2025年1月13日 (月)

STARDOM「NEW YEAR STARS 2025 in KORAKUEN」後楽園ホール

今日は成人の日でおやすみ。
お正月明けのこのタイミングで祝日があるのはとっても嬉しい。
というわけで今日は後楽園ホールへ、STARDOM「NEW YEAR STARS 2025 in KORAKUEN」を観に行く。
月に一度のスターダム、2025年になって初めて。スターダムに通い始めてからちょうど二年になるな。
10時過ぎに家を出て、地下鉄を乗り継いで水道橋へ。まずは恒例の東京ドームの様子うかがい。
昨日と今日は“Kinki Kids”のコンサート。17時開演でグッズ販売も予約制なので、まだあまり人は居ない。
11時ごろ会場入り。エレベータはかなりの行列。いつもより明らかにお客さんが多い。
今日の席は指定A席 南側A列21番。リングをほぼ真正面から観る位置。とっても観やすい。
観衆は1,233人。空席はほとんど見当たらず、ほぼ満員という感じ。
アーティスト王座の調印式が11時から行われたみたいだけど、それには間に合わず。

11時30分になる少し前、いつも通りフライング気味に対戦カードが発表される。
そして第1試合は、星来芽依 vs 鹿島沙希 のハイスピード選手権試合。
今回からルールが変更されて10分3本勝負となり、まさにハイスピードな攻防が期待される。
そのあたりは鹿島の得意分野かと思いきや、1本目は星来が35秒で鹿島を流れ星で仕留めた。
唖然とするセコンドとお客さんを尻目に2本目。鹿島はリングを降りて、何故か時間稼ぎ(笑)
一進一退の攻防がしばらく繰り広げられたあと、2本目は鹿島が超激アツからの体固めで勝利。
ラスト3本目、ちょっと疲れの見える鹿島を、星来が完膚なきまでに叩きのめしてみせた。

第2試合は、妃南 vs フキゲンです★ vs 浜辺 纏 の3WAYバトル。
妃南と浜辺のストロングスタイルな攻防に、フキゲンが絶妙なちょっかいを出す展開。
新人らしいフレッシュなファイトで妃南を攻めるも、まだまだ力及ばずという感じ。
だけど柔道出身ということもあって、身体のバランスや技のキレはさすがだなと思った。
最後は浜辺を場外に追いやったあと、妃南がフキゲンを外道クラッチで丸め込み。

第3試合は、月山和香&梨杏 vs 刀羅ナツコ&渡辺 桃 のタッグマッチ。
このところ上り調子の月山&梨杏だけど、刀羅と渡辺はさすがに強い。
梨杏は今回成人式を迎えて、エクステをつけてロングヘアにイメージチェンジ。
対抗してなのか? 刀羅は後頭部を歌舞伎メイクのように染め上げている。
刀羅と渡辺がほぼ一方的に攻め込む展開。月山と梨杏も必死に食らいつく。
しかし、最後はチキンウイングフェースロックで渡辺が梨杏を仕留めた。

第4試合は、“STARS” 羽南&飯田沙耶&葉月&コグマ&向後 桃 vs
“God's Eye” 朱里&稲葉ともか&レディ・C&八神蘭奈&虎龍清花 の10人タッグマッチ。
先日から参戦している虎龍に対して、「クマ」ポーズを強要するコグマ。もちろん朱里は断固制止。
だけど稲葉・レディ・八神・虎龍の4人が捕まり「強制クマ」。リング下でそれを見た朱里は顔を覆う。
そんなコミカルなやり取りの中でも“STARS”のコンビネーション・プレイが際立つ。
関節技と蹴りを主体に“God's Eye”も巻き返すが、コグマが八神を120%スクールボーイで丸め込み。

第5試合は、スターライト・キッド&鈴季すず&天咲光由 vs 上谷沙弥&吏南&稲葉あずさ の6人タッグマッチ。
“Neo Genesis”と“H.A.T.E.”の闘い。昨年末にワールド王座に輝いた上谷、王者らしい風格を感じさせる。
序盤から場外戦を仕掛ける“H.A.T.E.”。今日は南側リングサイド席へ来ることが多くて、お客さんは大変そう。
天咲は吏南からフューチャー王座を奪ったばかり。当然のように吏南は天咲を徹底的に攻撃する。
そこにキッドと稲葉が加わり、お互いの意地と意地とをぶつけ合うバチバチのファイト。
鈴季は上谷狙い。パワフルな重たい攻撃で上谷を追い込んでいくけど、それに負けない上谷も凄い。
そんな中、フィニッシュを決めたのは稲葉。天咲をアネゴエでからのエビ固めでピンフォール。
試合後、チャンピオンの天咲を罵倒する稲葉。天咲は「そこまで言われるとは思わなかったな」と一蹴。
上谷は鈴季に「やりたいなら、足を舐めてみろよ」とアピール。鈴季は「ペロペロ~足が臭えぞ」とやり返す。
来月の後楽園大会でワールド王座のタイトルマッチが決定! こいつは楽しみ。

5分ほどの休憩をはさんで、セミファイナルは アティーナ vs テクラ のROH女子世界選手権試合。
アティーナは初めて観る。かつてはWWEに活躍し、現在はAEW&ROHに所属しているとのこと。
青いLEDを身にまとって入場。スーパースターの風格を感じさせる。まだ見ぬ強豪来日というところか。
対するテクラは相変わらず我が道を行くという感じ。序盤から場外戦を仕掛け、ゴツゴツとした攻め。
“H.A.T.E.”の加勢がありながらも、次第にアティーナが優勢となり、最後は大技O-Faceで仕留めた。
リング中央で勝ち名乗りを受けるチャンピオンに、お客さんから大きな「アティーナ!」コール。
涙ぐむチャンピオン・・・気持ちが伝わってくるイイ選手。まだまだ知らない名選手はたくさん居るな。

メインイベントは、中野たむ&なつぽい&安納サオリ vs 水森由菜&さくらあや&玖麗さやか の
アーティスト・オブ・スターダム選手権試合。“Cosmic Angels”の同門によるタイトルマッチ。
最高・最強・最上級の三人に、トーナメントを勝ち抜いて挑戦権を獲得した“さくららもん”が挑む試合。
“さくららもん”のガムシャラな攻めを、ガッチリと受け止めていく中野・なつぽい・安納。
とりわけ安納の見事な受けっぷりと、切り返して容赦なく攻め込んでいく姿が印象的。
アイドル的な華やかさだけではない、このへんのハードヒットな感じがコズエンなんだ。
スウィングしまくりの試合展開を制したのは中野。バイオレットスクリュードライバーで玖麗を沈めた。
試合後、「コズエンの今が最上級」と言う中野に、「最最上級になるために絶対に勝ちます」と玖麗。
コズエンの現在と未来を感じさせるフィナーレ。14時10分ごろ全試合終了。

試合終了後は水道橋駅前の「ニュー神田屋」で打ち上げ。
昼興行のあとの昼呑み、この店は完全にルーチン化してきたな。
入店したときはガラガラだったのに、いつのまにかお客さんでイッパイ。スターダム帰りらしき人も。
俺はやっぱり「福の神」体質なのかなぁ~。別に悪い事じゃないからイイけど。
お酒も料理も美味しいんだけど、なんと言ってもレモンサワー110円、焼き餃子110円というのが凄い。
というわけで調子に乗ってレモンサワーを4杯も呑んでしまった。おでんも食べたからお腹一杯。
そんな感じで1時間半ほど満喫。16時にはおひらきにして帰宅。

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2024年12月24日 (火)

STARDOM「STARDOM YEAREND X'mas NIGHT 2024」後楽園ホール

今日はクリスマス・イブ。
クリスマス・ソングを聴きながら在宅勤務。穏やかな気持ちで仕事をすることが出来たかな。
特に大きな意味は無くても、そういう気持ちで過ごすことは大切。

夕方になって出かける。
今日は後楽園ホールへ、STARDOM「STARDOM YEAREND X'mas NIGHT 2024」を観に行く。
月に一度のスターダム。クリスマス・イブの興業は、ありがたいようなそうでもないような。
17時には仕事を切り上げて水道橋へ。まずは恒例の東京ドームの様子うかがい。
今日は何もやっていないけど、明日・明後日の“日向坂46”のコンサートの準備が進んでいる。
クリスマス・イルミネーションは期待したほどではなくて、ちょっとばかり拍子抜け。
18時10分ごろ会場入り。エレベータはほとんど待たずに乗ることが出来た。お客さん若干少なめ。
今日の席は指定A席 南側A列33番。赤コーナーに近い位置。コーナーマットがちょっと邪魔。
観衆は1,009人。ほどよく満員という感じ。クリスマスにも関わらず、よく入っている印象。

客席に入ると、リング上では5分間の公開スパーリングの真っ最中。
プロデビューをめざす練習生アキラとユリアの対戦。レフェリーは舞華。
グラウンドでの極め技が中心の展開だけど、ドロップキックなどの飛び技も繰り出される。
最後は両者気迫あふれるエルボーの撃ち合いの中、試合終了を告げるゴングが鳴った。

そして予定時間の18時30分より試合開始。
第1試合は、星来芽依 vs 向後 桃 のハイスピード選手権試合。
絶対王者となりつつある星来に対して、心境著しい向後が果敢に挑んでいく。
“ハイスピード”の名に恥じない、両者のスピーディーな試合展開に目を奪われる。
向後がかなり攻め込んだものの、最後は星来が得意技のチェックメイトでフォール勝ち。

第2試合は、月山和香&HANAKO&梨杏 vs 吏南&フキゲンです★&稲葉あずさ の6人タッグマッチ。
“E neXus V”と“H.A.T.E.”との対決。それぞれのユニットの中でも特攻隊的な存在の6人。
それだけに“H.A.T.E.”も変に反則に走る事はなく、正面からぶつかり合う試合展開。
特にHANAKOと吏南のダイナミックな技の掛け合い、グラウンドの極め合いは見応え抜群。
そんな中で吏南との合体技からの姉超で、稲葉が月山からフォールを奪ってみせた。

第3試合は、鹿島沙希 vs 浜辺 纏 vs コグマ の3WAYバトル。
11月にデビューしたばかりの浜辺。フレッシュさを漂わせながらも、なかなかの落ち着きを見せる。
コグマはクリスマスならではのトナカイのコスチューム。鹿島と組んで浜辺にクマポーズを強要する。
鹿島は相変わらずの省エネファイト。南側客席後方まで逃げるが、コグマと浜辺に捕まってしまう。
最後はコグマがダイビングボディプレスで浜辺を押さえ込んだところを鹿島が急襲。
コグマが持ち込んだ大きな靴下をコグマの頭にかぶせて、横取り式に浜辺をピンフォール。

第4試合は、安納サオリ&水森由菜&さくらあや vs 八神蘭奈&稲葉ともか&ななみ vs
AZM&鈴季すず&狐伯 の3WAYトリオバトル。総勢9人のレスラーによる闘い。
ただでさえ素早い試合展開に目が追いついていかないのに、こうなるともう何が何だかという感じ。
そんな中でも、さくら・八神の新世代、稲葉・ななみ・琥珀の所属外選手の闘いぶりに目を惹かれる。
特にさくらの場外プランチャにはビックリ。いつの間にこんな立体的な攻撃が出来るようになったのか。
最後は稲葉の一瞬の隙を突いて、安納がスペシャルポテリングを決めてみせた。

第5試合は、“STARS” 岩谷麻優&葉月 vs “God's Eye” 妃南&レディ・C のタッグマッチ。
クリスマスと言えば“STARS”。岩谷がサンタクロース、葉月がトナカイのコスチュームでファイト。
レディが身長を活かして手四つを仕掛けると、葉月が岩谷を肩車して対抗する。
するとレディは妃南を肩車。そのまま騎馬戦になだれ込むも、妃南があっと言う間に岩谷の帽子を奪う。
子供のように寝転がって泣きわめく岩谷と葉月・・・おもしろ可笑しい試合が繰り広げられる。
それでも決めるところはビシッと決める。最後は岩谷が妃南をムーンサルトプレスでピンフォール。

第6試合は、朱里&舞華&白川未奈&羽南&飯田沙耶 vs 刀羅ナツコ&渡辺 桃&テクラ&小波&琉悪夏 の
10人タッグマッチ。“God's Eye”“STARS”“E neXus V”の正統派連合軍とヒール軍団“H.A.T.E.”との闘い。
凱旋試合で張り切る白川や心境著しい羽南と飯田の試合を楽しみにしていたのに、“H.A.T.E.”が全てぶち壊した感じ。
東側・西側のアリーナから雛壇席にかけて大乱闘。刀羅は舞華を南側客席後方まで引きずり回す。
そうしているうちに両軍リングアウト引き分け。“H.A.T.E.”は意図的に仕掛けたように思えた。

セミファイナルは、天咲光由 vs 玖麗さやか のフューチャー・オブ・スターダム選手権試合。
新チャンピオンになったばかりの天咲に、このところ急成長中の玖麗がチャレンジする試合。
玖麗は黒と白との組み合わせのニューコスチューム。この試合に懸ける思いの強さを感じる。
初防衛戦に臨む天咲も気合充分。いつもよりゴツゴツした闘いを仕掛けていく。
胴締めスリーパーやスピアーで天咲を追い込んでいく玖麗。客席からは大きな「玖麗」コール。
ひょっとしてイケるんじゃないか?と思うところもあったけど、最後は天咲が天聖で仕留めてみせた。

メインイベントは、中野たむ&なつぽい vs 上谷沙弥&スターライト・キッド のタッグマッチ。
赤いベルトと白いベルトの前哨戦。“Cosmic Angels”の二人はイイけど、対角の二人はやりにくそう。
だけどクリスマスカラーのコスチュームに身を包んだキッドと漆黒の衣装の上谷、連携もどこかギクシャク。
試合は派手な場外乱闘を含む大乱戦。その中でいつも通りのコンビネーションを見せるコズエンの二人。
中盤は白いベルトの前哨戦、終盤は赤いベルトの前哨戦という感じの試合展開。お互いに一歩も引かない。
上谷は北側ステージ席から中野に向かって決死のダイブ。それでも粘る中野。このまま時間切れか?
そんな空気が漂い始めたところ、上谷の一瞬の隙を突いてアンドロメダで中野がフォール勝ち。

試合終了のゴングと共に、“H.A.T.E.”がリングに乱入。すかさずコズエンを始めとした面々が迎え撃つ。
29日の両国国技館大会に向けて、それぞれの思いが交錯しての大乱闘が繰り広げられる。
それをシメたのは赤の王者の中野たむ。“H.A.T.E.”を除く全員をリングに呼び込む。
「2024年をみんなで振り返ろうじゃない! いろんなことがあったよね。それではVTRスタート!」という
中野の言葉を合図に2024年を振り返る映像がスクリーンに映し出される。
「STARDOMは皆さんの希望になります」と言って、全員でSTARDOMポーズを決める。
リングには粉雪が舞い散る。とっても素敵なフィナーレ。21時50分過ぎに終了。

ずいぶんと遅い時間になってしまった。
どこかで呑んでいきたいところだけど、水道橋駅界隈は23時閉店の店が多い模様。
というわけで呑むのはあきらめて、「富士そば」で紅生姜天そばを食べる。
クリスマス・イブだからコロッケもつけてみた。こういう時、この店はありがたい。
そのまま神保町駅まで歩く。この辺には24時過ぎまでやっている店がある。覚えておこう。
兎にも角にも、クリスマスおめでとう。

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2024年11月11日 (月)

STARDOM「第14回 ゴッデス・オブ・スターダム ~タッグリーグ戦~ in KORAKUEN NIGHTER」後楽園ホール

夕方になって出かける。今日は後楽園ホールへ、STARDOM
「第14回 ゴッデス・オブ・スターダム ~タッグリーグ戦~ in KORAKUEN NIGHTER」を観に行く。
月に一度のスターダム。平日夜のナイターということで、アリーナ席以外は一律5,000円という価格設定。
17時半には現地入りして、まずは恒例の東京ドームの様子うかがい。今日は何もやっていない。
だけどイルミネーションがクリスマス仕様になっていて、ちょっとばかり心がウキウキする。
18時過ぎに会場入り。エレベータの待ち行列はけっこう長い。だけどすぐに入場することが出来た。
今日の席は指定A席 南側A列29番。赤コーナーに近い位置。通路際というのが嬉しい。
観衆は1,026人。ほどよく満員という感じ。平日にしては大健闘というところか。

18時20分ごろ、11・16大阪「NEW BLOOD WEST2」で羽南を相手にデビューする練習生・纏(まとい)の
公開スパーリング(5分間)が始まる。スパーリング相手はコーチのミラノコレクションA.T.、レフェリーは朱里。
関節の取り合いからグラウンドの攻防、そしてロープワーク。華やかさはないけれど、プロレスを感じさせる一戦。
纏は「今日の相手は星来芽依」と聞いていたらしく、「スターダムはこういうことあるから」とミラノがフォロー。

そして予定時間の18時30分よりフライング気味に試合開始。
第1試合は、中野たむ&玖麗さやか vs 小波&上谷沙弥 のレッドゴッデス公式リーグ戦。
この4人に入ってしまうと、デビュー10ヶ月の玖麗が圧倒的に不利。小波と上谷は特に強い。
それでも中野にリードされて、しっかりと試合の流れについていく玖麗はスゴい。
終盤は中野と上谷の一騎討ちのような形になり、旋回式スタークラッシャーで上谷がピンフォール勝ち。
試合後は上谷が中野にワールド王座挑戦をアピール。黒スプレーで中野の顔を染め上げた。

第2試合は、今夜のカードの中で唯一タッグリーグ公式戦でない試合。
“FWC” 葉月&コグマと“NEO GENESIS” AZM&天咲光由 の混成チームと、
“God's Eye”妃南&レディ・C&八神蘭奈●&稲葉ともか との8人タッグマッチ。
このところユニットの垣根を越えたマッチメークが多いけど、これが意外と面白いんだよな。
いきなりコグマがマイクを握り、本部席から「クマやりたい人」を募集。八神が危うくやってしまいそうになる。
対するレディのジャイアントスイングは15回転。二人まとめてのコブラツイストも綺麗に決めてみせる。
天咲も派手な動きだけでなく、きっちりと締め技を極めてくるところが成長したなと思う。
最後は天咲が八神を天橋立でしっかりと丸め込んでピンフォール勝ち。

第3試合は、スターライト・キッド&鈴季すず vs 月山和香●&梨杏 のブルーゴッデス公式リーグ戦。
身体能力が高いキッドと鈴季、キッドの代名詞であるその場跳びムーンサルトを二人揃って決める。
えげつない攻めを見せる二人に、文字通りがむしゃらに立ち向かっていく月山と梨杏。
デビューしてまだ7ヶ月の梨杏。その動きが立体的になってきたような気がする。
だけどやはりキッドは実力差を見せつけ、黒虎脚殺を執拗に決めて月山からギブアップ勝ち。

第4試合は、星来芽依&狐伯 vs 吏南&稲葉あずさ のブルーゴッデス公式リーグ戦。
荒っぽい攻撃で試合をかき回していく吏南&稲葉、スピードで対抗する星来&狐伯。
感情と感情とが交錯する試合展開、これぞ女子プロレスという感じでおもしろい。
目まぐるしい攻防の中、両チームの連携も冴えていたけど、星来のミサイルキックが狐伯に誤爆。
稲葉がアネゴエを星来に決めたところを、吏南がピンクデビルを星来に決めて勝利。

第5試合は、岩谷麻優&向後 桃 vs 朱里&鹿島沙希 のレッドゴッデス公式リーグ戦。
鹿島がいきなり起死回生を岩谷に決めて、あわやカウント3という波乱の幕開け。
それからはいつも通り、のらりくらりとした試合展開の鹿島。朱里をうまく利用して試合を有利に進める。
岩谷と向後の攻撃はスピーディでパワフル。特に向後の動きがこのところすごく良く感じる。
だけどそれが結果に結びつかない。最後は鹿島のダブルアーム式ニーバスターでマットに沈んだ。

第6試合は、羽南&飯田沙耶 vs 水森由菜&さくらあや のブルーゴッデス公式リーグ戦。
このところ一皮むけた感じの水森と、成長著しいといったところのさくら。
対する羽南&飯田はリーグ戦では未だに勝ち星に恵まれず、ここらが踏ん張りどころ。
両チームの思いが錯綜して、試合はスウィング。特にさくらの動きがすごくイイ。
あと一歩のところまで羽南を追い込んだけど、最後は必殺のバックドロップホールドでフォール負け。
だけどこの技を出させたところに、この闘いをやった意味があったと思う。

セミファイナルは、舞華&HANAKO vs 刀羅ナツコ&琉悪夏 のレッドゴッデス公式リーグ戦。
テーマ曲が鳴っているというのに、なかなか姿を現さない“H.A.T.E.”のふたり。
これは嫌な予感・・・と思っていたら、南側客席後方から舞華とHANAKOを連行する形で入場。
そのまま試合開始となり、場外乱闘から数々の凶器を使っての攻撃で舞華を追い込んでいく。
さすがの舞華もグロッキー状態でフラフラ。なかなか反撃の糸口をつかむことが出来ない。
流れを変えたのはHANAKO。恵まれた体格を活かして、刀羅と琉悪夏に立ち向かっていく。
舞華はフラフラになりながらも、最後はみちのくドライバーⅡを刀羅に決めて勝利。
“杯 High Mate”はタッグリーグここまで無傷の全勝。勝利の祝杯は缶ビールで乾杯!

メインイベントは、なつぽい&安納サオリ vs 渡辺 桃&テクラ のブルーゴッデス公式リーグ戦。
日に日に険悪になっていくなつぽいとテクラの関係。試合前から物騒なやり取りが繰り広げられてきた。
なつぽいに破壊されたテクラの右手には白いギプス。これを利用して、なつぽいを攻め込んでいく。
打撃技を中心にした殺伐とした試合展開。「サプライズ!」と叫ぶテクラに惑わされるなつぽい。
その隙を突いてテクラが毒グモデスドロップをなつぽいに決めて、タイムアップ直前のところで勝利。
試合後、テクラが再び「サプライズ!」と叫ぶと、クラーク・コナーズがリング下に姿を現わす。
なつぽいの危険を察知して、コズエンのメンバーが身を挺して守る。そこに“STARS”も加勢する。
その勢いに押されて、控室に帰るクラーク・コナーズと“H.A.T.E.”の面々。ちょっとイイ場面だったな。
「絶対に負けない」というなつぽいの叫びが印象的。21時30分ごろ全試合終了。

かなり遅くなってしまったけど、ここはやはり呑んでいきたい気分。
「大庄水産」を覘いたら、「22時半フードラストオーダー」というので入店。
冷やし茄子煮浸し・活帆立貝刺し・ふぐ唐揚げと、いつもとはちょっと違ったつまみを注文。
ドリンクは生ビールと黒ホッピー。この店のホッピーはメガジョッキで出てくるのでコスパ最高。
23時前にはおひらきにして、「富士そば」で紅生姜天そばを食べてから帰宅。

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2024年10月27日 (日)

STARDOM「第14回 ゴッデス・オブ・スターダム ~タッグリーグ戦~ in KORAKUEN」後楽園ホール

今日は後楽園ホールへ、STARDOM「第14回 ゴッデス・オブ・スターダム ~タッグリーグ戦~ in KORAKUEN」を観に行く。
10月になって二度目のスターダム。前回はナイターだったから、休日の昼興行はちょうど1ヶ月ぶり。
10時半には現地入りして、まずは恒例の東京ドームの様子うかがい。今日は何もやっていない。
ちょっとばかり寂しい気もするけど、人気の少ない東京ドームはけっこう好き。
11時過ぎに会場入り。エレベータの待ち行列はそれなり。いつもより多い感じはする。
今日の席は指定A席 南側C列12番。ニュートラルコーナーに近い位置。まあまあかなって感じ。
観衆は1,292人。久しぶりの満員という感じ。やはり「極悪女王」人気だったりするのかな。

第1試合は、“COSMIC ANGELS” 中野たむ&なつぽい&安納サオリ&さくらあや&玖麗さやか vs
“極悪同盟&H.A.T.E.” ダンプ松本&ZAP&刀羅ナツコ&渡辺 桃&琉悪夏 の10人タッグマッチ。
入場時から竹刀を振り回して相手を威嚇するダンプ。そのまま試合が開始され、初めから場外乱闘に。
玖麗がつかまり、5人から集中攻撃を受ける。必死に反撃する玖麗だけど、突破口が見つからない。
最後まで玖麗が孤軍奮闘する形で、最後はダンプの毒霧からのラリアットでマットに沈んだ。
試合後の「こいつがやられている時に、なんでお前らリングにあがって助けねぇんだ」というダンプの言葉、
なんだか納得してしまった。確かにもうちょっとうまく闘って欲しかったなと思う。
ダンプは刀羅を全面的に応援すると宣言。最後はドラマ「極悪女王」のPRも忘れなかった。

第2試合は、朱里&鹿島沙希 vs 葉月&コグマ のレッドゴッデス公式戦。
鹿島の頑張りが期待される“凹アネコン凸”と、タッグの専門家“FWC”との対戦。
コグマが「クマやりたい人」を朱里の面前で募集すると、鹿島が割って入って試合開始。
コグマが突っ込んできたところを鹿島が起死回生Reverseで丸め込み3カウント。
わずか11秒の出来事。唖然とするコグマを尻目に、激闘の末に勝ったように振る舞う鹿島が笑えた。

第3試合は、月山和香&梨杏 vs 吏南&稲葉あずさ のブルーゴッデス公式戦。
相変わらず元気な月山とがむしゃらファイトの梨杏、対するは風格すら感じさせるJKファイターの二人。
総合力では吏南組のほうが上のように思うけど、月山組は巧みな連携プレーで追い込んでいく。
梨杏はネックブリーカーやダイビングボディーアタックまで繰り出して大奮闘。
それに応えるかのように月山は極楽ドンからのムーンライトドリームで稲葉をピンフォール。

第4試合は、スターライト・キッド&白川未奈&飯田沙耶 vs 妃南&八神蘭奈&レディ・C の6人タッグバトル。
鈴季すずの欠場によってカードが変更となり、急遽結成されたキッド&白川&飯田のトリオ。
キッドは持ち前のセンスで白川に合わせるが、飯田はあくまでも自分のスタイルを貫き通す。
そのため試合中盤でキッドと飯田が対立する場面もあったけど、白川が二人をうまくコントロール。
対する“God's Eye”の3人は安定したチームワークで応戦。なかなかおもしろい試合展開となった。
終盤は飯田とレディの一騎討ちのような形になり、ラリアット連打からの飯田橋で飯田がフォール勝ち。
試合後のキッド・白川・飯田のやり取りも面白かった。最後は飯田が「ウィー・ウォント・ゴリ!」でシメ。

第5試合は、岩谷麻優&向後 桃 vs 小波&上谷沙弥 のレッドゴッデス公式戦。
岩谷がコールされるところで小波組が襲い掛かり試合開始。そのまま場外乱闘へ。
すぐに形勢逆転して岩谷が上谷を攻め込むも、小波組の悪の連携の前に苦戦を強いられてしまう。
向後もかなりの頑張りを見せるけど、小波と上谷の攻めにはどこか余裕を感じる。
最後は上谷がレフェリーをうまく利用したところに、小波が岩谷の顔面へスプレー噴射。
上谷がフランケンで岩谷を丸め込んだ。フラフラになりながら花道を帰る岩谷と向後が悲しかった。

セミファイナルは、舞華&HANAKO vs AZM&天咲光由 のレッドゴッデス公式戦。
舞華&HANAKO のチーム名は“杯 High Mate”ということで、サッポロ黒生を手にもって入場。
試合は舞華組のパワーとAZM組のスピーディな動きが真っ向からぶつかり合う好勝負。
天咲が孤軍奮闘する場面が目立ち始め、HANAKOが天咲をアルゼンチンからのJPコースター。
天咲が返したところを、HANAKOは白鷺で絞り上げてギブアップ勝ち。ものすごい説得力の勝利。
試合後、舞華&HANAKO は缶ビールで祝杯。AZMへ勧めるもAZMが拒否して、リング上にビールがこぼれる。

メインイベントは、星来芽依 vs 水森由菜 のハイスピード選手権試合。
圧倒的な速さと強さを誇る星来に対して、がむしゃらに食らいついていく水森。
距離は不十分だけど、気合で飛び込んだトペスイシーダ。こんな水森は初めて見る。
この試合に賭ける意気込み、タイトルへの執念、それに向けての努力がビシビシと伝わってくる。
だけど星来の強さはやはり本物。撃たれても撃たれても立ち上がり、水森を翻弄していく。
努力は報われない事もある。だけど水森の気持ちはお客さんにも星来にも充分に伝わったと思う。
最後は「芽依に恋する5秒前!」でシメ。13時55分過ぎに全試合終了。

試合終了後は打ち上げ。右足の具合がちょっと不安だけど、せっかくなので行っておく。
以前から気になっていた水道橋駅前の「大衆スタンド ニュー神田屋」へ初潜入!
東京ドームでイベントがある時は大混雑だろうけど、何もない日曜日なので空いている。
カウンター席とテーブル席、そして立ち飲みエリア。ほど良い広さでイイ感じに配置されている。
美味しそうな料理がたくさんあって悩む。焼き牡蠣、ポテサラ、つくね塩焼き、レバテキ&ネギを注文。
飲み物は生ビールに始まって、ハイボール3杯。ハッピーアワーでハイボール150円は魅力的。
ダメ押しでおでんを食べたらお腹イッパイ。16時過ぎに大満足で店を出る。
いつもは神保町駅まで歩くけど、今日は水道橋駅から地下鉄を乗り継いで帰宅。

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2024年10月14日 (月)

MARIGOLD「MARIGOLD Fantastic Adventure 2024」渋谷区スポーツセンター

今日は渋谷区スポーツセンターへ、「MARIGOLD Fantastic Adventure 2024」を観に行く。
オラが街に今度はMARIGOLDがやって来た! というわけで8月以来の渋谷区スポーツセンター。
家から15分足らずの距離なのに、ちょっとばかり迷いながら12時半ごろ会場に到着。
スポーツの日という事もあり、施設が無料開放されているらしく、たくさんの人で賑わっている。
今日は入口で靴を脱ぐスタイル。リングがフロアの中央でなく、東寄りの位置に組まれている。
選手の入場ゲートはフロア中央なので、なんだかちょっと間延びした感じを受ける。
私の席はAシート 西2列13番。観やすい位置だけど、南側が正面なのでリングを横から観る感じ。
観衆は285人。並べられた椅子はほぼ埋まっているけど、まあこんなものかなというところ。

12時50分ごろから前説が始まり、カウントダウンと共に13時ちょうどに試合開始。
第1試合は、南 小桃 vs 勇気みなみ のシングルマッチ。このカードは8月の後楽園大会と同じ。
がむしゃらに闘っているところは好感が持てるけど、ちょっとばかりバタバタした印象は否めない。
南は6月デビュー、勇気は8月デビューだから、まだまだ発展途上の闘いというところ。
一瞬の丸め込みで南が勝利。南はデビューしてからシングル初勝利とのこと。

第2試合は、田中きずな vs 石川奈青 のシングルマッチ。
田中きずなは父が田中稔、母が府川唯未というプロレス界のサラブレット。確かに雰囲気が似ている。
一方の石川奈青は何度か観たことがあるけど、テクニックとパワーを兼ね備えたイイ選手。
そんな二人の闘いだから、なかなかスリリングな展開。お互いに一歩も譲らない。
一進一退の攻防の中、最後は田中が母親譲りのサブマリーナ・スープレックスをしっかりと決めてみせた。

第3試合は、翔月なつみ&マイラ・グレース vs 松井珠紗&瀬戸レア のタッグマッチ。
翔月と松井のバチバチファイトを中心にした試合展開。マイラはいかにも外国人選手という感じ。
瀬戸は7月に長期欠場から復帰したばかり。ミステリアスというのか、独特な雰囲気を醸し出している。
松井のがむしゃらなファイトが良かった。最後もマ・ツイカワイストラルでマイラをピンフォール。

早くもセミファイナル。マイクアピールもあまり無く、休憩時間も無いので、まだ1時間も経っていない。
セミファイナルは、MIRAI&桜井麻衣 vs 林下詩美&ビクトリア弓月 のタッグマッチ。
奇しくも元スターダム同士の対決。いかにもスターダムっぽい、ハイスパートな試合展開。
それぞれに成長したような気がする。特に弓月はもう新人とは言えないぐらいに進化した。
林下のパワーファイトも健在だし、MIRAIと桜井麻衣の頑張りにも心惹かれる。
そんな4人に、15分という試合時間は短か過ぎた。フルタイム時間切れ引き分け。

そしてメインイベントは、青野未来&天麗皇希&後藤智香 vs ボジラ&○野崎 渚&CHIAKI の6人タッグマッチ。
なんと言ってもボジラの圧倒的な存在感。リングに居るだけで、お客さんの視線を集めるところはスーパースター。
だけどタッグを組んだ野崎とCHIAKIもなかなかに魅力的。ヒールにはヒールの魅力があるんだよな。
対角の3人。後藤は頑張っていたけど、青野と天麗は今日はいまひとつだったかも。
場外乱闘があったり、試合としては面白かった。最後は野崎が後藤からフォールを奪ってみせた。
ということで本日の締めはヒール軍団。14時30分ごろ全試合終了。

試合後はMIRAI&桜井麻衣 のサイン会。
桜井のサインが欲しいなぁ~と思ったけど、今日のところはガマン。
二人とも長い列が出来ていて、それぞれに人気があるんだなぁ。

右足の調子は微妙だけど、せっかくなので駅前の「磯丸水産」で打ち上げ。
こんな時間だというのに、ワイワイ盛りあがっている団体の先客。
ちょっとうるさいけど、カウンター席に座ってのんびりと呑み喰い。
こういうのも久しぶり、三連休はあっという間に過ぎてしまったけど、イイ一日だった。
17時ごろおひらきにして帰宅。

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2024年10月 4日 (金)

Netflix「極悪女王」ゆりやんレトリィバァ

深夜、Netflixでダンプ松本をモチーフにしたドラマ「極悪女王」を観る。
いわゆる暴露系な内容だとイヤだなと思っていたけど、そんな事はなく『プロレス愛』に溢れていた。

それは「全日女子プロレス」という架空の団体と、「全日女子プロレス中継」という架空のテレビ番組が、
あまりにも見事に『再現』されている事を見ればわかる。
特にアナウンサー志生野温夫さんの実況中継と、試合開始のゴングがテレビ画面に大写しにされる場面、
マットに描かれた「全日本女子プロレス」のロゴ、あれは涙モノ。

そして登場する女子プロレスラーたち。ダンプ松本、長与千種、ライオネス飛鳥、ジャンボ堀、大森ゆかり、
クレーンユウ、ブル中野、デビル雅美、ジャガー横田、ジャッキー佐藤、マキ上田・・・
みんな『絶妙に』特徴をとらえている。特にジャガー横田の試合シーンは本物かと思った。
そしてラブリー米山って誰?と思ったけど、ナンシー久美をモチーフにしたという噂。なるほどね。

『事実を元にしたフィクション』という事で、どこまで本当なのかわからないけど、
自分が実際に観たシーンとシンクロする場面もいくつかあり、あの時代に思いを馳せるには充分過ぎる内容。
"クラッシュ・ギャルズ”はブームになるちょっと前、“ダイナマイト・ギャルズ”との抗争時代によく生観戦していた。
もっとも自分はジャンボ堀&大森ゆかりの“ダイナマイト・ギャルズ”が好きだったけど。

プロレスっておもしろい

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2024年10月 2日 (水)

STARDOM「STARDOM NIGHTER in KORAKUEN Oct.」後楽園ホール

今日は後楽園ホールへ、STARDOM「STARDOM NIGHTER in KORAKUEN Oct.」を観に行く。
平日の夜だからチケットがお安くなっているSTARDOMナイター。行けるときは行くしかないでしょ。
仕事を早めに切り上げて、17時40分過ぎには現地入り。まずは恒例の東京ドームの様子うかがい。
こちらはプロ野球のナイターがある模様。もう10月なのに、まだプロ野球をやっている事に感心。
18時過ぎに開場入り。エレベータの待ち行列はほとんど無し。やっぱり平日は厳しいのかな。
今日の席は指定A席 南側A列28番。赤コーナーの花道寄りの位置。このへんがベストポジションかも。
観衆は844人。北側雛壇は前方のみ客を入れている感じ。ちょっと寂しい雰囲気。

18時30分になる少し前、いつも通りフライング気味に対戦カードが発表される。
そして第1試合は、中野たむ&さくらあや vs 鈴季すず&AZM のタッグマッチ。
中野と鈴季にとっては、10月5日名古屋のワールド王座タイトルマッチの前哨戦でもある。
というわけで序盤から中野と鈴季はバチバチのぶつかり合い。激しい打撃技でお互いを確かめ合う。
赤コーナー花道を通って、鈴季は中野を南側客席中ほどの通路に連行。鈴季の蹴りで中野は階段落ち。
ちょうど私の席のところに中野が落ちてきて、ドキドキしてしまった。ものすごい臨場感。
中盤から試合はさくらとAZMを中心に展開。AZMの厳しい攻めに、さくらも必死に応戦する。
だけど最後はAZMのダイビングフットスタンプに、さくらはマットに沈んだ。説得力のあるフィニッシュ。
試合後、鈴季は中野に向かって「自分の事しか考えてねえから、自分んとこの新人育たないんじゃないの?」とマイク。
中野やコズエンがそうなのかは知る由も無いけど、自分の周りの事を考えると心に刺さる一言だった。

第2試合は、天咲光由&妃南&稲葉ともか vs 琉悪夏&吏南&稲葉あずさ の6人タッグマッチ。
“Neo Genesis”と“God's Eye”の混成タッグと“H.A.T.E.”との対戦。2組の姉妹対決でもあり、
天咲と吏南にとっては10月5日名古屋のフューチャー王座タイトルマッチの前哨戦でもある。複雑な人間関係。
試合は天咲と吏南からスタート。こちらも激しいぶつかり合いだけど、6人タッグらしい目まぐるしい展開が続く。
しかし“H.A.T.E.”のチームワークが急造タッグを上まわり、最後は琉悪夏が妃南をネックハンギングボムで仕留めた。

第3試合は、向後 桃 vs 渡辺 桃 のシングルマッチ。
桃と桃との対決。ファンは「小桃」と「桃」と呼び方を分けているけど、紛らわしいと言えば紛らわしい。
試合中も向後への声援に対して、「どっちの桃だよ?」と渡辺が嫌味たっぷりに言い放つ場面も。
それに対して向後はあくまでも正攻法で立ち向かう。そういうストイックなところは好きなんだけどな。
場外で椅子に叩きつけられても、激しいエルボーやキックを受けても、必死に食らいついていく向後。
素早い丸め込みに活路を見出そうとするも、渡辺のパワーに押されてBドライバーでフォールを奪われてしまった。

第4試合は、朱里&レディ・C&八神蘭奈&ななみ vs ジーナ&月山和香&HANAKO&梨杏 の8人タッグマッチ。
“God's Eye”と“E neXus V”との対戦。全体的に荒れ模様な本日の試合の中で、じっくりと楽しむことが出来た。
レディとHANAKOの高身長対決は迫力満点。先輩のレディと互角に渡り合うHANAKOが凄い。
チームとしては“God's Eye”が一枚上手という感じ。八神と朱里のキックの連携が月山を追い詰め、
4人同時のサブミッション攻撃も場内を大いに沸かせた。負傷のため欠場となった鹿島沙希に代わり、
“ディアナ”から参戦したななみの動きも良くて、最後は梨杏をノーザンライトスープレックスで仕留めた。

第5試合は、葉月&コグマ vs スターライト・キッド&星来芽依 のタッグマッチ。
9月28日の後楽園大会で完全復活した葉月が、盟友のコグマと組んで“FWC”として登場。
迎え撃つのは10月5日の名古屋で一騎打ちを行うキッドと、“Neo Genesis”の頼れるパートナー星来。
試合は葉月とキッドを中心に展開。元気になった葉月が、コグマとの巧みな連携でキッドを追い込む。
試合中盤、葉月とキッドは激しいエルボーの撃ち合い。お互いの意地と意地とが交錯する。
そして場外に落とされた葉月がキッドに椅子を投げつけたところでキッドがブチ切れ。
東側雛壇席の看板にキッドが葉月を叩きつけ、客席の椅子に向かってお互いを投げ飛ばす。
もつれ合いながら北側ステージ席で乱闘を繰り広げるうちに、無情な20カウントが数えられていた。

セミファイナルは、“Cosmic Angels” なつぽい&安納サオリ&水森由菜&玖麗さやか vs
“H.A.T.E.” 刀羅ナツコ&上谷沙弥&テクラ&小波 の4vs4イリミネーション8人タッグマッチ。
注目は10月5日の名古屋でワンダー王座を争うなつぽいとテクラ、そして上谷を執拗に追いかける玖麗。
OTR有りのイリミネーション・マッチでゲーム性が高いけど、それぞれの思惑が交錯した闘いが展開される。
序盤戦はなつぽいとテクラの息詰まる闘いから始まり、タッチを受けた上谷が玖麗をとことん痛めつけていく。
場外乱闘で流れを変えた“H.A.T.E.”が試合を有利に進めるも、玖麗が上谷をOTRで道連れにする大健闘。
最後に残ったのはなつぽいとテクラ。負けた選手はバックステージに下がらなければならない特別ルールのため、
二人だけの世界で激しい闘いが繰り広げられていく。タイトルマッチの前哨戦に相応しい一進一退の攻防。
そんな中、なつぽいのトラースキックをテクラがかわしてレフェリーに誤爆。ここが運命の分かれ道。
琉悪夏と渡辺 桃の乱入は「ジブンデヤリタイヨ」とテクラが阻止したものの、リングには屈強な外国人男性が・・・。
新日本プロレス“BULLET CLUB WAR DOGS”のクラーク・コナーズ。強烈なスピアをなつぽいに決める。
テクラが毒グモデスドロップをなつぽいに決めると3カウントが入った。なんという最悪の結末。
いくらなんでもやり過ぎ。男子レスラーは女子プロレスのリングには上がって欲しくない。

メインイベントは、岩谷麻優&羽南&飯田沙耶 vs トニー・ストーム&白川未奈&舞華 の6人タッグマッチ。
この試合は10月5日の名古屋で行われる岩谷とトニーのIWGP女子王座タイトルマッチの前哨戦。
赤コーナーの花道から岩谷が入場してくる時、私が掲げている応援タオルを指差してくれた。嬉しい。
試合は飯田と舞華のパワー合戦から始まり、両軍のコンビネーション・プレイへと展開していく。
息がピッタリのトニーと白川に、舞華が戸惑い気味に合わせていくところがおもしろい。
終盤は羽南がトニーを追い込むも、“E neXus V”の巧みな連携攻撃によって返り討ちにされ、
最後は岩谷・羽南に続けてストームゼロを決めたトニーが一人勝ちという感じだった。
試合後、岩谷を口汚い言葉で罵倒するトニー。それでも三人で披露した“武富士ダンス”は楽しそうだった。
いろいろな事があった今夜の大会。とっても楽しかった。21時10分ごろ全試合終了。

東京ドームのナイターもちょうど終わるタイミングらしく、水道橋駅界隈はたくさんの人。
ダメ元で「合掌」を覗いたら意外と空いていたので、呑んでいくことにする。
カウンターでいくつかつまみながら、生ビールと黒ホッピー。至福の時間。
23時前にはラストオーダーとなったので、神保町方面へ歩いて「福増」でシメのラーメン。
ちょっと食べ過ぎた・・・反省。神保町駅から都営新宿線に乗って帰宅。

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2024年9月28日 (土)

STARDOM「STARDOM in KORAKUEN 2024 Sep.2」後楽園ホール

今日は後楽園ホールへ、STARDOM「STARDOM in KORAKUEN 2024 Sep.2」を観に行く。
月に一度は観に行くようにしているけど、前回は8月11日の渋谷大会だから、ちょっと久しぶり。
10時半には現地入りして、まずは恒例の東京ドームの様子うかがい。
「TOKYO DOME PARK DAY」ということで、グラウンドの芝生でゴロゴロ出来るらしい。
有料ではあるけれど、滅多にない機会だから入りたいな~と思いつつ、時間が無いので断念。
11時に開場入り。エレベータの待ち行列が過去最高と思うほどに長く伸びている。
今日の席は指定A席 南側B列22番。リングの真正面の位置。ポジション的には申し分ない。
観衆は1,176人。雛壇席はほぼ埋まっていて、やはりお客さんが多い。

第1試合は、なつぽい&さくらあや&水森由菜 vs 小波&吏南&稲葉あずさ の6人タッグマッチ。
“Cosmic Angels”と“H.A.T.E.”の対決。明日の所沢でフューチャー王座を賭けて闘う吏南とさくらの前哨戦でもある。
というわけで吏南とさくら中心の試合展開。さくらも頑張っているけど、吏南の強さは尋常じゃない。
最後はなつぽいが稲葉をフェアリアルギフトで仕留めたが、試合後も吏南とさくらの視殺戦は続いていた。

第2試合は、向後 桃 vs HANAKO のシングルマッチ。
1ヶ月の海外武者修行を終えて、ひと回りもふた回りも成長したHANAKO。
髪型も変えて、もうすっかり一人前の選手という感じ。デビュー2年足らずとは思えない風格。
そんなHANAKOに対して、先輩の意地を見せたい向後。右腕に集中攻撃を浴びせ、説得力のある試合展開。
だけどHANAKOがアルゼンチンバックブリーカー、JPコースターを立て続けに決めて、
最後は白鷺で向後からギブアップを奪ってみせた。恐るべしHANAKO。

第3試合は、カルテット3WAYバトル。
“God's Eye” 妃南&八神蘭奈&レディ・C&稲葉ともか、“E neXus V” 舞華&ジーナ&月山和香&梨杏、
“Neo Genesis” スターライト・キッド&鈴季すず&星来芽依&天咲光由 の三つ巴の闘い。
総勢12人がリングにあがると、華やかだけど試合は混とんとした雰囲気になる。
そんな中でも“Neo Genesis”がグイグイ試合を引っ張っていく感じで良かった。
最後は妃南が意地を見せて、天咲を外道クラッチでピンフォール。

第4試合は、中野たむ&安納サオリ&玖麗さやか vs 刀羅ナツコ&上谷沙弥&琉悪夏 の6人タッグマッチ。
「あの時の上谷さんに戻ってきてほしい」と願う玖麗が、上谷と直接対決。そんな2人を中心に試合は展開。
実力的にはまだまだだけど、その思いをがむしゃらにぶつける玖麗を、コズエンもお客さんも全力で後押し。
その願いが通じたのか、最後は丸め込み合戦からのジャックナイフ式エビ固めで玖麗が上谷をフォール。
玖麗はこれが自力初勝利とのこと。場内から大きな“玖麗コール”が巻き起こり、感動の幕切れ。

第5試合は、葉月&羽南 vs コグマ&飯田沙耶 の“STARS”同門対決。
ワンダー・オブ・スターダム王座を奪取出来なかったショックで、覇気の無い試合を続けてきた葉月。
対角のコグマ&飯田だけでなく、パートナーの羽南までもが、そんな葉月に渇を入れていく試合展開。
チョップの打ち合いや、顔面ウォッシュの仕掛け合いを通じて、次第に覚醒していく葉月。
最後はコグマのダイビングボディープレスで沈んだけど、葉月が完全復活する瞬間を見たような気がする。
試合後、コグマの「葉月、どうだった?」という問いかけに、「プロレス、楽しいね」と応える葉月。泣けた。
「9月29日は葉月の誕生日! ひとつお願いしてもいいですか? みんなにハッピーバースデー歌ってほしい」
という葉月の言葉に応えて、お客さん全員で大合唱してお祝い。葉月が元気になって良かった。

セミファイナルは、岩谷麻優&AZM vs “タイムレス”トニー・ストーム&白川未奈 のタッグマッチ。
初めて生で観るトニー・ストーム。オーバーアクションでゴツゴツした感じのファイト。
白川との息もピッタリで、スターダムとはちょっと違ったファイトスタイルを見せる。
対する岩谷&AZMは「これぞスターダム」といった感じの闘い。どこかギクシャクした試合展開。
そこをストームゼロで強引に終わらせてしまうトニー。外人選手って、これだから怖い。
10・5名古屋で行われる岩谷 vs トニーのIWGP女子王座戦、勝敗の行方は如何に。

メインイベントは、ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合。
“H.A.T.E.” 渡辺 桃&テクラ の王者組に、“God's Eye” 朱里&鹿島沙希 が挑む試合。
試合前の見栄を切らず、渡辺&テクラにガンを飛ばす朱里&鹿島。その気合が窺える。
いつもはのらりくらりとした試合運びの鹿島も、今日ばかりは真っ向から勝負を挑んでいく。
だけど渡辺のパワーとテクラのテクニックに翻弄されて、最後は渡辺のピーチサンライズに沈んでしまった。
憎たらしいけど、強い王者組。セコンドの介入もほとんど無く、実力はかなりのものだと見た。
とにかく熱くて激しい大会。14時10分過ぎに全試合終了。

お腹が空いたので、駅前の「しんぱち食堂」でさんま塩焼き定食を食べる。
この店は定食を注文すると、生ビールが150円で飲める。信じられない価格設定。
おかげ様で満足度たっぷりの昼食をとることが出来た。ありがたい。
15時過ぎには店を出て、神保町方面へ歩く。道すがら「闘魂SHOP」「富士レコード社」「タクト」を覗く。

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2024年8月24日 (土)

FMWE「テリー・ファンク一周忌追悼 大仁田厚デビュー50周年記念大会 川崎伝説2024」富士通スタジアム川崎

ところが今日はこれでは終わらない。富士通スタジアム川崎へ、
FMWE「テリー・ファンク一周忌追悼 大仁田厚デビュー50周年記念大会 川崎伝説2024」を観に行く。
2014年に川崎球場は富士通スタジアム川崎に変わり、大仁田厚は7度目の現役復帰を果たし、
世の中はめまぐるしく変わっていくけれど、2024年に「川崎伝説」が再び繰り広げられるわけだ。
おまけにドリー・ファンクJrが日本最後のリングにあがるという。強硬なダブルヘッダーだけど行くしかない。
終演後に急いで向かったものの、開場に到着したのは17時10分過ぎ。既に第3試合まで終わっている。
今回は「SUPPORTERS SEAT」ということでスタンド席へ。片方のスタンドしか使われていないけどほぼ満席。
フィールドの中央にリングが設置され、そのまわりにパイプ椅子が並べられている。まずまずの入りという感じ。
主催者発表は観衆5040人=満員。かつての川崎には及ばないけど、イイ感じに出来上がっている。

リングでは第4試合が始まろうとしている。
クラッシャー前泊&ミス・モンゴル vs 杏ちゃむ&ガキにゃん仮面 のタッグマッチ。
前泊とモンゴルといえば“FMW”。セコンドにはシャーク土屋がついている。なんだか嬉しい。
だけど対角の杏ちゃむ&ガキにゃん仮面が明らかに実力不足。まったく良いところナシ。
前泊とモンゴルに好き放題ボコボコにされて、杏ちゃむがモンゴルに完敗を喫した。

ここで休憩時間となる。その間にいろいろなセレモニーが詰め込まれる。
川崎市長(だったか?)の挨拶とアイドルグループ“絶世のインペリアルドール”のパフォーマンス。
“GLEAT”所属の川上“ファイヤー”隆一、本日欠場となってしまった百田光雄の挨拶。

17時50分から試合再開。第5試合は、高杉正彦&力 vs タイガー戸口&谷口裕一 のタッグマッチ。
「甦れ!一夜限りの昭和全日本プロレス」というタイトル通り、メンツはなかなか魅力的。
だけどみんなかなりの年齢なので動きはいまいち。高杉はウルトラセブンで登場したけどなんだかねぇ。
力道山三世の力も既に40歳を超えているとはビックリ。いずれにせよ、試合はあまりおもしろくなかった。
最後は高杉が谷口をバックドロップからの片エビ固めでピンフォール。

第6試合は、バラモンシュウ&バラモンケイ vs 魔苦・怒鳴門&夏すみれ のミックストタッグマッチ。
ペットボトルの水を客席に浴びせながら登場したバラモン兄弟、さすがにピリッとした雰囲気。
問題は対角。魔苦・怒鳴門はドナルド・マクドナルドをモチーフにした怪奇派レスラーということだけど、
途中でコスチュームを脱いでほとんど全裸状態。下手するとポロリしてしまいそうな感じ。
夏すみれはSMの女王という感じのキャラ設定。エロティックな動きと鞭で暴れまくる。
フィールドを駆け回っての乱闘もありながら、最後はバラモン兄弟がビシッと決めてみせた。

第7試合は、ガッツ石島&HASEGAWA&シュレック関根&スカルリーパーA-ji&グレート・コジ&BILLY vs
ミスター・ポーゴ&怨霊&モンスター・レザー&Mr.アトミック&桜井匠&デビルマジシャン の12人タッグマッチ。
有名・無名・即席?関わらす、とにかくキャラの立ったレスラーを集めたマッチメイク。
かつての“FMW”が謳っていた「おもちゃ箱をひっくり返したようなプロレス」という感じ。
「スペシャルファイヤーデスマッチ」というタイトルだけど、ファイヤーボードがちょっと使われただけ。
その適当さもまたイイ。何が何だかよくわからないうちに決着がついていた。

セミファイナルは、納谷幸男&飯野雄貴 vs ディラン・ジェイムス&Mr.ルーサー のタッグマッチ。
これは見応えある試合。身長201センチの納谷と元気の言いマッチョ・ボディの飯野、
身長194センチのディラン・ジェイムスとの攻防は迫力満点。Mr.ルーサーはいわゆる怪奇派。
今回の大会で一番プロレスらしい試合だったと思う。Mr.ルーサーが白星献上したのは予想通り。

メインイベントは、ドリー・ファンクJr&西村修 vs 大仁田厚&雷神矢口 の対戦。
「テリー・ファンク一周忌追悼 大仁田厚デビュー50周年記念特別試合 川崎伝説2024
ダブルヘル電流爆破タッグデスマッチ」と題され、南北側は地雷爆破、東西側は有刺鉄線電流爆破、
それに電流爆破バット4本が使用可能、そしてすべての反俗がOKという「極めて危険なルール」。
有刺鉄線がロープに巻き付けられ、電流爆破ボードが運び込まれる様子を見ているだけでドキドキ。
遠くの空でカミナリが光り出したので、延々とスポンサーを紹介しているのにはヤキモキしてしまった。
西村、大仁田&矢口の順で入場。大仁田の入場シーンは、幟を掲げるファンも含めて変わらない。
そしていよいよドリーの入場。「スピニング・トーホールド」が流れる中、テンガロンハットをかぶって颯爽と・・・
実際は歩くのもままならない感じで、ちょっと思うところあり。既に83歳だもの・・・仕方が無い。
試合はほとんど棒立ちのドリーを中心に、どうにか試合を成り立たせようとする三人。
西村は決して得意分野ではない試合形式だろうに、積極的に有刺鉄線バットを使い、
電流爆破にも突っ込んでいく。地雷爆破は大仁田と矢口が受ける形に。ものすごい爆発音。
2024年に電流爆破やる馬鹿、それを観る馬鹿・・・邪道はまだまだ続いているんだな。
試合はドリーのスピニング・トーホールドを西村が受け継ぎ、矢口からギブアップを奪った。
試合後にはテリーを追悼し、ドリーが「ネバ―クイット! フォーエバー」とメッセージ。
大仁田も変わらぬ大仁田劇場を繰り広げて、20時30分ごろ試合終了。
フィールドに下りて、物販でサインをするレスラーを眺める。大仁田のところは大行列が出来ていた。

久しぶりの川崎なので、どこかで呑んでいこうと店を探す。
良さげな店がたくさんあって迷ったけど、「アカマル屋」という店に入ってみる。
この店はチェーン店。いつだったかどこかの街でお世話になった記憶がある。
カウンター席で落ち着いて呑むことが出来た。料理も美味しくて言う事ナシ。
ホッピーのナカのおかわりは、「ちょうどいいところでストップしてください」という方式。
こいつは自ら殺人ホッピーが作れてしまう。危ないので半分ぐらいのところでストップした。
22時半にはおひらきにして、南武線と小田急線を乗り継いで帰宅。

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2024年8月19日 (月)

MARIGOLD「MARIGOLD SUMMER GOLD SHINE 2024」後楽園ホール

今日は後楽園ホールへ、「MARIGOLD SUMMER GOLD SHINE 2024」を観に行く。
昨日に続いての後楽園ホール。初めて観るMARIGOLD、そして米国進出するジュリアの国内最終試合。
定時に仕事を切り上げて、地下鉄を乗り継いで18時ごろ水道橋駅に到着。いつものように東京ドームの様子を窺う。
今夜はイベントは無い模様。昼間は小学生の野球大会だったのか? ドーム前で記念撮影をしている。
18時10分過ぎに会場入り。エレベーターはかなり並んでいる。どうやら混んでいるみたい。
5階展示場をいっぱいに使ってグッズ販売。ガイドブックを購入するために列に並ぶ。
けっこう待たされてしまい、試合開始時間ギリギリに席に着く。既に前説が行われていて大盛りあがり。
今日の席はBシート 南側G列35番。南側スタンド席7列目。観やすいけど、リングはいつもより遠い。
スターダムやOZアカデミーとは違って、北西に赤コーナー・東南に青コーナーが設けられている。
選手入場は北東側と北西側から。北西側には入場ゲートが設置されている。
観衆は1450人=超満員。確かにお客さんがギッシリで、よく入っているなぁ~という印象。

カウントダウンと共に開始。第1試合は、勇気みなみ vs 南 小桃 のシングルマッチ。
勇気みなみのデビュー戦。とは言っても新人ではなく、元アイスリボン所属の再デビュー戦とのこと。
お互いに積極的に技を掛け合うのだけれど、なんとなくギクシャクした試合展開。
MARIGOLDの第一印象としてはいまいちだったかも。勇気が勝っても、あまり盛り上がらなかった。

ここで新入団選手として発表された山岡聖怜がリングへあがり挨拶。
来年の1月3日にデビュー戦を行うことが合わせて発表された。

第2試合は、松井珠紗 vs 石川奈青 vs 翔月なつみ の3WAYマッチ。
三人ともナマでは初めて観るのかな? 会場人気は石川が一番高いみたい。
この試合はおもしろかった。これこそMARIGOLDがやりたい事のような気がした。
松井と翔月がバチバチにやり合い、石川がかき回すという感じの試合展開。
石川と翔月が丸め込みをお互いに切り返しあうところ、松井がカットして石川をフォール。

第3試合は、田中きずな&ビクトリア弓月&MIRAI&林下詩美 vs
ゼイダ・スティール&マイラ・グレース&ボジラ&CHIAKI の8人イルミネーションマッチ。
元スターダムの3人を含む正規軍と、外国人を中心にしたヒール軍といった感じの構図。
駆け出しの新人に過ぎなかった弓月が、しっかりと試合の中心になっているのに感心。
MIRAIと林下は相変わらずという感じかなぁ~。田中はあまり目立った印象は無かった。
外国人勢はなんと言ってもボジラ。パワーも体力も闘志も、けた違いという感じ。恐ろしいレスラー。
それをうまいことコントロールするCHIAKIも、なかなかイイ味を出していて良かったな。
前半は外国人2選手が立て続けに退場し、ボジラが孤軍奮闘して巻き返す。
MIRAIは頭脳プレーでボジラをOTRで葬るが、林下の誤爆により自らもOTRで失格。
最後は林下とCHIAKIとの対決。といったところで20分時間切れ引き分け。
イルミネーションマッチで時間切れって・・・それはないだろ。

第4試合は、中島安里紗&Sareee vs 後藤智香&高橋奈七永 のスペシャル・タッグマッチ。
引退ロードを走り続ける中島安里紗、期せずして昨日に続いて観る事になった。
昨日まで試合を観た事がなかったけど、本当にイイ選手だと思う。勝ち気で強くて刺激的。
なんでも「小悪魔」と呼ばれているそうで、今日の試合はそんな持ち味が最大に発揮されている。
パートナーのSareeeが盛り立て、高橋と後藤がそれをガッチリと受け止める。
どちらかと言うとオールドスタイルな試合。だけど気持ちがこもっていて、胸が熱くなった。
最後はSareeeがアームブリーカーで、後藤を見事に仕留めてみせた。
試合後、高橋は中島を送り出そうとするが、中島はそれを拒否。そんなところも良かった。

セミファイナルは、青野未来 vs 天麗皇希 のユナイテッド・ナショナル選手権試合。
元アクトレスガールズの二人によるタイトルマッチ。MARIGOLDののもうひとつの側面。
この二人も初めてナマで観る。いろいろな評判は聞いていたけど、どちらもイイ感じ。
特に青野が良かったな。ものすごくバランスがとれている選手。試合をグイグイ引っ張っていく。
天麗もそれに応えようと頑張っていたけど、青野に一日の長があるような気がした。
青野が天麗との差を見せつけたような試合。試合後のやり取りにもそれが表れていた。

メインイベントは、ジュリア vs 桜井麻衣 のシングルマッチ。
ジュリア・カウントダウンFINAL、ジュリアの国内では最後の試合。因縁浅からぬ桜井との対戦。
久しぶりに観る二人。ジュリアは変わらない雰囲気だけど、桜井は貴婦人キャラ控えめ。
この試合だからそうなのか?このところずっとそうなのか?わからないけど、ザ・プロレスラーという感じ。
ジュリアと真っ向勝負。場外でもガンガンやり合い、お互いに頭突きを繰り出すゴツゴツした試合展開。
ジュリアの試合は気持ちが前面に出てくるけど、桜井も負けじと気持ちを前面に押し出す。
最後の最後までジュリアを追い詰めたけど、最後はジュリアがノーザンライト・ボムで勝利。
試合後のマイクも泣けた。試合前に大喧嘩したけど、これでプロレスラー桜井がやっと誕生したと。
「プロレスラーは嫌われてなんぼ」というのが、桜井に向けた最後のメッセージ。
試合後、場内を一周して別れを惜しむジュリア。アリーヴェデルチ!またな!
21時30分ごろ全試合終了。初めてのMARIGOLD、おもしろかった。また観たい。

今夜はおとなしく帰ろうかと思ったけど、気分が良いので呑んでいく事にする。
先日行って気に入った「合掌」へ入ったら、「ラストオーダー22時まであと15分」とのこと。
平日の水道橋は、店じまいがけっこう早いんだよなぁ~。どの店も同じような感じだった気がする。
なので神保町方面へ。「秀吉」は誰も居なくて入りにくかったので、「串ジンボウ」に入る。
先客は一組だけ。「お好きな席へどうぞ」と言われて、なんとなく席につく。
今夜は軽くビールと酎ハイ。ホッピーだと、ついつい呑み過ぎてしまうからね。
そのうち先客も帰ってしまい、貸し切り状態で呑み進める。それでも居心地は悪くない。
そろそろラストオーダーだと言うので、23時にはおひらきにして帰宅。

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