2025年4月16日 (水)

仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time DJ」南青山MANDALA

今日は南青山MANDALAへ、仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time DJ」を観に行く。
今回は4月・5月・6月の三回行われるCHABOのDJ “Season6”、今日はその1回目。
17時に仕事を切り上げて、千代田線で表参道駅へ。18時20分過ぎに会場入り。
整理番号はA-15、ステージ下手ソファ席の真ん中あたり。DJを観るにはちょうど良いポジション。
パスタSEATにしたので、ボロネーゼと赤ワインをチョイス。なんだかシャレオツ。
客入れBGMは、Nina Cimoneの「The Essential」。

予定より遅れて、19時05分に開演。
CHABOはパナマハットをかぶってメガネをかけ、カーディガンを羽織って登場。
ステージ中央に置かれた椅子に腰かけ、積まれたCDを手に取りながらかけていく。
そしてステージ下手のスクリーンには、プレイ中のアルバムのジャケットが投影される。

OpeningSE. Hey Mr. DJ [Van Morrison]
 ⇒オープニングはもちろんこの曲。時事ネタにうるさいCHABO、いきなり「万博行った?」とポツリ。
  「先日“麗と蘭”でライブをやった。それにちなんで今回はギタリスト二人組のくくりで選んだ」とのこと。
M01. マニフェスト (we are the Lay-Run) [麗蘭]
 ⇒というわけで、まずは“麗蘭”のナンバーから。結成当時のエピソードをしばらく話す。
M02. Under My Thumb [The Rolling Stones]
 ⇒「二人組の曲をかける前に」ということで、先日共演した新谷祥子さん=マリンバつながりで。
  Stonesの事を話し出すと止まらないCHABO。ミニギターを手に取り、フレーズを弾きながら解説。
M03. アフターマス [仲井戸麗市]
 ⇒「Under My Thumb」が収録されているアルバムは「AFTER-MATH」。そのタイトルをつけたCHABOの曲。
M04. (Roamin' Thru' The Gloamin' With) 40.000 Headman [Traffic]
 ⇒ここからはテーマ通り二人組のアーティスト。まずはDave MasonとSteve Winwood。
  “古井戸”のある曲(明言はせず)のアレンジは、この曲を参考にしているらしい。
M05. Long May You Run [The Stills-Young Band]
 ⇒“麗蘭”と同様、お互いにバンドをやりながら一緒にやっている二人。歌詞を朗読してからプレイ。
M06. Apartment No.9 [New Barbarians]
 ⇒こちらも“麗蘭”と同様ということで。RonnieはFacesで、KeithはStonesという意味かな。
 ⇒ここで開始から約1時間が経過。店員さんからクッキーと紅茶が差し入れられる。
M07. It's Been A Long, Long Time [Chet Atkins & Les Paul]
 ⇒ちょっと大人のムードの二人。「公平と俺がもっと歳とったらこうなるかな」とCHABO。
M08. Moon River [Eric Clapton]
 ⇒発売早々売り切れで、なかなか手に入れられなかったというClaptonの新譜からJeff Beckと共演している曲。
  「このあと居なくなっちゃうなんて、予想していなかっただろうな」とCHABO。歌詞を朗読してからプレイ。
M09. たとえばこんなラブソング [忌野清志郎 & 仲井戸麗市]
 ⇒「ヴォーカリストだけど、ギターも大好きだった。あいつのギターはなかなかイイ」とCHABO。
M10. Stay Around a Little Longer [Buddy Guy]
 ⇒大御所 Buddy GuyとB.B.Kingの共演。二人の会話が盛り込まれている歌詞を朗読してからプレイ。
M11. Lovin' You [John Sebastian And Arlen Roth]
 ⇒「Good Time Musicの人かな」ということで、“The Lovin' Spoonful”のJohn SebastianとArlen Rothの共演。
M12. When This Old World Is Done With Me [Elton John & Brandi Carlile]
 ⇒「Youtubeを観ていたら出くわしたElton Johnの映像が良くて」とCHABO。歌詞を朗読してからプレイ。
M13. Your Song [仲井戸麗市]
 ⇒ということでElton Johnのこの曲を、ミニギターを弾きながら唄う。一瞬にして会場内がライブモードに。
M14. 魔法を信じるかい [仲井戸麗市]
 ⇒曲が流れている中、言い足りなかった事を何度か話すCHABO。21時37分ごろ終了。

晩ごはんは済ませたけど、ちょっとだけ呑みたい気分。
そんな時は代々木八幡の「アシタマ」がイイかな?と思って覗いてみたら満席。
仕方が無いのでまっすぐ帰宅。そんな夜もあるさ。

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2025年4月10日 (木)

麗と蘭「麗と蘭 FC Only Special LIVE」南青山MANDALA<Day-2>

今日は配信で「麗と蘭 FC Only Special LIVE」を観る。
南青山MANDALAでの“麗と蘭”2days、一日は現地で一日は配信でという理想のパターン。
コロナ禍を肯定するつもりは無いけど、「ライブ配信」という文化が根付いたのは良かったかも。
都合によりリアルタイムでは観られない場合でも、後からアーカイブで何回も観られるし。
というわけで今回はリアルタイムで観られなかったので、アーカイブを観ての感想を綴っていく。

昨日と同様、予定より遅れて19時05分過ぎに開演。
SEが流れる中、ステージ下手にCHABO、上手に公平がスタンバイ。画面がちょっと暗く感じる。
リズムボックスをバックに「ミッドナイト・ブギ」から演奏はスタート。続いて「待ちわびるサンセット」。
公平の12弦ギターの音色が心地良く響く。配信だと「どの曲でどのギターを使っているか」がよくわかる。
「麗蘭が初めてステージに立ったのは35年前の4月9日の新潟」という言葉に反応して、
「その時、CHABOさんが40歳、僕が30歳。それがこんなところまで来ています」と公平。
二人とも昨日より饒舌。「今日は演奏はしないでトークショーにする」と言いつつ「配信ではカットして」とも。
それから「シャスターデイジィー」「マンボのボーイフレンド」「真夜中のカウボーイ」と初期の曲が続く。
結成当時のお客さんの様子や、「アルバムなんて出す気は無かった」という当時の秘蔵話も飛び出す。
続いて公平がリードヴォーカルをとる「運」。重たいBluesに合わせて照明が落とされ、画面はますます暗くなる。

アルバム「1+1」をリリースした時、“麗と蘭”で全国を回ったという話から「おいしい水」「I'm a BAND MAN」を演奏。
ここでも公平は12弦ギターを使用。ギターのアンサンブルが素敵。そして再び公平ヴォーカルで「何はなくてもR&R」。
「セカンドアルバムから一曲ぐらい演ったほうが良いかと思って」とCHABOは言い、タイトル曲「SOSが鳴ってる」。
続いてアッパーチューンの「Blue Blue」。お客さんとのコール&レスポンスは、配信でもそれなりに聴こえるんだな。
「明日もやるぞ!」と言うCHABOに、「またやりましょう! 全国ツアーに出ましょう」と返す公平。
「公平はカラフルなイメージで、そんなイメージが“麗蘭”の中に有り続けている」とCHABOは言い、
そんなイメージの曲ということで「サフラン」。そして「Get Back」のアコースティック・バージョンで本編は終了。

今夜もちょっと長めのアンコール、計ってみたら5分ぐらい。そしてCHABOと公平が再びステージに登場。
まずは公平ヴォーカルで「Bluesイン回転木馬」。以前よりリズムが立っているように感じる。
続いて「今回のハイライトかな。こんなの演るよ!」という紹介で「がらがら へび(P.Greenに捧ぐ)」。
CHABOはチェットアトキンスSSTを使ってディストーションを効かせたギターソロ。
そして救いの神様「ミュージック」。公平は12弦ギターでリズミカルにビートを刻む。
「エミちゃんがこんなライブを企画してくれたから」とCHABOは言い、ラストは新曲「2025年 麗蘭 Anniversary Song」。
配信でじっくりと聴くと、その歌詞がより心に染み入ってくる。偶然が必然となり、35年という時が経った。
麗蘭は歳月であり、麗蘭は流れであり、麗蘭は光であり、麗蘭はレインボーである。。。
最後に「ミュージック」が流れて、21時10分ごろ配信は終了。

【セットリスト】
M01. ミッドナイト・ブギ
M02. 待ちわびるサンセット
M03. シャスターデイジィー
M04. マンボのボーイフレンド
M05. 真夜中のカウボーイ
M06. 運
M07. おいしい水
M08. I'm a BAND MAN
M09. 何はなくてもR&R
M10. SOSが鳴ってる
M11. Blue Blue
M12. サフラン
M13. Get Back
アンコール
EN1. Bluesイン回転木馬
EN2. がらがら へび(P.Greenに捧ぐ)
EN3. ミュージック
EN4. 2025年 麗蘭 Anniversary Song

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2025年4月 9日 (水)

麗と蘭「麗と蘭 FC Only Special LIVE」南青山MANDALA<Day-1>

今日は南青山MANDALAへ、「麗と蘭 FC Only Special LIVE」を観に行く。
“麗と蘭”のライブを観るのは2017年以来。もう10年近く観ていなかったのか!
なんだかんだ言っても“麗蘭”はコンスタントにやっているけど、“麗と蘭”はあまりやっていないからな。
17時過ぎには仕事を切り上げて、ちょっと早めに出かける。何事も余裕が大切だからね。
表参道の「善光寺」へ寄り道。桜の花は散り始めていたけど、それはそれで綺麗。
18時30分過ぎに会場入り。思っていたほど並んでいなくて、比較的スムーズに入場。
座席番号は100番。ステージ真正面のフロア、最後方のソファー席。柱が少し気になるけどよく見える。
本日は130人近く入っているみたい。フロアは見渡す限りギッシリ超満員。

 

予定より遅れて、19時05分過ぎに開演。
SEが流れる中、ステージ下手にCHABO、上手に公平がスタンバイ。これが“麗と蘭”なんだなぁ~。
リズムボックスをバックに「ミッドナイト・ブギ」から演奏はスタート。なんだか音がものすごくイイ。
「35年目に入ったよ。記念に古い曲を演るよ」とCHABOは言って「待ちわびるサンセット」。
それから「シャスターデイジィー」「マンボのボーイフレンド」「真夜中のカウボーイ」と初期の曲が続く。
リズムボックスと二本のギターによるシンプルな演奏が、あの頃の“麗蘭”を思い起こさせる。
メンバー紹介をはさんで、公平がリードヴォーカルをとる「運」。どっぷりとしたBluesがフロアに響き渡る。
「麗蘭を始めた時、CHABOさんが40歳、僕が30歳。それがこんな感じになっています」と公平。

 

「おいしい水」「I'm a BAND MAN」とアルバム「1+1」の曲が続いたと、公平ヴォーカルで「何はなくてもR&R」。
このところ“麗蘭”では公平のボーカル曲が増えているけど、その傾向は二人になっても同じみたい。
「30年間で3枚アルバムを出しているのかな」とCHABOは言い、セカンドアルバムからタイトル曲「SOSが鳴ってる」。
続いてアッパーチューンの「Blue Blue」。サビの部分はお客さんとのコール&レスポンスで大盛りあがり。
この感じも久しぶり。お決まりの「王!長嶋!」のくだりも、久しぶりに聞いたような気がする。
「CHABOさんと一緒に演りましょうとなる前に、文通していたんだ」と公平は懐かしそうに話す。
「公平はカラフルなイメージで、麗蘭はサイケなイメージ。僕の中にはそんなイメージがあったなぁ」とCHABO。
そんなイメージの曲「サフラン」を演奏したあと、「Get Back」のアコースティック・バージョンで本編は終了。

 

ちょっと長めのアンコールに応えて、CHABOと公平が再びステージに登場。
まずは公平ヴォーカルで「Bluesイン回転木馬」。以前よりリズムが立っているように感じた。
続いて「がらがら へび(P.Greenに捧ぐ)」。アコースティックでこの曲を演るとはビックリ!
そして救いの神様「ミュージック」。アコースティック・アレンジだけど、以前よりテンポアップしている。
これで終わりかと思いきや、ここで「2025年 麗蘭 Anniversary Song」という新曲を披露。
さすがの展開。「麗蘭という色合い、麗蘭というリズム、麗蘭というメロディー、麗蘭というミュージック。
麗蘭という日々、麗蘭という歳月、麗蘭という足跡、麗蘭という物語」という歌詞がものすごくイイ。
そして最後は「麗蘭というレインボー」で締めくくられた。四人の色が重なり合って出来たレインボー。
最後に「ミュージック」が大音量で流れる中、21時05分過ぎに終演。

 

【セットリスト】
M01. ミッドナイト・ブギ
M02. 待ちわびるサンセット
M03. シャスターデイジィー
M04. マンボのボーイフレンド
M05. 真夜中のカウボーイ
M06. 運
M07. おいしい水
M08. I'm a BAND MAN
M09. 何はなくてもR&R
M10. SOSが鳴ってる
M11. Blue Blue
M12. サフラン
M13. Get Back

 

アンコール
EN1. Bluesイン回転木馬
EN2. がらがら へび(P.Greenに捧ぐ)
EN3. ミュージック
EN4. 2025年 麗蘭 Anniversary Song

 

今夜は友達がたくさん来ていたけど、平日なので打ち上げは無し。
代々木公園駅まで戻って、「富士そば」で生ビールを呑みながらコンビーフ蕎麦を食べる。
コンビーフ蕎麦は店舗限定の新商品。コンビーフ好きにはたまらない味だった。
22時半過ぎには帰宅。今夜はちょっとイイ気分。。。

 

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2025年3月23日 (日)

仲井戸麗市×早川岳晴×新谷祥子「再び、3人で奏でまSHOW」南青山MANDALA<Day-2>

今日も南青山MANDALAへ、仲井戸麗市×早川岳晴×新谷祥子「再び、3人で奏でまSHOW」を観に行く。
昨日に続いて2日目の開催。個人的には誕生日、60代最初のライブ参加。なんともスペシャルな巡り合わせ。
15時半過ぎに家を出て、いつものように表参道駅で下車。今日も街は大賑わい。みんな何が目当てなの?
少し時間調整して、16時半過ぎに会場入り。座席番号は50。フロア後方のソファ席。
ステージと垂直に座る感じなので、ちょっと観にくい。前の人の動きに合わせてポジションを工夫しなくては。
今日はソールドアウトの表示は出ていなかったけど、椅子がビッシリと並べられていて超満員という感じ。
ステージには上手にマリンバ、中央にウッドベース、下手にマイクとギターアンプが置かれ、こちらも超満員。

予定より遅れて、17時03分ごろ開演。
まずは新谷さんのステージ。赤い衣装の新谷さん、昨日と同じなのかな。
愛おしそうにマリンバを叩き、一言づつ噛みしめながら丁寧に唄を紡いでいく。
自分の席からは新谷さんがちょうど真正面に見える。かなり観にくいけど悪くはない。
雪かきを題材にした歌、田舎の言葉で唄いたいという歌、オシロイバナの花言葉にちなんだ歌、
セットリストは昨日と同じ。MCもほぼ同じだけど、明らかに昨日より進化している。
最後は早川さんが加わり、スコットランド民謡に続いて「Feel Like Going Home」。
50分ほどで新谷さんの演奏は終了し、セットチェンジに入る。

そして17時52分過ぎからCHABOのステージ。
童謡「春が来た」が流れる中、CHABOと早川さんがステージに登場して「春かも し・れ・ん」「つぶやき」。
「Otis Reddingムードで」という紹介で「Come on now」、そしてBob Dylanのカバー「Going,Going,Gone」。
「早川と二人は嫌だから一緒にやっちゃおうかなぁ~」とCHABOは言い、新谷さんが加わって「サイクリング」。
アルバム『Experience』から「夏の夜の夢」を演奏したあと「Voltage」。今夜もまたものすごい演奏。
新谷さんはココでひとまず退場して、再びCHABOと早川さん二人での演奏となって「You Gotta Move」。
「Good Day」はオリジナル・アレンジでなく、Bluesyなニューアレンジ。続いて「アメリカンフットボール」。
Woody Guthrieの曲が流れ、本編最後は「ホーボーズララバイ」。75分ほどで終了。ちょっとだけ休憩。

19時15分ごろ、3人のジョイントステージが始まる。
CHABOは“JUN SKY WALKER(S)”の和弥からもらったというフラットマンドリンを手に取って「春たけなわ」。
いろいろな打楽器を鳴らす新谷さんに、CHABOは「変わった職業ですね・・・」と声をかける。
アンコールではCHABOの曲と新谷さんの曲を交互に演奏するのが定番。次は新谷さんの番。
「川沿いを散歩中に落ちていたCDを見つけて作った曲」という紹介で、またもや新曲「舗道のセレナーデ」。
お馴染みのセッション「BLUE MOON」は、新谷さんのマリンバがもの凄い迫力。
次は新谷さん曲。「本当は『BLUE MOON』で終わりたいんですけど」と言いながら「賢者を愛せよ」。
CHABOはディストーションを効かせたギターソロ。昨日より音が良くなっているような気がする。
最後は“おまけ”で「9月の素描」。「みんなイイ日をね! たくさんイイ日を探してくれぃ!」とCHABO。
新谷さんの「未来」が流れる中、19時55分過ぎに演奏は全て終了。

【仲井戸麗市:セットリスト】
OSE. 春が来た
M01. 春かも し・れ・ん
M02. つぶやき
M03. Come on now
M04. Going,Going,Gone
M05. サイクリング [w.新谷祥子]
M06. 夏の夜の夢 [w.新谷祥子]
M07. Voltage [w.新谷祥子]
M08. You Gotta Move
M09. Good Day
M10. アメリカンフットボール
M11. ホーボーズララバイ
アンコール
EN1. 春たけなわ [w.新谷祥子]
EN2. 舗道のセレナーデ [w.新谷祥子]
EN3. BLUE MOON [w.新谷祥子]
EN4. 賢者を愛せよ [w.新谷祥子]
EN5. 9月の素描 [w.新谷祥子]
ESE. 未来

終演後、今夜はおとなしく表参道駅から地元へ戻る。
そして代々木公園駅前の「麺屋アシタマ」で打ち上げ。60歳初のひとり呑み。
ほど良い混み具合の店内。この店のカウンターも、すっかりお気に入りの場所になった。
いろいろとつまみながら、生ビール・メガ酎ハイ・残波ロック・・・けっこう呑んだな。
シメはカレー辛麺。すっかりお腹イッパイになって、22時半ごろ帰宅。

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2025年3月22日 (土)

仲井戸麗市×早川岳晴×新谷祥子「再び、3人で奏でまSHOW」南青山MANDALA<Day-1>

今日は南青山MANDALAへ、仲井戸麗市×早川岳晴×新谷祥子「再び、3人で奏でまSHOW」を観に行く。
CHABOと新谷さんのジョイントライブはちょうど一年ぶり。今回は早川さんも加わって3人での演奏。
個人的には50代最後のライブ参加。明日は60代最初のライブ参加だし、その巡り合わせも嬉しい。
15時半過ぎに家を出て、いつものように表参道駅で下車。土曜日という事もあって街は混雑している。
少し時間調整して、16時半ごろ会場入り。今回はチケット代金が事前支払なので、並ばずスムーズに入場。
座席番号は21。番号的にどうかな?と思っていたのに、ステージ下手の最前列! ありがたい。
チケットはソールドアウトという事もあり、椅子がビッシリと並べられていて超満員という感じ。
ステージには上手にマリンバ、中央にウッドベース、下手にマイクとギターアンプが置かれ、こちらも超満員。

予定より遅れて、17時05分ごろ開演。
まずは新谷さんのステージ。赤い衣装の新谷さん、イメージによく合っている。
愛おしそうにマリンバを叩き、一言づつ噛みしめながら丁寧に唄を紡いでいく。
なんだか心が洗われるような気がする。新谷さんのステージはココが魅力。
「“3人で奏でまSHOW”なのにどうして一人で演っているの?と疑問に思うかも?」ということで、
本日は第1部が新谷さん、第2部がCHABO、第3部が三人での演奏になると説明。
雪かきを題材にした歌、田舎の言葉で唄いたいという歌、オシロイバナの花言葉にちなんだ歌、
いろいろなテーマの歌が次々と披露される。ほとんどが未発売曲・新曲というのだからスゴイ。
最後は早川さんが加わり、スコットランド民謡に続いて「Feel Like Going Home」。
「今日はオリジナルを演ります」と言いつつ、この曲を選ぶとは・・・さすが新谷さん。
50分ほどで新谷さんの演奏は終了し、セットチェンジに入る。

そして17時55分ごろ、CHABOのステージが始まる。
童謡「春が来た」が流れる中、CHABOと早川さんがステージに登場して「春かも し・れ・ん」。
続いて「つぶやき」。ちょっと重めの雰囲気でスタート。早くも早川さんのウッドベース・ソロが飛び出す。
「Otis Reddingムードで」という紹介で「Come on now」。お客さんの手拍子に乗って、演奏は一気に加速。
映画の話から「The Times They Are A-Changin'」が流れ、Bob Dylanのカバー「Going,Going,Gone」が始まる。
「だから俺は行くのさ・・・」という歌詞が、現在の自分の心境にピッタリとマッチして、思わずグッと来てしまった。

「新谷さんとちょっと演ろうかなぁ~」とCHABOは言い、新谷さんが加わって「サイクリング」。
衣装替えをして登場した新谷さん、CHABOに「服がイイ感じですね」と言われたけど確かに似合ってる。
「アルバム『Experience』をひとりで全曲演奏するライブを先日演ったので、今夜は演らない。
だけど新谷さんが来てくれているので、新谷さんが参加してくれた曲を」とCHABOは言って「夏の夜の夢」。
次の「Voltage」は最初いまひとつ三人の息が合っていないように感じたけど、曲が進むに連れてイイ感じに。
全身を使ってマリンバとパーカッションを叩く新谷さんに引っ張られて、ものすごいグルーヴを生み出している。
リズムはやはり身体全体で創るものなんだなぁ~と実感。それは人間にしか出来ないこと。
この曲で早川さんはIbanezのSRH500というフレットレスを使用。ボディがSemi-hollowでブリブリのサウンド。

新谷さんはココでひとまず退場して、再びCHABOと早川さん二人での演奏。
次の曲は「You Gotta Move」。Mississippi Fred McdoWellの唄が流れたあと、CHABOのギターからスタート。
CHABOと早川さんが交互に、そしてふたり一緒にヴォーカルをとる。早川さんのヴォーカルもすっかり板に付いた。
「Good Day」はオリジナル・アレンジでなく、Bluesyなニューアレンジで。オリジナルのほんわかとした感じとは違う。
続いて「アメリカンフットボール」。久しぶりに聴くような気がするけど、相変わらずスリリングな展開。
Woody Guthrieの曲が流れ、「今の時代はあまり無いかな」と言いながら本編最後は「ホーボーズララバイ」。
CHABOが弾くチェットアトキンスSSTの音色と、早川さんが弓で弾くウッドベースの音色が心地良い。
70分ほどでCHABOのステージは終了。ちょっとだけ休憩。

19時10分過ぎ、第3部が始まる。“新谷祥子とその手下”ということで3人がステージへ。
CHABOは“JUN SKY WALKER(S)”の和弥からもらったというフラットマンドリンを手に取って「春たけなわ」。
マリンバを叩き、いろいろな打楽器を鳴らす新谷さんに、CHABOは「忙しいね・・・」と声をかける。
アンコールではCHABOの曲と新谷さんの曲を交互に演奏するのが定番。次は新谷さんの番。
「川沿いを散歩中に落ちていたCDを見つけて作った曲」という紹介で、またもや新曲「舗道のセレナーデ」。
「もう一曲演る?」とCHABOは言い、すっかりお馴染みになっているセッション「BLUE MOON」。
新谷さんのマリンバがもの凄い迫力。早川さんのウッドベースソロがブンブンと唸る。
エンディングでは菅原都々子の「月がとっても青いから」が流れる。今夜はSEが多め。
次は新谷さん曲。「本当は『BLUE MOON』で終わりたいんですけど」と言いながら「賢者を愛せよ」。
以前演奏した時とは違うアレンジとのこと。早川さんは再びIbanezのSRH500を使用。
CHABOはディストーションを効かせたギターソロ。いつもとはちょっと違った音づくり。
「明日もあるのかぁ~二人でやっておいて」とCHABOは言い、最後は“おまけ”で「9月の素描」。
CHABOのアルペジオと新谷さんのマリンバ、CHABOの声と新谷さんの声が重なる。感情が昂る。
新谷さんの「未来」が流れる中、19時50分ごろ演奏は全て終了。

【仲井戸麗市:セットリスト】
OSE. 春が来た
M01. 春かも し・れ・ん
M02. つぶやき
M03. Come on now
M04. Going,Going,Gone
M05. サイクリング [w.新谷祥子]
M06. 夏の夜の夢 [w.新谷祥子]
M07. Voltage [w.新谷祥子]
M08. You Gotta Move
M09. Good Day
M10. アメリカンフットボール
M11. ホーボーズララバイ
アンコール
EN1. 春たけなわ [w.新谷祥子]
EN2. 舗道のセレナーデ [w.新谷祥子]
EN3. BLUE MOON [w.新谷祥子]
EN4. 賢者を愛せよ [w.新谷祥子]
EN5. 9月の素描 [w.新谷祥子]
ESE. 未来

終演後、まだ時間も早いので「ミライザカ」で打ち上げ。
いつも通りに楽しく呑み喰い。全員がバランスよく呑むので、気兼ねしなくてイイ。
おまけに「誕生日おめでとう!」と祝ってもくれて、もう感謝しかない。ありがとう!
23時前にはおひらきにして帰宅。個人的にカウントダウン開始。

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2025年3月17日 (月)

仲井戸麗市×立川直樹「『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』×立川直樹 SUPER TALK EVENT」立川 CINEMA CITY シネマ・ワン

夜になって出かける。
今日は立川 CINEMA CITY シネマ・ワンへ、
「『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』×立川直樹 SUPER TALK EVENT」を観に行く。
2月28日に公開された『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』は、ボブ・ディランの若き日を描いた伝記映画。
映画の公開に合わせて3週連続で行われる、立川直樹とゴージャスなゲストによる濃密なボブ・ディラン語り。
2週目の今夜のゲストはCHABO。このところ頻繁に共演している立川さんとのトークが楽しみ。
というわけで17時に仕事を切り上げて、京王線と南武線を乗り継いで立川駅へと向かう。
時間が時間なので、電車はとても混んでいる。特に分倍河原駅での乗り換えは地獄!
それでも18時過ぎには立川駅に到着。せっかくなので駅前の「HMV」を覘いて時間調整。
18時40分ごろ会場入り。席はB-10、最前列のド真ん中。二人の座る椅子が目の前に見えてドキドキ。

予定より少し遅れて、19時05分ごろCHABOと立川さんが登壇。
CHABOはダウンコートを着て、コーヒーを片手に登場。立川さんは相変わらず飄々としている。
映画に関する事を中心に、1960年代の音楽について語り合う二人。興味深い話がたくさん。
CHABOはまだ映画を観ていないのにもかかわらず、立川さんはネタバレ的な内容を平然と話す。
それでも立川さんは憎めない人。CHABOも苦笑しながら、熱心に耳を傾けて相槌を打つ。
トークに続いて、トートバッグやポスターが5名に当たる抽選会。CHABOがプレゼンターを務める。
奥津光洋さんの弟さんが客席に居るのを知って、CHABOは大興奮! さながら桐朋学園の同窓会。
最後にみんなで記念撮影をして、CHABOと立川さんは退場。客席から映画は一緒に観るみたい。

19時40分過ぎから映画が始まる。
物語はボブ・ディランが1961年の冬、わずか10ドルだけをポケットにニューヨークへ降り立ったところから始まる。
恋人のシルヴィや音楽上のパートナーである女性フォーク歌手のジョーン・バエズ、
そして彼の才能を認めるウディ・ガスリーやピート・シーガーら先輩ミュージシャンたちと出会ったディランは、
時代の変化に呼応するフォークミュージックシーンの中で、次第にその魅了と歌声で世間の注目を集めていく。
やがて「フォーク界のプリンス」「若者の代弁者」などと祭り上げられるようになるが、
そのことに次第に違和感を抱き、高まる名声に反して自分の進む道を思い悩む。
そして1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルでのエレクトリック・ロック・パフォーマンスで頂点を極める。

ストーリーはそんな感じだけど、この手の映画にありがちな悲壮感があまり無いのが良かった。
それに加えてディラン役のティモシー・シャラメを始めとする俳優陣の素晴らしさ。
最初はそうでもなかったけど、観ているうちに本人が演じているような錯覚を覚える。
ディランの苛立ちやピート・シーガーの良い人ぶり、ディランとジョーン・バエズとの関係。
そしてディランの恋人シルヴィがディランへの思いを断ち切るシーン・・・その表情にはグッときた。
ニューポート・フォーク・フェスティバルで周囲の反対を押し切ってロックを演奏したディラン。
その覚悟は真剣に音楽に向き合っている人にしか持てないものだよな。(上映時間:140分)

映画が終わったのは22時過ぎ。
分倍河原駅で途中下車して、「とりいちず」で打ち上げ。この店は朝4時まで営業しているらしい。
終電の時間があるのでそれほどゆっくり出来ないけど、カウンター席に座って呑み喰いする。
「とりいちず」だけに鶏料理が中心。「名古屋フェア」をやっていて、味噌カツや天むすまである。
短期に鋭く楽しんで、23時半過ぎにはおひらき。分倍河原駅23時47分発の終電に乗って帰宅。

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2025年3月13日 (木)

仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time DJ」南青山MANDALA

夜になって出かける。
今日は南青山MANDALAへ、仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time DJ」を観に行く。
今回は1月・2月・3月の三回行われるCHABOのDJ “Season5”、今日はその最終回。
17時には仕事を切り上げて、千代田線で表参道駅へ。18時20分過ぎには会場入り。
整理番号はA-13、ステージ下手ソファ席の一番端。ステージが観やすいので、この席好きだなぁ。
客入れBGMは、George Martinの「The Beatle Girls 1964-1966」。

予定より遅れて、19時05分に開演。
CHABOは麦わら帽子をかぶってメガネをかけ、カーディガンを羽織って登場。
ステージ中央に置かれた椅子に腰かけ、積まれたCDを手に取りながらかけていく。
そしてステージ下手のスクリーンには、プレイ中のアルバムのジャケットが投影される。

OpeningSE. Hey Mr. DJ [Van Morrison]
 ⇒オープニングはもちろんこの曲。前回の立川直樹さんとのDJを振り返りつつスタート。
  「今夜は昨今の身の回りの事を話しつつ、こんなの聴いているよというのをやります」とCHABO。
M01. Turning Point [David Lindley]
 ⇒YouTubeでJoan BaezとJackson Browneが共演しているのを観て、そのつながりでかけたと説明。
M02. Shakespeare Didn't Quote That [Terry Evans]
 ⇒Ry Cooderのバッキング・ヴォーカルを務めていたTerry Evans。アルバム「Blues For Thought」から。
M03. That's The Way Love Turned Out For Me [Terry Evans]
 ⇒以前この曲をバッキング・トラックに使って「バス停で待ってる」という詩を朗読していた。それを再現。
M04. Money For Nothing [Dire Straits]
 ⇒今夜も(生)おハガキを読みながら進行。「イギリス勢の曲を聴こう」と思い立ち、最近聴いているとのこと。
M05. Tom's Diner [Suzanne Vega]
 ⇒「彼女のインタビューがとても良くって。詩も上手いなぁ~」と言いつつ、歌詞を朗読してからプレイ。
M06. Streamline Woman [Muddy Waters]
 ⇒「自分の中では当たり前だと思っているから、こういう時に意外とかけていない」と言ってプレイ。
 ⇒ここで開始から約1時間が経過。店員さんからクッキーと紅茶が差し入れられる。
M07. Don't Be Cruel [Elvis Presley]
 ⇒エッセイ「だんだんわかった」の表紙の絵を描いた人と先日出会ったという話から「だんだんわかった」を朗読。
 ⇒子供の頃お世話になったクボさんからようやく返信があったという話。だけど電話はかけないと言うCHABO。
M08. ねむけざまし [仲井戸麗市]
 ⇒「春っぽいのを聴いてもらおうと思って」ということで、アルバム「Dessin vol.3 春の日和」より。
M09. Take You To The Movies Tonight [仲井戸麗市]
 ⇒(生)おハガキで「死ぬまでにもう一度聴きたい」というリクエストがあり、それに応えてギターを弾きながら生唄。
M10. Strawberry Blonde [Ron Sexsmith]
 ⇒「CHABOさんとしてはずいぶん若者。春っぽいけど歌詞には影がある」と言い、歌詞を朗読してからプレイ。
M11. Both Sides Now [Joni Mitchell]
 ⇒CHABOが大好きなJoni Mitchellが、2022年に復活した時のライブ。歌詞を朗読してからプレイ。
M12. It's All Right [Curtis Mayfield]
 ⇒最後はソウル系でポジティブに終わりたいということで“IMPRESSIONS”のセルフカバー。歌詞を朗読してからプレイ。
M13. 庭 [仲井戸麗市]
 ⇒「さっきニルスの曲を唄っちゃったからなぁ~」と言いつつ、「春っぽい曲を」ということで生演奏。
M14. CHABO Jumps again [麗蘭]
 ⇒いくつかインフォメーションをして、「今日は良かったねぇ~」と言いながら21時29分に終了。

晩ごはんは済ませたけど、代々木八幡の「アシタマ」でちょっとだけ呑む。
このところこのパターンになっているな。店内はいつも混んでいるけど、不思議と落ち着ける。
さすがにあまり食べられないので、つまみはアンパン刺しとタコピーで軽く。
ドリンクは生ビール、酎ハイ、タコハイ・・・これもまたいつものパターン。
23時にはおひらきにして帰宅。

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2025年2月26日 (水)

仲井戸麗市「仲井戸麗市ファンクラブ・ギャラリーONLY LIVE New ALBUM「Experience」を全曲演りますソロLIVE」南青山MANDALA

今日は南青山MANDALAへ、「仲井戸麗市ファンクラブ・ギャラリーONLY LIVE
New ALBUM「Experience」を全曲演りますソロLIVE」を観に行く。
昨年の12月にリリースされたCHABOのニューアルバム「Experience」。
アルバムはバンドの演奏になっているけど、今回のライブはソロで全曲演奏するという。
仕事を早めに切り上げ、いつものように表参道駅で下車して、18時30分ごろ会場へ。
チケットはソールドアウトという事もあり、予想通り入口にお客さんの列が出来ている。
座席番号は92、ステージ正面の一番奥のエリア。だけど一段高くなっているので観やすい。
今夜は立見まで出ていて、フロアは本当にギッシリと埋まっている。
ステージ後方の壁には、アルバム「Experience」のジャケットがディスプレイされている。

予定より遅れて、19時10分ごろ開演。
風の音のSEが流れる中、アコースティックギターを弾きながらCHABOがステージに登場。
演奏は「幻想の旅人の歌」から始まり、「New Morning」へと続く。どうやらアルバムの曲順通りに演るみたい。
「ホームストレッチ」のイントロでは、“Rolling Stones”の「Honky Tonk Women」のフレーズを弾く。
「Experience」というタイトルからすればとりわけ重要な意味を持つと思われる曲「新宿 Swamp」。
マチャミさんが叩くタンバリンに合わせて、ギターをかき鳴らしてソロを弾きまくるCHABO。
今夜はMCは無く、「Disc1 M4」という感じの紹介だけで、続々と演奏が続く。まさにアルバムを聴いているみたい。
「アフターマス」はソロライブでも何回か演奏されてきたけど、「yeah! yeah! yeah! の光」はライブではおそらく初めて。
曲の途中でテンポが変わり、サビの部分はお客さんと一緒に「yeah! yeah! yeah!」の大合唱。
エンディングでは“The Beatles”の「She Loves You」が流れる。「このとてつもない響き」とCHABO。
「安らぎcafe」は既にお馴染みのナンバーだけど、この流れで聴くとちょっと新鮮に感じる。
次の「夏の夜の夢」ではMarianne Faithfullの名前をしばしば口にする。「この胸のときめき」とも。

都会のノイズのSEが流れて「ブルース、ハウハウ part II」が始まる。フランジャーのかかったギターが幻想的。
間奏ではトランペットの音が重なり、演奏はよりDeepな色合いを増していく。これぞCHABOの世界。
学生運動の実況中継が流れる中、CHABOはギターをつま弾き「逃亡者 '69(ある戦士達の愛の詩)」。
オクターバーを効かせてギターソロを弾き、歌詞を噛みしめるように朗々と唄いあげるCHABO。
エンディングでは“The Everly Brothers”の「Wake Up Little Susie」が流れ、そのまま「行こう!(戦友へ)」へ。
リズムボックスに合わせて唄うCHABO。深いところにハマっていた気分が、ちょっと救われたような気がした。
「これでDisc1は終了。CD入れ替えるよ」と言って「会いたかった人」。CHABOはこの曲だけチェットアトキンスCEを使用。
それ以外の本編はYairiオンリー。それでも曲によっていろいろな表情を使い分ける。CHABOのギターはやっぱり凄い。
続いて「わらべ歌」。曲の終わりには「勝って嬉しい花いちもんめ」と、童謡「花いちもんめ」を口ずさむ。
鳥のさえずりが聞こえてきて、「最近、あまりスズメを見なくなったな」と言いながら「ジャマイカ」。
「on トランペット、渡辺隆雄!」とCHABOは紹介し、トランペットの音が流れる中を「Something」。
もともとソロで演奏していた曲が、アルバムではバンド演奏となり、その完成度は頂点を極めたように思った曲。
それをもう一度ソロで演るとどうなるかと思ったけど、これがまたもの凄くて・・・マチャミさんのトライアングルも良かった。
最後の曲は「音楽」。このところCHABOの言葉や演奏に『死』というものを個人的に感じていたけど、
それでも前向きに歩いていこうという『意思』を感じた。ありがとう、CHABO。人生の先輩。

「ひとりで演ったんだよ。もちろんボーナスも演るよ。ちょっと待っててね」とCHABOは言い、5分ほどの休憩時間。
そして再びCHABOがステージに登場。アンコールではお馴染みの麦わら帽子、赤い花が飾られている。
これまでずっと喋らなかったCHABOだけど、ここからはいつも通りの雰囲気という感じ。
CHABOはチェットアトキンスSSTを手に取り、マチャミさんのレインメーカーをバックに「Photograph」。
間奏でステージ下手に置かれたオモチャの赤いピアノを弾くCHABO。これは初めて観た。
「はやく寝たい」とCHABOは言って、チェットアトキンスCEを弾きながら「二人のシーズン」。
それからPONTAと一緒に演りたかった曲という紹介で、インストのナンバー「Memory (ballad of P)」。
ギターのコードストロークの音源をバックに、丁寧にギターをつま弾くCHABO。音色が美しい。
「みんな挑戦しようぜ!俺も挑戦したんだ」とCHABOは言い、アルバム最後の曲「LO-FU-FU」を唄う。
「紅茶にしますかと唄っていたのに。打破!なんて唄っていたのに。こんな夜にイッパツ決めてと唄っていたのに。
こんな歌を書く時まで唄っているとは思わなかった。だけど嬉しいんだ」というCHABOの言葉が沁みた。
アルバムに収録された20曲全てを唄いあげたCHABO。「おやすみ」が流れる中、21時25分ごろライブは終了。

【セットリスト】
M01. 幻想の旅人の歌
M02. New Morning
M03. ホームストレッチ
M04. 新宿 Swamp
M05. アフターマス
M06. yeah! yeah! yeah! の光
M07. 安らぎcafe
M08. 夏の夜の夢
M09. ブルース、ハウハウ part II
M10. 逃亡者 '69(ある戦士達の愛の詩)
M11. 行こう!(戦友へ)
M12. 会いたかった人
M13. わらべ歌
M14. ジャマイカ
M15. Something
M16. 音楽
アンコール
EN1. Photograph
EN2. 二人のシーズン
EN3. Memory (ballad of P)
EN4. LO-FU-FU

今夜は友達もたくさん来ていたけど、余韻を噛みしめたいので打ち上げはパス。
代々木公園駅まで戻って、駅前の「アシタマ」でひとり打ち上げ。
この店は今月3回目だっけか? 値段はちょっと高いけど、ほど良い感じで呑めるからイイ。
相変わらず混んではいるけど、カウンター席に滑り込めたのでラッキー。
お腹が空いていたので、たくさんツマミを食べてしまった。シメの辛麺までフルコース。
イイ感じだったので、ついつい長居してしまった。日付が変わるころにおひらき。

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2025年2月20日 (木)

仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time DJ」南青山MANDALA

今日は南青山MANDALAへ、仲井戸麗市「CHABOのKing Biscuit Time DJ」を観に行く。
今回は1月・2月・3月の三回行われるCHABOのDJ “Season5”、今日はその二回目。
ゲストに立川直樹さんを迎えるという事もあり、チケットはソールドアウトになっているらしい。
だから入場時に並ぶかな?と思って、18時10分過ぎに会場へ。ところが誰も並んでいない。
客席もかなり余裕があるレイアウトでちょっと拍子抜けしたけど、いつも通りの雰囲気でイイ。
今回はパスタディナーSeatにしたので、白ワインと明太子パスタをチョイス。
整理番号はA-9、ステージ正面の二列目。CHABOと正面から対峙する感じの位置。
客入れBGMはTrini Lopezの「Sinner Not A Saint The Complete King And Dra Recordings 1959-1961」。

予定より遅れて、19時04分に開演。いつもよりちょっと早め。
CHABOは麦わら帽子をかぶってメガネをかけ、ダウンコートを着て登場。いきなりの厚着(笑)
ステージ下手に置かれた椅子に腰かけ、いつものように話し始める。

OpeningSE. Hey Mr. DJ [Van Morrison]
 ⇒オープニングはもちろんこの曲。CHABOは「先輩だから失礼が無いように」と言いつつ、立川さんを呼び込む。
  立川さんはステージ上手の椅子に座り、赤ワインを呑みながら話し出す。まずは清志郎とやった番組の話題。
  変わらぬ毒舌を交えながらも、「CHABOはビートニクな人だ」と大絶賛。まんざらでもなさそうなCHABO。
M01. The House Of The Rising Sun [The Animals]
 ⇒今夜は立川さんの選曲が中心で、話の流れやその時の気分で選んでいく感じの進行。
  そのためステージ下手のスクリーンに投影される映像は、ステージ横のブースをスマホで写すスタイル。
  スタッフの早川さんがステージからCDジャケットを借りて、そこまで持っていって写し出す。なんだか大変そう。
M02. Wild Is The Wind [Nina Simone]
M03. Wild Is The Wind [David Bowie]
 ⇒Eric Burdonの話が延々と続く中、「何かかけないと・・・芸人なんだから」と立川さん。
  「Nina Simoneを聴いたことが無い人は聴いてほしい」と言い、続けてDavid Bowieがカバーしたバージョンを。
  David Bowieが来日した時のエピソードを話して、「彼は美意識が高い」とコメント。
M04. You Really Got Me [Kinks]
 ⇒自分が好きなアーティストの事を延々と話す立川さんを制して、CHABOは立川さんの高校時代の事に触れる。
  「自分とは違ってアーティスティックな不良だった」と言うCHABO。確かにいろいろな事をよく知っている。
  二人の共通項として新宿の話題。「アートシアター 新宿文化」という本をもとに、当時の話をいくつか。
  立川さんから「ここで何を選ぶか?」と言われて、「ラジオから流れてきて、“イカれてる”と思った曲」ということで。
  本当は「All Day And All Of The Night」をかけようとしたところ、こちらがかかってしまった。
 ⇒ここで開始から1時間ちょっと経過。お店のスタッフからクッキーと紅茶がCHABOに差し入れられる。
M05. Heart Of Stone [The Rolling Stones]
 ⇒「更にその回答を」ということで、立川さんが選曲。CHABOもStonesならコレをかけたなとポツリ。
  「これを10代の中頃に聴いていた僕らは幸せだな。Brian Jonesみたいになりたかった」と立川さん。
  立川さんは世界中のアーティストのお墓を巡ったことがあるそうで、Brianの墓碑銘を確認したとのこと。
 ⇒ダウンコートを着て登場したCHABOだったけど、早々にダウンコートを脱ぎ、
  グレーのボーダーのカーディガンを脱ぎ、柄物のシャツにTシャツといういつものスタイルになる。
M06. You're Under Arrest [Serge Gainsbourg]
 ⇒「僕はあまり知らないけど、立川さんの友人関係から紹介してもらおう」とCHABO。
  シャンソン系かと思いきや、ものすごくFunkyな演奏。「ジャンルは嫌い」「垣根は要らない」と立川さん。
M07. Almost Like The Blues [Leonard Cohen]
 ⇒「僕は死亡記事が好き。死亡記事は詩だなと思う。“死”を嫌なことと思わない方がイイ」と言う立川さん。
  そんな立川さんが大好きだというLeonard Cohenの曲をプレイ。CHABOも好きみたい。
  立川さんが「CHABOと一緒にポエトリーリーディングをやりたい」と言うと場内は大拍手。
 ⇒曲がかかっている途中、立川さんのところまで行って何やら耳打ちしたり、
  マイクから離れて喋ってしまう立川さんを注意したり、先輩に何かと気を遣うCHABO。
M08. My House [Lou Reed]
 ⇒「それに対する僕の回答はこれですよ」という曲をかけてくれという立川さんのリクエストに応えて。
  昨年10月のEX THEATER ROPPONGIのライブに立川さんが来られなくなったという電話をした時、
  「浮世絵の世界でなかなかの人なので」と言う立川さんに「関係ねぇーよぉーそんなの!」とCHABOは
  キレたそう。そんなCHABOを「ROCKな人だ」と認めて、立川さんは都合をつけてやって来たらしい。
  「CHABOの声で歌詞を聴きたい」と言う立川さんに応えて、CHABOは歌詞を朗読してからプレイ。
M09. Le Pollen [Pierre Barouh]
 ⇒Bob Dylanの映画「名もなき君」が公開される事に伴い、3月17日にCHABOとトークイベントをやるとのこと。
  もちろん映画を観て欲しいけど、CHABOとのトークも楽しみにしていて欲しいと立川さん。
  「自分が影響を受けたものをどのように伝えていくか?」ということで、立川さんがプロデュースしたこの曲を。
  3杯目の赤ワインを呑みほした立川さん、CHABOに「酒は吞まないの? 紅茶は禁止だよ」とプチ絡み(笑)
M10. Sing Me Back Home [Marianne Faithfull]
 ⇒桐朋学園の森井翔太郎がメジャー入りするという話から、学生時代の話で盛りあがる二人。
  「先輩はあまり居なくなってしまったけど、隣に立川さんが居てくれて嬉しい」とCHABO。
  「CHABOと逢えて良かった。何か一緒にやろう」と言う立川さんに、思わずジーンとしてしまった。
  人生の先輩の話には思うところあった。そしてその選曲は「美しい」と感じた。
  「ミスターロックンロール! 俺の大先輩、立川直樹!」とCHABOは言い、21時24分ごろ終演。

DJナイトのあとは、ひとりで余韻に浸りたい。
晩ごはんは済ませたけど、代々木八幡の「アシタマ」でちょっとだけ呑む。
この店は相変わらず混んでいるけど、その喧騒の中でぼんやりと過ごすのも悪くない。
さすがにあまり食べられないので、つまみはガツポンとタコピーで軽く。
ドリンクは生ビール、酎ハイ、タコハイ・・・けっこうしっかりと呑んだ。
23時にはおひらきにして帰宅。

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2025年2月 8日 (土)

仲井戸麗市「サイン会」タワーレコード新宿店

今日はタワーレコード新宿店で「仲井戸麗市サイン会」。
CHABOの最新アルバム「Experience」発売と、ファーストアルバム「THE仲井戸麗市BOOK」の再発記念。
11時30分集合・12時開始ということで、11時半ごろ9階のイベントスペースへ行ったら、階段には既に長蛇の列。
今回は土曜日開催ということもあってか、ものすごくたくさんの人。おそらく300人以上いたのではないか?
というわけで自分の順番をひたすら待つ。12時開始のはずだけど、列が動き始めたのは12時10分。
12時20分に8階、12時50分にようやく9階のイベントスペースに入ることが出来た。前には70人ぐらい居る。
13時10分にあと40人ぐらいになって、自分の番がまわってきたのは13時半近く。
前回の反省をふまえて、サインをしている間はあまり話しかけないようにしていたら、
CHABOから「新宿なんてあまり来ないでしょ?」と質問されてしまった。
だけど伝えたいと思っていたことは、しっかりと伝える事が出来たので良かった。
CHABOはしっかりとこちらを見て、包み込むような感じで接してくれるので、緊張するけどとっても嬉しい。
いつもなら終わるまで待つところだけど、おそらくあと1時間以上かかると思うので、今日のところは退散。

終わった後は、友達と一緒に「Kirin City」でランチ兼呑み。
今日のサイン会の事や音楽の事を話したり、所有レコードの争奪じゃんけん大会をしたり、
無邪気で楽しいひととき。こういう関係が保てるのも、CHABOと音楽のおかげだなぁ~。
16時ごろおひらきにして解散。ブラブラと歩いて17時ごろ帰宅。あぁ~いい一日だった。

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