VA「どんと20周年祭-2020 魂の成人式-」下北沢 CLUB Que
今日は下北沢 CLUB Queへ、「どんと20周年祭-2020 魂の成人式-」を観に行く。
2000年の今日、どんとがハワイで情報化してから早いものでもう20年が経つ。
自分にとってどんとは、とても大切で大きな存在。決して忘れることなんか無い。
「魂の成人式」と題された今夜のイベント、久しぶりに集まる“ボガンボローザ”も楽しみ。
15時に退社。どうしようかと思ったけど、雨が降っていたのでひとまず家に帰ってひと休み。
そして開場時間の18時15分に間に合うよう下北沢へ。18時15分とは変則的な開場時間。
予定通り開場して、整理番号49番で入場。ステージ正面の二列目をキープ。
のんびりと観ようと思っていたけど、何故かステージ前が空いていたのでそこは遠慮せず。
チケットはSOLDOUTということで、それほど広くないフロアはお客さんでギッシリ。
ステージ後方の壁にはどんとの写真。優しい笑顔でこちらを見つめている。
ほぼ予定通り、18時45分過ぎ開演。
まずは小嶋さちほがひとりステージに登場し、「どんとを20年間忘れないでいてくれてありがとう」と挨拶。
そして「どんとの唄は素晴らしいものばかりなので、若い世代に唄い継いで行って欲しい」と話す。
一番目に登場したのは“Gateballers”。ドラム、ベース、ギター、ヴォーカル&ギターの四人編成のバンド。
ドラムは久富奈良・・・言うまでもないどんとの息子ナラ。ビックリするほど表情がどんとに似ている。
まずは「でっかいうちで」「夢の中」と、“BO GUMBOS”ナンバーを二曲続けて演奏。
けっこう凝った音造りで悪くはないのだけど、ヴォーカルにやはりどんとを求めてしまう。
続いてオリジナルを二曲。なんだかとても「優しい」感じ。これが今風なのかな? 物足りなさをちょっと感じた。
二番手は“ナツノムジナ”。こちらもドラム、ベース、ギター、ヴォーカル&ギターの四人編成のバンド。
そしてこちらもドラムは久富奈良。しばらく見ないと思ったら、頑張っているんだなナラくん。
オリジナル一曲と“BO GUMBOS”のカバー「誰もいない」。オリジナルはこちらも「優しい」感じ。
ギターに繋いであるエフェクターの数が半端無くて、そこから造られるサウンドは凄いなぁ~と思った。
一方の「誰もいない」はなかなかハードなタッチで良かった。後半へ行くに連れて、昇り詰めていく感じがして。
ここまでで既に50分が経過。セットチェンジにけっこう時間がかかり、これは長丁場になりそうな予感。
そして19時40分過ぎからラキタがステージに登場。Pすけのドラムをバックにアコースティックギターで弾き語り。
ラキタ、大人になったな・・・。オリジナルの「とうめいにんげん」を唄ってから、どんとのソロ「心の中の友だち」。
ギターはちょっとおぼつかないところがあったけど、唄はほんわかと浮遊した雰囲気でイイ感じ。
続いてベースの永井利充が加わり、トリオ編成となって「あたたかい方へ」。
永井さんのベースはやはりイイ! そして永井さん、背が高い! そんなことを思っているうちに終了。
続いて20時10分過ぎから“踊ってばかりの国”の演奏が始まる。
以前から名前はよく聞いていたバンド、ドラム、ベース、ギター×2、ヴォーカル&ギターの五人編成。
バンド名からすごくFunkyなノリを想像していたのだけれど、どちらかというとサイケデリックなサウンド。
ヴォーカルがちょっとイカれてる感じで、とってもイイ味出している。けっこう好きなタイプ。
どんと関連では“ROSA LUXEMBURG”の「橋の下」、“BO GUMBOS”の「トンネルぬけて」をカバー。
バンドの音に合うように上手くアレンジされた演奏。特に「トンネルぬけて」はダブっぽい解釈。
最後にオリジナル曲を演奏して、バンドとしてしっかり存在感を示していたところはさすが。
チホさんが再びステージに登場して、“ボガンボローザ”をステージに呼び込む。
Drums:岡地曙裕、Bass:永井利充、Keyboards:Dr.kyOn、Guitar:玉城宏志に加えて、Percussion:Pすけ。
やっぱりこの顔ぶれだよなぁ~ワクワクする。「めでたいね~よくぞキャッチしたね~」と永井さん。
まずは永井さんがヴォーカルをとって「ポケットの中」。いきなり涙が出そうになるほど楽しい。
「今日は20年という大き目のページだから、みんなと一緒にめくりたい。ペローーーーン!」という
永井さんの言葉に続いて、ラキタと永井さんが交互にヴォーカルをとって「ゆ~らゆら祭りの国へ」。
そして玉城さんがギターソロから「だけどジュリー」を唄う。この人のギターもFunkyでスゴイ。
続いて「ニカラグアの星」。このあたりはすっかり玉城さんの世界。思わず身体が動いてしまう。
ここでドラムが岡地さんからナラくんに替わり、kyOnがヴォーカルで「Zulu Rice Shop」。
今夜はなかなかシブめの選曲。だけどこの曲、kyOnのキーボードが異常にカッコいい。
「ここからは皆さんの力が必要です」と永井さんが言い、「振り向かないで~ハーイハーイ♪」と合唱。
「見返り不美人」だ。みんなで「ハーイハーイ♪」と手を振る。まるであの頃に戻ったかのよう。
そして“踊ってばかりの国”のヴォーカル:下津光史がヴォーカルをとって「絶体絶命」。
かなりぶっ飛んだ雰囲気だったけど、どんとに負けないヴォーカルを聴かせてくれた。
本編最後は永井さんヴォーカルで「あこがれの地へ」。これがものすごく良かった。
永井さんのどんとに対する思いが溢れていた。寂しいけど楽しく前に進んでいこうという思い。
泣きそうになりながらサビの部分を唄っていたら、永井さんがそっとマイクを向けてくれた。
アンコールの拍手は、途中からセカンドラインの手拍子に変わる。
セカンドラインの手拍子はBo DiddleyでもなくDr.Johnでもなく、“BO GUMBOS”から教わったんだよ。
今夜久しぶりにやったけど、みんなさすがに上手いよな~。すっかり昔に戻っている感じ。
チホさんがベースを手に取り、町田 康がステージに呼び込まれて「おめでとう」が始まる。
永井さんを中心にみんなで交互にヴォーカルをとり、町田 康は歌詞をリーディングする。
どんとの「魂の成人式」。「おめでとう」としか言いようがないじゃないか・・・「おめでとう」。
そして最後は「どんとマンボ」でフィナーレ。往年のファンの皆さんもステージに上がっての大団円。
「一番悲しい日を一番楽しい日に変えてくれた。新しい船出・・・乗組員の皆さんありがとう!」とチホさん。
シメは「ボガンボラップ」、徐々にテンポアップ。最後にみんなで記念写真を撮って22時30分ごろ終了。
ひょっとしたら どんと って、そもそもこの世に居なかったんじゃないか? そんな事を思った夜・・・。
次のページへ。ペローーーーーン♪
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