬ“センダイガールズプロレスリング”の三人と対決。
ちょっと見は箸休めのようなカードだけど、なつぽい・安納と里村・岩田とのからみは刺激的。
さくらとYUNAも負けてはおらず、グイグイと闘いの輪に加わっていく。女子プロレスの未来を感じた。
それでも里村の牙城は高く、デスバレーボムからのサトムラ・スペシャルでさくらをピンフォール。

第5試合は、鈴季すず vs 星来芽依 のノーDQルール スペシャルシングルマッチ。
星来を裏切る形で“Neo Genesis”を離脱した鈴季が、反則裁定のないノーDQルールで星来と一騎打ち。
当然のように試合は波瀾の展開。開始早々の場外乱闘で星来が鈴季の額を鉄柱に叩きつけ、鈴季は大流血。
もちろん鈴季も反撃して、椅子攻撃で星来の額を叩き割る。近来稀に見る大流血戦になってしまった。
唖然として見守るお客さんに「オマエら引いてんじゃねーよー!」と鈴季。こうなると完全に鈴季のペース。
星来も必死に立ち向かうが、重量感のあるスカイツイスタープレスを放つと、星来が返せず鈴季が勝利した。
決着はキッチリとついたけど、なんとも後味の悪い試合のように思った。

第6試合からはタイトルマッチが続く。まずは「センダイガールズワールド選手権試合」。
王者・橋本千紘に挑戦者・舞華が挑む試合。パワーとパワーのド迫力対決。
だけど橋本のパワフルな攻撃に、次第に劣勢となっていく舞華。いまいち調子が掴めない感じ。
締め技で活路を見出すも、最後は橋本が投げっぱなしジャーマンからのパワーボムで勝利。

第7試合は、羽南&飯田沙耶 vs 葉月&コグマ の「ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合」。
“STARS”同門対決ではあるけれど、このところ羽南と葉月が微妙な関係にあって波瀾の予感。
“FWC”の二人は明るくコミカルな動きを排除して、羽南と飯田をガンガンと攻め込んでいく。
対する羽南と飯田も、持ち前のパワーファイトで“FWC”の二人に対抗していく。素晴らしい試合。
葉月と羽南のヘッドバット合戦から、最後はバックドロップホールドで羽南が葉月からフォールを奪った。
試合後、羽南が両手を差し出すが、葉月は無視するようにしてリングを下りる。
リング上では羽南と飯田が身体を震わせながら座礼。この結末はどういう意味なのだろうか。

休憩時間をはさんで、18時15分から試合再開。
第8試合は、岩谷麻優 vs 朱里 の「IWGP女子選手権試合」。
岩谷はこれが10度目の防衛戦で二桁防衛がかかっている。対する朱里は並々ならぬ執念で初戴冠をめざす。
試合はお互いの打撃技が交錯し、お互いの持てる技を全て繰り出し合うスーパーファイト。
これぞIWGPに相応しい闘い。朱里の激しい攻撃を受けても、ゾンビのように立ちあがる岩谷。
一進一退の攻防。岩谷が勝利を掴むに見えたけど、朱里が朱世界からのクロスアーム式朱世界で勝利。
試合後、「私がさらにこのIWGPの価値を高めていきます」と言う朱里に、「新たな道を探します」と言う岩谷。
意味深な発言に場内が何とも言えない雰囲気に包まれる中、Sareeeがリングにあがって挑戦を表明。

セミファイナルは、スターライト・キッド vs AZM の「ワンダー・オブ・スターダム選手権試合」。
若手時代から何度も闘ってきた両者。このところAZMの連勝だが、チャンピオンのキッドにも意地がある。
“Neo Gensis”の同門対決でありながら、タイトルとそのリーダーを賭けた闘い。いやがうえにも盛りあがる。
お互いに出せる技を出し合い、全てを受け合うクリーンファイト。おもしろくないわけがない。
AZMが“高速爆弾娘”ぶりを遺憾なく発揮してキッドを追い込むも、スタースープレックスの連発でキッドが勝利。
試合後、キッドが白い薔薇を差し出すとAZMが受け取り、握手に応じてハグをかわす。こちらは丸く収まった感じ。

そしていよいよメインイベント、上谷沙弥 vs 中野たむ の「ワールド・オブ・スターダム選手権試合」。
とうとうこの時がやって来てしまった。完全決着敗者引退特別ルール・・・負けた方がこの場で引退だ。
セコンドにつこうとしたした“H.A.T.E.”の面々を、上谷が退場させる。正々堂々、本気で闘うつもりだ。
場外でのチェーン攻撃でペースを掴んだ上谷だが、中野も花道でのバイオレットシューティングで対抗する。
更にバイオレットシューティング4連発、バイオレットスクリュードライバー、トワイライトドリームで上谷を追い込む。
しかし上谷はバイオレットスクリュードライバー、カウンターのビッグブーツ、旋回式スタークラッシャーで反撃。
上谷は中野の両手を取ってカミゴエ、そして掟破りのトワイライトドリームで中野から3カウントを奪ってみせた。

試合後、「中野たむのすべてを奪ったぞー! でも、なんか苦しいな。全部、こうなったのもオマエのせいだからな。
オマエのせいで、私はプロレスラーになった。オマエのせいで、ケガもした。オマエのせいで、強くなった。
オマエのせいで、オマエを引退させることになった! 全部、全部、全部オマエのせいだからな!
でも、今日、オマエのすべてを奪ってわかった。私は、オマエのことが大好きだ。
プロレスを自分が始めたとき、真っ暗で生きる希望がなかった私に、希望の光をくれたのもたむだった。
私が真っ黒に染まったときも、ずっと信じてくれてたのは、中野たむ、アンタ一人だけだった!
私にとってアンタは光り輝く一番星だよ!」と上谷がマイク。
「アナタはさ、これから中野たむの呪いを、一生背負って生きるんだよ。ここにいるみんなもそう!」と言う中野に
場内から笑いが漏れつつも、「全員、たむのことを一生忘れちゃダメだからね!」という言葉は沁みた。
二人は揃って花道を退場。白い羽が舞い散り、二人で座り込んで遠くを見つめるところで暗転。
プロレスラー中野たむの終わり。20時20分過ぎ、全試合終了。

【対戦カード/試合結果】

<第0試合:スターダム管理王座挑戦権争奪スターダムランブル 15人参加>
○HANAKO<1>
(22分36秒 JPコースター→エビ固め)
⑭天咲光由●<13>
※退場順(<>内は入場順)
①姫ゆりあ<3>(琉悪夏 オーバー・ザ・トップロープ)
②鉄アキラ<2>(HANAKO オーバー・ザ・トップロープ)
③梨杏<5>(琉悪夏 オーバー・ザ・トップロープ)
④稲葉あずさ<7>(複数人 体固め)
⑤虎龍清花<10>(複数人 体固め)
⑥向後桃<6>(フキゲンです★&水森由菜 スクールボーイ+スーパーガール)
⑦フキゲンです★<9>(月山和香&水森由菜 オースイスープレックス+スーパーガール)
⑧月山和香<11>(HANAKO他複数人 体固め)
⑨琉悪夏<4>(複数人 体固め)
⑩水森由菜<8>(レディ・C オーバー・ザ・トップロープ)
⑪レディ・C<12>(渡辺桃 体固め)
⑫渡辺桃<15>(天咲光由 天橋立)
⑬稲葉ともか<14>(天咲光由 片エビ固め)

<第1試合:フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負>
《王者》○妃南
(12分14秒 マッドスプラッシュ→片エビ固め)
《挑戦者》八神蘭奈●
※第12代王者が2度目の防衛に成功

<第2試合:スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負>
○玖麗さやか
(12分49秒 ときめきファルコンアロー→片エビ固め)
テクラ●

<第3試合:スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負>
○堀田祐美子
(10分02秒 スリーパーホールド)
吏南●

<第4試合:6人タッグマッチ 30分1本勝負>
なつぽい&安納サオリ&さくらあや●
(13分05秒 サトムラ・スペシャル→片エビ固め)
○里村明衣子&岩田美香&YUNA

<第5試合:スペシャルシングルマッチ~ノーDQルール 時間無制限1本勝負>
○鈴季すず
(15分55秒 スカイツイスタープレス→片エビ固め)
星来芽依●

<第6試合:センダイガールズワールド選手権試合 30分1本勝負>
《王者》○橋本千紘
(14分55秒 パワーボム→エビ固め)
《挑戦者》舞華●
※第18代王者が初防衛に成功

<第7試合:ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
《王者組》○羽南&飯田沙耶
(14分26秒 バックドロップホールド)
《挑戦者組》葉月●&コグマ
※第35代王者組が3度目の防衛に成功

<第8試合:IWGP女子選手権試合 60分1本勝負>
《王者》岩谷麻優●
(21分54秒 クロスアーム式朱世界→片エビ固め)
《挑戦者》○朱里
※王者が10度目の防衛に失敗。挑戦者が第4代王者となる

<第9試合:ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
《王者》○スターライト・キッド
(20分37秒 スタースープレックスホールド)
《挑戦者》AZM●
※第24代王者が3度目の防衛に成功

<第10試合:ワールド・オブ・スターダム選手権試合~完全決着敗者引退特別ルール 時間無制限1本勝負>
《王者》○上谷沙弥
(26分09秒 トワイライトドリーム)
《挑戦者》中野たむ●
※第20代王者が2度目の防衛に成功

かなり遅くなってしまったし、新横浜で呑むのもなんなので、そのまま帰ることにする。
規制退場で一番最後だったし、いつものように遅めに出たので退場はスムーズ。
グッズ売り場で安納サオリのスカジャンを買おうと思ったけど、残念ながら売り切れ。
20時55分発の東横線はガラガラ。座って帰ることが出来たのでラッキー。
代々木八幡で打ち上げしようと思ったけど、「アシタマ」は混んでいるので断念。
「富士そば」で冷しコンビーフそばを食べる。生ビールが美味しかったので結果オーライ。

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2025年4月24日 (木)

STARDOM「STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Apr.2」後楽園ホール

今日は後楽園ホールへ、STARDOM「STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Apr.2」を観に行く。
月に一度のスターダム、今回はアリーナ以外は全席5,000円というお得なナイター。
いつものように早めに水道橋駅に到着。まずは恒例の東京ドームの様子うかがい。
今夜は何も行われておらず、閑散としている。明日からは“東方神起”のコンサートがあるらしい。
18時10分ごろ会場入り。平日だというのに、エレベーター前は長蛇の列。それでも程なくして入場。
今日の席は指定A席 南側A列25番。ほぼリング真正面の位置。完璧なポジション。
観衆は1096人。ほど良い感じで席が埋まっていて、会場の雰囲気は抜群。

18時30分になる少し前、いつも通りフライング気味に対戦カードが発表される。
第1試合は、“Cosmic Angels” なつぽい&安納サオリ&さくらあや&玖麗さやか vs
“H.A.T.E.” 渡辺 桃&琉悪夏&小波&テクラ の8人タッグマッチ。
初戦から豪華メンツ、そして激しい闘い。試合開始のゴングを待たずにコズエンが突っ込んでいく。
しかし場外乱闘で試合の流れは完全に“H.A.T.E.”のものに。さくらが捕まる展開が続く。
さくらは小波の黒スプレーを浴びて戦線離脱。その間にテクラが毒グモ・デス・ドロップで玖麗をピンフォール。
試合後、岡田太郎社長に対して執拗に対戦を要求するテクラ。それを見た玖麗がブチ切れ。
シングルマッチで玖麗が勝ったらコズエン入り、テクラが勝ったら岡田社長とテクラが対戦することに。
とんでもない展開になったけど、客席からの「玖麗はアイドル!」という野次に「プロレスラーだよ!」と
言い放つ玖麗が、とっても頼もしくてカッコ良かった。

第2試合は、向後 桃 vs 姫ゆりあ のシングルマッチ。
デビューして3ヶ月の姫に、6年目の向後が胸を貸す形の試合。実力差は仕方が無いところ。
体格的にはそれほど変わらないのに、攻めるときの破壊力と守るときの耐久力が断然違う。
姫はハイキックや丸め込み技で対抗するも、向後のネクターピーチでマットに沈んだ。

第3試合は、妃南&レディ・C vs 八神蘭奈&稲葉ともか の“God's Eye”対決。
空手技を主体とした八神&稲葉、入場シーンからビシッと決まっている。
対する“チーム教室” 妃南&レディは、その恵まれた体格を活かして着実に攻めていく。
フューチャー王座を奪取して、確実に変わった感じがする妃南。八神と力強い攻防を繰り広げる。
しかし最後はゼロ戦キックからのビートストライクで、八神が妃南からフォール勝ち。
横浜でのフューチャー王座挑戦に弾みをつけた八神。妃南はどう挽回するか? 楽しみだ。

第4試合は、水森由菜&鉄アキラ&タバタ vs 吏南&稲葉あずさ&フキゲンです★ の6人タッグマッチ。
フキゲンを中心に完璧なコンビネーションを見せる“H.A.T.E.”に対して、
混成チームである水森組はいまいち動きがチグハグ。水森が大ブーイングを浴びる一幕も。
途中まで試合権利を渡されなかった鉄だけど、水森からのタッチを受けて吏南を相手に大奮闘。
丸め込みで吏南を追い詰めるも、最後はpink★devilで吏南が鉄を仕留めてみせた。

第5試合は、岩谷麻優&葉月&コグマ vs 朱里&羽南&飯田沙耶 の6人タッグマッチ。
IWGP女子王座とゴッデス王座のダブル前哨戦。華やかさとは裏腹に、リングには緊張感が漂う。
コンビネーションプレイは岩谷組が圧倒しているけど、そこに朱里が果敢に切り込んでいく。
岩谷は朱里の打撃を真正面から受けながら、強烈なエルボーをお返しに見舞う。バチバチの展開。
それでもやはり岩谷組の連携が上まわり、最後はコグマが飯田をスカイハイでピンフォール。
試合後も両チームはガッチガチのにらみ合い。4月27日の横浜が楽しみになってきた。

珍しくここで少しだけ休憩時間が入り、20時15分から後半戦が始まる。
第6試合は、舞華&月山和香&HANAKO&梨杏 vs 橋本千紘&優宇&岡優里佳&YUNA の8人タッグマッチ。
“E neXus V”とセンダイガールズプロレスリングとの対戦。舞華 vs 橋本千紘 のシングルタイトルマッチ前哨戦。
その二人を中心に試合は展開。だけど仙女の気迫あふれるファイトが“E neXus V”を圧倒していく。
HANAKOは橋本と優宇に真っ向から立ち向かっていくけど、梨杏と月山はどうしても体力負けしてしまう。
最後は月山が橋本と優宇に捕まってしまい、橋本のパワーボムでマットに沈んだ。
試合後、橋本は「良かったのはHANAKOだけじゃねえか!」と一喝。何故かHANAKOと肩を組む一幕も。

セミファイナルは、星来芽依&天咲光由&狐伯 vs 鈴季すず&X&XX の6人タッグマッチ。
星来と仲違いをして、“Neo Genesis”を離脱した鈴季。パートナーのXとXXの正体が気になるところ。
鈴季がひとりで先に入場し、それを追いかけるように入場してきたのは山下りなと青木いつ希。
「えげつないヤツらを連れてくる」という言葉通り、鈴季らしい納得感のあるメンツが揃った感じ。
体力的に勝る鈴季組に対して、スピーディーでハイテンションな動きで対抗していく星来組。
しかし天咲が三人に捕まり、山下のスプラッシュ・マウンテン、鈴季のテキーラショットを立て続けにくらい、
完璧なフォールを奪われてしまった。鈴季は新ユニット“Mi Vida Loca(ミ・ヴィダ・ロカ)”結成を宣言。
鉄アキラがいきなり登場して加入を直訴すると、三人から快諾を受けた。今後の展開が楽しみ。

メインイベントは、中野たむ&スターライト・キッド vs 上谷沙弥&AZM のタッグマッチ。
4・27横浜アリーナで行われる赤いベルトと白いベルトのタイトルマッチ、そのダブル前哨戦。
上谷とAZMはマスクをかぶって入場。キッドに合わせたのか? それとも挑発の意味なのか?
それぞれの思惑が複雑に絡み合った試合、どの組み合わせも刺激的に映る。
上谷のスワンダイブ式場外プランチャがAZMに誤爆し、キッドがコーナーポスト最上段から場外へ飛ぶ。
リング上は中野と上谷の二人となり、死力を尽くした闘いが繰り広げれれるも時間切れ。
試合後は激しいマイク合戦。タイトルと“Neo Genesis”のリーダーを賭けて闘うキッドとAZM。
そしてお互いの全てを賭けて闘う中野と上谷。どちらかがプロレス界から完全に居なくなる。
オフマイクで言葉を交わし合う二人・・・ものすごい事になってきた。期待と不安が入り混じる。
最後はいつもの中野たむに戻ってシメの挨拶。21時40分ごろ全試合終了。

【対戦カード/試合結果】

<第1試合:8人タッグマッチ 20分1本勝負>
なつぽい&安納サオリ&さくらあや&玖麗さやか●
(8分30秒 毒グモ・デス・ドロップ→体固め)
渡辺 桃&琉悪夏&小波&○テクラ

<第2試合:シングルマッチ 15分1本勝負>
○向後 桃
(5分53秒 ネクターピーチ)
姫ゆりあ●

<第3試合:タッグマッチ 15分1本勝負>
妃南●&レディ・C
(11分38秒 ビートストライク→片エビ固め)
○八神蘭奈&稲葉ともか

<第4試合:6人タッグマッチ 20分1本勝負>
水森由菜&鉄アキラ●&タバタ
(12分04秒 pink★devil→体固め)
○吏南&稲葉あずさ&フキゲンです★

<第5試合:6人タッグマッチ 20分1本勝負>
岩谷麻優&葉月&○コグマ
(14分11秒 スカイハイ→片エビ固め)
朱里&羽南&飯田沙耶●

<第6試合:8人タッグマッチ 20分1本勝負>
舞華&月山和香●&HANAKO&梨杏
(13分21秒 パワーボム→エビ固め)
○橋本千紘&優宇&岡優里佳&YUNA

<第7試合:6人タッグマッチ 20分1本勝負>
星来芽依&天咲光由●&狐伯
(9分35秒 テキーラショット)
○鈴季すず&X(山下りな)&XX(青木いつ希)

<第8試合:タッグマッチ 20分1本勝負>
△中野たむ&スターライト・キッド
(20分00秒 時間切れ引き分け)
△上谷沙弥&AZM

試合終了後はいつものように駅前の「ニュー神田屋」で打ち上げ。
けっこう遅くなってしまったけど、1時間以上は呑めるかなと。
店内はサラリーマンと思わしき人で賑わっている。なんだか別世界の住人に感じる。
ひとり呑みはオレだけ。まぁ、そんな事を気にするわけもなく、カウンター席に座って呑み喰い。
相変わらず美味しい料理をつまみながら、生ビールと黒ホッピー。とってもイイ感じ。
22時半ラストオーダーで23時閉店。ちょっとバタバタしたけど満喫した。
帰りは神保町駅まで歩いて、都営新宿線の乗って帰宅。

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2025年4月13日 (日)

OZアカデミー女子プロレス「加藤園子デビュー30周年記念興行 パチスロハナハナプレゼンツ BATTLE BIG BONUS 2025」後楽園ホール

今日は後楽園ホールへ、OZアカデミー女子プロレス「加藤園子デビュー30周年記念興行
パチスロハナハナプレゼンツ BATTLE BIG BONUS 2025」を観に行く。
OZアカデミーを観るのは、2月の新宿FACE大会以来。プロレスはやはり聖地で観るのがイイよね。
雨模様の中、いつものように早めに水道橋駅に到着。そして恒例の東京ドームの様子うかがい。
今夜はK-POPのイベントがあるらしいけど、こんな時間だからまだそれらしきお客さんは居ない。
11時前に会場入り。今回から11時20分試合開始というので注意が必要。
今日の席は、スタンドS席 南側A列30番。リング正面ではないけれど、通路際なので観やすい。
観衆は1,138人。北側雛壇席は潰してあるので、客席はイイ感じに埋まっている。
自分的にはミラーレスカメラを初めて後楽園ホールで使う。ワチャワチャしないよう入念に準備。

第1試合は「OZアカデミー認定パイオニア3WAY選手権王者決定戦」。
第10代王者・尾崎魔弓が他のカードに出場するため王座を剥奪された事を受けての第11代王者決定戦。
ラム会長 vs 青木いつ希 vs 翔 の3WAYマッチ。ラム会長の試合を楽しみにしていたのに翔とポリスがぶち壊し。
ラム会長に袋を被せて鎖で蹂躙するわ、場外でパイプ椅子を振り回すわの大暴れ。本当にムカつく。
最後はラム会長のパウダー攻撃が青木に誤爆したところを、翔が青木をフィッシャーマンズバスターで仕留める。
第11代王者となった翔、スポンサーのパイオニアの宣伝マンにも悪事を働く無法ぶり。

第2試合は、米山香織 vs 花園桃花 のシングルマッチ。
おもしろおかしいキャラクター二人の対戦。試合は楽しいながらも厳しさを垣間見せる展開。
花園とコミカルでトリッキーな動きに翻弄されながらも、エビ固めの切り返しなど技で返していく米山。
その作戦が功を奏したのか、デルフィンクラッチを切り返してのエビ固めで米山がピンフォール勝ち。
唖然として座り込む花園の横で、勝ち名乗りを受ける米山が印象的だった。

第3試合は、ジャガー横田&AKINO&稲葉ともか&ウナギ・サヤカ vs
松本浩代&山下りな&ZONES&マスクド・ハナハナ の8人タッグマッチ。
本日の興業の主役とも言えるハナハナ、Gargoyle-KIBAの生テーマ曲に乗って入場。
いつものようにキャラクター人形の投げ入れ。残念ながら今日はひとつも取れなかった。
そんなハナハナがアマゾネス軍団に加わり、豪華だけどどこか捉えどころのない4人と対戦。
試合もどこかバタバタとした印象だったけど、最後はAKINOが山下にフランケンシュタイナーを決めてみせた。

第4試合は、「加藤園子デビュー30周年記念試合」と銘打たれたタッグマッチ。
加藤園子&里村明衣子 vs 尾崎魔弓&永島千佳世、加藤・里村・永島の元“GAEA JAPAN”勢が揃うだけで涙モノ。
それに元“JWP”の尾崎が加わり、あの頃を彷彿とさせながらも、2025年現在の熱い闘いが繰り広げられる。
永島は尾崎の影響なのか、パイプ椅子を凶器に使ってのラフファイト。これもまた時の流れか。
最後は加藤が永島にラ・マヒストラルをガッチリと決めて、記念試合を自ら締めくくってみせた。
試合後、加藤は11月23日後楽園の自主興行での引退を表明。里村に続いて加藤もか・・・。
それに対して尾崎は加藤に1試合限定でヒールとなるタッグ結成を申し入れて、加藤が受諾。
ヒールの加藤というのも、確かに見てみたい気がする。

5分の休憩時間をはさんで、セミファイナルは「OZアカデミー認定タッグ選手権試合」。
王者“FWC”葉月&コグマ に、挑戦者“ファントムリミット”倉垣 翼&狐伯が挑む試合。
ハイスピードな攻撃で相手を追い込む“FWC”。勝利の方程式通りに試合は進んでいく。
場外へのダブルプランチャ、パイプ椅子を使っての場外乱闘、葉月とコグマが活き活きと闘っている。
狐伯が追い込まれる場面が多かったけど、一瞬の隙を突いてコグマをパケーテで丸め込んだ。
“FWC”の王座陥落は残念だけど、二人のファイトはOZファンにも届いたような気がする。

そしてメインイベントは、「~The Wizard of OZ~OZアカデミー認定無差別級選手権試合」。
王者・水波 綾 に挑戦者・安納サオリ が挑む試合。心境著しい安納、是非とも勝ってほしいところ。
序盤は水波のパワーに押されがちな安納。打撃技をたくさん受けて、フラフラの状態になってしまう。
だけど持ち前の撃たれ強さを発揮して、タンタンドルやポテリングで水波を追い込んでいく。
最後はリバースポテリングを決めて、安納がフォール勝ち。ちょっと呆気ない感じの幕切れ。
それでも王座奪取の瞬間をナマで観られたのは嬉しい。安納サオリ、やっぱりベルトが似合う。
試合後は加入したばかりの“ファントムリミット”の面々がリングに勢ぞろいして祝福。
“空気を読まない女”ウナギ・サヤカが、帝冠したばかりの倉垣&狐伯への挑戦を勝手に表明。
安納も「やったるわ」と快諾。安納サオリ、二冠への道のりが始まった。
本部席に座っていた尾崎にベルトを見せつけながら控室に戻る安納がカッコ良かった。
13時55分過ぎに全試合終了。今日も大満足の大会だった。

<第1試合:OZアカデミー認定パイオニア3WAY選手権王者決定戦 3WAYマッチ30分1本勝負>
青木いつ希●
(9分02秒 フィッシャーマンズバスター→体固め)
◯翔
※もう一人はラム会長
※翔が第11代王者となる

<第2試合:シングルマッチ 30分1本勝負>
◯米山香織
(2分13秒 デルフィンクラッチを切り返して→エビ固め)
花園桃花●

<第3試合:8人タッグマッチ 30分1本勝負>
ジャガー横田&◯AKINO&稲葉ともか&ウナギ・サヤカ
(8分26秒 フランケンシュタイナー→体固め)
松本浩代&山下りな●&ZONES&マスクド・ハナハナ

<第4試合:加藤園子デビュー30周年記念試合 タッグマッチ30分1本勝負>
◯加藤園子&里村明衣子
(15分51秒 ラ・マヒストラル)
尾崎魔弓&永島千佳世●

<第5試合:OZアカデミー認定タッグ選手権試合 タッグマッチ30分1本勝負>
《王者》葉月&コグマ●
(11分40秒 パケーテ)
《挑戦者》倉垣 翼&◯狐伯
※王者組が3度目の防衛に失敗。挑戦者組が第41代王者となる

<第6試合:~The Wizard of OZ~OZアカデミー認定無差別級選手権試合 シングルマッチ60分1本勝負>
《王者》水波 綾●
(17分42秒 リバースポテリング)
《挑戦者》◯安納サオリ
※王者が2度目の防衛に失敗。挑戦者が第32代王者となる

試合終了後は、いつものように「ニュー神田屋」で打ち上げ。
日曜日のこの時間だから空いているけど、明らかにプロレス帰りと思われるお客さんが増えていく。
ここでも「福の神」ぶりを発揮して、店内は見る見るうちに大賑わい。とってもイイ雰囲気。
ハッピーアワーの餃子110円+レモンサワー110円を中心に、思うままに呑み喰いする。
この店は料理が美味しいからイイんだよなぁ~。おかげですっかり食べ過ぎた。
今夜は“日向坂46”の配信を観るので、15時半過ぎには切り上げて帰路につく。

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2025年3月19日 (水)

センダイガールズプロレスリング「THE TOP of JOSHI WRESTLING」国立代々木競技場第二体育館

今日は国立代々木競技場第二体育館へ、センダイガールズプロレスリング「THE TOP of JOSHI WRESTLING」を観に行く。
仙女初の東京大会場での大会。国立代々木競技場第二体育館は好きな会場なのでチケットを予約した。
歩いていこうと思っていたけど、午前中に雪が降っていたため、道が凍っていると嫌なのでバスに乗って行く。
「渋谷区役所」バス停で下りるとちょうどイイ。むかしSHIBUYA-AXがあった場所を通り抜けて行く感じ。
18時10分過ぎに会場入り。今日の席は、2階スタンド席 Lブロック8列1番。ちょっと遠いけど、リング真正面の位置。
平日のこの時間だというのに、客席はイイ感じに埋まっている。ライティングが素敵で、とってもイイ雰囲気。

ほぼ予定通り、18時30分過ぎに試合開始。
第1試合は、愛海 vs Maria のシングルマッチ。
愛海は何度か観た事あるけど、Mariaは初見。“マーベラス”所属の中堅選手という感じ。
両者ともに飛び技を交えたスピーディーな試合展開。愛海はコミカルな動きが得意だけど、その実力もなかなか。
第1試合らしい好勝負だったけど、Mariaがドロップキックからの片エビ固めでピンフォール勝ち。

第2試合は、優宇&VENY&ニナ・サミュエルズ&レナ・クロス vs YUNA&鈴木ユラ&ZONES&炎華 の8人タッグマッチ。
初見の選手が多い試合。VENYはつい先日まで、タイガークイーンとしてもファイトしていた選手。
優宇とVENYと外国人選手二人、圧倒的な強さで試合をグイグイと引っ張っていた印象。
最後は優宇がベアベアーズでYUNAを圧殺。完璧な勝利を飾ってみせた。

第3試合は、ジャガー横田 vs シン・広田さくら のシングルマッチ。
唄いまくり踊りまくり喋りまくりの登場シーンから広田ワールド全開。ジャガーは冷静にそれをさばく展開。
それでもすっかり広田ペースに巻き込まれ、カンチョー合戦に興じる二人。レフェリーも巻き添えに。
だけどそこはさすがのジャガー。コブラツイスト一発で広田を仕留めてみせた。

第4試合は、アジャコング&井上京子&井上貴子 vs 岡優里佳&永島千佳世&水波 綾 の6人タッグマッチ。
2025年の3月に、アジャ様とW井上が観られるとは感慨深い。会場の空気をすっかり持っていっている。
対角の岡と水波は新進気鋭の選手。レジェンドの三人に対してがむしゃらに食らいついていく。
だけどやはりどこか余裕のレジェンド達。試合のペースをガッチリと握って離さないのはさすが。
アジャは岡を急角度なバックドロップで投げるも、岡はギリギリのところで跳ね返す。
しかし最後はコーナートップからのダイビングエルボードロップで、アジャが岡をピンフォール。

第5試合は、DASH・チサコ vs 世羅りさ のハードコアマッチ。
両者ともに得意な試合形式だけに、序盤からバチバチのハードコアファイトが繰り広げられる。
パイプ椅子、ラダー、巨大バケット、長机が入り乱れる試合展開。世羅は竹刀も使用。
試合のハイライトは、照明を吊り下げる鉄柱によじ登ったチサコの決死のダイブ。
数メートル下の長机に横たわる世羅を、長机ごと見事に破壊してみせた。
最後はラダーからのホルモンスプラッシュで、チサコが世羅をピンフォール。
今大会では試合前にいろいろな人から激励の花束贈呈があったけど、
この試合ではザ・グレート・カブキさんからDASH・チサコへ花束が贈られた。

第6試合は、《王者》Chi Chi vs 《挑戦者》さくらあや のセンダイガールズワールドジュニア選手権試合。
STARDOMのさくらが宿命のライバルChi Chiの保持するベルトに挑戦するという刺激的な試合。
二人の気持ちがバチバチとぶつかり合う試合展開。打撃の撃ち合いで、両者ともにグロッキー気味。
だけど試合運びの面でさくらが一枚上回っていた感じ。スリーパーホールドでChi Chiを追い込む。
そしてフラフラになったところを見事なジャーマンスープレックスホールドでChi Chiをフォール。
念願のシングル初戴冠。すごく嬉しかった! セコンドについたコズエンのメンバーも喜んでいた。

セミファイナルは、《王者》“赫覚醒” 岩田美香&高瀬みゆき に
《挑戦者》“杯 High Mate”舞華&HANAKO が挑むセンダイガールズワールドタッグ選手権試合。
試合前からものすごい緊張感が漂う場内。四人とも殺気が漲っている。
岩田と高瀬のハードヒットな打撃を、受け続ける舞華とHANAKO。ちょっと押され気味。
だけどHANAKOはその恵まれた体格を活かして、一歩も引かずに闘う。とっても頼もしい。
しかし最後は岩田のバズソーキック三連発を受けてマットに沈んだ。

メインイベントは、《王者》里村明衣子 vs 《挑戦者》橋本千紘 のセンダイガールズワールド選手権試合。
4月29日に引退試合を控えた“横綱”里村に、仙女の未来を背負って立つ“怪物”橋本が挑む試合。
どちらも強い! 一進一退の攻防が繰り広げられる。投げ技と固め技、これぞレスリングという感じの試合展開。
橋本は封印していたオブライトを解禁すると宣言していたけど、里村の鉄壁の防御はそれを許さない。
里村はデスバレーボムで橋本を追い込むも、最後はパワーボムで橋本が里村に勝利。
橋本は第18代王者となり、新崎人生から賞状を授与される。なんだか感慨深い。
試合前に里村へ花束贈呈したのは小橋建太さんだし、なんともプロレス愛に溢れた大会。
試合後、橋本は「5年以内にセンダイガールズが武道館に進出する」事を力強く宣言。
里村はコーナーポストに寄りかかったまま、その言葉をじっと聞いている。里村の心境は如何に?
だけど一言も発しないところが、里村らしくて良かった。センダイガールズ、女子プロレスの未来を感じた。
21時45分ごろ全試合終了。とっても素晴らしい大会だった。ありがとう!

けっこう遅い時間になってしまったので、渋谷で呑むのは諦める。
「渋谷区役所」からバスに乗り、初台まで戻って「串カツ田中」で呑むことにする。
早じまいする店が多い中、ちょっと前から「24時まで営業」になったので、こういう時には助かる。
ちょうど良いタイミングでカウンター席が空き、試合の余韻に浸りながらのんびりと呑む。
終電の時間があるだろうお客さんは次第に帰り出し、地元組と思われるお客さんだけ残る。
この感じ、けっこう好き。閉店時間まで目一杯楽しんで帰る。

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2025年3月 3日 (月)

STARDOM「STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Mar.」後楽園ホール

今日は後楽園ホールへ、STARDOM「STARDOM NIGHTER 2025 in KORAKUEN Mar.」を観に行く。
月に一度のスターダム、今回はアリーナ以外は全席5,000円というお得なナイター。
いつものように早めに水道橋駅に到着。まずは恒例の東京ドームの様子うかがい。
今夜は何も行われておらず、閑散としている。雨に濡れた地面にスクリーンが映し出されて綺麗。
18時ごろ会場入り。平日だというのに、エレベーター前は長蛇の列。指定席チケットは売り切れらしい。
今日の席は指定A席 南側A列27番。赤コーナー寄りの位置。申し分のないポジション。
観衆は1,635人。空席はまったく無く、バルコニーにもお客さんが入っている。超満員札止め。

11時30分になる少し前、いつも通りフライング気味に対戦カードが発表される。
そして第1試合は、HANAKO&姫ゆりあ vs さくらあや&鉄アキラ のタッグマッチ。
デビューしたばかりの姫と鉄を、少し先輩のHANAKOとさくらがどうリードするかがポイント。
さくらとアキラがゴング前に急襲するところからスタート。それをガッチリと受け止めるHANAKO。
こういう乱戦になるとHANAKOのパワーは圧倒的に有利。得意の蹴りで返していくさくら。
新人ふたりも頑張ったけど、さくらの蹴りが姫をとらえて完勝。

第2試合は、葉月&コグマ&向後 桃 vs 鈴季すず&ジュビア&タバタ の6人タッグマッチ。
ジュビアとタバタはCMLLのルチャドーラ。聞くところによると親子らしい。知らない選手はまだまだ居る。
二人に合わせて鈴季もルチャの動きを繰り広げる。このあたりの適応力はさすがとしか言いようがない。
だけどこういう闘いは“STARS”にとってもお手の物。目まぐるしい試合展開にバッチリと食らいつく。
そんな中、試合中盤から向後がつかまり、変形ゴリーボムでジュビアにフォールを奪われてしまった。

第3試合は、“Cosmic Angels” なつぽい&安納サオリ&水森由菜&玖麗さやか vs
“H.A.T.E.” 小波&琉悪夏&吏南&稲葉あずさ の8人タッグマッチ。
なつぽいのコール中に、“H.A.T.E.”が襲い掛かる形で試合がスタート。
左足を集中攻撃されて、圧倒的ピンチに陥るなつぽい。思えば入場時から左足を気にしていたかも。
3対4の闘いとなり、試合は完全に“H.A.T.E.”のペース。そんな中でも玖麗の頑張りが目立つ。
それでも最後は吏南がpink❤devilをガッチリと決め、玖麗からピンフォールを奪ってみせた。
試合後、椅子でなつぽいの左足を完全に破壊する小波。安納も流血させられて、メインに向けて不穏な展開。

第4試合は、朱里&鹿島沙希&妃南 vs 岩谷麻優&羽南&飯田沙耶 の6人タッグマッチ。
“God's Eye”と“STARS”の極めて正統的な対戦。入場するだけで、リング上がぱあっと華やぐ。
妃南は本日が高校の卒業式だったそうで、鹿島が「卒業おめでとう~!」と声を掛ける。
試合は鹿島と羽南でスタート・・・と思いきや、電光石火の起死回生! わずから35秒で鹿島が勝利。
どんな試合になるか楽しみにしていたお客さん、何もさせてもらえなかった選手たち。
みんなが唖然とする中、飄々とした表情でベルト挑戦をアピールする振り?の鹿島が笑えた。

第5試合は、舞華&月山和香&梨杏 vs 刀羅ナツコ&渡辺 桃&テクラ の6人タッグマッチ。
テクラに対する怒りの感情を抑え切れない舞華。序盤からバチバチの攻防を繰り広げる。
攻められる場面も攻める場面も、全てがテクラ中心という感じ。良いんだか悪いんだか。
最後はテクラが毒グモ・デス・ドロップで梨杏をピンフォール。圧倒的な勝利を飾った。
試合後も執拗に“E neXus V”を攻め立てる“H.A.T.E.”。白川未奈が私服で救出に入る。
それでもやりたい放題の“H.A.T.E.”。意気揚々と控室へ引き返していった。

第6試合は、《王者》星来芽依 vs 《挑戦者》フキゲンです★ のハイスピード選手権試合 10分3本勝負。
安定した防衛線を続ける王者 星来と、曲者の挑戦者 フキゲン。どんな闘いになるのか目が離せない。
ハイスピードな闘い。エア喫煙を巡るやり取りから、まずは星来が流れ星で1本目を先取。
2本目は再び流れ星を狙った星来を切り返し、後方回転エビ固めでフキゲンが勝利。
まさに一進一退の攻防。3本目はさよならでフキゲンをマットに叩きつけ、星来が王座防衛に成功した。

セミファイナルは、《王者組》スターライト・キッド&AZM&天咲光由 に
《挑戦者組》レディ・C&稲葉ともか&八神蘭奈 が挑むアーティスト・オブ・スターダム選手権試合。
ノリに乗っている感じの“Neo Genesis”。対する“God's Eye”はちょっと異色の組み合わせ。
レディへの期待が軸となった試合展開。それに応えようとするレディ。沸き起こる大“レディ”コール。
何度もくじけそうになりながらも、必死に食らいついていくレディには感じるものがあった。
だけど最後はAZMが執拗なヌメロ・ウノで、レディからギブアップを奪ってみせた。
試合後、AZMはレディを認めるような発言。だけどキッドは「私は認めてないから」と突き放す。
どちらもレディへの思いが感じられる。「絶対に諦めないから待ってろよ!」と叫ぶレディに未来を感じた。

メインイベントは、中野たむ vs 上谷沙弥 の敗者スターダム退団スペシャルシングルマッチ。
いよいよこの試合が始まってしまった。どちらが勝っても、非常に後味が悪くなるに違いない。
時間無制限1本勝負という完全決着ルール。両者の意地がぶつかり合い、観客の声援も真っぷたつ。
一進一退の攻防ではあるけれど、当然のように“H.A.T.E.”が介入。コズエンもそれに対抗する。
なつぽいが負傷した足をかばいつつ場外プランチャを出すも、刀羅のブルーミストを浴びてしまう。
上谷は椅子で中野を殴りつけてから旋回式スタークラッシャー。そしてカミゴエ式ビッグブーツで中野をKO。
足早にリングを去ろうとする中野を、上谷は「本当にこれで終わりか?」と呼び止める。
納得がいかない中野に「次は何を賭ける?」と迫る上谷・・・「引退を賭ける」と応えてしまう中野。
4・27横浜アリーナでお互いの引退を賭けた試合が決まってしまった。こんな結末を迎えるとは。。。
21時20分、何とも言えない気分で会場をあとにする。

【対戦カード/試合結果】

<第1試合:タッグマッチ 15分1本勝負>
HANAKO&姫ゆりあ●
(6分33秒 桜花爛漫→体固め)
○さくらあや&鉄アキラ

<第2試合:6人タッグマッチ 20分1本勝負>
葉月&コグマ&向後 桃●
(6分51秒 変形ゴリーボム→片エビ固め)
鈴季すず&○ジュビア&タバタ

<第3試合:8人タッグマッチ 20分1本勝負>
なつぽい&安納サオリ&水森由菜&玖麗さやか●
(9分34秒 pink❤devil→片エビ固め)
小波&琉悪夏&○吏南&稲葉あずさ

<第4試合:6人タッグマッチ 20分1本勝負>
朱里&○鹿島沙希&妃南
(0分35秒 起死回生)
岩谷麻優&羽南●&飯田沙耶

<第5試合:6人タッグマッチ 20分1本勝負>
舞華&月山和香&梨杏●
(11分00秒 毒グモ・デス・ドロップ→片エビ固め)
刀羅ナツコ&渡辺 桃&○テクラ

<第6試合:ハイスピード選手権試合 10分3本勝負>
《王者》星来芽依
(2-1)
《挑戦者》フキゲンです★
① ○星来芽依(0分47秒 流れ星)フキゲンです★●
② ●星来芽依(0分41秒 後方回転エビ固め)フキゲンです★○
③ ○星来芽依(1分47秒 さよなら→エビ固め)フキゲンです★●
※第27代王者が5度目の防衛に成功

<第7試合:アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
《王者組》スターライト・キッド&○AZM&天咲光由
(19分50秒 ヌメロ・ウノ)
《挑戦者組》レディ・C●&稲葉ともか&八神蘭奈
※第34代王者組が初防衛に成功

<第8試合:敗者スターダム退団スペシャルシングルマッチ 時間無制限1本勝負>
中野たむ●
(25分39秒 カミゴエ式ビッグブーツ→片エビ固め)
○上谷沙弥

けっこう遅くなってしまったけど、昂った気持ちを鎮めるため「ニュー神田屋」で呑む。
月曜日という事もあってか、店内はガラガラ。カウンター席のお気に入りのポジションに座る。
このところホッピーが続いていたので、今夜は酎ハイと日本酒を中心に楽しむ。
つまみは野菜・魚・肉をバランスよく。この店はおでんも美味しいんだよなぁ~。
22時半にラストオーダー。閉店時間の23時を待たずに店をあとにした。

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