2023年5月26日 (金)

仲井戸麗市「ついに有観客ライブ!! Soul MatesがLIVEやります。featuring 新井田耕造」南青山MANDALA

今夜は「ついに有観客ライブ!! Soul MatesがLIVEやります。featuring 新井田耕造」を配信で観る。
先月の予告通り、久しぶりの南青山MANDALAでの有観客ライブ。待ちに待った瞬間。
だけど抽選に漏れてしまったので、泣く泣く配信での参加。ちょっとばかりムムム・・・という感じ。
それでも久しぶりの“Soul Mates”にコーちゃんが加わるとなれば、楽しむしかないでしょう。

ほぼ予定通り、19時過ぎ配信開始。画面に映し出されるMANDALAの様子。
なるほどお客さんが居る。有観客ライブ・・・久しぶりに見るこの光景。
そしてSE「僕らのR&B」が流れる中、Bass:早川岳晴、Sax:梅津和時、
そしてVocal&Guitar:仲井戸"CHABO"麗市がステージに登場。
CHABOがアコースティックギターをつま弾き、「Bluse 2011」から演奏はスタート。
早川さんのアップライトベースに乗せて、梅津さんのサックスとCHABOのギターが鳴り響く。
CHABOは「3年ぶりに演るよ~。配信に慣れちゃったからイヤだな」と言いながらも嬉しそう。
「つぶやき」を演奏したところで、早川さんはプレシジョンベース、CHABOは黒のストラトを手にする。

そして「I can't turn you loose」を演奏しながら、Drums:新井田耕造をステージに呼び込む。
久々のCHABOとコーちゃんの共演。ここからは当然、RCナンバーが続いていく。
「たとえばこんなラヴ・ソング」「ボスしけてるぜ」「上を向いて歩こう」「君が僕を知ってる」・・・
予想通りの選曲は嬉しいのだけど、音のバランスがかなり悪くて、いまひとつ集中できない。。。
コーちゃんがリクエストしたという「モーニング・コールをよろしく」、そして「お墓」。ライブは続いていく。
「コロナが収束したとしても、配信という形態は続いていくとイイね」とCHABOは言い、
片山さんに捧げたナンバー「帰り道/あいつのブルース」を演奏。このメンバーでこの曲を演るとは・・・。
続いて「いい事ばかりは ありゃしない」。CHABO、梅津さん、早川さんが交互にヴォーカルをとる。
「毎日がブランニューデイ」のあと、CHABOはギターをテレキャスに持ち替え「ドカドカうるさいR&Rバンド」が始まる。
曲の後半、シャブちゃんがステージに登場。サビの部分をハンドマイクで唄う。シャブちゃんも久しぶり。
本編最後は「南行き列車」。CHABOはチェットアトキンスSST、早川さんはアップライトベースを弓で弾く。
RCナンバーで固めた今夜のライブ、最後でこの曲を演るとは・・・。CHABOの思いをヒシヒシと感じる。

本編は20時39分に終わり、20時43分からアンコールに突入。
「おまけ」でなく「アンコール」。「こういう感じも久しぶりぃ~」とCHABO。
演奏は「Fox, trot」から始まり、梅津さんヴォーカルで「多摩蘭坂」。梅津さんの唄声が沁みる。
清志郎のことを話しながら、「もう一曲、コーちゃんのリクエスト」ということで「僕とあの娘」。
続いて「ガルシアの風」。コーちゃんのドラムに乗せて、いつもとは違うレゲエタッチのアレンジ。
ここでCHABOは「俺の知り合いが観に来ているらしい」と言い、客席から竹中直人をステージに呼び込む。
照れ隠しでワチャワチャする竹中さんが可笑しい。そして「ティーンエイジャー」を、相変わらずの美声で唄う。
そしてそのまま「雨あがりの夜空に」。“正調”と言うべきバンド演奏。お客さんは総立ちで盛りあがる。
メンバーを紹介したあと、最後は新曲「Something」。CHABOの今の思いが込められた曲・・・こいつは沁みた。
スタンディング・オベーションの中、21時32分ごろ配信は終了。

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2023年4月26日 (水)

仲井戸麗市「ギャラリー会員限定! 無観客生配信トークライブ [CHABOのトーキングライブ]」南青山MANDALA

今夜は「ギャラリー会員限定! 無観客生配信トークライブ [CHABOのトーキングライブ]」を配信で観る。
コロナ禍前は月に一度のペースで行われていたCHABOのDJナイト。
洋楽は配信で流せないという制約があるけど、ファンクラブ限定のトークライブとして開催。
CHABOのおしゃべりはおもしろいので、こうして配信で観られるのは嬉しい。

19時33分配信開始。蔦に覆われたMANDALAのステージにCHABOが登場。
ステージ中央に置かれたテーブルを前に、のんびりとした雰囲気で話し出すCHABO。
今回のトークライブを開催するに至った経緯を話し、まずは一曲「春たけなわ」。
権利関係が難しいと言いつつ自分の曲はかけられるわけで、いつも通りのDJナイトという感じ。
「自分一番多感だった時期に聴いていた曲を最近はよく聴いている」等の近況を話したあと、
竹中直人監督の映画を観に行ったという話から「おいてきぼり」をアコースティックギターで弾き語る。
寄せられたチャットを読みながら話をするCHABO。ファンとの音楽談議に花が咲いているという感じ。
スライダーズのトリビュートに関する質問に答えて、CHABOがカバーした「風が強い日」をプレイ。

私からの質問に答えて、日常いつもかけているアルバムを一枚一枚丁寧に紹介して頂く。
アルバムジャケットが画面に映し出されるのだけど、プラケースにヒビが入っているものが多い・・・。
紹介しているうちにテーブルに積み重ねられていく様子を見て、さもありなんという感じで納得。
MANDALAの店長が淹れた紅茶を飲みながら、「ちょっと休憩しようか」と「Dessin vol.8」から「枯葉の径」。
チャットの質問に答えながら、好きなアルバムや音楽の話を続けるCHABO。本当に幅広く奥深い。
Jeff Beck・鮎川誠・坂本龍一など、時代の曲がり角を感じさせる話題がどうしても多くなる。
CHABOは「生歌を唄う?」と言いながら、今日は雨が降ったからと「雨に唄えば」を弾き語り。
そして浅川マキの話をしたあと、花園神社でのライブ盤から「朝日のあたる家」をかける。
麗蘭のライブ盤から「ホームストレッチ」をかけたところで、CHABOから重大発表。
5月26日にMANDALAで有観客ライブを行うとのこと。まさに「ついに!」という感じ。
嬉しいニュースの余韻に浸りながら、21時53分に配信は終了。

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2023年3月23日 (木)

仲井戸麗市「無観客生配信ライブ30 仲井戸"CHABO"麗市SOLO LIVE [COVER-SONGSを演る。]」南青山 MANDALA

今夜は「無観客生配信ライブ30 仲井戸"CHABO"麗市SOLO LIVE [COVER-SONGSを演る。]」を配信で観る。
月に一度のCHABOの配信ライブ。今回はカバー曲特集。そのためアーカイブ無しの一回コッキリ。
いつもには無い緊張感の中、準備万端整えて開始時間を待つ。

ほぼ予定通り、19時32分に配信開始。
SE「僕らのR&B」が流れる中、南青山MANDALAのステージにCHABOが登場。
一曲目は「Well, Alright」。アコースティックギターを弾きながらカバー曲を唄うCHABOを観るのは久しぶり。
「Route 66」を唄ったところでMC。「アーカイブ無しなら、配信でもカバー曲が演奏できるとわかった」と説明。
続いて「もうすぐ4月になるねぇ~」ということで「4月になれば彼女は」。ステージに飾られた花が綺麗。
時期的にWBCの話題から「愛なき世界」「デイドリーム」。このあたりの選曲はいかにもCHABOらしい。
もはやCHABOのオリジナルと言って良い「I Must Be in a Good Place Now」、その歌詞が心に沁みる。
「ピーター・バラカンが唄っているみたいだな」とCHABOは言い、「She's Got Soul」「I can feel Fire」。
リズムボックスをバックにギターをかき鳴らすCHABO、気分はすっかりRonnie Woode。

ここでCHABOはエッセイ集「一枚のレコードから」の「アクシス:ボールド・アズ・ラヴ」を朗読したあと、
Jimi Hendrixのカバーで「Little Wing」。エレキではなくアコースティックギターで聴くこの曲もまたイイ。
そして「最後の方はお客さんとイエーイエー!ってやりたいんだけど」と言ってから、Sam Cookeの「You send me」。
続いて「Bluesを演ろうかな」と「You Gotta Move」。CHABOのスライドギターが唸りをあげる。
そのままSTONESの話へと続き、Kris Kristoffersonの「Blame It On The Stones」。最後は「Satisfaction」でシメ。
Magic Samの「That's All I Need」を演奏したあと、即興で「配信ブギ」を披露。配信ライブにピッタリの曲。
それからNina Simoneのカバーで「Work Song」。CHABOが唄う「労働歌」は、妙に沁みるものがある。
Bob Dylanの「Going. Going. Gone」を唄いあげたあと、「You've Got a Friend」を演奏して21時15分に本編終了。

休憩をはさんで、21時20分からおまけのコーナーが始まる。
ステージに飾られた花についてしばらく語ったあと、本日唯一の邦楽カバーで「銀河のロマンス」。
そして“フラワーつながり”ということで、Scott McKenzieの「花のサンフランシスコ」を唄う。
ここでCHABOは「今日誕生日のキミがリクエストをくれたから」と言って「Hungry Heart」を演奏。
何を隠そう、そのリクエストを送ったのは私・・・最高の誕生日になったよ。ありがとう!CHABO。
続いて「オリジナルではないけれど」という紹介で、Beatlesのナンバーから「Till There Was You」。
12弦ギターを弾きながら「We Shall Overcome」を力強く唄ったあと、最後の曲は「Feel like Going Home」。
CHABOのライブのエンディングではお馴染みの曲、本当に本当に久しぶりに聴く。
自ら演奏するギターをバックに流して、スライドギターを弾くCHABO。いろいろな思いが駆け巡る。
こうして21時58分に配信は終了。

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2023年2月21日 (火)

仲井戸"CHABO"麗市×新谷祥子×早川岳晴 [collaboration 3人で奏でまSHOW] 南青山 MANDALA

今日は仲井戸"CHABO"麗市×新谷祥子×早川岳晴 [collaboration 3人で奏でまSHOW]を配信で観る。
今年最初のCHABOの配信ライブは、新谷さん・早川さんと一緒という珍しい組み合わせ。
いったいどんな演奏になるのか楽しみにして、準備万端整えて19時になるのを待つ。

予定通り19時ちょうどに配信開始。まずは新谷さんのステージ。
薄暗いステージに、新谷さんのマリンバの音色が響き渡る。とっても静かな幕開け。
そしてマリンバの音にそっとかぶせるように新谷さんが唄い出す。いつもながら誠実な唄声。
「配信だから演り慣れた曲を演奏すれば良いのですけど、緊張感が好きなので」と新谷さんは言い、
久しぶりに演奏する曲やステージで初めて披露する曲が中心のセットリスト。このあたりも新谷さんらしい。
ライブ後半は早川さんを迎えての演奏。新谷さんは緊張のあまり、マレットの持ち方を間違える一幕も。
それでも早川さんのウッドベースをバックに、弾き打ち唄う新谷さんは最高に輝いて見える。
最後にCHABOのカバーで「DREAMS TO REMEMBER」。インスパイアされて書いたという「忘れじの空」という
曲に続いての演奏。前回はインストでしか出来なかったと言っていたけど、今夜はしっかりと唄いきってみせた。
こうして新谷さんのステージは19時49分に終了。

そして19時51分、SE「僕らのR&B」が流れる中をCHABOがステージに登場。
アコースティックギターをかき鳴らしながら、「ねぇ、Yardbirdsの話をしよう」と唄い出す。
先日亡くなったJeff Beckを偲んでかと思いきや、唄の途中で「ヘイ!マコちゃん」と・・・。
実は鮎川さんへの思いを唄った歌なんだな。オープニングから一気に気持ちを持っていかれる。
CHABOは「じゃあ紹介しようかなぁ~」と早川さんをステージに呼び込み、ミディアムテンポで「Fox, trot」。
続いて「オ・ボ・ロ (朧)」。早川さんのウッドベースがブイブイと唸りをあげる。あいかわらず強力なサウンド。
「猫派の人、犬派の人、いろいろいると思うけど」とCHABOは言いながら「CAT WALK」。
唄い終わった後も、しばらく猫の話。猫というより、猫を飼っている人に興味があるみたい。

ここでCHABOはステージに新谷さんを呼び込む。ここからは3人での演奏。
インストナンバーで軽くセッションしたあと「Distance」。新谷さんのマリンバとパーカッション、
早川さんのアコースティックベースが加わって、CHABOの曲に新たな命を吹き込んでいく。
続いて「雪の降る街を」。吹雪の音をバックに、新谷さんの太鼓のリズムに乗って唄うCHABO。
今夜は「Dessin」シリーズからの選曲が多く、次の「yeah! yeah! yeah!」も「Dessin vol.7」のナンバー。
アップテンポのナンバーになると、新谷さんのマリンバがグッと激しさを増していく。
ここで新谷さんはひとまず退場し、再びCHABOと早川さん二人の演奏で「ボロロン」。
それから「Bluesでぶっ飛んでこう!」と唄う新曲。「祝祭」の歌詞がうまく盛り込まれている。
そしてCHABOはギターを置き、スタンドマイクで「ハレルヨ」を唄い、20時50分ごろ本編は終了。

5分ほどの休憩時間をはさんで、20時55分から演奏再開。
ここからは再び三人でのステージ。「明星もいいけど、平凡もいいなー」とCHABOは言いながら「ヘイボン」。
新谷さんは一曲通してパーカッションをプレイ。早川さんのウッドベースと共に、骨太なリズムを刻んでいる。
続いて新谷さんのヴォーカルで「風よ はこべ」。「混沌としたこの時期に、唄いたいと思いました」と新谷さん。
そしてCHABOと新谷さんのセッションでは、すっかり定番となった「BLUE MOON」。今夜は早川さんのベース入り。
「カッコいい二人の音を聴きながら演奏したいと思います」と新谷さんは言い、「果てない道」を唄う。
新谷さんの詩「未来」を朗読したあと、最後の曲は「9月の素描」。三人で奏でるこの曲は、また違った味わい。
21時31分、ちょっと唐突な感じで配信は終了。

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2023年1月21日 (土)

泉谷しげる×仲井戸麗市「ROCK & ROLL HEART アンコール公演」有楽町 I'M A SHOW

今日は有楽町 I'M A SHOWへ、泉谷しげる×仲井戸麗市「ROCK & ROLL HEART アンコール公演」を観に行く。
昨年の5月から7月にかけて行われた泉谷とCHABOの「ロックンロールハート」、まさかのアンコール公演。
半年ぶりの二人の共演、久しぶりの生CHABOということもあって、朝からウキウキソワソワ。
「I'M A SHOW」と書いて「アイマショウ」と読む会場。かなりふざけたネーミングだけど、悪くはないかな。
有楽町マリオンの別館7階。もともとは映画館だったのかな・・・曖昧な記憶だけど、来た事があるような。
エレベーターに乗って、17時20分ごろ会場入り。既に開場していて、友達と久しぶりの再会を楽しむ。
今日の席はE列19番。ステージ上手側、前から5列目。元映画館なので、段差があって観やすい。
キャパは398席とのこと。ワンフロアでこじんまりとした印象だけど、どこからも観やすくてイイかも。
客席は立ち見も含めてビッシリと満員。期待感で膨れあがっている。

予定より遅れて、18時05分ごろ開演。
SE「夏の日の恋」が流れる中、ステージ上手から泉谷、下手からCHABOがステージに登場。
まずはCHABOがギターをつま弾き、「1/2 ブルース」「ブルースを歌わないで」から演奏はスタート。
「仲井戸が曲を増やしやがって、今日は長いよ~」と泉谷が言う通り、オープニングから曲が増えている。
椅子に腰かけた泉谷がヴォーカルをとり、それにあわせてCHABOがギターを弾く“古井戸”スタイル。
CHABOは泉谷と交互にヴォーカルをとったり、コーラスをかぶせたり、二人のコンビネーションは抜群。
「里帰り」「君の便りは南風」「きらめき」といった泉谷のレパートリーは、CHABOのリクエストによるもの。
それに応えるように泉谷は丁寧に唄い、CHABOはアコースティック・ギターで大切そうにバッキングする。
“古井戸”の「落葉の上を」をはさんで、「ここで盛りあがろうか!」と泉谷が言って「キューバの唄」。
続いて泉谷の初期の名曲「春のからっ風」。CHABOのスライドギターが心地良く響く。
それから「行きずりのブルース」を演奏して、ここでひとまず泉谷は退場。

そしてここからCHABOひとりでの演奏が始まる。まずはリズムボックスをバックに「HUSTLE」。
曲が終わると、ステージサイドの泉谷から大きな掛け声がかかる。苦笑いしながらも嬉しそうなCHABO。
続いて「ガルシアの風」。前回の東京公演では唄っていたけれど、今回は「9月の素描」をバックにリーディング。
「もう一曲、ラブソング唄わせてよ」とCHABOは言い、リズムボックスに合わせて「いいぜBaby」を唄う。
CHABOは「もううるさいから呼ぶね。マイオールドフレンド、泉谷!」と言って、泉谷をステージに呼び込む。
そして「泉谷は名曲が多いけど、僕の中では断トツの名曲であります」というCHABOの紹介で「流れゆく君へ」。
「今日は長いので、皆さんのために休憩をとります!」ということで、19時25分ごろから15分間の休憩に入る。

19時45分ごろから第2部スタート。
「さぁ~お前ら覚悟しろ! ひとりでもうるさい泉谷しげるだ」と言って、泉谷ひとりのパートが始まる。
ギターをかき鳴らしながら、「カウントダウン」「すべて時代のせいにして」「彷徨/サスライ」を立て続けに唄う。
CHABOのパートもそうだったけど、選曲が大幅に変わっている。中でも「すべて時代のせいにして」が心に刺さる。
「こんなに全力でやる必要は無いんだけど、全力が気持ちいいんだよ」と言いながら唄う泉谷。
「仲井戸と一緒の宝物のようなライブ。頑張ってギターを練習しましたよ」とも言っていた。
ここで衣装替えを終えたCHABOが再びステージに登場して、ふたり揃っての演奏がスタート。
まずはCHABOのレパートリーから「アイ・アイ・アイ」「打破」「ま、いずれにせよ」とハードな曲が続く。
グイグイと突っ走る泉谷に、CHABOが若干クールなタッチで呼応していくという感じの演奏。

そしてここからはCHABOと泉谷の“ふたりLOSER”。この二人ならではの熱い展開。
「眠れない夜」から始まり、「褐色のセールスマン」「火の鳥」「国旗はためく下に」と続く。
今回は「褐色のセールスマン」が新たに追加され、「国旗はためく下に」では客席で日の丸がはためく。
このあたりから客席がワサワサし始め、我慢しきれずに立ち上がったりステージ前へ行ったりするお客さんも。
泉谷のヴォーカルを力強くサポートするCHABOのギター。激しいコードストロークと歪みを効かせたギターソロ。
「あとで盛りあがるタイミングがあるので、ちょっと落ち着いてください」と、泉谷は意外と冷静に諭す。
そしてRCのナンバーから「いい事ばかりはありゃしない」。CHABOの合図に合わせて、マスクの下でコーラス。
「最終電車で有楽町に着いた~♪」と唄うCHABOに、「近すぎないか?」とツッコミを入れる泉谷。
本編最後は「春夏秋冬」。CHABOが赤のフラットマンドリンを弾いて、“LOSER”の下山のギターを再現。
やっぱりイイ曲だなぁ~。最後は二人寄り添うようにして退場。

アンコール、再び衣装替えして登場したCHABOと、白いシャツを着たままの泉谷。
お客さんに「立て立て!」と泉谷は言い、まずは二人で「有楽町で逢いましょう」を一節。
そして始まったのは「翼なき野郎ども」。今回新たに追加されたナンバー。やっぱり名曲。
次にCHABOが「一曲だけエレキで」と言い、おもちゃのエレキギターを手に「雨あがりの夜空に」。
間奏のギターソロでCHABOはステージ前方へ。何回観てもこのシーンは興奮する。
続いて「野生のバラッド」。後半はいつものようにみんなでジャンプ! そして連続ジャンプ!
何もかも忘れてジャンプするお客さん。まるで子供みたい・・・だけどとっても楽しい。
最後の曲は「終わりをつげる」。泉谷がおだやかに唄いあげ、マスクをつけたCHABOがそっとギターを弾く。
SEが流れる中、スローモーションのように動く二人。21時25分ごろ終了。

終演後は久々の打ち上げ。
時間的に閉店している店が多くて困ったけど、「ヒノマル食堂」という店にどうにか落ち着く。
かなりガヤガヤした雰囲気で、会話がよく聞こえなかったりしたけど、久しぶりに楽しかった。
やっぱりこの感覚・・・だよね。気兼ねなく話せる関係というのは嬉しい。
電車の時間もあるので、23時過ぎにはおひらき。また会う日まで元気でね。
有楽町駅から新宿駅まで友達と一緒に帰り、地元の「磯丸水産」で二次会。
一次会であまり呑み喰い出来なかったので、じっくりと呑み直し・喰い直し。
けっきょく1時過ぎまで呑んでしまった。

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2023年1月13日 (金)

仲井戸麗市「オフィシャルFC ギャラリー Online新年会 2023 “今年もよろしく”」南青山MANDALA

夜は「仲井戸麗市オフィシャルFC ギャラリー Online新年会 2023 “今年もよろしく”」を配信で観る。
毎年恒例となっているCHABOのファンクラブの新年会。残念ながら今年もオンラインでの開催。
それでもちゃんと開催してくれるのは、ファン思いの「ギャラリー」ならでは。ありがたい。

19時02分配信開始。まずはミニ・ライブから。
南青山MANDALAのステージにCHABOが登場して、ひとしきりアコースティック・ギターをつま弾いたあと、
「あけましておめでとう~♪」の挨拶とともに「新年会 2023」のテーマを唄い出す。
「今日は家族みたいな君たちしか観ていないから、楽しくやるよ~」というCHABOの言葉が嬉しい。
CHABOは「ダーリン・ミシン」を唄ってから、清志郎が年末年始にCHABOの家に遊びに来ていたエピソードを話す。
続いて「今年は兎年だから、ウサギにちなんだ唄というわけじゃないけど」と言いながら童謡の「ふるさと」。
こういう歌を自然と唄ってしまうところが現在のCHABO。その歌詞がとっても胸に沁みる。

「新年会をどんな感じでやっていたかを思い出すために過去の映像を観た」とCHABOは言い、
2017年に演奏したという「シュビ・ドゥビ・ドゥドゥワ」を、リズムボックスをバックに演奏。
ミニ・ライブの部分は生ではなく先ほど収録されたものらしいけど、話題は昨日他界したJeff Beckの話に。
CHABOにとっては“YARDBIRDS”なのかな? 「Jeff's Boogie」をサラリと弾いたのにはビックリ。
そしてJeff Beckに捧げる形で「ボロロン」を演奏。曲調はRockではないけれど、その気持ちが伝わってきた。
年の初めだからと“麗蘭”のナンバーから「年始SONG」を唄ったあと、「Dessin Vol.7」から「ELAINA」。
最後は新年会の過去映像で唄っているのを観て、この季節に合っていると思ったという「庭」。
こうしてミニ・ライブは20時04分に終了。休憩時間に入る。

20時15分再開。休憩時間の間にチャットへ書き込まれた質問に答えるQ&Aコーナー。
CHABOはハットをかぶって黒縁のメガネをかけるという、いつものDJスタイル。
他愛もない質問(失礼!)から、核心を突く鋭い質問まで、さまざまな質問に答えていくCHABO。
今年の活動に関する複雑な思いが垣間見えるようで、ちょっと思うところがあった。
Q&Aコーナーは30分ほどで終了し、いよいよお楽しみの抽選会が始まる。
今年も豪華な景品が出ていたけど、残念ながら私はかすりもしなかった・・・残念。
「CHABO賞 Song For You」のリクエストは「夜のピクニック」。戸惑いながらも唄い切るCHABO。
最後にCHABOは「それぞれ大変だろうけど、踏ん張ってください。僕の唄からポジティブなメッセージを
感じてくれると嬉しいです」と話す。今年もよろしくお願いします、CHABO。
こうして楽しい新年会は21時27分に終了。

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2022年12月30日 (金)

麗蘭「麗蘭2022・年末ライブ配信 [Walk, Don't Run.}」南青山MANDALA

今日は「麗蘭2022・年末ライブ配信 [Walk, Don't Run.}」を配信で観る。
年末は磔磔でのライブが恒例になっていたけど、今年は南青山MANDALAからの配信ライブ。
それでも“麗蘭”3年ぶりのライブとなれば、楽しみで楽しみで仕方が無い。
というわけで準備万端整えて、ご飯を食べながらパソコン前にスタンバイ。

予定通り19時ちょうどに配信開始。インストルメンタルのナンバー「Eden.」が流れる。
配信ではお馴染みの南青山MANDALAのステージに、“麗蘭”の4人が久しぶりに勢ぞろい。
ステージ上手からBass:早川岳晴、Guitar:土屋公平、Vocal&Guitar:CHABOの並び。後方中央にDrums:JAH-RAH。
いつもとは違うポジションに戸惑いながらも、こうして4人揃った“麗蘭”を観られるのは嬉しい。
演奏は「マニフェスト」から始まって「ミッドナイト・ブギ」。公平のシャープなカッティングにCHABOのねっとりしたスライド。
「Everything Gonna Be Alright」を演奏したあと、公平がヴォーカルをとって「何はなくてもR&R」。
CHABOは年末の磔磔ライブへの自身の思いや、それを楽しみにしていたファンへの思いを話す。
「懐かしい曲を」ということで「顔」を演奏してから「清掃の唄」。終盤のアナウンスでは、赤いメガホンを使うCHABO。
今回のライブのテーマにちなんで「Walk, Don't Run」を少し演奏して、のんびりとした雰囲気で「安らぎCafe」。
このあたりのバリエーションに富んだ演奏が“麗蘭”らしくてイイ。Bluesをベースにしながら、その振り幅の大きさ。

ここでCHABOは「改めてご挨拶頂こうかな」と言って、公平に話を振る。「観てくれてサンキュー!」と応える公平。
何気ないやり取りをしながら急遽演奏してみるということで、始まったのは「あこがれの Southern Man」。
ズッシリと重たいリズム隊に、CHABOと公平のギターがからみつく。久しぶりに聴いたけど、やっぱりカッコいい。
そして公平ヴォーカルで「太陽のシェリー」。なるほど先ほどの公平紹介は、この曲に繋がるはずだったのね。
続いて「Yes We Can 2022」。歌詞にはもちろん今年起こった出来事が盛り込まれている。暮れ行く2022年・・・。
「紅 く・れ・な・い」をじっくり聴かせたあと「サフラン」。JAH-RAHはボンゴを叩き、早川さんはアップライトベースを弓で弾く。
それから毎年お馴染みの干支シリーズ。今年は寅年ということで、書き下ろしのオリジナル「Tora Tora」を披露。
そのまま続けて「ゆく歳 くる歳」。この曲を聴くと、本当に年末がやってきたという感じがするな。
そして「クソみたいな事いろいろあるけど、いい新年を迎えてくれ!」とCHABOは言い、「Get Back」で本編は終了。

ここで休憩時間に入るも、今回のライブは12月16日に収録した映像なので、ほどなくして再開。
CHABOはいつも通りに衣装替え、公平は本編と同じスーツ姿。公平にしてはちょっと珍しい雰囲気の衣装。
そして始まったのは新曲「ホームストレッチ」。「ホームストレッチ」とは「決勝線のある側の直線走路」という意味。
先日の斉藤和義とのラジオでCHABOがそう言った時すごく衝撃的だったけど、早くも曲にしてしまうとは。
「最後の力、振り絞って」という歌詞に込められたCHABOの思い・・・何とも言えない気持ちになる。
続いて再び公平のヴォーカルで「ロックとロール」、そしてロックンロールの讃美歌「R&R Hymn」。
このあたりは“麗蘭”の新たなスタンダードナンバーという感じ。その歌詞とメロディーが、心にグッと迫ってくる。
ここで公平が12弦のストラトを手に取り、CHABOが椅子に腰掛け、「Hello Good-Bye」が始まる。
過ぎ行く2022年に対する後悔、そして様々な感謝。来たる2023年に向ける希望・・・いろいろな思いが駆け巡る。
そして最後は救いの神様「ミュージック」を演奏して、ライブはフィナーレを迎える。
「R&R Tonight」が流れる中、手を振りながら立ち去るメンバー。21時15分ちょうどに配信終了。

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2022年11月11日 (金)

山口 洋×仲井戸麗市「MY LIFE IS MY MESSAGE. LIVE 2022 [keep thinking]」南青山MANDALA

今日は山口 洋×仲井戸麗市「MY LIFE IS MY MESSAGE. LIVE 2022 [keep thinking]」を配信で観る。
2011年、日本を襲った衝撃的な出来事をきっかけに始まった「MY LIFE IS MY MESSAGE.」。
いろいろな事がありつつも、毎年欠かさず行われてきた。状況は決して良くはなっていない。
それでもやり続ける意味・・・洋の思いと自分の気持ちを確かめるライブ。

19時ちょうどから配信が始まる。
まずは洋がMANDALAのステージに登場。「MY LIFE IS MY MESSAGE.」を今年もやる趣旨を説明。
演奏は「DON'T LOOK BACK」から始まって「トーキョー シティー ヒエラルキー」へと続く王道の流れ。
アコースティックギターをループ再生して、そこに歪みを効かせたギターソロをかぶせていく。
「遠い声」の間奏では、「Happy Christmas」のメロディーを弾く。なんだか気持ちがほっこりする。
「明日のために靴を磨こう」に続いて「BLIND PILOT」。あっという間に洋のステージは終了。

19時46分、「心から慕っている先輩」という洋の紹介でにCHABOがステージに登場。
百合の花をあしらった紺色のシャツを着たCHABO。フォーキーなアレンジの「荒野で」から演奏はスタート。
「11年前のあの日から、平凡な日々が特別な意味合いを持つようになったね」とCHABOは言い「Hey Bon」。
「平凡、そのありがたみ・・・」という歌詞が、現在のコロナの状況と相まって心にズシリと響く。
そして「先ほど洋と楽屋で盛りあがって話をした」というJ. J. Caleに捧げるナンバー「SONG for J. J. Cale」。
続いて、短い詩の朗読をはさんで「ランタン」。この曲を聴くのは久しぶり。更けゆく秋の夜にピッタリの選曲。
そのまま秋つながりでインストの「枯葉の径」。自ら演奏するアコースティックギターをバックに演奏。
「自分のホームタウンの事を書いて、福島の人たちに思いを寄せた」とCHABOは言い、
「マイホームタウンの夜に」を演奏して20時36分に本編は終了。休憩時間に入る。

20時41分、CHABOと洋が再びステージに登場。洋は「CHABO 72」のTシャツを着ている。
まずは「MY LIFE IS MY MESSAGE. 2022」のテーマという感じの曲を、軽快なタッチでセッション。
続いてリズムボックスをバックに「真夜中を突っ走れ!(Drive on)」。いつもとはかなり違った感じのアレンジ。
次に洋がブズーキを手に取って「新・相馬盆唄」。遠藤ミチロウの思い出を話す洋・・・その思いが伝わってくる。
「僕たちは二人ともはぐれていた・・・そんな繋がりは嫌だなぁ~」とCHABOは言って「はぐれた遠い子供達へ」。
今夜は何気にCHABOのレア曲がたくさん演奏される。このライブに込められたCHABOの気持ち。
そして洋はピアノを弾きながら「CARRY ON」を唄う。淡々と弾き語るところが、妙に心に沁みる。
「今の洋の唄は川のイメージだったので、僕もこの曲を唄います」という紹介で、CHABOは「川」を唄う。
最後は「満月の夕」でフィナーレ。ちょっと唐突な感じで21時29分に終了。

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2022年10月21日 (金)

仲井戸"CHABO"麗市 with たつのすけ「今はもう秋~配信!!」南青山MANDALA

リアルタイムでは観ることが出来なかったけど、
今日は仲井戸"CHABO"麗市 with たつのすけ「今はもう秋~配信!!」があった。
月に一度のペースで行われているCHABOの配信ライブ、今回はたつのすけと久しぶりの共演。
9日に72歳になったばかりのCHABO、どんなライブを繰り広げてくれるのか楽しみ。

19時過ぎに配信開始。
南青山MANDALAのステージにCHABOとたつのすけが登場し、まずは「風景」「Good Day」を続けて演奏。
「Good Day」の途中でギターマイクにトラブルがあったけど、テキパキと対応するマチャミさんに感心。
「2022年、ソロの配信は今月が最後」とCHABOは言い、「スケッチN.Y.'98」「サイクリング」とほのぼのした曲が続く。
リズムボックスをバックにした演奏が多いのは、“CHABO BAND”の雰囲気を出そうとしているからか?
続く「You are the sunshine (of my life)」もリズムボックスをバックに、ゆったりとした感じの演奏。
「無観客配信ライブは新鮮」と言うたつのすけに、「それは失礼だろ(笑)」とツッコミを入れるCHABO。
作りかけだった清志郎との共作を完成させたという「作りかけの歌」、二人でプレイするのはなんだか新鮮。

次もCHABOのデモ音源集「Dessin」の中から「Oldies but Goodies」とインストナンバーの「青い渚でLet's Go」。
「自分の個人史として作っている」という曲が、こうして二人で演奏されていく様子はなんだか興奮する。
ここでCHABOはJazzyな演奏に乗せて、短い詩をいくつかリーディング。CHABO自身の詩もあれば、
ラングストン・ヒューズの詩、そして野口雨情の「しゃぼん玉」まで飛び出す。どれもみなCHABOの世界。
今日のライブは生配信ではないけれど、「もうお風呂に入る時間!」と時間を気にするCHABO。
そしてテレビアニメのサントラ盤「serial experiments lain」から「lainのテーマ」「孤独のシグナル」。
これはなかなかレアな選曲。たつのすけと一緒のライブだからこそ出来る、貴重な演奏にドキドキ。
「ちょっとぶっ飛ばそうかな!」と言って「Voltage」を演奏したあと、たつのすけのアコーディオンで「LULLABY」。
そして秋にちなんで「Autumn Rain」を朗読して、しっとりとした雰囲気で本編は終了。

5分ほどの休憩時間をはさんで、おまけのコーナーに突入。
鳥の鳴き声のSEから始まったのは「Good Morning」。今回はアルバム「My R&R」からの選曲が目立つ。
たつのすけは1997年の“CHABO BAND”のツアーTシャツを着ていて、ここでCHABOへ見せながら得意顔。
まさにその頃によく演奏していたという「Song for you」。その歌詞がグッと胸に沁みてくる。
最後の曲は「風樹」。リズムボックスをバックにスライドギターを弾き、朗読ではなく唄をメインとしたアレンジ。
ギターを弾きながらバックステージへと消えていくCHABO。こうして21時25分ごろ配信は終了。

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2022年10月 9日 (日)

VA「オハラ☆ブレイク'22秋 祝!72 仲井戸"CHABO"麗市 湖畔の誕生会」猪苗代湖畔 天神浜オートキャンプ場

猪苗代湖畔 天神浜オートキャンプ場へ、「オハラ☆ブレイク'22秋」を観に行く。
正直言ってフェスは大の苦手なんだけど、今回はCHABOのバースディを祝って、
「祝!72 仲井戸"CHABO"麗市 湖畔の誕生会」が行われると聞いたら行くしかないでしょう。
というわけで8時28分東京駅発の新幹線なすのに乗って、まずは郡山駅を目指す。
1時間半ほどで到着して、磐越西線に乗り換え。1時間に1本の電車、危うく乗り間違えるところだった。
10時52分に猪苗代駅に到着。完全なる田舎駅。ちょっと歩いたところにシャトルバス乗り場が。
曇ってはいるけれど、なんとか天気は持ちそう。磐梯山が目の前にそびえ立っている。
30人ぐらい並んでいたけど、バスはすぐに来て、10分ほどで会場の天神浜オートキャンプ場に到着。
手作り感満載のディスプレイに気分があがる。展示のコテージやフードの出店が並んでいる。
しばらく歩くと、猪苗代野外音楽堂。こじんまりとしたステージにちょっと拍子抜け。
ステージ上手5列目ぐらいを確保。長丁場だからのんびりと観られればイイや。
開演までは少し時間があるので、しばらく会場内を散策。CHABOバースディ記念Tシャツも無事ゲット。
Kちゃんと合流することが出来たので、一緒に観ることにする。

開演予定時間の12時を少し過ぎたころ、奈良美智がステージに登場。
CHABOのエッセイ集「一枚のレコードから」を手に取って、「ア・ハード・デイズ・ナイト」を朗読。
本人は「専門じゃないから、うまく読めないかもしれない」と言っていたけど、気持ちが入っていて素敵だった。

そしてそのまま、おおはた雄一+細海 魚の演奏が始まる。これまで座っていたお客さんが一斉に立ち上がる。
ギターとハモンドオルガンのインストから、おおはたさんヴォーカルで一曲。とても穏やかなステージ。
「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」を唄ったあと、CHABOのナンバーから「歩く」。
オリジナルに比べてかなりゆったりとしたテンポ、フォーキーな感じのアレンジが良かった。
ここでのんちゃんが華やかな衣装でステージに登場。「I LIKE YOU」を伸びやかに唄う。
続いてCHABOのナンバーで「祝祭」。意外な選曲だけど、意外と似合っていて大盛りあがり。
声を出すことが出来たなら、「集まれ男たち~ Yeah!」と言ってあげられたのになぁ~。

続いて山口 洋+古市コータローがステージへ。セッティングと音出しから本人登場というのがおもしろい。
二人して「天国への階段」を延々と弾いて音合わせ。まるで高校生みたい・・・こういう感覚って好き。
だけど演奏が始まると、ビシッと決めるところがイイ。一曲目はコータローの唄で「そんなに悲しくなんてないのさ」。
コータローは珍しくサングラス姿。「次はCHABOさんの曲を演るんですけど、サングラスしていないと唄えない」と
いうことで「ノイローゼ・ダンシング/CHABOは不眠症」。コータローの唄も良いけど、洋のギターも良かったな。
続いて洋のヴォーカルで「トーキョー シティ ヒエラルキー」。心地よいギターの音色が、猪苗代の空に溶けていく。
「今日はひとり一曲、CHABOのナンバーを演る」という縛りがあるそうで、洋は「Old Guiter」をチョイス。
“ROCK'N'ROLL GYPSIES”の曲を何故?と思いきや、この曲はCHABOの「増えていく傷はギターだけでいい」
という言葉をモチーフに、下山 淳が歌詞を書き、洋が曲をつけ、花田裕之が唄っている・・・ということらしい。
ここで「歌姫を紹介します」とコータローが言い、神野美伽が登場。持ち歌の「人生夜汽車」を披露。
もちろん演歌なんだけど、イイものはイイ・・・なんか沁みる。それをバッキングするコータローと洋もイイ。
そして美伽さんが入院していたときにベッドで聴いていたというCHABOの「やせっぽちのブルース」を唄う。
正直言って美伽さんとCHABOとどう繋がるのだろう?と思っていたけど、それぞれの人の中にCHABOは居る。
最後は三人で「満月の夕」。大空の下で聴くこの曲は、とってもエモーショナルで素敵だった。

ここで1時間半が経過。第1部終了という感じで、ここからはソロアーティストのコーナーという趣き。
セットチェンジに時間がかかってしまい、14時過ぎに再開。ステージには曽我部恵一が登場。
「CHABOさんの曲をいくつか」と言って、まずはと“古井戸”の「さなえちゃん」「あの娘が結婚してしまう」。
そして自身が一番好きなRCのアルバム「ハートのエース」から、CHABOがヴォーカルをとる「GLORY DAY」。
ひとつひとつの歌詞を噛みしめるように唄う曽我部さん。その「好き」という思いがすごく伝わって来た。
曽我部さんは「CHABOさん、大好きだよ」と言いながら、最後に「月夜のハイウェイドライブ」を唄って終了。

入れ替わるような形でLeyonaがステージに登場。久しぶりにナマで観るLeyona、とってもイイ感じ。
まずはデビュー曲の「オレンジ」。自分でギターを弾きながら唄うところは、初めて観るかもしれない。
「緊張感が伝わってくるでしょ。足が震えているのは初めて」とLeyona。相変わらず飾らないトーク。
続いて「HOW」。「あの日のスローなバラード」という歌詞にちなんで、曲の途中に「スローバラード」を挿入。
「オハラ☆ブレイクが海外で行われて、パスポートを忘れて行けなかった」という夢を見たと話して、
Leyonaは「ガルシアの風」を弾き語る。CHABOと同じようにギターを弾き、途中でリーディングをはさむアレンジ。
かなりチャレンジングな試みだと思ったけど、気持ちがこもっていて好感が持てたな。

時間はそろそろ15時。TOSHI-LOWのステージが始まるけど、お腹が空いたのでちょっと離脱。
フードエリアには美味しそうなメニューが並んでいたけれど、Kちゃんに釣られてソーキそばをチョイス。
猪苗代湖を眺めながら食べるのは最高のひととき。肌寒いのでビールはひとまずガマンした。
遠くからTOSHI-LOWの唄声が聴こえる。「魔法を信じるかい?」から始まって「ガルシアの風」・・・また?(笑)
続いて「明日なき世界」。いかにもTOSHI-LOWらしい選曲。相変わらず熱いメッセージを感じる。
それから曽我部さんとLeyonaが加わって「ティーンエイジャー」。これを見逃したのは残念だった。

ステージ前に戻ると、セットチェンジの真っ最中・・・だというのに、TOSHI-LOWと奥田民生が何やら話している。
どうやらセットチェンジの時間を使って、二人で演奏しようということらしい。なかなかに良いアイデア。
そして「CHABOが生まれた時のみんなの気持ちを唄った歌(笑)」という紹介で“UNICORN”の「ミルク」を演奏。
続いて、“ザ・フォーク・クルセダーズ”の「悲しくてやりきれない」。これがなかなか良くて、歌詞通り胸に沁みた。
ここでTOSHI-LOWは退場し、ここからが奥田民生の本番。RCのカバーで「チャンスは今夜」と「スローバラード」。
このあたりはもはや定番という感じ。民生の声が高い空に吸い込まれていく様子は、なんとも爽快で気持ちいい。
「今日はみんなこんなにCHABOさん寄りの選曲とは思わなかった。自分の曲も演ってイイですか?」と民生。
そして“UNICORN”の「すばらしい日々」から、「充電旅」でお馴染み(?)のナンバー「さすらい」。
このシチュエーションで聴くこの唄は、反則的にたまらなくて最高だった。

そして16時15分ごろ“T字路s”のステージが始まる。
ステージ下手にBass:篠田智仁、上手にVocal&Guitar:伊東妙子。まずはオリジナル曲からスタート。
あいかわらずたえちゃんのヴォーカルはド迫力。それに呼応するように、シノちゃんのベースがブンブン唸る。
「すごいところに出番をぶっこんで頂いて、私は無いキンタマが縮みあがっております」とたえちゃん(笑)
そしてCHABOのカバー「ガルシアの風」。本日三回目・・・たえちゃんのパワフルな唄で聴くこの歌も素敵。
続いて“古井戸”の「ろくでなし」。意外な選曲とも言えるけど、たえちゃんの唄はカナヤンを彷彿とさせる。
それからオリジナル曲「これさえあれば」「泪橋」「T字路sのテーマ」を演奏して、25分ほどのステージは終了。

次は“BEGIN”。立ち上がって聴こうとするお客さんに、「まぁまぁ、座って観てください」と比嘉さん。
ゆる~い感じで始まったステージ、一曲目は「恋しくて」。久しぶりに聴いたけど、やっぱりイイ曲。たまらない。
島袋さんは「イカ天」で優勝した時のギターを使用。そんなエピソードを聞いただけで、なんだか胸が熱くなる。
続いて“古井戸”の「流浪」をカバー。ものすごくBluesyな演奏。こういう“BEGIN”もイイなぁ~。
比嘉さんは「沖縄っぽいのと、そうでないのとどっちが聴きたい?」と、お客さんに話しかける。
客席からは「沖縄!」という声が飛んでいたけど、「I shall be released」を友部正人バージョンで。
CHABOの誕生会というのを意識したのか? たまたまそういう気分だったのか?はわからないけど、
個人的には嬉しい選曲。“BEGIN”と言えば「沖縄」のイメージだけど、もともとはこういう感じだったよな。
それでも最後はやっぱり「島人ぬ宝」。もちろんこういう“BEGIN”も好きなのであります。

17時50分過ぎ、いよいよCHABOのステージが始まる。
オープニングSE「僕らのR&B」が流れる中、一度帰りかけようとするところはいつも通りのCHABO。
しばらくギターをつま弾いたあと、「Final Curve」から演奏はスタート。この感じも久しぶり。
そして「My Way」。「今日、私はハッピーバースデイ。なんと72歳」という歌詞が織り込まれる。
CHABOは「自分の事は自分でやる」と言って、「Happy Birthday to Me」と自ら誕生日を祝う。
ステージ上手にはスクリーンが設置され、そこに奈良美智のドローイングの様子が映し出される。
今日はJohn Lennonの誕生日ということもあってか、「Rock'n'Roll Music」「Oh My Love」「Hey JOHN!」と
Johnへ思いを馳せる選曲が続く。「生きていてくれたら82歳だよねー」というCHABOの言葉が沁みる。
「今日のステージはメモを取りながら観ていた」とCHABOは言い、本日出演してくれたアーティストの
ステージや選曲について丁寧にコメントしていく。そういうきめ細やかな心遣いがCHABOらしい。

CHABOはロックとの出会い、自分のこれまでの活動を振り返るようなエピソードを語る。
「そんな事を話すつもりは無かったけど、みんなの演奏を観ているうちに思い出した」とCHABO。
そして始まったのは「君が僕を知ってる」。サビはみんなで唄いたいところだけど、心の中でハミング。
続いて「The Long And Winding Road」から「Hungry Heart」。まるで過去と現在と未来をつなぐような唄。
カバー曲ではあるけれど、CHABOの意思がこもったその歌詞にグッと心が揺さぶられる。
「昨日は大変みたいだったけど、今日は夕焼け見られたのかな?とCHABOは言い、「夕焼け小焼け」を口ずさむ。
そして今日3アーティストが唄った「ガルシアの風」。「事前に打ち合わせしていないのがわかった」と笑いを誘いながら、
「みんな唄が上手いから唄いたくない」とCHABOは言ってリーディング。エンディングは今日ならではの締めくくり。
最後は「みんなは何でロックンロールに出会ったのかな?」と言って「R&R Hymn」でフィナーレ。
お得意の「後ろ髪を引かれる」ポーズでなかなか帰らないCHABOが可笑しい。

アンコール、あたりはすっかり真っ暗。振り向くとペンライトをかざしているお客さんがちらほら。
マイクのセッティングに時間がかかり、少し長めのアンコール。奈良さんもスクリーン越しに「アンコール!」の文字。
そしてまずはTOSHI-LOWがステージに上がり、CHABOから手紙をもらったというエピソードを披露。
「コンプライアンスを考えられる人間なんで中身は言わない」と言いつつ、宛名が「TOSH-LOW」だったと嘆く。
“BEGIN”を除く本日の出演者がステージに勢ぞろいして、「雨あがりの夜空に」が始まる。
のん・神野美伽・Leyonaの「オーケーCHABO!」の掛け声と共に、CHABOのおもちゃのエレキギターが唸る。
CHABOは黒いマスクをしたままギターを弾いて唄う。そしてヴォーカルは次から次へと入れ替わっていく。
ギターソロも何人かで廻す。しまいにはギターを持っていない曽我部に、CHABOがギターを貸そうとする。
神野美伽はソロでスキャット。ここまでくるとハチャメチャ・・・もうなんでも有りだけど、すごくハッピーな空間。
CHABOが今日の出演者を紹介する傍らで、TOSHI-LOWを中心に「Happy Birthday」を唄う。
エンディングSE「What A Wonderful World」が流れる中、ステージ上手の空には大輪の花火。
最後にステージで男泣きするTOSHI-LOW。その思いは充分に伝わって来たよ。
19時20分過ぎ終演。CHABOの72回目の誕生日、最高の形でお祝い出来たと思う。

気がつけば予定より1時間オーバー。帰りの時間が気になるけど、まずはビールで喉を潤す。
猪苗代湖畔まで行ってみたけど、あたりは真っ暗でちょっとビビる。晴れていたら星が綺麗だったろうな。
キャンプの人以外はすぐに帰ってしまったらしく、シャトルバス乗り場は閑散としている。
バスは5台で廻しているという話だけど、ほどなくしてバスはやってきて、10分ほどで猪苗代駅前に到着。
19時54分発の電車にギリギリ間に合わず・・・次の電車は20時45分発というのがすごい。
開き直ってあたりを散策しようと思ったけど、まわりには何もなく、ひたすらボケーっとして過ごす。
電車は4分遅れで到着。車内は閑散としている。だけど今の気分には丁度いい。旅情・・・ってな。
21時半ごろ郡山駅に到着。そのまま新幹線に乗り換えても良かったけど、郡山を探検することにする。
外はけっこうな雨。駅前の信号がなかなか変わらない。繁華街らしきアーケードをブラブラと歩く。
良さげな吞み屋もちらほらあるけど、いかんせん時間がない。あきらめて駅前の「松屋」へ。
ちょっと待たされて焦ったけど、無事に飲み喰いすることが出来て良かった。
そして22時25分発の新幹線やまびこに乗って帰る。家に着いたのは24時半ごろ。
さすがに疲れたけど、とっても楽しい大冒険だった。

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