2025年11月16日 (日)

竹生企画「竹生企画第四弾 マイクロバスと安定」下北沢 本多劇場

今日は下北沢 本多劇場へ、「竹生企画第四弾 マイクロバスと安定」を観に行く。
“竹生企画”は竹中直人と生瀬勝久が2011年に立ち上げた演劇ユニット。約7年半ぶりの新作公演。
竹中さんはもともと好きだったけど、生瀬さんは生の舞台を観て以来、その迫力に魅了されてきた。
いつものように「disk union」に寄り道して、12時40分過ぎに会場入り。
今日の席はB列6番、ステージ下手側の2列目。芝居をこんなに前で観るのは初めてかも。
正直言って、もう少し後ろの方が良かったかな。表情は良く見えるけど、なんと言っても緊張する。
当日券は出ているみたいだけど、キャパシティ386席の客席はイイ感じに埋まっている。

予定通り13時ちょうどに開演。ストーリーは以下の通り。
小惑星の衝突によって世界が滅亡すると発表されてからしばらく経って、
だったらこれまでしてこなかったことをして生きようという者と、
これまでと変わらず生きようとする者とに分かれ、それぞれ別々のブロックで暮らすことになる。
舞台は後者のブロックにある一軒家。滅亡までは約三年。
「終わり」が目の前をちらつくたびに、それまで自分でも聞いたことのない唸り声を漏らしてしまうけれど、
それでも「いつもどおりいつもどおり」と今までにない星がひとつ増えた空の下で生きる人々の物語。

と公式サイトには書いてあるけど、そのような説明は一切なく、役者さんのセリフから感じ取る形。
3年後の「終わり」に向けて、半年後に上演される芝居に取り組む人々・・・成清圭吾(竹中直人)、
戸張早帆(飯豊まりえ)、井岡(戸塚純貴)、真咲(サリngROCK)と、それに違和感を覚える人々・・・
戸張修一郎(生瀬勝久)、山野辺(浜野謙太)、怜奈(松浦りょう)とのやり取り。
「終わり」を前提にどう生きて行くのか?それぞれの気持ちや感情の揺れが描かれていく。
それぞれのセリフにパワーがあるけど、成清と修一郎の怒鳴り合いのようなやり取りには圧倒される。
竹中さんと生瀬さんの役者パワーとオーラを至近距離で観ることが出来て良かった。
(上演時間:120分)

芝居は15時過ぎに終わったので、久しぶりに「もつ焼きばん」で昼呑み。
ライブが終わったあとに行きたいと思いつつ、夜は混んでいて入れないんだよねぇ~。
この時間だとあまりお客さん・・・特に団体さんが居なくて、のんびりと呑むことが出来る。
それにこの店は料理が旨い。マカロニサラダ・ガツ刺し・もつ焼き・レバカツを注文。
ドリンクは生ビールに始まって、黒ホッピーからマッコリまで堪能。最高のひととき。
2時間ほどで店を出て、シメは「鶏そば そると」で鶏白湯そば。
白湯麺ってたまに食べると美味しいんだよなぁ~。18時にはおひらきにして帰宅。

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2025年9月23日 (火)

ケラリーノ・サンドロヴィッチ「最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote」KAAT 神奈川芸術劇場

今日はKAAT 神奈川芸術劇場へ、「最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote」を観に行く。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出による最新作。KAATでは9月14日から10月4日までの上演。
今日は日比谷野音のオープンデーがあって、そちらも気になったけど時間が無いため断念。
それでも少し早めの12時10分ごろ現地入り。せっかくなので山下公園を散策。
いつもは遠目に眺めている氷川丸の近くに来たので、中に入ってみることにした。
入館料300円。客室や操舵室、食堂やデッキを30分ほどかけて見てまわる。
氷川丸に乗るのは小学生以来だけど、既視感のある場所が多いのはタイタニックの影響かな。

開演時間が近づいて来たので、13時過ぎに会場へ。KAATへ来るのもかなり久しぶり。
今日の席は1階17列5番。ステージ下手側のフロア後方。座席の段差が大きいので観やすい。
キャパ1,200人の客席は3階まであるけど、見切れを避けるためか? 両サイドは誰も座っていない。

13時30分開演。上演時間は1幕:2時間00分、休憩:15分、2幕:1時間30分。
セルバンテスの小説「ドン・キホーテ」をもとに書かれた新たな物語。
本番中の舞台「ドン・キホーテ」においてドン・キホーテの役者が逃亡してしまって困っている場面から始まり、
逃亡中のドン・キホーテ(大倉孝二)とサンチョ・パンサ(山西 惇)が二人でそれぞれ馬に乗りながら旅をする場面、
とある病院で看護婦(咲妃みゆ)がドン・キホーテの病状を案じている場面、いろいろなストーリーが交錯する。
パーカッション・ギター・チューバ・トランペット・バイオリンという編成のバンドが演奏する音楽、
効果的に使われるプロジェクションマッピング、キナ臭い匂いのする場面ではどこからかそんな匂い・・・
聴覚・視覚・嗅覚、すべてを刺激する芝居。こんな体験をするのは初めてだ。
そんな中で主演の大倉孝二のナンセンスな言動が、ある意味スジが通っていて良かった。
17時20分過ぎに終演。

終演後、再びあたりを散策。
神奈川県民ホールは、建物はまだ残っているものの全面的に囲いで覆われている。
夕暮れの山下公園は、昼間とはまた違った表情。氷川丸もライトアップされている。
「HOTEL NEW GRAND」は、レトロな雰囲気がたまらない。豪華な造形に息を飲む。
18時過ぎには電車に乗り込み、帰路についたけれども・・・

まだ時間も早いので、渋谷駅で途中下車して「山家」で呑む。
行きつけではあるけれど、閉店間際に駆け込むことが多いので、こんな早い時間から呑むのは珍しい。
カウンター席に座って、いつものように料理をオーダーして、生ビールと黒ホッピーを呑む。
ガイジンさんが多い。メニュー選びに困っているようなので、声をかけてあげたいけど僕は英語が話せない。
1時間半ほどで切り上げて、二次会は「パンチョ」でナポリタン。並でも400グラムというボリューム。
ビールを呑みながら食べると最高に美味しいんだけど、すっかり食べ過ぎてしまった。
21時半ごろおひらきにして、バスに乗って帰宅。

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2025年5月10日 (土)

ケラリーノ・サンドロヴィッチ「ケムリ研究室 no.4 ベイジルタウンの女神」世田谷パブリックシアター

今日は9時過ぎに家を出て、渋谷のCLUB QUATTROへ“有頂天”のチケットを買いに行く。
雨が降っているから面倒臭いなぁ~と思いつつ、良い整理番号をとるために頑張ってバスに乗り込む。
なんだかんだで10時ごろ会場に到着。既に15人ぐらい並んでいる。みんな熱心だな。
まだビルの中には入れてもらえず、しばらく舗道に並ぶ。雨は小降りだから良いけど、立ちっ放しはツラい。
10時20分過ぎにビルがオープン。4階まで続く階段に並ぶことが出来た。座って読書しながら待機。
それまで自分の後には誰も来ず・・・10時半ごろようやく一人やって来た。
それならば10時半に来ても良かったかなぁ~と思うけど、そればかりは何とも言えない。
11時ちょうどに販売開始。整理番号27番をゲット。まあまあだな・・・よくやった自分。

せっかくなので渋谷をブラブラしたいところだけど、今日はこのあと予定がある。
田園都市線に乗って三軒茶屋駅へと向かう。けっこうタイトなスケジュールと思ったけどかなり前倒し。
まずは駅前の「かしわや」で今川焼を購入。すぐに食べようと思ったけど、お腹が空いていないのでやめておく。
しばらく街を散策して時間調整したあと、12時過ぎに駅前のキャロットタワーへと向かう。
今日は世田谷パブリックシアターへ、「ケムリ研究室 no.4 ベイジルタウンの女神」を観に行く。
“ケムリ研究室”は2020年9月に旗揚げされ、新作書き下ろしの「ベイジルタウンの女神」を上演した。
今回は「ケムリ研究室 no.4」として、その時に評判を集めた「ベイジルタウンの女神」を再演することになったのだ。
12時10分ごろ会場入り。今日の席は、S席 1階H列8番。ステージ下手側の前から8列目。
芝居をこんな前で観た事は無いので緊張。役者さんの表情が良く見えて、気持ちがダイレクトに伝わってくる。
立見まで出る大盛況。劇場内は見渡す限りお客さんでビッシリと埋まっている。

予定通り12時30分ごろ開演。
物語は「ベイジルタウン」を中心に描かれていく。「ベイジルタウン」は乞食たちが沢山住む街。
そんな「ベイジルタウン」の買収を目論むのはお嬢育ちの大企業ロイド社の社長であるマーガレット(緒川たまき)。
マーガレットは婚約者のハットン・グリーン・ハム(山内圭哉)と弁護士のチャック・ドラグル(菅原永二)と共に、
再開発して利益を得ようとしているライバル企業のソニック社社長のタチアナ・ソニック(高田聖子)の元に出向き、
「ベイジルタウン」の第7地区を売却するよう懇願する。タチアナは若い頃マーガレットと一緒に暮らしていたが、
すっかり忘れられていることに怒りを覚える。そのため『マーガレットが30日間「ベイジルタウン」で
身バレせずに生活し続ける』という賭けに勝つことを条件に、第7地区をロイド社に渡すとタチアナは約束する。
ハットンやチャックは反対するが、マーガレットは「ベイジルタウン」を手に入れるために30日間乞食として暮らす。
その中で「ベイジルタウン」で暮らす ドクター(温水洋一)、ドクターの妻のサーカス(犬山イヌコ)、
通称王様のマスト・キーロック(古田新太)、通称ハムのメリィ・キーロック(水野美紀)といった人たちの優しさに触れる。
こうしてマーガレットは30日間の乞食生活を経て、友達や仲間を思いやることの大切さを改めて学ぶ。
ラストでは、登場人物がその後どういう人生を歩んでいったのかが語られ、マーガレットは王様と結ばれる。
難解なところや不条理なところは全くなく、物語に身をゆだねているうちに終わっていた感じ。単純におもしろかった。
再上演というのもうなづける。それにしても3時間半の芝居を作るのって、どういう頭の構造なのか気になる。
第1幕:110分、休憩:15分、第2幕:90分。16時10分ごろ終演。

久しぶりの三軒茶屋なので、お気に入りの「もつ焼よし田」で呑むことにする。
入店したときは空いていたけど、どんどん混み出して満席に。相変わらずの福の神。
テーブルの上でカシラや豚トロを焼きながら、生ビールとチューハイを楽しむ。
にごり酒があるのも嬉しい。調子に乗ってゆでたんを食べたらお腹イッパイ。
18時には店を出て、「OIMO」で買い物ついでにスムージー。もう言うことナシ。
もうちょっとブラブラしたかったけど、これ以上呑み喰い出来そうにないので帰ることにした。
夕暮れ時の世田谷線はノスタルジックな雰囲気だけど、いつの間にか爆睡していた。

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2024年12月21日 (土)

ケラリーノ・サンドロヴィッチ「KERA meets CHEKHOV Vol.4/4 桜の園」世田谷パブリックシアター

今日は三軒茶屋 世田谷パブリックシアターへ、
ケラリーノ・サンドロヴィッチ「KERA meets CHEKHOV Vol.4/4 桜の園」を観に行く。
チェーホフ四大戯曲上演シリーズ「KERA meets CHEKHOV」の最終章。
2020年4月に大竹しのぶ主演で行われる予定がコロナ禍で中止となり、
出演者を一新してようやく今回の公演にこぎつけたといういわく付きの作品。
予想通りにチケットは激戦で、なんとか補助席を購入することが出来た。
三軒茶屋へ行くのは久しぶり。ポカポカの陽射しの中を世田谷線に揺られていく。
11時半には到着して、まずは駅前の「かしわや」で今川焼を買って腹ごしらえ。
そして12時過ぎに会場入り。1階R列27番、1階の最後列。補助席といっても座り心地は悪くない。
フロア後方に補助席、左右に立見席というレイアウト。お客さんでビッシリ埋まっている。

12時30分開演。
舞台は19世紀末のロシア。桜の木々に囲まれた、もはや没落している貴族の屋敷に、
長く外国に滞在していた女主人ラネーフスカヤ夫人(天海祐希)が、
迎えに行った娘のアーニャ(大原櫻子)と家庭教師シャルロッタ(緒川たまき)と共に数年ぶりに帰宅。
兄のガーエフ(山崎一)、留守中の屋敷を切り盛りしていた養女のワーリャ(峯村リエ)や
老僕フィールス(浅野和之)は再会を喜ぶが、実は屋敷の財政は火の車・・・。
この家の元農奴の息子で、今は商人として頭角を現しているロパーヒン(荒川良々)は、
かつての主家を救おうと救済策を提案するが、ラネーフスカヤ夫人やガーエフは現実に向き合えず、
浪費を繰り返す。そんなことを知ってか知らずか、隣の地主ピーシチク(藤田秀世)は借金を申し込む。
屋敷の事務員エピホードフ(山中崇)は、小間使いのドゥニャーシャ(池谷のぶえ)に求婚しているが、
当人は外国帰りの夫人の従僕ヤーシャ(鈴木浩介)に夢中だ。
そして夫人の亡き息子の家庭教師だった大学生トロフィーモフ(井上芳雄)は、
来るべき時代の理想像を、アーニャに熱く語っている。
様々な人間ドラマが繰り広げられる中、抵当に入れられていた領地が、競売にかけられる日がやってきた。
「桜の園」と呼ばれる屋敷はロパーヒンの物となり、そこに住む人々は退出を余儀なくされてしまう。
去りがたく悲嘆にくれる者、新しい旅立ちを喜ぶ者・・・人それぞれの感情が渦巻く。
最後にひとり屋敷に残った老僕フィールスは、どんな思いだったのだろうか?
1幕:1時間24分、休憩:15分、2幕:1時間16分。トータル3時間弱はいつもより短めだったな。

まだ15時半過ぎなので、すずらん通りの「もつ焼きばん」で打ち上げ。
カウンター席とテーブル席、こんな時間からほぼ埋まっている。
もつ焼きを食べながら生ビールと黒ホッピー。安定の美味しさ。
カウンター席に座っていると、話さなくても隣のアニキと微妙な連帯感を感じる。
狭い店内に大勢で押し掛けるお客さん・・・。ちょっとばかりうるさい。
ひと昔前は酒場の流儀を守らないヤツは許せなかったけど、それも含めて酒場なんだなと思ったり。
17時にはおひらきにして二次会へ。ひとり呑みでハシゴはしないんだけど、今夜はちょっと行ってみようかと。
「伊勢元」という落ち着いた雰囲気の和風のお店で日本酒を嗜む。肴は刺身とおでん。シブいねぇ~。
こちらも土曜日だからかかなり賑わっている。19時前には切り上げて店を出る。
帰りも世田谷線で下高井戸駅へ戻る。さすがに酔いが回ったのか爆睡。

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2024年7月21日 (日)

ケラリーノ・サンドロヴィッチ「ナイロン100℃ 49th SESSION 江戸時代の思い出」下北沢 本多劇場

今日は下北沢 本多劇場へ、「ナイロン100℃ 49th SESSION 江戸時代の思い出」を観に行く。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出による、劇団“ナイロン100℃”の結成30周年記念公演 第二弾。
芝居はなかなか観る機会が無いけれど、ケラさん関係だけはコンスタントに観に行けていると思う。
昨日に続いての下北沢。昨日は寄れなかった「disk union」へ行って、しばらくレコードをDIGる。
店内に聴き覚えのあるメロディー・・・“金子マリpresents 5th element will”のライブで唯一曲名がわからない曲。
急いでカウンターへ行って、店員さんに曲名を訊く。“四人囃子”の「レディ・ヴァイオレッタ」という曲との事。
長年の疑問が解決した。やはり街に出ることは大切。ネットではこんな偶然は期待できない。
12時35分ごろ会場入り。今日の席はL列23番。ステージ上手の一番端の席。まぁ、こんなものか。
本日は千穐楽ということもあり、客席はギッシリと埋まっている。当日券が買えないお客さんも居たらしい。

予定より少し遅れて、13時過ぎに開演。
着物姿の三人が唄うロックンロールなテーマ曲に乗せて、江戸時代を舞台にした物語が始まる。
物語は武士之介(三宅弘城)という町人と、徳川家の大名の家来 人良(大倉孝二)が出会うところから始まる。
人良は参勤交代で大名行列にいたのだが、どうやら逸れてしまったらしい。
武士之介は大名行列に戻りたがっている人良を強引に引き止め、自分の思い出話を彼に語り始める。
武士之介の思い出というのは、江戸時代の話ではなく現代(令和時代)の話のようで、
エノモト(喜安浩平)、クヌギ(山西 惇)、ミタライ(峯村リエ)、ヒエダ(坂井真紀)という4人の中年と、
その担当教師だったというホウケイ(みのすけ)と名乗る老人が登場する。
4人はかつて同級生で、この辺りにタイムカプセルを埋めたらしく土を掘り始める。

江戸時代の話としては、茶屋を営む三姉妹(奥菜 恵・松永玲子・犬山イヌコ)を中心に、
悪玉菌座右衛門やケツ侍、疫病にかかったおえきが入り乱れて物語が展開していく。
客席にもスポットが当てられ、ひとりひとりの心の声をアナウンスされたり、
しまいには最前列に座ったお客さん(実は役者)が、帰る/帰らないで落武者と通路で言い合い。
とにかくナンセンスなストーリーで、意味もなくゲラゲラと笑う場面が多かった。
第一話・第二話・第三話・エピローグという構成で、一幕:1時間40分、休憩:15分、二幕:1時間20分。
合計で3時間15分だけど、まったく退屈する事なく、あっという間だった。

ちょうど良い時間なので、久しぶりに「ばん」で呑む。
まだ16時半過ぎだというのに、かなり混んでいてカウンターで呑むことに。
背後を人が通るのでちょっと落ち着かないけど、それなりに楽しむことが出来た。
18時にはおひらきにして、二次会は「たいよう」でラフテーそばを食べる。
この店も最近のお気に入り。沖縄そばは罪悪感がちょっと軽減される気がする。
19時に帰宅。そのまま寝落ちしてしまった。

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2024年2月25日 (日)

ケラリーノ・サンドロヴィッチ「KERA CROSS 5 骨と軽蔑」日比谷 シアタークリエ

今日は日比谷 シアタークリエへ、ケラリーノ・サンドロヴィッチ「KERA CROSS 5 骨と軽蔑」を観に行く。
2019年に始まった「KERA CROSS」、過去4回にわたりKERAの作品を様々な演出家の手で上演してきた。
シリーズラストの第5弾となる今回は、KERAの新作が自身の演出で上演される。
東京公演は2月23日から3月23日まで。私は3日目のソワレを観に行くことにした。
雨模様の中、千代田線で日比谷駅へ。そして12時過ぎに会場入り。
今日の席は16列4番。ステージ下手側ブロックの16列目。ちょっと遠いけど、ステージは観やすい。
客席はギッシリと埋まっている。出演者が豪華なだけあって、さすがの大人気。

第1幕が1時間35分、休憩20分、第2幕が1時間05分。KERA作品にしては短め。
出演は宮沢りえ、鈴木杏、犬山イヌコ、堀内敬子、水川あさみ、峯村リエ、小池栄子の7人のみ。
20世紀半ばの内戦が起きているある国を舞台に、小説家の姉とその妹を始めとする女性7人による会話劇。
内戦というシリアスな状況に置かれながらも、マイペースに生きる彼女たちのやり取りが連綿と繰り広げられる。
犬山さんがお客さんに話しかけたり、庭と部屋の中を使い分けている舞台を無視して会話したり、
ストーリー以外にもクスクスと笑えるところが散りばめられていて、遊び心満載という感じ。
だけど「内戦」というテーマがずっと流れていて、ゲラゲラ笑っておしまいという感じではなかった。
こうしている間にも、世界のどこかで戦争が起きている。距離が近いか遠いかという違いだけ。。。

15時半ごろ終わったので、JR高架沿いの「トロ政」で打ち上げ。
日曜日のこの時間なのに、お客さんでイッパイ。かろうじてカウンター席に滑り込む。
この店はかなりのお気に入り。料理は美味いし、いろいろな種類のレモンサワーが楽しめる。
だからまたもや長っ尻。17時過ぎにおひらきにして帰宅。

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2023年10月14日 (土)

ケムリ研究室no.3「眠くなっちゃった」世田谷パブリックシアター

今日は世田谷パブリックシアターへ、ケムリ研究室no.3「眠くなっちゃった」を観に行く。
ケラリーノ・サンドロヴィッチと緒川たまきのユニット“ケムリ研究室”の第三回公演。
10月1日から開演する予定のところ、劇場のオイル漏れによって7日マチネまで中止。
開演後わずか一週間の明日、早くも東京千穐楽を迎えるという波瀾に富んだ展開。
そんな中を無事に観ることが出来る喜びを噛みしめつつ、世田谷線に乗って三軒茶屋へ。
ちょっと早めに着いたので、あたりを散策。なんとなく昭和を感じさせる街並みに癒される。
12時45分ごろ会場入り。今日の席は1階O列12番。1階の後方だけど、ステージはよく見える。
前の席との段差がかなりあるので、どこからでも観やすそう。客席は3階席までビッシリ。

13時開演。第1幕が1時間50分、15分の休憩をはさんで、第2幕が1時間20分。
今回は“レトロフューチャー”と称し、“近未来を舞台にした大人のための寓話”をテーマに、
20世紀初頭のヨーロッパを思わせるような懐かしさと異質な未来感、
そして終末感が混在する不思議な世界の中で、恐ろしくどこか儚い人々の姿が描かれる・・・
ということだけど、いつもながら物語が何重にも折り重なって、どうにも理解できない。
それでも緒川たまき、北村有起哉、音尾琢真、奈緒、水野美紀、山内圭哉、野間口徹、
犬山イヌコ、篠井英介、木野花をはじめとする役者陣の演技についつい惹き込まれてしまう。
中でも緒川さんの大らかながらもどこか切ない表情が、この芝居を引っ張っていたような気がする。
ラストシーン、雪が降りしきる中で「眠くなっちゃった」と息を引き取る場面にはグッときた。

16時半には終わったので、栄通り商店街にある「もつ焼 よし田」で打ち上げ。
この店は何度か来ているけど、机の上のコンロでもつ焼をのんびりと焼きながら呑めるのが楽しい。
ビールから始まって、黒ホッピーで中4杯、そして焼酎ロックまで。けっこう呑んでしまった。
19時前にはおひらきにして、「OIMO」で生スイートポテトを買いつつスムージーを飲む。
すっかり大満足。帰りは京王線をうっかり乗り過ごしてしまい、新宿駅から折り返す羽目になってしまった。

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2023年3月11日 (土)

ナイロン100℃「NYLON100℃ 48th Session Don't Freak Out」下北沢 ザ・スズナリ

今日は下北沢 ザ・スズナリへ、「NYLON100℃ 48th Session Don't Freak Out」を観に行く。
結成30周年を迎えたケラリーノ・サンドロヴィッチ主宰の劇団ナイロン100℃。
1997年の「カメラ≠万年筆」「ライフ・アフター・パンク・ロック」二本立て公演から26年振りのザ・スズナリ。
下北沢が「演劇の街」と呼ばれる起源となった歴史的な小劇場でナイロン100℃を観る・・・
またとない機会にワクワクしながら、小田急線で下北沢へと向かう。
いつも通りちょっとばかり早めに行って、「disc union」で中古レコードを漁る。
石川優子の後期のアルバムを見つける。値段も手ごろで悩んだけど、今日のところはやめておく。

開演時間が近づいて来たので会場へと向かう。いつも前を通っていたけど、初めて劇場内へ。
急な階段を上るとこじんまりとしたロビー。既にみんな着席しているようで、人影はまばら。
ドア一枚を隔てて定員116名の客席。前の人の背中に膝があたりそうなぐらい、ビッシリと詰まっている。
私の席はF列12番。通路際なのでちょっと気が楽。ステージもめちゃくちゃ近くて観やすい。
ステージ前の桟敷席や通路に増設された椅子席も埋まり、なんだかものすごい雰囲気。

19時ちょうどに開演。
天皇がまだ神だった頃、姉のあめ(村岡希美)と妹のくも(松永玲子)は、脳病院を営む天房家の屋敷に
住み込み女中として働いていた。天房家はかつては長男の征太郎(みのすけ)が当主であったが、
今は次男の茂次郎(岩谷健司)が当主をつとめている。茂次郎の妻・雅代(安澤千草)、
二人の息子・清(新谷真弓)、雅代と前夫・征太郎の娘・颯子(松本まりか)と婚約者・ソネ(尾上寛之)、
屋敷には一族やその周囲の人々が出入りしている。

長い歳月天房家の家事を切り盛りしてきた女中姉妹はこの家の暗部や秘密を把握する一方で、
彼女たち自身の人生も影と秘密を抱えていた。あめは婚約者(入江雅人)との悲しい過去に囚われ、
くもは天房家と離れられぬ因縁・・・地下牢に隔離されている長男の征太郎との浅からぬ関係を持っていた。
古めかしい造りの部屋で、白塗りの顔でうごめくキャスト。観ているだけで頭がおかしくなりそう。
それぞれ抱えている秘密がすべて悪い方に転がり、最後はそれぞれに悲しい結末を迎えてしまう。
それでも姉妹は変わらず二人で寄り添い笑い合う。まるで何事もなかったかのように・・・。
(上演時間:2時間20分)

21時半ごろ劇場を出て、下北沢の街を彷徨う。だけど土曜日の下北沢は大混雑。
下北沢で呑むのはあきらめて、小田急線で参宮橋駅まで戻る。
以前から気になっていた「トリイチ」へ入ってみる。22時半閉店とのこと・・・あと40分しか無い。
それでも焼鳥やつまみをいくつか注文して、ビールと黒ホッピーを楽しむ。
ちょっとせわしない感じもしたけど、美味しかったし雰囲気も良かった。
帰りに店員さんが店の外まで出てきて、「時間がなくてすみません」と見送ってくれた。
ものすごくイイ店・・・また来よう。

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2022年11月27日 (日)

ケラリーノ・サンドロヴィッチ「KERA・MAP #010 『しびれ雲』」下北沢 本多劇場

今日は下北沢 本多劇場へ、ケラリーノ・サンドロヴィッチ「KERA・MAP #010 『しびれ雲』」を観に行く。
11月6日が初日の予定だったけど、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕延期、7公演が中止となったもの。
それでも無事に開幕して、今日を迎えることが出来る幸せ。関係者の努力には感謝するしかない。
今回はマチネにしたので、早めにお昼ごはんを食べて11時半ごろ下北沢へ。
この時間なので、まだちょっとだけ空いている街。「disk union」を覘いて時間調整。
12時10分ごろ会場入り。今日の席はO列22番。ステージ上手、ほぼ最後列のポジション。

12時半開演。物語はKERA・MAP『キネマと恋人』の舞台となった“梟島(ふくろうじま)”を舞台に描かれる。
少しとぼけた響きが微笑ましい独特な方言を持つ小さなコミュニティには、未亡人の波子(緒川たまき)や
その妹の千夏(ともさかりえ)、その夫の文吉(萩原聖人)をはじめとした人々が生活している。
そんな島に、ある日忽然と謎の男(井上芳雄)が現れて、島の人々と新たな人間関係を築いていく。
いわゆる群像劇というもの。大事件が起きるわけではないけど、それぞれに物語があり出来事がある。
クスクス笑って、ちょっとだけほろっときて・・・それが人間なんだなと思う。そんな芝居。
あいかわらずオープニングのプロジェクション・マッピングがカッコいい。それを見られるだけで、ある意味満足。
そして緒川さん、ともさかさんの演技が本当に秀逸。上手いというだけでなく、どこかイカれている感じがいい。
「ありがとさん」「ごめんちゃい」「○○だに」「○○くさった」など、独特な言い回しがなんとも言えずおもしろい。
1幕:1時間45分、休憩:15分、2幕:1時間30分。予定より少し押して、16時05分ごろ終演。

時間はまだ早いけど、お腹が空いたので下北沢で呑むことにする。
とはいえ若者で賑わうオシャレな店へ行く気はせず、「もつ焼きばん」という店を見つけて入る。
近すぎず遠すぎず、なかなかイイ感じの距離感が心地良い。つまみも庶民的で旨い。
そんなわけで安定の長っ尻。18時ごろおひらきにして帰宅。

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2022年8月21日 (日)

ケラリーノ・サンドロヴィッチ「世界は笑う」シアターコクーン

今日はシアターコクーンへ、ケラリーノ・サンドロヴィッチ「世界は笑う」を観に行く。
KERAさんとしては2017年の「陥没」以来、5年ぶりにシアターコクーンで上演する新作公演らしい。
今回の出演者は全員が主役級揃いの錚々たるメンツなので、チケットは激戦だったけど無事にゲット。
渋谷へ行くにはバス。東急百貨店経由の渋谷66系統に乗れたのでラッキー。
ちょっとだけ早めに着いたので、東急百貨店をブラブラ。ココももうすぐ無くなってしまうのか・・・。
12時40分ごろ会場入り。今日の席は1階L列24番。ステージ上手フロア後方だけど、まずまずの位置。
人気公演だけあって、客席はビッシリ超満員。圧倒的に女性の方が多いかな。

予定通り13時ちょうどに開演。
舞台は昭和32年の新宿。その一角に常打小屋を持つ軽演劇の一座「三角座」。
彦造(瀬戸康史)は「三角座」で喜劇俳優をしている弟の是也(千葉雄大)を訪ねて上京する。
劇団には、若手俳優の大和(勝地涼)や、踊り子の撫子(伊藤沙莉)、古株俳優のトーキー(ラサール石井)、
興行主の蛇之目(銀粉蝶)、貸本屋で働きながら劇団を手伝っている初子(松雪泰子)など、
たくさんの人が関わり、それぞれの思いを持って軽演劇に取り組み、いろいろな人間模様が描かれていく。
ステージセットは、戦後の色を残しながらも活気づいていた当時の新宿の街角を見事に再現している感じ。
昭和32年だからリアルには体験していないけれど、戦争の傷跡を引きずっている空気がどこか懐かしい。
いつも通りカッコいいオープニングは、ステージ上だけでなくバルコニー席まで使ったプロジェクションマッピング。

喜劇俳優から脚本家に転身したけど、薬で精神的に病んでしまう弟の是也と、
初子との恋が成就しそうでしない兄の彦造を中心に物語は展開していく。
ミュージカル調にみんなで唄い踊ったり、言葉遊び的なやり取りで笑わせたり、
KERAさん芝居を観たあとにいつも感じるモヤモヤ感もなく、全編通してすごく楽しめた。
一幕:125分、休憩:20分、二幕:80分という長丁場にも関わらず、あっと言う間という印象。
メイン以外の役者陣も、大倉孝二、緒川たまき、山内圭哉、マギー、伊勢志摩、廣川三憲、神谷圭介、
犬山イヌコ 温水洋一、山西 惇と、お馴染みのメンバーが揃っていて言う事ナシ。
前半はゲラゲラ笑って、後半は切なくて泣いた。それはお涙頂戴的なものではなく、自然な感情として。
終盤のステージセットは新宿三丁目の風景。「どん底」や「スンガリー」など、お馴染みの店名が嬉しかった。
16時45分ごろ終演。

終演後、駅前まで出て「山家」で打ち上げ。
ほど良い感じで賑わっている店内、カウンター席でビールと黒ホッピー。
いつものように長っ尻。隣に座った兄貴たちが、次々に入れ替わっていく。
このところ食べ過ぎな気がするので、今日のところはシメずに真っすぐ帰宅。
気分が良いので歩いて帰ったら、汗だくになってしまった。

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